Waikiki 2003
LAST UPDATE 2003-08-05
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2 入国まで

●7月23日は43時間

 日本は東経135度、ハワイは西経150度を基準に時刻が刻まれていて、
 その時差は19時間。日本の方が19時間時計の針が進んでいます。
 23日、あゆむの「お食い初め」のお祝いもすませ、関西空港を発ったのが、夜20時50分。
 7時間50分かけてホノルルに着いたのが、23日朝の9時40分。
 約8時間もいた機内で、一眠りまでしたというのに、晩から朝に戻ったんですね。
 時差のあるところへ旅すれば、当然起こることですが、やっぱり変な感じ。
 特に困るのが、カメラやビデオの日付や時刻。
 現地時間に修正するのもいいんですが、kurochanは日本時間で通すことにしています。
 特に転々と移動する場合には、その都度修正するのは面倒だし、
 いくらか撮ってから気づいて修正したりすると、整理する時に混乱するからです。
 これは、カメラの電池を入れ替えて日付が初期化された時にもよくある事。
 日割りの記録(会計簿や各種統計)などで時差をどう処理するかは、
 これはもう各自のこだわりで。

 今回の旅行では、帰国は26日から27日にかけてでしたが、
 27日は妻の誕生日。日付変更線通過のアナウンスが無かったので、
 いつのまにか誕生日を迎えていたという妻なのでありました。
 23日は、24+19=43時間でしたが、
 26日と27日は、2日あわせて、24×2−19=29時間しかありません。
 これもまた変な感じ。

●米国入国の厳しさ

 航空テロ対策で、米国の出入国の審査は、今とても厳しいです。
 スーツケースにしても、不審物が入っていると疑われると、念入りに調べられます。
 鍵がかかっていれば、こじ開けられ、文句も言えず、補償もありません。
 盗難防止に鍵をかけるか、万が一の時に鍵が壊されないようにはじめから鍵をかけないか、
 どちらかにしてくださいと空港のカウンターで言われました。
 そばにいれば立ち会って鍵を開ければいいんですが、
 今回も主役夫妻のスーツケースが念入りに調べられていました。
 義姉のお母さんは、念入りに身体検査をされていましたけどね。
 帰りなんか、乗客全員、靴まで脱がされて検査されました。
 スーツケースにつけるバンドは、目印やアクセサリーにもなるけれど、
 万が一に鍵が壊れた時に役立つので持っていると便利ですね。
 ちなみにガムテープを持っていくと、
 スーツケースの破損箇所の応急処置以外にもいろいろ使えるので便利です。

 米国への肉類・種子類などの持ち込みは厳禁で、
 申告せずに持ち込めば、最大5000ドルの罰金。
 機内食の残り物もダメと言われました。
 機内食といえば、フォークもナイフもプラスチックになっていました。
 かつてkurochanは、いろんな航空会社のフォークやナイフや、
 時にはワイングラスなんかも、こっそり持ち帰っていましたが、
 今や、プラスチックでさえ、ややこしいことはやめるべきですね。

●機内で

 入国カードや税関申告は
 ガイドブックに書き方が説明されていますので、
 別料金を払って旅行社に依頼するのは
 もったいないと思います。
 ただし、高価な「よそ行き」の指輪
 なんかを指にはめて行く時や、
 ロレックスなんかの腕時計をしている人は、
 ちゃんと申告しておかないと、
 現地での買い物と見なされて課税されかねませんよ。
 
 義姉の同僚も、
 ハワイに行こうと旅行社に問い合わせると、
 「23日はもう一杯で席をとれない」と言われた、との話を聞いていたので、
 満席の機内で、更にあゆむを膝で抱くのは、こりゃ大変だぞ!
 と覚悟していたんですが、以外や機内はがらがらで空席だらけでした。
 おかけで、ベルト着用サインが消えた後は、
 乗務員が気を利かせてくれて、別の座席にベビーベッドを取り付けてくれ、
 好きな座席を使ってもらっても結構ですよ、とのこと。
 ちなみにノースウェスト航空です。

 また、「ハワイは行きの方が楽ですよ、帰りの時差は辛いので
 お子さんの睡眠時間の調整をしてあげてください」と言われました。
 確かにそうでした。
 帰りは26日・27日とそれぞれ短くなる、という程度にしか思っていませんでしたが、
 実際は日付が変わっても1日みたいなものだし、だいたいホノルル発はまだお昼。
 機内で眠らせるのは至難の業でした。とうとう、ゆうひはほとんど寝てくれませんでした。
 機内での過ごし方については、まず子どもの睡眠リズムをよくよく考えておくべきですね。

 ホノルルが近づいた頃、前の座席の父娘も窓の外を見下ろしていたのですが、
 その娘がカメラ付き携帯でバチバチと撮影しています。
 特に離発着時の機内での電子機器の使用は、禁じられていますよね。
 携帯電話・パソコンなどは特に危険なはず。電源をちゃんと切るべきです。
 乗客・乗務員全員に危険をもたらし、機内のマナーにももとります。
 カメラ付き携帯の弊害は頻繁に報道されていますが、ここにもありました。
 たまりかねたkurochanは注意しましたが、
 彼女は座席シートに隠れて撮り続けていました。
 こうなれば、隣に座っていた父親の問題でもありますね。

 ともかく、無事にホノルルに到着した一行9名なのでありました。

旅行記