クルド人は、トルコ･シリア･イラン･イラク･アルメニアに住む少数民族で、人口は約1500〜2000万人。各国で自治を要求したり、独立運動を展開したりしています。中世の十字軍遠征時に、敵ながら尊敬に値する人物としてヨーロッパ人をうならせたサラーフ=アッディーン(サラディン)もまた、クルド人です。
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　パシュトゥン人は、アフガニスタンにおいては、人口の約４割弱を占める多数派民族で、人口は約1000万人です。パキスタンにおいては、約６割弱のパンジャーブ人に次ぐ13％の人口を占め、約2000万人になります。あわせて3000万人になりますが、いわゆる少数民族とは言えないと考えられます。

　タミル人は、スリランカの少数民族で、人口は約350万人。多数派のシンハリ(シンハラ)族と対立し分離独立を要求しています。古くはインド南部からの移民と考えられていますが、イギリスの植民地時代は紅茶・コーヒーなどのプランテーション農地へ強制移住もさせられたようです。タミル人はインド・マレーシアなどにも住んでいます。インドで、タミル語を使う言語人口は7000万人近くを数えるようですが、一般にはタミル系インド人としてスリランカのタミル人とは区別されているようです。kurochanはかつて、シンハリ族の富豪の娘である留学生の担当をしていたことがありますが、彼女はとても心優しい女性でした。彼女とのエピソードはこちら。

　ラップ人は、サーミ人ともいわれ、ノルウェーの約３万人の他、スウェーデンに１万5000人、5000人がフィンランドに約5000人、ロシアのコラ半島に約2000人がいると推定され、人口は計約５万人と考えられています。またこれらの地域をラップランド(サーミランド)。

　ということで、正解は「Ａ クルド人」です。ただし、タミル系インド人をタミル人に含めると、タミル人が一番人口が多い少数民族になるようです。