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クイズ【127】
バベルの塔
LAST UPDATE 2004-05-01

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【127】出題日時 2004年 4月24日(土)19時05分40秒
 先日亡くなったマンガ家横山さんの代表作に「バビル2世」がありますが、バビル2世が住んでいるバビルの塔とは旧約聖書にでてくるものですね。新旧バビロニア王国の首都であるバビロンに実際に巨大な塔が建っていたのかもしれません。ではその旧都バビロンは現在はなんという国に含まれるでしょうか。

正解者・・・・じゃいママ▽・。・▽さん、Kubocchannさん、ケムンパスさん →3ptゲット
(得点表)

解説と解答

 天国まで届くように巨大な塔を建設したため、神の怒りに触れ、人々は言葉の違う様々な民族に分断された、というお話が旧約聖書に出てきます。
いわゆるバベルの塔のお話です。宗教絵画の題材にもされやすいお話なので、バベルの塔の想像画をご覧になった方も多いと思います。

 さて、バベルとは古都バビロンのことで、古代メソポタミアの中心都市であった古い町です。バビロン周辺地域のことをバビロニアと呼び、ハンムラビ法典で有名な古バビロニア王国や、バビロン捕囚で有名な新バビロニア(カルディア)王国などは、このバビロンを首都とした代表的古代国家です。ちなみにメソポタミアの語源は第68問で出題しましたね。

 またバビロニア天文学といえば、古代ギリシアのタレースの日食予言にも影響を与えた、最先端の科学であったこともまた有名ですね。

 そんなふうに古代から大変栄えたメソポタミアのバビロニア地域ですが、今ではイラク中心部にあたります。今は、悲惨な境遇におかれているイラクですが、輝かしい伝統を持つ国家なんですね。というわけで正解は「イラク」です。