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2002年度奈良県外国人教育研究集会報告補助資料

【ここにハングルでのタイトル】
                (チョンサントンシン:☆☆通信)
                 (「くろちゃんからのお手紙です」改称)
  ☆☆高校在日外国人生徒通信     1998.5.20  第28号
 
【ここにハングル・中国語で挨拶】       アンニョンハセヨ!・ニィハオ!
 
 ところで、インドネシア人の女性と結婚した日本人の友達がいる。高校時代の同級生で、今は☆☆中学の教員をしている。ギターの上手な男だ。
 その彼に、5月19日、県外教(奈良県外国人教育研究会)の総会でバッタリ会った。その時は少し話しただけだったんだけど、その後でドキッとしてしまった。
 ちょうど、インドネシアはスハルト大統領退陣を求めて学生などによる暴動が起こっていることはニュースや新聞で知っていた。でも、ボクは、それを彼と結び付けることができなかった。ある人に聞くと、彼の妻のインドネシアの実家に電話がつながらないというのだ。
         *                
 インドネシアへ旅行したこともあるので、ニュースも新聞も、特に関心を持って見ていたつもりだった。でも、ボクは心のどこかで、「しょせん、ひと事」と思っていたんじゃないか。それに気づいて、娘がインドネシアに嫁いでいるという知人に、「娘さんに連絡がつきますか?」と聞いてみた。「連絡はつくけど、暴動が起こって、国軍の分裂から内乱にでもなったら、大変だ。危険だから日本に帰るなんて簡単な話ではない。今の仕事はどうなるか、身内や親戚を放っておけるのか?」というような深刻な話です。母親としてとても心配されてます。
 そんな話を聞いていて、日本の侵略で、生活を破壊され命を落し、身内と離ればなれになった朝鮮人や中国人を始めとする多くの人たち、また日本の敗戦で、祖国に帰ろうとしても、生活や身内の事を思うと帰れなかった人たちの苦しみが、やっと幾らか想像できるような気がしました。日本に渡ってこられたハルモニやハラボジなどの1世の話をしっかり聞いておかないといけない!と思います。また、「新渡日」のブラジル人やペルー人など、今その苦しみを味わっているだろう人たちの立場になってこの社会を感じ、考えなければ、とも思います。
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 「多文化共生」という言葉があるけど、聞いたことがあるかな?
 たとえば、この「日本」という国だって、「日本人」だけの、「日本文化」だけしか認めないという社会ではおかしいわけで、朝鮮人・中国人・アイヌ・ブラジル人・ペルー人・ボリビア人・・・・・・・・、いろいろな国等にルーツをもつ人々が、それぞれの民族と文化を素直に出して生活ができて、それぞれの違いをお互いが尊重しあえる社会こそが、本当に豊かな社会なんだっていうことなんだ。
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 でも人間は誰しも、自分とは違った人々と出会わなければ、自分自身についてもよく分からないし、ましてやいろんな人々の生き方があるって事も見えてこないと思うんだ。「出会い」ってやつが、人を豊かにしてくれるというワケさ。
 本当の自分を見つけるためにも、豊かな人間関係を作るためにも、やっぱ、いろんな「出会い」を大切にしなきゃなぁって思わないかい?
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 在日外国人の生活や人権について考えると、日本人のそうした「出会い」不足も問題だと思う。俺自身がそうだもの。
 そして、在日外国人同士の「出会い」の困難さも、問題だ。あれだけ、歌手やスポーツ選手に在日朝鮮人がいて毎日TVで活躍しているのに、自分の民族を表に出している人が余りに少ない。出そうとしても、プロダクションや球団が隠してしまう。それは、在日外国人にとっても、日本人にとっても不幸なことだ。
 日本の人口の1%は外国人。ということは、街ですれ違う人々も100人に1人は外国人というわけだ。見た目で「日本人と違う」と分かる外国人もいるけど、分からない外国人の方が多い。さらに、知合いになって、いろんな話をしていても分からない場合が多い。在日外国人同士が、お互いにそうと気付かずに話をしていることだってよくあるはずだ。残念なことだと思わないかい?その原因は、この国がまだ「多文化共生社会」ではないということだ。そうさせている日本人もまた損をしているのだ。
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 前号で紹介した交流会(4/26)では、在日朝鮮人の生徒、中国からの「帰国」生徒、ブラジルからの渡日生徒など、27名の生徒が☆☆高校の調理室に集まって、ワイワイと料理を作ってみんなで食べて、楽しい交流会でした。初めて参加した生徒が多かったけど、「とけ込めるかな?」って心配なんて何のその!その日の「出会い」に感激してましたよ。お次は、あ・な・た!
 都合ついたら、ぜひ一緒に行こうぜ!!          (1998.5.20)
奈良県外国人
教育研究会
(県外教)
第78回在日外国人高校生交流会
第1回在日外国人中学生交流会
 日時:1998年5月31日(日) 10:00〜
 内容:高取高校でVTRを観て、少し話し合ったりして、サイクリングで飛鳥をサイクリング〜!
 費用:要りません
★わたしたちが在日朝鮮人と呼んでいるのは、日本に在住する韓国籍・朝鮮籍日本籍をもつ朝鮮人のすべてを含んでいます。
★奈良県外国人教育研究会(県外教)は在日外国人教育をすすめるために、県内の保・幼・小・中・高の教員で構成されています。
※今後の交流会予定日・・・・6/20・7/19・8/未定・10/4・11/3・12/20・2/11・3/21
※その他・・・・6/21(日) '98なら国際こどもフォーラム・春(帝塚山高校)10:00〜
        7/3(金) 金剛山歌劇団(桜井市民会館)18:30〜
 
【ここに、ハングル・中国語、のちにポルトガル語で挨拶】             アンニョンヒ・ツァイツェン!
kurochanと学校の連絡先・・・・・省略

 last update 2002-09-18 BACK