【岩盤に掘られた途中の駅で】 |
1998年10月16日(金)[インターラーケン→ジュネーブ(230Km)→パリ] 5時50分起床,6時にモーニングコールの予定だが,なぜか電話は黙ったままだ。 『何やら不吉な予感が…』 6時07分頃に電話のコール,少し遅れたかと思いつつ電話の片側だけ上げて切ろうとすると,かすかに可愛い声が聞こえてきたので出るとKである。『ホテル側のセット忘れらしい。』 6時30分,朝食に前夜と同じ会場へ行くと「JTB」の掲示が2つのテーブルへ出ていたので,昨夜と同じ場所へ座ればいいなと思い,食事を始めたところへMさん夫婦がやってきた。そこへ,マネージャーが来て「そこは,違う。」と言っている。ところが,もうひとつのグループもボチボチやってきた。だが,マネージャーはまた「違う。」と言っている。もう一グループの1人の女性がマネージャーのところへ行って,何か言っているようだがらちが明かない。 仕方がないので,マネージャーをつかまえて | ||
「JTB,2groups.」「We
are 1group.」「They are anothergroup.」 |
【ユングフラウヨッホの頂を背に】 | ||
【展望台から見る雪原】 |
サラダがパサパサでした。水がとっても貴重なのかな?
レストランへ入って,皆さんが飲物を注文している間に,Kは従業員に水(ミネラルウォーターもあるのだがスイスの水道水は飲めるので)をピッチャーに入れて持ってくるように言っているのだが,従業員が反応しないのでマネージャーにくってかかっている。新婚B妻とKuの会話「Kさん,ひどく怒ってますね。」「そう,水を頼んだのに無視されたみたいですよ。」「それにしても,ちょっとひどいですよ。耳が聞こえないのか,英語が分からないのか?って言ってたみたいですから。」「そう,そう。」その間に,Kの食事を皿に取っといてやった,優しいKuの姿を誰も見ていなかったのだ。『まっ,いい〜か。』 まあ,何とか水を持ってきてくれて一件落着。『堪えてやってください。実は,少し貧乏なんですョ。しかし,よく切れる。』 | ||
昼食後,土産物屋で少し買い物をして米ドルで支払ったら,じいさんが1ドル余分に釣をくれた。黙っていてもいいが,こんなところで倭人の恥をさらすこともないので,「No,no.」(一瞬じいさんの顔が引きつった。)と言いながら,返してやったら,ずいぶん喜んでいた。外へ出ると,そこかしこで写真を撮っている。とも♪momちゃんが女性2人組に頼まれて写真を撮ろうとしている。撮る直前「撮りまっせ。」と言ったとき,思わず吹き出しそうになった。そのあとKuもKと一緒にとも♪momちゃんに撮ってもらった。『この写真(situation)も何故か見たような気が…』 本人は無意識に、「撮りまっせ!」なんて関西弁を使ってたんですよね〜。 |
【列車の車窓から】 | ||
【レマン湖の大噴水】 | 13時00分発の列車で,グリンデルワルトまで下る途中,とも♪momちゃんの笑い声がやたらと聞こえてくるので,そちらを見るとKと2人で何やら話し込んでいる様子である。グリンデルワルトからジュネーブまで,最後のバスの移動となった。ジュネーブ市内に入って,時間に少し余裕があるのでレマン湖畔での写真撮影をさせてくれた。 コルナバン駅へ到着し,現地ガイド[鬼瓦のような顔をしたおばはん]の案内で,スイスの出国審査場(審査なし)を通ってプラットホームへ出る。19時08分発のTGVがホームへ入ってくる。日本の新幹線電車と大きさはあまり変わりないのだが,ホームが低い分,ずいぶん大きく見える(TGVは一件電車に見えるが,新幹線と違い,編成の前後が電気機関車になっているのだ。)。席について,弁当が配られたあと,突然切れてしまった。[ブツッ] ここにしか売ってないというSWATCHを買ったら、奈良のデパートでも売ってたじゃないか! | ||
約4時間後,ホテルについてソファーのど真ん中に持っていたバッグを投げつけたら,皆引いてしまった。鍵を貰っていち早く部屋に行くが,今度は鍵が壊れている。ドアをふた蹴りしたあとフロントへ… フロントへ行くと男1人と女2人がしゃべっていたが,英語で「Excuse me.」と言うと,女2人は,そそくさとその場からいなくなってしまった。「Myroom's doorkey is broken.」「Red lamp,green lamp?」「Red lamp.」「Red lamp only?」「Yes.」しばらく,機械を通したりしていたが,「Go together.」で,一緒に部屋まで行くことになりエレベータで上がり,一番奥の部屋へ行き,鍵本体のチェックをしたあと開けてくれた。部屋に入って荷物を片付けていたが,ふと通貨交換するのを忘れたのに気付き,また1階まで降りて両替機へ50ドル紙幣を入れるがエラー表示で戻ってくる。紙幣を替えてみてもダメ。しかたなく一万円札を入れると,うまく通過した。ちょうどそこへ,Kがエレベータから出てきて「どうか,しましたか。」と言いながら近づいてきたが,「もう,さっきから踏んだり蹴ったり。」と言って,すぐに部屋に帰った。 僕らもスーツケースが開かなくなってホテルマンに助けてもらったっけ。 |
【フランス超特急TGV】 |