旧佐敷トンネル

阿蘇大橋、田原坂とともに、熊本県を代表するミステリースポットの1つですが、どんな所でしょうか?



トンネルの概要
熊本県南部にある葦北郡田浦町と同郡芦北町の境にある「旧佐敷トンネル」(延長433メートル)では、 数々の怪奇現象が起きています。
肝試しでトンネルを訪れた人が、トンネル内で行方不明になったことがあったそうです。
また、トンネル付近の道に存在しないはずの道が分かれていて、自動車がそちらに引き寄せられた結果、 崖から落ちることもあったそうです。

トンネルの歴史
旧佐敷トンネルがドイツ人技師の力を借りて開通したのは1908年(明治41年)です。
それまでは佐敷峠の急な坂を登っていったのですが、 これにより熊本(八代)方面と鹿児島(水俣)方面の往来が楽になりました。
しかし、三太郎峠は太平洋戦争後に急速に普及してきた自動車にとっては走りづらい道でした。 そこで、1956年(昭和31年)、国道3号線の三太郎峠付近の改修が始まりました。
1965年(昭和40年)、現在の佐敷トンネルが開通した結果、 幹線道路としての役割を終えました。
「芦北町史」によると、 旧トンネル南側(芦北町側)の道は1977年(昭和52年)から翌1978年(昭和53年)にかけて舗装されています。 ということは、新トンネル開通時においても舗装されていなかったということになりますが……。

旧佐敷トンネルレポート 2000年7月26日

旧佐敷トンネルレポート 2002年1月29日



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