南九州は2003年に入ってから何度か雪に見舞われています。
ここ数年は平地では雪が降らなかったのですが、今度の冬はは久しぶりの寒いそれです。 2003年の遊進団の取材は、何故か雪が積もっているときに行われています。 その責任はもちろん取材を強行する球磨川えびのにあります。 |
1月某日、球磨川えびのは熊本市に用事ができました。
ただ熊本に行くのも芸がないので、その途中にある旧佐敷トンネルに寄ってみることにしました。
決心したのは取材前日(1月28日)の夜。もちろん、メンバー全員を引き連れてです。 「まったくお前と言う奴は公私混同だな」と千賀子は呆れています。 「えびのさん、雪が降るかもしれませんので気をつけてくださいね。」とは由利子さん。 決心した時点では、雪はまだ降っていなかったのです。 「球磨川の奴、ご苦労なこって。まぁ、せいぜいがんばりな。」とは、 デストロン軍団から出向していた航空参謀・スタースクリームの台詞です。 「スタースクリーム!お前もだ!!」 「ええっ!そんな……。お許しください、メガトロン様……じゃなくて、何しやがる、球磨川!」 「お前も取材に参加だ!メガトロンとは合意済みだ!!お前も自由にこき使ってよいとな!!!」 「なにぃ!」 |
29日未明、雪が降っていなかった時刻に出発したのですが、
夜明け直前になって、熊本県との県境にある出水市で雪が激しく降り出しました。
一行は様子見もかねて24時間営業のファミレスで朝食を摂ることにしました。 雪が下の写真のように(南九州人にとっては)激しく降っていたからです。 |
窓際にある白鳥の置物のそばにいます。心なしか暖かそうです。 |
いよいよ朝食です。由利子さんは和食を希望していたのですが、洋食となりました。 ちなみにメニューは、 トースト、目玉焼き、長いソーセージ、レタスとキュウリのサラダ、ドリンクバーです。 |
佐敷太郎南側の旧道には雪が積もっているかも……と思ったのですが、路肩以外には雪が積もっていませんでした。
おかげで、無事に旧佐敷トンネルにたどり着けました。 |
上の写真からしばらく時間を置いて撮影したため、雪が降り出しました。 |
雪の上におけるメンバー一行です。 |
「おい球磨川。」 「どうしたスタースクリーム。何でこんなことやらせるんだ。」 「南九州の雪は珍しいからな。その証拠を残しとこうと思ってな。」 「この田舎者……兼、南国者!おかげで俺たちは寒い目にあってんだぞ!早くここから立ち去りたいぜ!」 |
「そこまで言うのなら、お前さんを温かい目に合わせてやろう。」 「本当か球磨川。早くしてくれ!」 このときのスタースクリームは、球磨川えびのの邪心に気がつきませんでした。 「由利子さん、ちょっと来てください。」 「なんですか、えびのさん。」と由利子さんを呼び寄せました。 二人を持ち上げると、素早く(?)隣り合わせに降ろしました。 「スタースクリーム!お色気ムンムン巨乳未亡人とのツーショットだ!!約36℃の人肌で暖めてもらえ!」 「よろしくね。スター……セイバーさん。」 「スタースクリーム……です。」 悪気のない由利子さんの笑顔に押され気味のスタースクリームです。 「あらやだ、失礼しましたわ。この前えびのさんが買ったメガSCFと混同してしまいましたわ。」 「どうしたらそうなるんですか貴女は。」 「スタースクリーム、実はオイラも『多摩川えびの』と間違えられたことがある。 あまり気にしていると体内のオイルが詰まるぞ。」 「スター……スクリームさん、早くしましょう。えびのさんも撮りたがっていますから。」 「そうですね……なんか逆に冷たくなっているような気がするのですが、気のせいですかね?」 「気のせいですよ、スタースクリームさん。」 この様子を撮影する球磨川えびのは、ほくそえんでいました。 「フフフ……。スタースクリームは気付いていないな。実は由利子さんが幽霊だということに。 そして貴様も2005年にクーデターを起こしたものの、失敗したあげく幽霊になることに。」 (空白(黒?)の部分を反転させると答が出ます) トンネルをくぐるとそこは葦北郡田浦町・幽霊坂なのですが、県立自然公園を通っています。 しかし、雪のミカン畑というのはちょっと違和感があります。 幽霊坂から平野部を見下ろしてみましたが、雪のせいでどこに建物の屋根があるのか明確であります。 写真の上には海があるのですが、これではわかりにくいですね。 この写真を撮るとすぐに、球磨川えびのは用事を済ませるべく熊本市に向かいました。 |