韓国覗き見の旅路



KAZ 2010年3月11〜13日





 ひょんなことから韓国への旅が出来ることとなり、行ってきました韓国へ。
団体旅行なので行動に制約があり、車窓見学が中心になりましたが、なかなかどうして色々と見所がありました。
覗き見た隣国を、拙い写真と併せてご紹介。


ソウルまちあるき

 旧市街(江北)の観光地ばかりですが、まちあるきも少々しております。写真を中心にご紹介。

南大門市場

 南大門の様子です。ソウル旧市街の市場として観光スポットになっている場所ですが、観光客だけでなく地元の人も結構買い物に来ている様子。露店のスナックフードが食欲をそそりますし、最近はテーブルも小奇麗にされていたりいて、市場の活気を残しつつ近代化もされているようです。  南大門市場中央にあるインフォメーションセンター。慣れない地では、有難い設備です…が、中に人が居ない(苦笑)。こういうところがケンチャナヨなのかな?

明洞

 明洞は、旧市街の中心繁華街とされるところ。雑多な商店から老舗百貨店まで、様々に揃っています。近代化以降のソウルを牽引してきた街なのでしょうか。近代建築もいくつか残っており、周囲の高層建築との対比が印象的です。

 あとソウルの街で印象的だったのは、これもそうですね。
 ソウルの街中でよく見かけた売店(Kiosk)です。形状が揃えられていて様々な業態があり、ちょっと覗きたくなるものです。雑貨やスナック類を扱う一般的な売店もあれば、写真右のような服飾雑貨を扱う出店的なものもあり、かなり楽しいです。
 売店の多くはT_moneyの使用も可能で、電子マネーの幅広い普及を感じる場面でもありました。

清渓川

 ソウルと言えば今はココ、都市内河川の復活事業であり「まちづくり」のきっかけでもある清渓川です。最近はガイドブックにも載り、ソウルの散策スポットとして定着してきているようです。
 河川の汚濁と道路空間への転用から一時暗渠化され、上部に高架道路を通していましたが、交通網の整備と高架橋の老朽化に伴い、周辺市街地の環境改善・再開発をも併せた「高架道路撤去・河川再整備」が図られ、このような姿になりました。
 清渓川の周辺は旧市街の繁華街の裏手に当たり、東大門側には市場が多く存在することから雑多な印象の市街地になっていたようです。今でも様々な小規模商店が軒を連ね、アーケード街を形成していたり専門商の集まる○○村的な商業地になっています。そこに高架道路が覆い被さっていたことから尚更雑多な印象になっていたようで、治安の面でも懸念される状況があったように聞いています。
 しかし再開発後はご覧の通り、美しい親水遊歩道が両岸・河道内に整備され、夜も美しくライトアップされ面目を一新、両岸の市街地にも小綺麗な店が出始め、市街地の再生に結びつける目的は徐々に成果を生んでいるようです。
 歩道には川にまつわる様々な情報が掲示され、旧来の構造物(朝鮮時代の洗濯場や橋脚など)の説明も為されています。また世宗路側には広場も設けられ、タッチパネルを用いた清渓川整備の意義などを説明するインフォメーション機器も置かれ、ソウル市の意気込みが感じられます。

 ネットで新聞記事などを見る限りでは、一時の人気に翳りが見え始め、周辺への波及効果も思ったほどではなかったように見受けられますが、これからどう変貌していくのか楽しみなエリアになっています。

 清渓川の周辺の市場と言えば…

広蔵市場

 一世代前のメインストリートだった鐘路と清渓川に挟まれたエリアに拡がる、ソウル最古かつ最大の市場だそうです。夕方から深夜にかけては飲食の屋台が多く出現し、老若男女問わず歓談し、様々な料理や酒を楽しんでいます。店頭では生の食材も扱われており、日本では規制されそうな状況ですが、こういうトコロで食べるのは、やっぱり美味しいんですよね。雰囲気もスパイスのひとつです。韓国のパワーを感じる一面でもありました。



 そんなこんなで、見たままの韓国旅行記をば。なかなかに見所のある、楽しい国でした。
 今度はきちんと時間を取って、都市政策や交通改革を検証してみたいですね。

トップページへ
前ページへ戻る