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電気街へ行こう! |
ご主人様のお出迎え
2006年8月18日
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御茶ノ水で降りればオノデン坊や。
秋葉原で降りればサトームセンの豹が迎えてくれる。
電車で行けば必ず電気屋さんのマスコットが迎えてくれる秋葉原の街。
でも今日俺を迎えてくれたのはメイドさんでした。
九州に引っ越したため、そう易々とは秋葉原に行けなくなってしまったので盆帰りの機会に「メイド喫茶」へ行きました。
4年前には行けなかったこのメイド喫茶。
あきば通(無料のチラシ)のMAPによれば秋葉原には今では25店舗ほどメイド喫茶が存在するようです。
うん。多すぎ。
秋葉原は競争率高くても生き残れる街なのか・・・。
電気屋も似たようなお店がいくつもあったりするし。
謎です。
滞在初日は俺がヘタレで店には入れず。
4年経とうがソバ屋より入りづらいのは変わりません。
この日はふらふらと風景の変わり具合を見て回って終わり。
気になったのが歩き煙草をする人に外国人が目立ったこと。
日本人の方は以前の取り締まり(その場で2万円の罰金徴収)の経験からか全くいませんでした。
ビラ配ってるチャイナだかどこかの国も秋葉原に腰据えるなら見習って欲しい。
(とはいえ道端に吸殻が結構落ちていた。日本人でも観光客が多いのかもしれない)
滞在2日目。
意を決して入店を決意。
店はなぜか雑居ビルの2,3階にあるところが多く、探すのに上を見る必要がある。
とりあえず目に付いた店は片っ端から入ってみることにした。
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■1店目 AKIBA in ”cos-cha”(HP)
ビラも配っていたこのお店。駅からも遠く電気街も終わろうかという場所にあった。
看板も出ていたがやはり分かりづらい・・・。
入店してみると内装は割と普通で、なぜか学校で使う机と椅子があった。
特別席か何なのか分からないけど、女性2人組が座っていた。
そして俺は別の席にご案内。(いや、いいけど)
席についてサラリとメニューを眺めて、無難なところでコーヒーとホットケーキを頼む。
跪いてオーダーを取っていたのが印象的でした。
入店時はお決まりの「お帰りなさいませ、ご主人様」をちゃんと言ってくれたが、ニュアンスというか声のトーンが「いらっしゃいませ、お客様」と全く変わらない。
少し期待を裏切られた感がする。
店は小さいビルの一室なので当然狭い。
客席は50cm間隔くらいで並べられ、喫煙・禁煙の席は一応分けられていたものの区切りとかそういうのは一切無し。
(区切る隙間もないという感じ)
ホールにいたメイドは2人。
客は入店時には2,3組だったが、5分間隔くらいで入店してくるので客は多い様子。
やはり2,3人で連れ立って来る客が多かった。
時期が時期だけに「名物」見たさの観光客っぽい客も何人か。
頼んだホットケーキが運ばれてくると思わず顔が引きつる。
生クリーム・・・。
コーヒーで流し込み、休憩を2回挟んでなんとか完食するも、コーンフレークが少し残った皿を見ると軽い吐き気が・・・。
清潔感溢れる店内に汚物を撒き散らしてはいけないので早々に退散することに。
出る時は当然「いってらっしゃいませ、ご主人様」だった。
<釣果>
アイスコーヒー ・・・ 550円
ホットケーキ ・・・ 780円
・ワンドリンク制。
・店員を気にしなければ普通の喫茶店。
・味は期待しない。
・空いてれば案外落ち着ける。
・チラシを持っていけば「ふーふーあーん」サービスがあるらしい。
・一見の観光客がうるさい。
・食後に生クリームはヤバイ。(←お前が悪い)
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■2店目 AKIBA in ”littlePSX”(HP)
店名は「Little Place with Satisfaction for Xross generation」を「littlePSX」とか良く分からない。
場所は「おでん缶」の自販機がある通りをいくらか歩いたところ。
やはり分かり辛い。
元は住居だったのか、ドアが団地やアパートなんかでよく見る金属製のやつだった。
どこの店もそうだが、パっと見そこが喫茶店だとは、たぶん誰も思わない。
入店前にシステムの説明があり、どうやらインターネットカフェのメイド版みたいな感じで時間制とのこと。
30分で400円。
値段の高さはどこも同じなのでまぁいい。(通常のネカフェは安くて100円/Hくらいだったと思う)
それはともかく全席禁煙だったのが辛かった。
入るな俺・・・。
ここはさっさと退散しようと決めて店内を観察する。
店への入出時は「ご主人様のお帰り/ご出発でーす!」と言うとメイドさん全員が挨拶してくれる。
威勢の良いブックオフの様な感じ。
「お帰り」の時が「入店」なので聞いてて混乱する。間違えたりしなのかな。
どことなく薄暗いなかでメイド(店員)とお客の話し声がよく聞こえる。
席はやはり所狭しと並べられ、パソコンが使える席が3,4席くらいあった。
客は結構多い・・・というより回転が悪く見えた。
基本ネカフェなら長居する客がターゲットだろうからしょうがない。
休憩には向かないし、雰囲気的には「常連御用達」だし、全面禁煙な店なんて二度と来ないであろう。
会員の入会を笑顔で断り10分で退散。
メイドさん御免。入る店間違えた。
<釣果>
アイスコーヒー ・・・ 400円(10分間)
・ネカフェで時間制。(飲み放題)
・店員(メイド)とのお話を楽しみたい人向け。
・漫画も置いてあるものの品数薄し。
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■3店目 AKIBA in ”東京メイド喫茶 tiara”(HP)
「littlePSX」からそう遠くない場所にあった「tiara」。
同じビルに3つくらいメイド喫茶というかコスプレ喫茶があるようで入る店を間違えそうになる。
「秋葉原最大級」と銘打ったお店の中は他より広く、メイドさんのレベル(接客態度)も高かった。
最初に期待していた「お帰りなさいませ、ご主人様」も事務口調でない口調で言ってくれた。良かった良かった。
装飾も木目の茶色をベースにしてて落ち着ける。
窓際の席へ案内して貰い、窓から見下ろすと雨が降ってて軽く落ち込む。
もう腹には何も入らないのでアイスコーヒーのみ注文。
メイドさんがメニューを準備してる間に頼んでしまったのだが、ここも跪いてオーダーを取るらしい。
「跪く」というのはなかなかポイント高いかもしれない。
ファミレスとかでもやって貰えないものか。
先客に観光客と思われる5,6人の団体客がいた。
「いってらっしゃい」「お帰りなさい」にいちいち反応していたので間違いない。
彼ら一般人からみると異常な空間なのだろうが、異常な空間から見ると彼らが異常に見える。
・・・怖い空間だ。
「オタク」は世間から気持ち悪がられるのだが、俺から見るとすごく人生楽しんでるように見えて羨ましい。
何もかんも中途半端な俺より随分マシだろう。
団体客が帰ると店内は女性客数人のみで静かになった。
ちなみに団体客が「お出掛け」した後、メイドさん達は何やらクスクス笑いながら話していた。メイドさんから見てもやはり異常だったのかもしれない。
居心地が良く、雨も降っていたのでコーヒーのみで20分くらい粘る。
俺も異常だ。
会計は席でとのことなのでメイドさんを呼ぶと今度は跪いて会計。
スカート短いよ!
お釣りを気持ち悪いくらい手を握り締めて渡してくれたメイドさんの「いってらっしゃい」を背中で受けて、雨の中へ「お出掛け」した・・・。
<釣果>
アイスコーヒー ・・・ 500円
・落ち着ける雰囲気が良い。
・広いので多少大人数でも大丈夫そう。(予約も受け付けるらしい)
・コーヒーの味が変だった。(臭みがある感じ)
・料理は手作りらしい。
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他にも回ったお店はあったのですが、並んでいる所は全てスルーしました。
秋月のすぐ上に「妹喫茶」なんてのもありました。
見てて思ったのが、どこも固定客やリピート客を捕まえようとする姿勢が見られたこと。
人通りの多い秋葉原とはいえ、普通に歩いててもまず気付かない場所にあるからかもしれない。
店舗の数は多くとも、創業2年に満たない若い店が多いので今後どうなっていくのか分からないけれども。
電気街の憩いの場としてこれからも歴史を作っていって貰いたいと思います。
今度は執事喫茶にチャレンジだ!
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