練習日誌  サンボ アカデミー横浜 第3期2004年1月10日〜3月27日)

 

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横浜サンボ・アカデミー(日本ユーラシア協会神奈川県連合会)

 講師:ビクトル古賀、古賀徹(記録者)

 

 第三期(12回目)

 3月27日 (土)

@ストレッチ、マット運動など

Aチューブ引き(30秒×3)、椅子シャドー(30秒×2)。

B組み手の反応の練習―ジャケットをつかみ、引いて動く(1分×2)

C立ち技−「肩車」と「抱え投げ」の復習(ラウンド式)

D関節技−腕十字のとりかた、クラッチの外し方、ヤツケビッチ回転十字のじゃ炒り方の練習(ラウンド式)

E寝技−おさえこみを返すスパーリング(30秒×人数・ラウンド式)

Fストレッチ

 6人参加。今日で第三期が終了となりますが、急遽この講座自体が終了することになりました。週に一回、2時間だけというのでは足りないという参加者のご意見もありまして、それで講座としての運営をやめて自主ゼミ的に(同好会といったほうがいいでしょうか)練習をしていこうということになりました。これまで日本ユーラシア協会の方々にお世話になってきまして、それでここまでやれてきたのですが、十分に貢献や恩返しのできないままですが今回で講座は終了となります。今後もいろいろと教わっていきたいと考えております。ありがとうございました。終了後、予定していた花見をやりました。来週からも練習をしていこうという意見がありました。また今後もよろしくお願いします。


 第三期(11回目)

 3月20日 (土)

@ストレッチ、マット運動など

Aタックル&フットワークの練習−(1)お互いにタックル入る練習(各自×数本)。(2)手取りの練習(手取りからタックル)。(3)手をあてがう「さばき」の練習(30秒×2本)。(4)椅子を相手にするシャドー練習(30秒×2本)。(5)チューブを引きながら動く練習(30秒×2本)。

B組み手の反応の練習(ジャケット)

C立ち技−(1)チェーリス・ガラヴー(巴投げ系)の復習(各種)。(2)帯取り返しの応用。

D立ち技−水車投げ(飛行機投げ・肩車)。

E寝技―応用。(1)ガードを膝固めに極める。(2)馬乗り固めで「顔」を足でコントロールする方法。

Fかるくストレッチ

 今日は久米さんにも参加していただけました。全部で7人参加。いちおう最近は「ロシアのサンボのテキスト」にある代表的で基本的な技を順番にやっています。ちょっとしばらくはこの方向にいきたいと考えています。

 第三期(10回目)

 3月13日 (土)

@ストレッチ、マット運動など

Aタックル&フットワークの練習−(1)お互いにタックル入る練習(各自×数本)。(2)手をあてがう練習(30秒×2本)。(3)椅子を相手にするシャドー練習。(30秒×2本)。(4)チューブを引きながら動く練習(30秒×2本)。

B立ち技−チェーリス・ガラヴー(巴投げ系)の復習。(1)通常の巴投げ。(2)横入り巴投げ。(3)タックル返しからの帯取り返し。

C立ち技−抱え投げの練習。(1)寝ている位置から連続で左右で持ち上げる練習(各5回)。(2)タックルからの抱え投げ。(3)普通の抱え投げ。(4)いわゆるボディースラム式抱え投げ。(5)帯取りからの抱え投げ(など)

D関節技―古川先生式腕極めアキレス腱固め。

E寝技―おさえこみの返し方、逃げ方。

Fかるくストレッチ

 ●今日は沼津の坂口先生にご来場いただきました。さすがにバランスがよく、なんでもできるかたでした。先日のレスリング大会でサタケさんが勝利しました。おめでとうございます。ここ3週間ぐらい続けて、動きながら負荷を加えていく練習と、そして立ち技を中心にやってきております。各自で自分にあったものをみつけてみてください。私も参加者個人ごとの特色をいかした技術や戦術が身につくようにとちょっと考えてみます。ちなみに「古川先生」という方は、現役時代からお世話になっている恩人なのですが、最近もまたいろんな技術を教えていただきました。少しそういう技術もこれからご紹介させていただきます。

 第三期(9回目)

 3月6日 (土)

@ストレッチなど

Aタックル&フットワークの練習−(1)フットワークで低くかまえて動く(1分×数本)。(2)手をあてがう練習(1分)。(3)タックルのきり(反応)練習(1分)。(4)手取りとそこからのタックルの練習。(5)のせてのタックル(カウンター効果)。(6)椅子を相手にするシャドー練習。

B立ち技−チェーリス・ガラヴー(巴投げ系)。(1)通常の巴投げ。(2)横入り巴投げ。(3)帯取り返し。(4)タックル返しからの帯取り返し。

Cストレッチなど

 ●明日はレスリングの試合にサタケさんが出場されます。それでついでにタックルの練習を集中してやってみました。サンボでも同じで「試合運び」の練習にもなりますが、まずさばきかたとしてのフットワークや手のつかいかたをやってみました。そして「先の先」というか「攻めてまもる」と表現しましたが、相手の出足を未然にとめてしまう練習をしてみました。さらに「きりかた」。これはきついのですが、慣れです。もう少ししたらこの反応を利用したいなしや落としといった応用技にもいけます。おぼえちゃうと楽になります。「手取り」と「のせ」は本格的高速タックルの大事な部分です。「みえないタックル」というのは必ずこれがつかわれています。タックルは最後にシャドーとして押したり引いたりしながらさらに動けるバランスを身につけ、「低さ」になれて、しかも単独でできる練習方法です。「木人」のようなイメージです。チューブトレも紹介しました。タックルについてはカミムラさんにたいへんなご負担をお願いしてしまいました。みんなに延々とタックルを入り続けるという荒行で、皆はそれをかわして慣れるというもの。ありがとうございました。「巴投げ」系はロシア式を紹介しました。ナベさんはうまいです。ササヤさんもバランスがいい。また頑張りましょう!

 第三期(8回目)

 2月28日 (土)

@マット運動、受け身、ストレッチ

A試合の反省・分析

B基本−腕関節の極めかた。(1)十字固め。(2)クラッチの切り方。(3)斜め下という角度。(4)腰のつかいかた。(5)裏返しに極める。

C基本−足関節の極めかた。(1)アキレス腱固め。(2)裏返しに極める。

D応用技−巴十字固め。(1)横巴から。(2)ひきこみから。(3)裏返しに極める。

Eタックル。(1)タックルはスパイラルに持ち上げる!(2)片手だけでとる練習。(3)タックルの切りかた。

F「かかえこまない」手のつかいかた。

 ●ナカザワさんが初参加。すごくバランスのいい筋力の持ち主です。ワタナベさんも久しぶりに参加。タックルについては神村さんがいらっしゃいますのでたすかります。単純に試合の反省点を述べてみましたが、ようするに「かかえこまない」でいたら失点しないですんだということと、さらにタックルがとれたならもっと楽だったというのがあります。しかし単純そうでレスラーでもちゃんとできるというのが少ないのがこの「タックル」です。あとは寝技のスパーリングでおさえをふせげれば・・・、単純にいえばですが失点はしないのです。また頑張りましょう!

 第三期(7回目)

 2月21日 (土)

@マット運動、受け身など

A局面的練習−組み手・・・(1)切る(30秒×6本連続)。(2)引き回す・ついていく(20秒×5本連続)。

B引き込んでの十字固め、倒されてからの十字固め

C寝技スパーリング−(1)おさえこみから(20秒×6本連続)。

D ストレッチ&マッサージ

E (休憩)

F自主練習・・・スパーリング等

 ●スパーリングを中心とする自主練習を継続して行ないました。夕方4時頃まで・・・。組み手の切り方やフットワークができれば、あっというまに時間は過ぎていきます。そこでチャンスを逃さないで技をきめられればポイントもとれるし、有利な体勢にもちこめます。そしておさえこみの攻防も大切です。実際には立ち技7割、おさえこみ2割ぐらいで試合がなりたってしまうことも説明してみました。明日の試合、頑張っていきましょう!

 第三期(6回目)

 2月14日 (土)

@マット運動等

A寝技スパーリング−(1)おさえこみから(30秒×6本連続)。(2)関節技あり(1分×5本)

B立ち技−組み手練習(組み手争い)

C立ち技−(1)帯取り返し。(2)タックル。(3)巴ふりタックル。(4)下からの引き込み十字(巴のフェイント)。

D寝技−グラウンド・ビクトル回転膝十字固め。

 ●スパーリングはとにかく数を多く、しかも集中してやるために、もとだち方式でやりました。おさえこみでポイントをとられないために、そしておさえこみでポイントを確実にとるためにと考えました。帯取りはナベさんがうまいですね。タックルは前回のも含めて様々なとりかたがあります。

 第三期(自主練習)

 2月12日 (木) グロッサリーさんの練習に合流

@寝技のスパーリング(各種)

 ●スパーリングで調整がしたい人たちが集まって練習。グロッサリーさんの練習に合流させていただきました。夕方6時半〜9時半まで長い時間、寝技のスパーリングを楽しめました。ササヤさん、オヤマさん、ご厚意に感謝します。気づいたことがあります。ナベさんはスパーリングや攻防であわてない。そういうときはすごく安定していて強さを感じます。サタケさんはガードや基本を徹底していく姿がいいですね。回転していくことがもしかしたらあっているのではと思いました。柔道部に入ったヤマダくんは体力もついてましたし、寝技やっているので進歩していますね。帯取り系がうまかったです。楽しい練習をさせていただけました。ありがとうございました。

 第三期(5回目)

 2月7日 (土)

@自由なストレッチ〜マット運動、受け身。

A復習(基本)−腕十字固めの極め方、クラッチの切り方

B復習(基本)−十字固めの取り方−(1)ヤツケビッチ式回転十字。(2)首刈り式回転十字。

Cリフトアップの練習(左右、10回程度)

Dグラウンド・スパーリング(おさえこみから)−(1)袈裟固め。(2)横四方固め。(3)自由。・・・各20秒×3

Eストレッチ

 ●今日は7人で練習。Bはラウンド式で様々なタイプにかける確認と、そして感覚の練習。続いてのリフトアップは相手の重心の下に入るのを感覚する練習です。これはロシア式ですし、実はスタンドにもいきます。あと補強運動にもなる。タックルとつなげていけば実はけっこうな武器になりますし、防御にもつかえます。寝技のスパーリングは「アイアンマン」と呼ばれる連続形式でやってみました。返せば休める。返せなければ延々と抑え込まれるというものです。今日から新たにカミムラさんが参加されました。よろしくお願いします。次は12日ぐらいに自主練習やりましょう!

 第三期(4回目)

 1月31日 (土)

@自由なストレッチ〜マット運動、受け身。

A投げ技−背負い投げ−(1)通常。(2)一本背負い。(3)膝つき(低空)。(4)巻き投げ(ぶらさがり一本背負い)。

B関節技−グラウンドかわづ〜(1)膝十字。(2)返す。(3)腕卍固め。

C応用−腕十字固めのまもりかた、防ぎかた

D立ち技「タックル」−(1)2mの位置から。(2)左右。(3)近距離低位置から。(4)払ってから。(5)斜めから。(6)片足をとってから。(7)倒すまで。

E自由な投げ技

Fストレッチ

 ●今日も5人参加。投げ技に慣れておくこと(安全)と、ポイントをとってまもれることのための「実戦」に近いイメージの練習をしようと考えてみました。ラウンド式で多様なタイプに応用しながらきっちりきめる練習。タックルの(3)は、つかみあった位置からのもの、(4)はその手を払って入るというもの、(5)はさらに朝青龍のように優位な位置から入るというものです。(6)はバランスの練習でスパーリングのようなものです。実際のスパーリングも入れていくつもりだったのですが時間が足りなかったので次回やりましょう。セキさんは足腰強いのですごく試合が楽しみなのではないでしょうか。サタケさんは技の理解力や正確さがすごいです。ササヤさんはサイズが大きいのでみあった相手がいればいいのですが・・・。マスミさんはかなり進歩しています。

 第三期(特別版)

 1月25日 (日) ヨールカ祭での演舞・紹介

@サンボの紹介

A投げ技−背負い投げ。体落とし。

B関節技の基本−腕十字固め

C護身術として−(1)下からのヤツケビッチ式回転十字固め。(2)Z字2本による回転X固め。

D膝十字固め。

 ●今日はロシアのクリスマス祝いでもあるヨールカ祭が開催され、その一環として15分間のお時間をいただいて「サンボ」の紹介をするということになった。マツモトさんとコガの二人で演舞。サンボ着からサンボのスタイルや歴史を紹介して実演に入る。女性のマツモトさんに「取り」をお願いして技術の確実さと、そして進歩を紹介するという構成にしてみた。時間が少ないので、また場所の関係上から投げは少なく、そして関節技もみえにくいので観衆から何人か出ていただいてその反応でお伝えするということを念頭においてみました。マツモトさんの技の威力は男性の「抵抗」があったがゆえに逆に伝わったかと思います。おつかれさまでした。「サンボ」をよろしくお願いします。

 第三期(3回目)

 1月24日 (土)

@各自ストレッチ

A寝技−片方の脚を相手の肩の上に置いた体勢から。(1)アリヨヒン。(2)下からのヤツケビッチ。(3)Z字2本による回転X固め。・・・すべてラウンド式。

Bグラウンドスパーリング(ガードからの攻防)−交互×3本。

C立ち技−「タックル」。・・・2mの位置からの足運びと腕の使い方。

D投げ技−帯をつかんでから・・・(1)パトファット。(2)パドノーシュカ。

Eストレッチ

 ●5人で練習。多くはラウンド式で、とにかく数を多く、確実に、また多様なタイプへの応用というのもめざしています。寝技は片足をかつがれた状況から、一つ目のアリヨヒンは「深く」脚をつかうもので、サンボ式の三角固めからの十字です。二つ目のヤツケビッチ変形は、アリヨヒンを警戒されて浅くしか脚がかからないときに逆の足をそえてはさむことで回転しながら極めていくタイプ。三つ目のZ2Xはさらにヤツケビッチを警戒されて脚をはずされてパスされようかというときにかけることが可能な技です。つまり全部つながりの中にあります。以前にもいいましたが本当はアリヨヒン自体いくつかの発展形がありますので・・・。投げ技は柔道との違いということで帯をつかんだ位置からの体重移動のさせかたと、投げる角度をやってみました。ワタベさんの内股はさすがに強烈で、そしてササヤさんには払い腰の方があっているなど、タイプによってあう技、あわない技があるかと思います。

 第三期(2回目)

 1月17日 (土)

@ストレッチ、マット運動、受け身

Aあひる歩き、えび、ボート等の基礎練習

B立ち技−「タックル」−(1)交互にとる。(2)持ち上げるまで。(3)ラウンド式。

Cグラウンドスパーリング(ラウンド式)−(1)両足クローズの状態から抑える、まもる。(2)対面膝立ちの状態からの攻防。

D寝技−(1)ヤツケビッチ式逆十字固め(ラウンド式)。(2)回転式アキレス腱固め(ラウンド式)。ビクトル回転式膝十字固め(ラウンド式)。

E応用−「タックル」。(1)出足−腿上げからタックル。(2)リフト−スクワットからタックル上げ。(3)腿上げ〜跳躍〜スクワットからタックル。

Fストレッチ

 ●6人で練習。前回同様相手をかえていきながら連続してきめていくという「ラウンド式」練習をやってみました。一つは応用力、もう一つは確実性、そして最後の一つは体力づくり、という意味をもっています。「タックル」は低い位置で走れるという意味がつかめれば、「本当」のタックルという技術の完成に近づくかと思います。また、つかえる筋肉が鍛えられるし、その筋肉を意識することができる練習方法でした。少しきつかったかとも思いますが、頑張っていきましょう。

 第三期(1回目)

 2004年1月10日 (土)

@ストレッチ、マット運動、受け身

A立ち技−(1)体落とし<柔道式>。(2)パドノーシュカ<サンボ式体落とし>。(3)背負い投げ<柔道式>。(4)チェーリス・スピナ<サンボ式背負い投げ>。

B寝技−(1)基本・腕十字固め。(2)クラッチの切り方。(3)膝十字固め<裏>。(4)膝十字固め<表>。(5)アキレス腱固め<ガード崩し挟み式>。(6)アキレス腱固め&膝挟み固め

Cストレッチ

 ●4人で練習(見学2名)。今日は相手を一本ごとにかえながら、連続してきめていくという「動き」を意識してみました。身体のサイズやタイプによって極め方や反応もことなりますので、それでもかけられるという「基本」&「応用」を意識してみました。サタケさん、お忙しい中をごくろうさまです。フレッシュマンめざして頑張りましょう。ササヤさんの脚の長さとセンスはすごくいいと思います。もっと期待に応えられるメニュー組んでいきますね。マツモトさんは年末・年始と特別練習や合宿に参加した猛烈女子選手。すごく進歩しています。投げ方がバラバラなのはあたりまえですが、普通に柔道的な練習をやってもあっと言う間に強くなりますよ。ナベさん、セキさん、ご連絡ありがとうございました。イチスギさん、本年もお世話になります。

皆様、新年もよろしくお願い申し上げます。あけましておめでとうございます。

 ※第三期から、「定期的」「安定」した練習スケジュールが実現するかと思います。これまでどうしても人数や場所のつごうで調整がつかず、毎週必ず練習するというのが実現できていなかったのですが、新年からはなるべく多くの練習機会(回数)で1クールとするようにしていきます。これまで8回(自主練習含めて10回程度)ぐらいしか練習できなかったのですが、できれば13〜15回で一つのクールとして、また目標を定めて練習をしていきます。新年もよろしくお願いします。

 

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