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「こんにちは小林憲一です」2000年12月

アイコンコバケンのプロフィール
小林憲一の簡単な紹介です

アイコン「こんにちは小林憲一です」2000年12月
  bQ58
2000.12.7
市民の祭典への自衛隊参加は
 協力の範囲を超えている

 12月議会初日の12月1日、「いきいきTAMAフェスティバル」(11月3日〜5日)に自衛隊が参加した問題で、日本共産党5名をふくむ市議会議員有志11名が、鈴木市長にたいし、抗議と今後の是正を求める申し入れをおこないました(申し入れ要旨と議員名は下欄に)。
 「いきいきTAMA」に自衛隊が参加しPR活動をしたことは参加した市民をたいへん驚かせました。しかも、テントのなかには自動小銃(モデル・ガン)が置かれ、射撃の真似をする子どももいました。
 申し入れ書を受け取った鈴木市長は、「小銃の件については、たしかにいきすぎだったので、3日目には撤去してもらった」としながらも、自衛隊が「いきいきTAMA」や「ガーデン・シティ」に参加したいと言ってくれば、今後も参加を検討したいなどと答えました。
 参加した議員からは、「今回のことは、協力の範囲を超えている」などの発言が相次ぎました。

 いきいきTAMAフェスティバルへの自衛隊の募集・案内の出店に抗議し、同種の催しへの再度の出店を取りやめることを求める申し入れ(要旨)

 (前・中略)鈴木市長は、市議会で、ガイドライン法への態度を質問されたさい、「私は戦争に協力するようなことはしません」と明確に答えられました。市民参加の祭典である「いきいきTAMA」の一角を提供して自衛隊の募集・案内に便宜を図るなどということは、法定受託事務の協力の範囲を逸脱しています。自らの答弁の中身にさえ反する今回の行為をけっしてあいまいにすることはできません。
 よって、私たち多摩市議会議員有志一同は、市民の祭典への自衛隊参加を推進した市の行為にきびしく抗議するとともに、今後、同種のことがないように、その是正をつよく求めるものです。
申し入れに参加した市議会議員
板橋茂・小林憲一・末木あさ子・菅原しげみ・住田啓子・武内好恵・新田孝・橋本由美子・松島吉春・山本治史・吉田千佳子(あいうえお順)
 (今週の一言)
 3日、おこなわれた、連光寺地区合同の総合防災訓練、向ノ岡の自主防災組織のみなさんと一緒に参加しました。煙体験、ロープの結び方……貴重な経験でした。来年は、もっと参加者を増やして…と思いました。
 (今週の緒方靖夫)
ユニークな憲法トーク

 12月1日、「女と男のきずな」と題して、人材育成コンサルタントの辛淑玉(しん・すご)さんと緒方靖夫さんの対談がおこなわれました。テレビでもおなじみの辛淑玉さんの、ちょっと辛口の風刺が効いたトークに会場は爆笑の連続。憲法9条の話では、辛さんいわく「あれは武力放棄ではなく、“口で国を守れ”って言ってるのよ」。緒方さんも「うーん、なるほど」。ほんとうに楽しくて元気が出るトークでした。

bQ59
2000.12.14
 貯め込みもリストラも過去最大!
 全労連(全国労働組合総連合、労働組合のナショナル・センターの1つ)の調査によれば、2000年3月期の決算で、主要大企業427社の内部留保(注・退職給与引当金などの隠し利益)は102兆3352億円。前年からの積み増し分も過去最大の約4兆5000億円にのぼり、不況のなかでも大企業は、大量の人減らしをすすめ、大きな利益をあげていることがわかります。
 しかし、目先の収益最優先の経営、リストラは、三菱自動車のクレーム隠し、雪印の集団食中毒事件などの企業モラルの崩壊を招き、財界トップからも「従業員の幸せや、企業の社会的責任、経済や社会全体の利益を考えない経営トップは、経営者と呼ぶに値しない」(奥田硯・日経連会長)との批判が飛び出すほどです。
 
 給料上げれば大きな経済効果
 労働者、サラリーマンの生活と雇用は、ギリギリまで悪化しています。民間労働者の年間賃金は2年連続でマイナス、公務員も2年連続ボーナス・カットです。内部留保の0.72%を取り崩すだけで月1万5千円、給料を上げることができます。経済波及効果も、全労連の試算では、個人消費が4445億円増え、新たに約7380億円の生産と42000人の雇用が増えます。内部留保のほんの1部を取り崩すだけで、低迷する個人消費を回復させ、日本経済を再建させることになります。

(今週の一言)
 パソコン・ショップで店員さんに「去年の型でいいから安いのはない?」と聞いたら「毎年変えてるので」との返事。情報産業好調の陰でこんなムダがあるのです。

(今週の緒方靖夫) 
質問回数は同期でトップクラス

 1995年、参議院議員に初当選した緒方さん、約5年半の質問回数は140回を超え、同期の議員のなかでトップ・クラスです。内容も、住宅、公共事業の談合・ムダ使い、環境・農業、人権・民主主義、国際政治、介護保険・高齢者福祉などなど、国民生活のあらゆる分野に及びます。政府の責任を鋭く追求、人々の願いを熱く訴えてきました。

bQ60
2000.12.211
 青年なら誰でも入れる労働組合
青年なら、ひとりでも、どんな職種でも、どんな働き方でも入れる労働組合ができ、フリーターの若者たちを中心に大きな反響を呼んでいます。
 労働組合の名前は「首都圏青年ユニオン」。
12月1日の結成大会には、アルバイトやパート、派遣、正社員…と、いろいろな雇用形態の青年が顔をそろえました。12月15日現在で組合員数は約30人、ホームページも開設されています(アドレスは別項をご覧ください!)
 大学や高校を卒業しても、なかなか就職できない現実が若者の心を傷つけています。高校卒業予定者の4割が就職が決まっていません。こんななかで、フリーターや派遣社員の若者が急増しています。「突然、クビだ、と言われた」「残業代を払ってくれない」「セクハラされた」……こんな訴えも急増しています。

ホームページをのぞいて見ました
まず入会資格は、だれでも、ひとりでも、どんな働き方をしている人でもOKです。組合費(会費)は、1月1500円ですが、月収10万円以下の人は、当面1000円。入会するときは、加入申込書といっしょに加入金1000円を払います。病気やケガをしたときの共済制度もあります。
首都圏青年ユニオンは、都区関連一般労働組合(とくいっぱん)という、東京都や多摩市のような自治体で働く嘱託職員やパートの人がいっぱい入っている労働組合と協力し合うことになっています。「とくいっぱん」の組合員は約2500名、いままで、ボーナス・退職金の実現やクビきり、雇用打ち切りなどをはねかえしてきました。組合員のほぼ9割が女性だということです。
首都圏青年ユニオンのホームページ
 http://web10.freecom.ne.jp/~seinen/syoukai.htm

(今週の一言)
 京福電鉄の衝突事故、70年以上も部品の交換をしていなかったと聞いてビックリ。どうしてもっと人の命を大事にしないのでしょうか? 私の父も国鉄の運転士でした。責任感の強かった亡くなった運転士さんのご冥福をお祈りします。

(今週の緒方靖夫)
 朝鮮総連指導部と懇談
 19日、日本共産党の不破議長、志位委員長、市田書記局長が、都内で在日本朝鮮人総連合会(在日朝鮮人団体の1つ)の指導部と懇談、緒方靖夫国際局長も同席しました。懇談は、日本共産党から申し入れたもので、日朝間の政治的交流から文化・歴史など広範な問題を語り合いました。
 
261
2001.1.1
 森さんには参りました。マジメに電車通勤している何万というサラリーマンの森さんのことじゃありません。あの、総理大臣の森さんのことです。とても、この難局の日本の政治をまかせられる器量もなければ気概もないんじゃないでしょうか?
 そういうことがわかっていても、「この人しかいない!」というのですから、自民党も困ったものです。その自民党をよってたかって支えている公明党、保守党、この人たちにも、ホントに反省してもらいたい。できれば、20世紀に置いていきたいですよね、みなさん!
 石原さんにも参りましたよね。思いきったこと言う、はでなパフォーマンスが受けているようですが、実態は、ヒューマニズムや人権感覚のまるでない人のようです。だいたい、こういう人が首都を代表する人物だなんて、外国の人に恥ずかしい、彼も20世紀に置いていきたい!
 さて、21世紀。その最初の1年が始まります。
 20世紀からつながる2001年ということを考えると、20世紀から何を持っていくか、これが大事になってきます。
 2000年、平和の問題で私が心ひかれたのは、なんといっても韓国と北朝鮮の首脳の電撃的会談、もうひとつは、国連の会議で核保有国もふくめて、期限を切った核兵器廃絶を課題にしていくことが確認されたことです。20世紀は「戦争の世紀」とよく言われますが、「戦争は犯罪、もめごとは話し合いで」ということを人類全体が認識するようになった時代でもあります。
 民主主義でも、2000年、大きな前進がありました。大企業いいなり、中央いいなりの政治に、衆院21区補選、長野の県知事選など、痛烈な審判がありました。地方自治の前進も、20世紀の大きな到達点、多摩市でも、市民参加がぐんぐんと前進し始めていることを実感します。なによりも市民が、市政にどしどし意見を言い始めています。
 希望の2001年、ごいっしょに政治を変えていきましょう! 国政も都政も、そして市政も!
(今週の一言)
 吉永小百合さんがでるCMで「20世紀に置いていきたいもの」「21世紀に持っていきたいもの」というのがありました。20世紀に人類が多くの犠牲を代償に得た「平和と民主主義」力合わせて持っていきましょう!
 
(今週の緒方靖夫) 
中小企業、中小業者を激励
緒方靖夫参議院議員は12月22日、中小企業のまち・大田区の中小企業、中小業者を訪問、不況の実態や中小企業振興のための具体的な要望をお聞きしました。緒方さんは、「大田の工場には、情報関連の高度な技術を支える集積がある。政府がそれに見合った施策をとるよう、今後も国会でとりあげていきたい」と語りました。


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