「雪月花」と善光寺


第ニ日目 4月17日(月)
休暇村妙高(8:24)〜(妙高市営バス)〜関山駅(8:46/8:53)〜(えちご鉄道)〜妙高高原(09:01/9:28)〜(しなの鉄道)〜長野(10:14)〜(善光寺参拝・観光)〜長野駅14:10)〜松本(15:30/15:10)〜(あずさ44号)〜八王子着(18:11)

 目覚めると、そとは土砂降りである。これでは妙高高原を楽しむことはできない。天気予報では、長野は天候が良い。それではと出発を早め、長野で善光寺参りを楽しむことにする。高田から長野経由小諸へ向かうという中年の女性が、「『上越新幹線』が開通する前は、高田から長野まで乗り継ぎなしで行けた。現在は妙高高原駅で乗り継ぎが必要。その上妙高原駅で30分の待ち時間まである。長野行の電車は停車しているのに!!」と愚痴を言う。確かに私も「何故30分近く待ち合わせするのだろう」と思う。
ここらあたりの人達は、「上越新幹線開通」により不便を強要されている。信越線は、長野県と新潟県の県境駅「妙高高原駅」を堺に「えちごトキめき鉄道」と「しなの鉄道」に二分された。このことが長野駅で我が身に災いが降り注いてこようとは!!
 当初予定より60分以上早く長野に到着したので、善光寺参拝をゆっくりと楽しむ。長野駅から善光寺までの参道は、石畳の道で広く、電線・電柱もなく、両脇の建物も統一されており、大変美しい。私は惚れた!
 参拝を終わり、長野駅に着いたのは13:00頃。予定では長野駅発13:45分(しなの鉄道)で松本に向かい、松本発15:10分発「特急あずさ42号」で帰途に着くはずだった。しかし、14:10分発松本行があることが分かる。乗換なしならと、急いで「みどりの窓口」に向かう。そして、「長野〜松本〜八王子〜成瀬」の乗車券と「松本15:10分発の特急あずさ42号」の特急券の発券を依頼する。職員は何の疑問もなく発券してくれる。14:20長野駅を出て篠ノ井線で松本に向かう。途中「姥捨駅」当たりに来ると、15:10分が近づく。駅に着くたびに次は「松本」かと駅の看板を見るも「松本」の字は見えない。そして遂に15:10分overする。万事休す。
 松本駅到着と同時に、「緑の窓口」に駆け込む。すると担当者は「連絡が来ています。発券を間違えたので新しいのを発券します」と話す。そして「二日以内変更」の院が押された15:50分発の特急券を出してくれた。慌てて電車に乗ると、中には空席ばかりが目に付く。惟なら気楽に変更してくれるなと思ったが、万一席が無かったらどうなったか、気がもめる。この電車大月までは空席が目立ったが、大雪で前に3両造血されたのに、ホームにはもすごい数の乗客が待ってる。驚いた。
このようなハプニングのおかげで到着は1時間遅れとなった。



写真左:長野駅(美しい)
写真中:姥捨駅からの眺め(善光寺平・千曲市)。日本三大車窓の一つ。棚田も有名。
写真右:姥捨駅のスイッチバック

日本三大車窓とは:北海道の根室本線・狩勝峠越え(現在は廃線で、「狩勝ぽっぽの道」に転用)、篠ノ井線・姨捨駅(おばすてえき)、そして肥薩線・矢岳越えが日本三大車窓。