ワインの豆知識 星の数ほども銘柄・種類のあるワインを、あなたはどうやって選んでますか? まずは、ワイン好きな酒屋さんを見つけて、「お奨めワイン」を選ぶのが賢明ですね。 赤・白と好みのワインが見つかると思いますが、ここで確かめたいのが、 ワインの銘柄・栽培年・生産者・産地・等級・ブドウ品種・価格ということになります。 ワインのラベルに全てが書いてあるとは限りませんが、好きになったワインから、 順に覚えていくと、無理なく、ワインの楽しみがひとつ増えます。 酒屋さんやワイン好きな人と話しをするにも、少し基礎知識があると楽しいものです。 特に産地・等級・ブドウ品種・価格が解ると、ワイン選びもしやすく、楽しくなります。 私の参考図書、ブルータス FRENCH WINE マガジンハウス ブルータス WORLD WINE マガジンハウス |
ワインの産地 フランスのボルドー、シャンパーニュ、アルザス、ブルゴーニュ、ロワール、ローヌ etc これらは、ジロンド、セーヌ、ライン、ローヌ、ロワールといった川の流域であり、同時に、 街道となっている所が多いのです。ほんとうに旅をしてみたいものです。 フランスに限らず、ワインの産地は河川と結びついています。また、上流と下流域では、 土壌がハッキリ変りますので、栽培されるブドウの品種が違ってきます。 上流域−花崗岩土壌−軽い・切味の良い・白 下流域−肥沃・砂質−重厚・複雑な味わい・赤 といった構図が見えてきます。 気候、特に気温と日射量が重要で、イギリス・ベルギー・オランダ・ドイツ中部以北では ブドウの栽培はできません。また、南の暖かい地方では、醸造や保存の段階で雑味や くせが出やすいように思います。ギリシャのワインは、非常に個性が強いと思いますし、 ポルトガルでは、ポートワインの他、酒精強化ワインが目立つ等の特徴があります。 |
ワインの等級・格付 赤・白・ロゼ共 <フランス VIN=ヴァン> AOC アペラション・コントローレ=原産地呼称統制 区域が狭い程高品質で個性豊か VDQS クァリテ・シュペリュール=上質指定ワイン 要注目 日本での市販品は稀少 VdP ヴァン・ドゥ・ペイ=地酒 結構良い物がある VdT ヴァン・ドゥ・ターブル=テーブルワイン 最下級 <ドイツ WEIN=ヴァイン> QmP プレディカート=肩書付ワイン 6種類に分類される カビネット・シュペートレーゼ・アウスレーゼ・ベーレンa・トロッケンba・アイスヴァイン QbA クヴァリテーツヴァイン=上質ワイン Tafelwein ターフェルヴァイン=テーブルワイン <イタリア VINE=ヴィーノ> DOCG DOC・ガランティータ=統制保証原産地呼称 DOC デノミナツィオーネ・コントロッラータ=統制原産地呼称 フランスのAOC相当 VdTIGT ジェオグラフィカ・ティピコ=典型地理的表示付 新格付追加テーブルVの範囲 VdT ヴィーノ・ダ・ターヴォラ=テーブルワイン 最下級ながら高品質の物もある |
ブドウの品種 赤ワインの品種 カベルネ・ソーヴィニョン ボルドーの王様的品種、渋みの元タンニンが強く、長熟向き。 カベルネ・フラン ・・・・ ロワールの代表品種。ボルドーでは補助品種。 メルロー ・・・・・・・・・ ボルドーの第2品種。タンニンがソフトで早熟向き。 ピノ・ノワール ・・・・・ ブルゴーニュの代表。色・タンニンが薄く、酸味が強い。 ガメイ ・・・・・・・・・・・ ボジョレーはガメイのみ。タンニンが少なく、軽い。 シラー ・・・・・・・・・・・ 南フランス・ローヌ北部。スパイシーでタンニンが強く、長熟向き。 グルナッシュ ・・・・・・ 南フランス。スパイシーだが、タンニンは滑らか。 白ワインの品種 シャルドネ ・・・・・・・ ブルゴーニュの代表品種。 セミヨン ・・・・・・・・・ ボルドーで使われる。時として貴腐ワインを生む。 ソーヴィニョン・ブラン ボルドーの代表品種。ロワールでも使われる。青い草の香り。 トケイ・ピノ・グリ ・・・ アルザスで人気の品種。酸味が穏やか。 ミュスカデ ・・・・・・・・ ロワール下流のナント地区。軽く、フルーティ。 シュナン・ブラン ・・・ ロワール中部。甘口も辛口もできる。発泡酒にもなる。 リースリング ・・・・・・ ドイツ原産で仏ではアルザスのみ。花の香り。 ミュスカ ・・・・・・・・・ マスカット。ムスク(ジャコウ)の香り。南仏とアルザスで栽培。 |