観戦記2000

2000/3/18 2000/4/29 2000/5/28 2000/8/12 2000/8/19
2000/8/20 2000/8/27 2000/9/2 2000/9/10 2000/9/24
2000/9/30 2000/11/4 2000/11/11 2000/12/23
日付 会場 試合 観戦記
1999年→
2000/3/18 東京ドーム オープン戦

日本ハム・ファイターズ
vs

阪神タイガース
  • BWから移籍の星野投手が在京の阪神ファンにお目見え。
  • 噂のスローカーブでビッグバン打線のバットが空を切る度に場内がどよめく。
  • パ・リーグの試合では見慣れたものでも、”セ界初”だからスタンドのリアクションを見ていると面白い。
  • 矢野捕手が捕りにくそうにしており、星野投手の方が捕りやすい高さに投げたところで痛打を食らい、降板。
2000/4/29 横浜国際陸上競技場 Jリーグ

横浜F・マリノス
vs

ガンバ大阪
  • ナマ稲本(ガンバ)、ナマ俊輔(F・マリノス)を見るため、横浜国際今季初見参です。
  • 7万人収容の横浜国際競技場だから、当日券でも余裕です。最寄りのJR横浜線小机(こづくえ)駅コンコースでチケットを購入しました。
  • 時折吹いてくる風はちょっと冷たいけれど、日差しがポカポカと暖かく、スタンドにはTシャツやノースリーブだけ、という観客も見られました。小さな子供はランニングシャツ一丁で走り回ってました。赤ちゃん連れの観客も見受けられました。
  • 結果はガンバの完敗でした。後半にFWを交代させてから元気になったものの前半がボロボロだったので手遅れでした。
    「後ろのラインをあと2メートルくらい前にやっておれば、プレッシャーになったかもしれないのに...。」
    「前へ行くのが遅いなぁ。あっち(Fマリノス)は川口が怒鳴ってでもラインを上げているのに...。」
    と、思いつつ観ていたのですが、夜、スポーツニュースで順位表を見て合点がいきました。
    F・マリノスには圧倒的な強さは感じなかったけれど、まとまりの良さを感じたのですが、その差が結果に出ているのでしょう。
  • ホームだけに中村俊の方が機能していたように見えました。
  • 柳相鉄(ユ・サンチョル)選手の負傷場面も見てしまいました。
  • ゴール裏に陣取るサポーターの方向からも「何やってんねん、ボケ」とか「ちゃんとせんかい。アホンダラ」といった怒鳴り声が聞こえていました。
  • それにしても、2002年W杯の本番でJR横浜線は7万人の観衆をさばけるのでしょうか?コンコースが近代的に改良されたことはよかったのですが、小机駅の留置線も活用できるようにしておいた方がいいでしょう。横浜(東神奈川・桜木町)〜小机のピストン輸送について検討していると思いますが、国立競技場、東京ドームなど数万人規模の大観衆を動員する施設を抱えるJR総武線のノウハウは生かせるのでしょうか?
2000/5/28 後楽園ホール
全日本プロレス
〜スーパーパワー・シリーズ〜
  1. 丸藤正道vsマナウケア・モスマン
  2. 金丸義信、百田光雄、ラッシャー木村vs菊池毅、永源遥、渕正信
  3. 森嶋猛、秋山準vs力皇猛、井上雅央
  4. 橋誠、田上明vs志賀賢太郎、小橋健太
  5. 高山善廣、大森隆男vsエリック・ワット、スタン・ハンセン
  6. 本田多聞、川田利明vsマイク・バートン、ジョニー・エース
  7. 池田大輔、小川良成、三沢光晴vsジョージ・ハインズ、ジョニー・スミス、スティーブ・ウイリアムス
  • 分裂直前の全日フルメンバーの試合。
  • プロレス雑誌によると、同日の試合後、分裂が決定的になったそうである。
  • 途中、プロレスに転向した元幕下の”力櫻”のデビュー戦があった。
  • セミファイナル、川田とJ・エースがエキサイト。本田多聞の出番なし。
2000/8/12 東京ドーム パシフィック・リーグ公式戦

日本ハム・ファイターズ
vs

オリックス・ブルーウエーブ
  • パソコン通信peopleの会議室PSPOで知り合った方と観戦。ウイングデッキ(西宮球場風に言うと「上層スタンド」)で観戦。
  • 結果はBWの完敗。イチローが欠場し、外国人選手がイマイチでは、ピストル打線もいいところで、ビッグバン打線の敵ではない。ブルーサンダー打線はもはや伝説となってしまった。
  • あんな弱いBW、ブレーブス時代を通じて見たことない。よく年間4位で終わることが出来た。
  • かつては「マジック」だった日替わりオーダーも選手のやりくりにしか見えなくなった。
2000/8/19 横浜スタジアム セントラル・リーグ公式戦

横浜ベイスターズ
vs

阪神タイガース
  • タイガースも気になるが、話題の金城もお目当て。
2000/8/20 後楽園ホール
全日本プロレス
〜2000サマーアクション・シリーズU〜
  1. 渕正信vs相島勇人
  2. スペル・カロ、スペル・パルカvsハロウィン、ダミアン666
  3. 奥村茂雄vsサブゥー
  4. 新崎人生、M・モスマンvsザ・セッドマン、S・ウイリアムス
  5. 荒谷信孝、天龍源一郎、川田利明vsジョニー・スミス、マイク・バートン、スタン・ハンセン
  • 分裂後、2シリーズ目。
  • 色々な試みで、全日は案外保守的ではなかった、ということがわかった。出ていった人を簡単には受け入れなかっただけであった
  • 試合前はゴング誌の竹内宏介氏、試合後は馬場元子社長と接近遭遇。
  • マナウケア・モスマンのリングネームが「太陽ケア」となる紹介。
  • 闘龍門のM2K(エムツーケー)の3人組が乱入し参戦要求。T2000メンバーか大仁田が現れるかも、という噂があったが違った。
  • 3人組がキックボードで現れたので何が何だかわからなかったが、知っていた人はすぐ合点がいったようだ。
2000/8/27 東京ドーム パシフィック・リーグ公式戦

日本ハム・ファイターズ
vs

福岡ダイエー・ホークス
  • FDH先発の斉藤和はよかった。
  • FDHは吉田修(左投)を引っ張りすぎてFsの田中幸(右打)に1発打たれて敗戦。
  • 「もう一人抑えてくれたら」と引っ張ったときは負けパターンとなる危険性を感じた。
2000/9/2 日本武道館
全日本プロレス
〜2000サマーアクション・シリーズU〜
  1. 奥村茂雄、土方隆司vs荒谷信孝、相島勇人
  2. スペル・パルカ、スペル・カロ、ハロウイン
  3. サブゥーvsダミアン666
  4. CIMA、SUWA、スモー・ダンディ・フジ二千vs望月成晃、神田裕之、望月亨
  5. 太陽ケア、新崎人生、モハメド・ヨネvsマイク・バートン、ジョニー・スミス、ザ・セッドマン
  6. 渕正信vs蝶野正洋
  7. 川田利明、スティーブ・ウイリアムスvsスタン・ハンセン、天龍源一郎
  • 今年初めての日本武道館です。 
  • GAORAが今後中継を行うとの挨拶。
  • ルチャ3人の試合のスタイルは初めて見る。
  • サブゥーは「お約束」となったイス攻撃と自爆。ダミアン666はモノマネが得意なのだそうだが、全日では初めて。天龍、大仁田、長州、ムタ、馳のモノマネを繰り出す(順不同)。
  • 闘龍門のM2KとC−MAX(クレイジーマックス)の試合が全日本で見られた。
  • セミ・ファイナルの渕vs蝶野戦が本日の目玉。試合前にT2000メンバーが乗り込んできて場内は騒然となった。全日の後楽園・武道館の試合は何度か観てきたが、これほど騒然、しかも殺気を帯びたのは初めてである。 
  • 蝶野正洋選手はここでも見られます。→
  • T2000の面々はヒールらしくできて、意外と堪能できたのではないか。T2000は邪道大仁田迎撃など、実際にはヒールになっていなかったのだ。
  • それにしても、後味は悪かった。私が今まで現場で観戦してきた試合の中ではワーストバウト。(ベストは大阪城ホールで行われたフルタイムドローとなった長州力vsジャンボ鶴田戦)
  • メインの試合はプロレス雑誌にもあったが、観客が既に疲れてしまったようで、総じて熱くなかった。
 写真1 写真2
2000/9/10 西武ドーム パシフィック・リーグ公式戦

西武ライオンズ
vs

福岡ダイエー・ホークス
  • シドニー五輪直前の試合。ライオンズは松坂、FDHは松中がこの試合後五輪代表に合流。
  • ライオンズのオーダーが4番和田、7番鈴木健ということに「おい、逆とちゃうんかい!」驚くとともに、敵ながら寂しくなった。「パ・リーグのレベルも下がった」と嘆く人の気持ちも分かるような気がした。
  • 松中が松坂からセンターオーバーの1発。
2000/9/24 横浜スタジアム セントラル・リーグ公式戦

横浜ベイスターズ
vs

阪神タイガース
  • 関東地区でのタイガースの試合の見納め、と思って横浜へ出向く。 
  • 戦力外通告を受けていた駒田はやはり出場せず。一塁は佐伯で8番。
  • ナマ新庄も結果的に見納めとなった。 
  • 上坂、塩谷、井川の起用で、タイガースは若手主体。
 写真1 写真2 写真3 写真4
2000/9/30 東京ドーム パシフィック・リーグ公式戦

日本ハム・ファイターズ
vs

福岡ダイエー・ホークス
  • 関東地区でのFDHの試合の見納め、と思って東京ドームに出向く。
2000/11/4 国立競技場 ヤマザキナビスコカップ決勝

川崎フロンターレ
vs

鹿島アントラーズ
  • J2行きが有力となったフロンターレが決勝戦を行う、という不思議。これを面白いと見るかどうか。
  • アントラーズサポーターのまとまりは凄い。ゴール裏が真っ赤になる。あの応援は一見の価値有り。西の甲子園ライトスタンド、東のアントラーズ戦ゴール裏、といったところか。統制は甲子園以上。
  • ちなみにレッズサポーターも噂に違わず凄い。スタンドがどうなるのかは見ていないが、国立競技場に行くと見られる人たちはすぐに判った。総武線車内から真っ赤だったのだ。東京ドームに向かう巨人ファンで総武線や地下鉄の車内がオレンジ色に染まることはまずない。
  • フロンターレ側サポーターの集まりはやはり悪かった。茨城県からは団体で乗り込んでくるが、川崎は比較的近いから個別にゆっくりやってくるのだろう、と思っていたが、J2行き、ということもあって圧倒的に少なかった。
  • 案の定、試合ではフロンターレが動けたのは前半の立ち上がりだけで、あとはアントラーズペース。「これじゃJ2行きも仕方ないな」と思ってしまった。
  • 表彰式を初めて見ることが出来た。
2000/11/11 等々力競技場 Jリーグ

川崎フロンターレ
vs

セレッソ大阪
  • ヨーロッパへの移籍が確実となった西澤の見納め、と思って観戦。
  • 森島は欠場。西澤も負傷のため先発ではなかった。このような飛車角落ちが瀬戸際のフロンターレ側の闘志に火を点けたかもしれない。
  • セレッソの押しと決定力が物足りないように見え、そのおかげでフロンターレも粘ることが出来たのではないか。
  • 西澤は出場するなりPKをきちっと決めて仕事する。それにしても今年は大ブレークの年であった。新庄と同じで素質は凄いものがあったが、今まで上手くはまらず中途半端だった。
  • 結果は、フロンターレのVゴール勝ち。「Vゴール負け」を初めて味わう。「えっ!?もう終わり!?」あっけないものだ。
 写真1
2000/12/23 有明コロシアム プロレスリング・ノア
〜GREAT VOYAGE〜
  1. 小林健太、菊池毅vs川端輝鎮、スコーピオ
  2. 橋誠、百田光雄、ラッシャー木村vs浅子覚、泉田純、永源遥
  3. 杉浦貴、力皇猛、井上雅央vs森嶋猛、金丸義信、志賀賢太郎
  4. 丸藤正道、本田多聞vs黒田哲弘、冬木弘道
  5. 小川良成、池田大輔vs青柳政司、斎藤彰俊
  6. 田上明vs高山善廣
  7. 大森隆男vs橋本真也
  8. 三沢光晴vsベイダー
  9. 小橋健太vs秋山準
  • 新木場駅から臨海副都心線に乗り換えたが、すいていると思ったら意外と混んでいた。以前、東京ビッグサイトで行われる展示会に行くために乗ったときは気にしなかったが、新松田〜小田原区間の各停と同じ4両編成だった。(臨海副都心線は「りんかい線」という愛称が付いた)
    東京ビッグサイトには何回か来たことがあるが、対岸の有明コロシアムは初めて。
    当日券を手に入れようとする行列が歩道橋から見え、注目度の高さがうかがえた。
    有明コロシアム前の広場にグッズ売場のテントが並び、NOAHグッズの他にと橋本真也が先日設立した”ZERO−ONE”のグッズが売られていた。
    「カレーは別腹」とか「ハヤシもあるでよ」と前にでかでかと書いたTシャツがあったが、池田大輔選手のグッズなのだそうだ。
  • 「ゆりかもめ」で有明コロシアムに向かった人たちは、新橋駅から大混雑で既にくたびれていた。
  • 会場にはいると、BGMにクラシック音楽が流れており、雰囲気が違った。座ったのは相撲で言えば「向こう正面」。
  • 14時50分頃から百田光雄選手の兄、百田義浩氏の追悼式が行われた。
  • 第1試合、選手入場の演出が凄いことに驚く。全日本時代には考えられなかった、大音響、スポットライト、ミラーボール、レーザー光線、スモークなど、全日本時代の反動なのか、考えられることは全部やっている、という感じ。
    その第1試合、入場時スコーピオはよく踊っていた。やはりリズム感はいい。小林健太を初めて見る。菊池はぐるぐるのテーピングで大丈夫かと思ったが、何とか勝った。試合後、あまり機能しなかった川端にスコーピオが怒っていた。
  • 第2試合は全日時代から続く、悪役商会vsファミリー軍団のスタイル。レフェリーもマイティ井上に交代。「明るく楽しく激しい」の”楽しい”部分を受け持つ試合。浅子はノーフィアーだったんだけど、まあ、よしとしましょう。全日時代同様、ラッシャーのマイク・パフォーマンスがあり、「メリー・クリスマス」。
  • 第3試合は杉浦貴選手のデビュー戦でもあった。力皇と森嶋が何やら遺恨ありげの小競り合い。井上、金丸、志賀の各選手もそれぞれ持ち味を発揮したが、杉浦選手のポテンシャル、可能性の高さが注目を浴びた。今後期待出来そう。志賀選手が決着を付けたが、彼もうかうか出来ない。
  • 第4試合はWEWタイトルマッチでFMW勢が挑戦。黒田がリング内にいる時間の方が長かったように思えたが、要所要所で”理不尽大王”冬木が登場した。その”理不尽大王”、急所打ちはやったものの意外にもクリーンファイトで、効果的な技で遂にタイトル奪回した。「ヒャーッ!」という奇声をナマで初めて聞いた。
    それにしても本田多聞はもろい。丸藤は逞しくなり、フェンス外まで飛んでいくほどのプランチャーを行うなど、あれだけ頑張ったのに台無しになった。分裂直前の全く出番無しの試合を思い出した。 
  • 第5試合、小川選手の入場テーマ曲が変わっていた。ゴング前、斎藤がアピールして善戦はしていたが、青柳館長が十分受け身が取れず、それでおしまい。
  • 第6試合、田上選手の入場テーマ曲が「仁義無き戦い」に変わっていた。「”ダイナミックT”が”コミックT”になったのか?」という人もいた。ちなみに年末、ご近所のビッグサイトで「コミケ」が行われる。
    終始田上が優勢だったが、終盤の高山の1発のキックの当たり所が悪かったのか、あっけなく田上の負け。
  • 第7試合が本日の目玉。「ウラ対抗戦」なのだそうな。
    ナマ橋本は昨年6・8武道館の復帰戦以来。三沢vsベイダー、小橋vs秋山より注目度は高かった。照明暗転で期せずして起こった「ハシモト」コールに対してブーイング。
    橋本の入場テーマ曲”爆勝宣言”の前奏部が流れ出すと「ゥオーッ」という大歓声。大音量で前奏部から聴くとまさに大迫力。花道を歩く姿にはやはりオーラが感じられた。その橋本本人に対してもブーイングが起こっていたようだが、気にならなかった。”爆勝宣言”が流れている間は「ハシモト」コールが圧倒的。
    試合は橋本の方が持ち味のチョップ、キックでほとんど優勢。体もよく動き、キレもあった。やはりこの引退騒動の間休養出来たことが効いたようだ。
    橋本が得意技DDTを打ちに首をロックしたところで大森がコーナーに押し込みアックスボンバーを撃ち、橋本もダウン。
    大森は耐え、橋本も受けたが、結局、橋本の垂直落下式ブレーンバスター(DDT?)で決着が付いた。試合後マイクを取り、まず「大森”選手”」と呼びかけたのは一応大森を認めた、ということなのだろうか。
    橋本の「これが始まりだ」とは今後のNOAHとZERO−ONEの展開が楽しみ。
    渕vs蝶野の時と違って暖かく見ることが出来た。
  • 第8試合、第7試合に負けてはならぬという気迫が伝わってきた。ベイダーの投げっぱなしジャーマン・スープレックスは”飛距離”があった。
    三沢の執拗な攻めでベイダーの腕がまたおかしくなったかも知れない。終わったら両者ともフラフラ。
  • 第9試合は持てる力を全部出し切ったような本当にタフな試合。第7試合に負けないよう、また、次回橋本とどちらかが対戦する可能性がある、ということでこれまた凄い試合となった。まさに死闘。
    仲田リングアナの「30分経過」の声がかかったとき、秋山がむくっと起きあがったのには、タフさが改めて伝わってきた。終わったらこちらも両者フラフラ。
    観客はこのメインの試合を本当に堪能し、かつ疲れたのではないだろうか。
 写真1 写真2 写真3 写真4
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