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2019-11、KANAU Laboratory を見て頂いた方からご相談を受けました。
不凍液を交換したら、E17のエラーが出たそうです。凍結検知です。
後から教えて頂いたのですが、10年間不凍液の交換を怠ってしまった様です…。
その10年モノの衝撃の不凍液がこちら。
…まっくろ…。
こんなになってしまうのですね…。
ちなみに私が7年物の不凍液を交換した時の画像がこちら。
まだしっかりピンクです。間に合ったんですね。
多分不凍液の成分が寿命を迎えると急速に劣化してしまうのではないかと思います。
E17の相談を受けた私は凍結検知センサーが汚れてるor接触不良かな？と思ったのですが。
改めて自分の張ったエラーコード表の古いリンクを辿ってみると、
以前とは違い、E17には循環異常とありました。
どうも循環液が正常に循環出来ていない=戻ってこない事をもってして凍結検知としていた様ですね。
循環異常との事で、交換した不凍液を一旦全て抜いて水道水で水路を洗ってみたのですが、今度はE05。
E05は過熱防止装置作動です。これもやはり不凍液が循環出来ていなかった事が原因と思われます。
改めて水路に残っている不凍液を完全に抜いてみて3回程水路を洗ってみたところ、今度はE23。
E23は通信異常です。？これは何故だかわかりません？
どうもこのE23は安全装置をリセットする事により解除出来る様です。
方法はwebで検索すると出てくるそうです。
ただしこのE23、富士通ゼネラルのサービスの方の話によるとかなり重症な様で。
E23→リセット→E23→リセットを何度も繰り返すと釜が割れちゃうそうです。
そうしたらもうお終いです。修理不可、全て買い替えになってしまいます。
安易にE23→リセットを繰り返してはいけません。取り返しのつかない事になってしまいます。注意っ。
ご相談頂いたこの方の場合、リセットしたら再びE05が。
ここで諦めて富士通ゼネラルのサービスの方に依頼したそうです。
年式が古い(15年物)ので部品調達が難しく場合によっては修理出来ないカモと言われてしまったそうです。
循環モーターの故障だったとすると部品が出るかどうかの問題になってしまいます。
富士通ゼネラルのサービスの方による診断結果は心筋梗塞。
水路が詰まってしまっていたそうです。
エアコンプレッサーで水路に高圧をかける事により詰まりは取れたそうです。
ちなみに修理代(出張料+技術料+不凍液代)は\17,000だったそうです。
水路の掃除は大変だったと思われますが、富士通ゼネラルのアフターはとても良心的だと思います。
貴重な体験を共有して頂きましてありがとうございました。
画像も含めて記事の掲載の許可を頂きましたので、紹介させて頂きました。
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