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2012-9、バッテリーレス化したのですが、
アイドリングでの発電量が少なすぎてウインカーが正常に点滅出来ません。
なので、スモール、ブレーキ、ウインカー等をLED化していこうかと思います。
ニュートラルランプ
まずこれはニュートラルランプ。
高輝度な緑LEDは手元に無いので白LEDです。
空中配線では強度が足りないので、ユニバーサル基板を小さく切り出して部品を取り付けます。
3端子レギュレータLM317LZで定電流回路を組んであります。
アイドリングで6Vまで電圧が下がっても明るさが変わらない様にします。
電流はLEDの定格が30mAなので25mA程度にします。
15V入力で12V位、0.3Wレギュレータが背負う事になります。
レギュレータのAdjustと出力の間が1.25Vになります。なので、抵抗値は50ohm。100ohmパラです。
これを緑のレンズにホットボンドで固定して完成。
ニュートラルランプの隣にスピード警告灯があります。
30km/hを超えると赤LEDが点滅するという…。要りません。使ってません。配線抜いてあります。
将来的にウインカーのインジケーターにしようかと思っています。
ここにもLEDを入れておきます。
ニュートラルランプと同じ物をもう一個作って同じくホットボンドでレンズに固定します。
レンズはクリアなので、白く光ってしまいますが…。
追々レンズをオレンジに塗れば良いかなと思っています。
2018-6-30、追記。上記ニュートラルランプはつかなくなってしまいました。
基板に半田付けしてあったリード線が振動で千切れてしまった様です。
せっかくなので新しいLEDで作り直しました。もうちょっと明るくても良いかな。
しまりす堂のMonster4.8。定格60mAです。27ohmを入れて46mA流す事にしました。
レギュレーターとLEDのリード足を5mm程残しておいて、リード足に対して半田付けする様にしました。
この方が接触面積が広くて千切れ難いと思います。もちろん熱収縮チューブで絶縁しておきます。
明るくなりました。
メーター照明
次にメーター照明。
ニュートラルランプと同じ物だと輝度が足りなかったので、もうちょっと明るいチップLEDを使いました。
また、ここは交流で来ているので整流します。
配線の途中(ランプが入っていた金属の内側)にリードタイプのダイオードを入れておきました。
2018-6-30、追記。上記メーター照明はつかなくなってしまいました。
半導体の故障です。原因は過電圧です。
電源がレギュレーターを通していない交流からとっているせいです。
良く調べていなかったのですが、高回転でかなりの高電圧になってしまっている様です。
ニュートラルと同じ物を作って今度はレギュレーターを通した直流電源からとる様に配線を入れ替えました。
テールランプ
2016-7、テールランプが球切れしたので替えの電球を探したらうちに転がっていなかった。
12V/10W+5WのS25球です。
車で使うS25は普通12V/21W+5Wです。それならいくらでも転がっているのですが。
なのでLEDで作ろうかと思います。
作るに当たり元の回路を調べてみると、スモール(兼ナンバー灯)は交流、ブレーキは直流です。
使うLEDは秋月の3W放熱基板付赤色パワーLED、\300、
ドライバは同じく秋月の定電流デコデコ、\140、
口金はこりす堂のBAY15d、\43、ヒートシンクは水谷PUE26-25。
これでダブルフィラメント相当にしようと思います。
3W放熱基板をM3のネジでヒートシンクに固定しようとすると、
M3のネジの頭が+、-の端子共に接触しそうです。
ポリカーボネートの丸ワッシャーを使いました。@\5です。
ポリカーボネートは120℃程度の耐熱があるらしいので問題無いと思います。
定電流デコデコの回路はこんな感じ(コントロールICのデータシートのリファレンス回路通り)。
これをちょこっとこんな感じに改造すれば。
コントロールICはCurrentSense端子とVin端子の電位差が200mVになる様に電流を制御してくれます。
スモールでは1.28ohmなので156mA、1.95V x 156mA = 0.3W、
ブレーキは0.28ohmなので714mA、2.25V x 714mA = 1.6W です。
ブレーキが入ったら1ΩをFET(Si4463BDY、Pch、Vds=-20V、Vgs=12V、Id=9.8A)でつまみます。
作ってみました。
2012の0.56Ωが2パラであった場所に3216の1Ωを追加、更に小基板に上記回路赤字部分を追加。
始め全て空中配線で作ってみたのですが、絶対バイクの振動で壊れる気がしたので、
SMD用ユニバーサル基板を使って作り直し、チョークコイルの上に置きました。
それから、純正テールランプはナンバー灯を兼ねています。
今回赤LEDを使ったので、ナンバー灯は別に白LEDで作ります。
電源は赤LED用の定電流デコデコのE-capからもらいます。スモールは交流なので。
LM317LZで定電流回路を組み、100ohmと27ohmのパラで21ohm、59mA流します。
マイナス側に500mAのリードタイプのFUSEを入れておきました。
完成。
明るさもいい感じです。
ちょっと斜めですが…。
→試運転したら一発で壊れました…。残念。
交流の入力電圧が想定外だったのかと。
ちゃんと調べてないのではっきりとは判りませんが。
12V/21W+5Wの普通のS25球を入れときます。
2017-11、追記。こちらで同じ様な事をもう一回やりました。
もうちょっと改造しやすい様に、振動で壊れ難い様に、改良しています。
こちらでは成功しています。
モンキーでもスモールの電源をレギュレーターの後からとればいけると思います。
2020-4、上記と同じに再び改造しました。
スモールの配線をレギュレーター後の直流からとる様に変更して取り付けました。
ウインカーリレーの所にDC12Vが来ているので、そこからテールランプまで新たな配線を用意しました。
ちなみに消費電流は12V時、スモールで100mA、ブレーキで260mAでした。
消費電力だとスモールで1.2W、ブレーキで3.12Wになります。
2021-10、現在は市販のLED球も良い物がいっぱいあります。
苦労して自作しなくても、下の子のVinoに取り付けたこちらで充分です。
ウインカー
2018-11、ウインカーをLED化します。
こちらのセットを購入してみました。ウインカーリレー付きで\550でした。
が、予想以上に暗い。電球よりも暗いです。
分解してみると電流制限抵抗として33Ωがついていました。
14Vかけると0.25A流れていました。消費電力は3.5Wです。
計算してみると3.5Wの内の2Wを1/4Wの抵抗に消費させている事になります。
なんて計算している間に抵抗が燃えだしました…。
ウインカーが間欠だから大丈夫という考えなんでしょうかね。
なので、この金口だけを使ってもっと明るい、正しい設計のLED電球を自作しようと思います。
LEDは3W(定格)でヒートシンク付きの黄色の物を探します。4個必要です。
昔秋月でこちらを購入していたのですが、今はこちらでもうちょっと安く購入出来る様です。
白であればこちらで更に安く購入出来るのですが、残念ながら黄色は出品されていない様です。
私はこちらで購入しました。USD2.52/10pcsでした。
ドライバの定電流回路は今までは良くこちらを使っていたのですが、
今回はLED同様こちらで購入しました。USD6.84/10pcsでした。10日程で届きました。
今までの物より更に小型化されています。回路構成はEcapがありませんがそれ以外は同等です。
購入したのは600mA定電流の物なので、電流検出抵抗を変更して300mA定電流にしておきます。
φ10mmの熱収縮チューブでシュリンクして金口の中に入れてしまいます。
熱収縮チューブは自作派は結構使うので、購入しておく事をオススメします。
次にLEDのヒートシンクを金口に固定しなければいけないのですが、
ヒートシンクはアルミなのでハンダがのりません。
私はスズメッキ線にφ1.5mmの熱収縮チューブをかぶせて、
ヒートシンクを縛り上げて固定しました。
耐熱皮膜の電線でも出来なくはないと思いますが、
撚り線よりも単線の方が作りやすいかと思います。
完成。明るさは十分明るいです。14Vで0.11A流れました。消費電力は1.5Wです。
始めに購入した出来合いの物の半分以下の消費電力で何倍もの明るさです。
純正電球10Wと比較しても1/6の消費電力でより明るくなりました。
放熱のディレーティングを多めにとっているので、連続点灯でも問題無さそうです。
バッテリーレス化で信号待ち等アイドリング状態だと発電電圧が下がってしまうのですが、
これはデコデコのお陰で5V程度の入力でもきちんと全開で点灯出来ます。が、
ウインカーリレーの方が低入力電圧に対応出来ていなくて、正しい点滅周期で点滅は出来ません。
アイドリングでヘッドライト消灯、ブレーキ消灯では明るく正しい周期で点滅出来る様になりました。
2020-4、追記。上記テールライトをLED化しました。
これによりブレーキが点灯している状態でもちゃんと点滅出来る様になりました。
ヘッドライト
ヘッドライトもLED化しようかと思うのですが、自作じゃなくて購入品で考えています。
私はいつも通り中国の通販でこちらを購入しました。US$1.79でした。
とりあえず電気的特性を確認してみます。仕様は10Wで1000lmとの事です。
Hiは両方のLEDが点灯しました。が、HiでもLoでも消費電流は12.0V時で0.5A=6Wで同じでした。
15.0Vでは0.4Aで同じく6Wです。まぁいつもの事です。10Wではありません。
モンキーに取り付けた所、背が高すぎてレンズケースに収まりません。
頭をグラインダーで切り取りました。
頭は外から良く見えるので、整えておきます。
レンズケースに収まりました。
あと、このLEDはDC12V仕様です。
うちのモンキーではヘッドライトにはレギュレーターを通していない交流が来ているので、
このまま取り付けるとまた過電圧で壊れてしまいます。
レギュレーター出力からの配線に入れ替えておく必要があります。
ヘッドライトケースの中にはいろんな配線が来ているので電気配線図があれば簡単です。
明るさは、LEDで6Wだとハロゲンで60W相当でしょうか。
実際夜確認してみるとそこまでではなさそうですが、純正のハロゲン25Wよりは明るそうです。
これでモンキーは全てLED化されました。
ヘッドライトつけたままでブレーキ踏んでてもアイドリングでウインカーが正しく点滅出来ます。
電球でウインカー10W x 2 + スモール5W = 25Wは無理でしたが、
LED化した事により、ウインカー1.5W x2 + ブレーキ3.12W + ヘッドライト6W = 12.12W は大丈夫です。
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