KANAU Laboratory > 車 > モンキー
2012-9、現状、バッテリーは死んでます。
死亡バッテリー乗っけたままです。
それ程不具合無いので放ってありました。
問題点と言えば、アイドリングでウインカーが安定して点滅出来ない。くらい。
でもバッテリーレス化します。
webで調べると市販のバッテリーレス化キットという物があって、中身は6,800uFの電解コンデンサらしいです。
ヤフオクで出品している物はこれの何倍とかってのが売りになっているみたいです。
で、私の場合は当然秋葉原で電解コンデンサを買ってきます。
秋月で、日本ケミコンKMH、10,000uF/50Vが@¥200。
これを買いに行くと在庫無し…。
代わりに日本ケミコンKMH、4,700uF/50V、@¥100を10個買ってきました。日本製高級品です。
ところでレギュレータは生きてるんでしょうか。
バッテリー死亡のままで使い続けていたので、こういう場合壊れている事が多いらしいので。
アナログオシロで波形を見てみます。
2018-7、デジタルオシロ OWON SDS5032E を購入したので撮り直しました。
USB接続のmicroSDカードに波形を測定する方法は、
SAVE→IMAGE→SAVE→Enter です。COPYじゃありません。
microSDカードは8GB以下じゃないと保存出来ません。
1ch(赤)がレギュレーター出力、2ch(黄)がレギュレーター入力、
測定条件はアイドル、ヘッドライト消灯、ブレーキ消灯の軽負荷状態です。
コンデンサ的な物は何も無いので、整流だけです。
アイドルでピークが25V位出てます。壊れてるんでしょうか…。
でもDCを入力してみるとちゃんとレギュレートしてくれてるので、壊れては無さそうです。
やっぱりレギュレータはコンデンサをつけないとレギュレート出来ないみたいです。
点火プラグケーブルに線を巻き、点火信号のタイミングを見てみました。
1ch(赤)が点火プラグケーブルのノイズ、2ch(黄)がレギュレーター入力です。
4周期に1回点火している=クランクシャフトが1回転しているんですね。
ちなみに4stですが、吸気と排気を判断する物は何も無いので構造上2点火に1点火は空振りなんだと思います。
という事は先程の波形は、60,000ms(1分) / 9ms / 4周期 = 1,667rpm (回転数/分) ですね。
ちなみにアイドルの定格は2,000rpmでした。ちょっと低目です。
では、先ず4,700uFだけ付けてみます。
14V〜16V位でレギュレートしてくれています。
毎周期きちんとレギュレートしてくれていないですが、負荷が軽い為だと思います。
アイドルのままでヘッドライト点灯、ブレーキ点灯で負荷を増やしてみます。
レギュレーター出力電圧は6.7Vまで下がってしまいましたが、
これはコンデンサ容量とは関係無く発電量によるものなのでしょうがないです。
リップルは2V程ありますが、うちのモンキーにはそれで問題がある様な負荷はついていないので、
何も問題無いんじゃないでしょうか。
結局電解コンデンサは4,700uFで十分という結論です。
それ以上増やしてもリップルが小さくなるだけで特にメリットありません。
おまけで軽負荷で高回転にした時の発電電圧を見てみます。
8,287rpm で84Vmax。そんなに上がるんですねぇ…。
レギュレーター出力は13.32V。ちゃんとレギュレートしてくれています。
バッテリーレス化はこれで完了しました。
ただ、アイドリングでウインカーが正しく点滅出来ない事に変わりありません。
アイドリングの発電量よりウインカーでの消費電力が多いのでしょうがないです。
コンデンサの容量増やしても無駄です。
コイルの結線を改造してレギュレーターを全波整流の物に交換して発電量を増やす方法もありますが、
私はアイドリングの発電量より消費電力を少なくする方法を検討します。
KANAU Laboratory > 車 > モンキー