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中古で購入したラピードの台所の水道の蛇口の隣に水ポンプのスイッチがあります。
このスイッチをONにして蛇口のハンドルを開くと水が出る様になっています。
私はキャンピングトレーラー初心者なので、そういうもんなのかな?と一瞬思ったのですが、
蛇口のハンドルにスイッチを内蔵するべきなんじゃ?いや内蔵しているはずだと思い直しました。
蛇口のハンドルをゆっくり開いてみると、やっぱりカチっと音がしています。
蛇口の裏側を調べてみると、やはり配線が2本出ています。
テスターであたってみると、蛇口のハンドルを開くとこの線間がショートします。
という事は、過去のオーナー様がこのハンドルのスイッチが接触不良になってしまったので、
外部制御スイッチを付けたと考えられます。
私は故障したら対策して使える様にするというのはあまり好きではなく、
故障部位を修理(又は最悪交換)して元通りの純正の機能性を確保する方針です。
2020-10、とりあえず配線を元の蛇口のハンドルのスイッチにつなぎ直してみます。
ちゃんと蛇口を開くとポンプが回って水が出る様になりました。
でも何回かやっていると、予想通りポンプが回らない事があります。
蛇口を取り外して分解してみます。
ハンドルの所を取り外すと中にマイクロスイッチが入っていると思われます。
ハンドルを外す方法がぱっと見わかりません。
ネジの目隠しのフタとかありません。
ではとうやって組み立てたのかというと、ハンドルは押してはめただけなのでわ。
という結論に達したので、ハンドルを引っ張って取り外しを試みます。
外れました。予想通りハンドルははまっているだけでした。
上写真ではちょっと分かりにくいですが、マイクロスイッチではなくその中身がありました。
マイクロスイッチだったら新品の同等品に交換するだけで済んだのですが。
接点のメカ的な動作は問題無さそうです。
腐食により接点の接触が悪くなっていると考えられます。
接点部に接点復活剤を吹きかけて、接点部に紙(上質紙)をはさんで引っ張ります。
こうする事により、腐食により接点の上に形成された絶縁被膜を削り取る事が出来ます。
それを何回か繰り返して、接点を掃除しました。
元通り組み立ててラピードに取り付けてみます。
無事、蛇口のハンドルを開いてもポンプが回らない事は無くなりました。
蛇口がトイレの洗面台?シャワー?にもう一つあります。
こちらはポンプが回ったり回らなかったりではなく、一切回りません。
とりあえずトイレの隣の台所の蛇口を少し開けてポンプを回せば水は出るので、
追々修理しようと思います。
パネルも割れてしまっているので出来れば綺麗に修理したい所ですね。
2021-4、先延ばしにしていたトイレの蛇口の配管と蛇口の修理をやりました。
前のオーナー様も修理を試みられた様です。蛇口のハンドルの上のキャップを外そうとした跡があります。
でもこのキャップ、あまりにもピッタリ嵌りすぎています。ここはもしかして外れないのでわ?
台所と一緒でハンドルがはめ込まれているだけの様な気がします。
で、ツメを想像しながらツメが外れる様にハンドルを引っ張ると…。
ハンドルは外れました。出てきた樹脂ナットを外して蛇口ASSYを取り外せました。
早速分解します。
台所の蛇口と一緒でマイクロスイッチの中身だけみたいなスイッチです。
スイッチは中々傷んでますねぇ…。
接点復活剤で一応復活はしたんですが…。通電側の接点は無くなって穴が開いてしまっています…。
ショートでもさせて大電流が流れてしまったんですかね?煤もいっぱい付いてるし。
スイッチを交換したい所ですがちょうどこれに合うマイクロスイッチが見つかりません。
まぁとりあえず通電は出来ているので今回はこのまま組み上げてしまって修理完了とします。
次に蛇口取り付け部のパネルの修理。
Φ25mmの穴にΦ18mmの蛇口を取り付けてありました。蛇口は純正ではないんですかね。
パネル下側が蛇口と接触している面積が小さすぎてパネルに無理な力がかかって割れてしまった様です。
パネル裏に適当な杉板の端材にΦ18mmの穴を開けて挟んで台座としました。
これだけでガッチリ固定出来たのでもう問題ありません。
割れたパネルの段差も無くなったので目立たなくなりました。
修理完了です。
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