日産ノート NE11 ブレーキ オーバーホール

KANAU Laboratory > > ノート

 

2020-5-23、来月車検でブレーキフルードを交換してもらう予定ですが、

その前にブレーキのオーバーホールをやっておく事にします。

ステージアブレーキパッド交換の時にキャリパーの引きずりを発見して、

キャリパーのオーバーホールをやったのが14年、12万kmの時。

ノートが15年10万kmなのでこちらもそろそろかなと。

 

それと、去年フロントブレーキパッドを日立 HN003Z 交換したのですが、

これがブレーキダストがとんでもなくスゴイ。

あっと言う間にホイールが真っ黒になってしまいます。

ドライブシャフトブーツが破けたのかと思いました。

効きはいいんですけどね。ちょっと許容範囲外のブレーキダストです。

もうこれ嫌です…。掃除が大変。まだ残り4.5mm程ありましたが廃棄です。

 

今回用意した部品は、

フロントブレーキキャリバーオーバーホールキット、Seiken 260-20675、\1,871。

フロントブレーキパッド、曙 AN-675WK、\4,742。

リアドラムブレーキカップシールキット、Seiken 240-53741、\689。

銅ワッシャ、SUN CP10、\1,044/20個。

合計で\8,346でした。それ以外に、

ブレーキグリース、ダイゾーニチモリ、\656。これは以前購入した物です。

日産純正品ではありませんが、みんなステージアのオーバーホールで使ったのと同じメーカーの物です。

自動車整備工場で使っている物との事なので問題無いと思います。

 

ちなみに純正部品に拘るのであれば、

フロントブレーキキャリバーオーバーホールキット、AY600-NS062、\2,641。

フロントブレーキパッド、AY040-NS120、\5,950。

リアドラムブレーキカップシールキット、AY220-NA004、\1,150。

銅ワッシャ、46237-A4600、\2,900/10個。

合計で\12,641です。

 

フロントから始めます。こちらはステージアで経験済みなので、多分楽勝です。

ガレージジャッキでジャッキアップ、馬を入れてタイヤを外します。

パッド交換の時同様、キャリパーを上げます。14mmのボルトです。パッドを外しておきます。

ブレーキラインを外します。12mmのボルトです。

ブレーキフルードはそんなに大量に漏れてくる訳ではないのでサクサク進めます。

今回はゴムシートの破片、1mm厚の丸いアルミ板、ロックプライヤーで漏れ止めしておきました。

ロックプライヤーは予め間隔を調整しておかないと手際よく作業出来なく、

どんどんブレーキフルードが出てきてしまいます。

これで完全に止める事が出来たので、ピストンの掃除がのんびり作業出来ました。

木片を入れてコンプレッサーでピストンを押し出します。

ステージアの時とは違い、引きずっていた訳ではないのでスムーズに出てきてくれました。

でも汚れてますね。

ステージアの時とは違い、メッキは剥がれていないのでヤスリは使わずブレーキクリーナーで掃除します。

ちなみにサービスマニュアルではヤスリは禁止しています。メッキしているからとの事で。

綺麗になりました。シリンダー側も同じくブレーキクリーナーで掃除しておきます。

ティッシュだと破片が付いたりしてしまうので、ホコリの出ないキムワイプを使いました。

シールを取り付けます。付属のピンクのグリースを塗ったOリングをシリンダーに取り付け。

ピストンにも付属のピンクのグリースを塗ってからダストブーツを取り付け。

ピストンとシリンダーに、ブレーキライン取り外しの時に漏れたブレーキフルードを塗っておきます。

ピストンをシリンダーに挿入。

ダストブーツをシリンダー側の溝に押し込みます。

シリンダー側の溝にもグリースを塗っておいた方が良かったと思います。

それやらなかったのでなかなか入っていかなくて苦労しました。

ピストンを一番奥まで押し込み、ダストブーツを整えておきます。

完成。

スライドピンにオレンジのオイルを塗って取り付けました。14mmのボルトは43.2Nmです。

ブレーキパッドも新しい物に交換。

ディスクはだいぶ段付きになってました。日立 HN003Z のせいかな?まぁでもこのまま使います。

ブレーキ配管を取り付けます。新しい銅ワッシャを両面に入れます。12mmのボルトは18.2Nmです。

エア抜きは嫁さんにブレーキ踏んでもらって。

8mmのメガネレンチと内径5mm、外径8mmの汎用シリコンホースとプラのビーカーを使いました。

シリンダーのお尻をカンカンしてやると細かい空気が出てきます。きっとこれやった方が良いです。

出てきたブレーキフルードはリザーバータンクに戻しておきます。

 

次はリアのドラムブレーキのカップシールを交換します。

こないだブレーキシューの交換をやったばっかりなので、ここまでは慣れたもんです。

工具は全然使いません。頭と指を使います。

この状態でブレーキクリーナーで掃除しておきます。

ここからシリンダーからピストンを抜いてしまうとブレーキフルードが漏れてきます。

漏れたフルードを回収出来るように、台所にあった資源ごみの牛乳パック(パインですが)を切ってトイを作りました。

そしてピストンを抜きました。

ピストンのシールとダストシールをとり、ブレーキクリーナーで掃除しました。

掃除した結果です。あんまり綺麗ではありませんが、やすりがけとかやりませんでした。

ブレーキグリースを塗って新しいシールを取り付けます。

シリンダー側もあんまり綺麗ではありませんが、指で触った感じだと特にひっかかりとかないのでこのまま。

ここまでの作業でこれだけブレーキフルードは出てきてしまいました。

まぁでもこれだけです。リザーバータンクに戻しておきます。

ピストンをシリンダーに入れます。これでブレーキフルードの漏れは止まりました。

シューとか必要箇所にブレーキグリースを塗って組み立て、

自動調整をちょっと戻しておいてドラムを取り付け、ホイールも取り付け。

パーキングブレーキを踏んでみるとカチカチ自動調整してくれている音が聞こえます。

でもいつまでやってもカチカチ言ってる様な…。

次に嫁さん呼んでエア抜きします。タイヤ付いている状態で出来ます。

これで片側完成。反対側を始めます。

とここでっ。反対側のドラムを外してあったのを発見してしまいました…。

シリンダーからピストンが抜けブレーキフルード漏れ漏れでした…。

気を取り直して同様に作業しました。

結果としてリザーバタンクのブレーキフルード残量はMAXとMINの間位。

今回フロントディスクパッドを新品に交換してちょっと増えての結果です。

来月車検なのでその時にブレーキフルードは交換して量も正しく調整してもらいます。

 

2024-6、車検整備で左後のブレーキシリンダーからのフルード漏れを発見しました。

上記の様にシリンダー内側があまり綺麗ではない事は確認していたのですが…。

やっぱりダメだったという事になります。

リューターと真鍮のワイヤーブラシで磨いてみたのですが効果無く…。

ブレーキシリンダーASSYで交換となりました。

まぁ…それ程高い訳でもないので…。

純正品番は44100-ED300。\4,540(2018年製NISSAN FAST)。

購入したのは制研 130-51287、\3,619。漏れてる左後だけ交換しました。

 

ついでにフロントディスクローターを交換しました。かなり薄くなってきた気がしたので。

純正品番は 40206-AX000。\9,590x2pcs(2018年版NISSAN FAST)。

購入したのは、ヤフオクで落札したテクノパワー製のRN106、未使用。\5,050(左右セット、込々)でした。

 

 

 

 

 

KANAU Laboratory > > ノート