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2016-1-10、ノートは10年64,013km。
前回車検(2年近く前)の時に、フロントブレーキパッド残4.0mm、リアブレーキシュー残1.0mmとの記録があります。
フロントブレーキパッドはタイヤ交換の時に確認出来るので見てみると2.5mmしかない。そろそろ交換しないと。
日産純正パーツナンバーは、フロントブレーキパッドは AY040-NS120 、
リアブレーキシューは AY360-NS106 ですが、
私が選んだ物は、整備工場でも使っている下記です。
フロントブレーキパッド DriveJoy (トヨタ系列) V9118-N071 \4,750
リアブレーキシュー akebono NN2080 \4,125
ステージア、Y30と乗ってきた私はリアブレーキシューのシュー交換はやった事がありません。
モンキーは前後ドラムでモチロン交換経験ありますが、パーキングブレーキと共用ではないのであまり参考になりません。
webで皆さんのホームページを見て勉強、更にヤフオクでノートのサービスマニュアル\4,206をゲットして勉強しておきます。
では交換します。まず経験の無いリアから。左後から。
ブレーキフルードがMAXを大幅に超えて入っていたので、スポイトを使って予め減らしておきます。
ガレージジャッキでリア両輪をジャッキアップ、タイヤを外しパーキンブブレーキを解除します。
ドラムは固着無くそのまま外れました。
2WDのE11はハブキャップを外してハブナットを外す必要がある様ですが、e-4WDであるNE11はその必要はありません。
ブレーキダストで汚れたホイールシリンダー。液漏れ等は無い様に見えます。
今回はオーバーホールしません。
分解する前にバネの付き方等を画像で記録しておきます。
シューを押さえているリテーナーを外します。
シューホールドピンが回転しない様に裏側から押さえつつ、
リテーナースプリングを押さえつけながらリテーナーを90度回転させれば外れます。
ロア側リターンスプリングを取り外します。
シューを横に引っ張ってホルダーからずらし、スプリングを縮めて外しました。
アッパー側のリターンスプリングはシューに付いたままの状態で、シューごと外しました。
多少知恵の輪チックですが無理無く外れました。
シューの裏側のオペレーティングレバーという板にパーキングブレーキのワイヤーが取り付けてあるので外します。
そして分解。
スプリングフックとか使わなくても腕力だけで外せました。
アジャスターも分解して清掃。
ブレーキクリーナー使いまくりで綺麗にします。
バックプレート側、ブレーキドラムもブレーキクリーナーで清掃しておきます。
バックプレート側の必要箇所にグリースを塗っていきます。
過去にラメっぽいグリースが塗ってあったので参考に、その中の金属接触跡がある場所がグリースの必要箇所です。
グリースはブレーキ専用のグリースを用意します。
ダイゾーニチモリ N-120
60g 購入時で\690でした。
二硫化モリブデン配合、ラバー兼用だそうです。ダイソーではありません。
あとは分解の逆の順序で組み立てていくだけです。
アジャスターは縮めておかないと、ドラムが嵌まりません。
上画像程度縮めてあれば大丈夫でした。
ドラムを嵌めて、ホイールを取り付け、反対側(右後)も同様に交換しました。
アジャスターを緩めてあるので、自動調整を行います。
フットブレーキ、パーキングブレーキを10回程踏めば調整出来る様です。
リア完成。
次にフロントブレーキパッドの交換。
ステージアやY30ではいつもやっているので難しくはないと思います。
下側のスライドピンボルトを取り外し、シリンダボディーを持ち上げます。
見慣れないパッドリターンスプリングという針金があるので外します。パッドを外します。
ピストンブーツは特に問題無さそうです。
ピストン戻しですが、ピストンの頭をキズ付けない様に取り外した廃棄パッドを当てておきます。
パッド点検窓にラチェットレンチのお尻を差し込んでみると丁度良い。テコで押します。
これで入っていかない様だと動きが鈍くなっているのでオーバーホールした方が良いかと思います。
パッドの裏とシムに上記ブレーキグリースを薄く塗って取付。
スライドピンボルトの締付トルクは43.2Nm(4.4kgm)です。
フロント完成です。
2019-3、91,673km、前回交換したフロントブレーキパッドがそろそろ交換時期の様です。
走り方や環境によって変わるとは思いますが、うちの場合、
これまでもフロントは約3万km毎に交換しているので妥当な寿命です。
今回は日立 HN003Z を選んでみました。\2,966。
純正品(PITWORK)は\6,000以上します。
\2,000以下のより安い物も興味ありますが、嫁さんの車なので。
2019-9、96,457km、金属の擦れる様な音がたまに聞こえるとの事で、交換する事にします。
右のパッドの残りは1mmちょっと。左はまだ3mm近くあります。
バランスがちょっと悪いみたいですね。
でもピストンはスムーズに戻ったのでピストンの固着ではなさそうです。
新品は8.5mmありました。
追記。この日立 HN003Z 、ブレーキダストがとんでもなくスゴイ。
あっと言う間にホイールが真っ黒になってしまいます。
ドライブシャフトブーツが破けたのかと思いました。
効きはいいんですけどね。ちょっと許容範囲外のブレーキダストです。
もうこれ嫌です…。掃除が大変。
2020-5-24、まだ残り4.5mm程ありましたが廃棄です。102,182km。僅か6,000kmの命です。
新しいブレーキパッドは、曙 AN-675WK、\4,742。
ブレーキのオーバーホールと共に交換しました。
2024-6、135,312km。車検整備でフロントブレーキパッドを交換しました。
前回のブレーキパッドは、4年33,000km使った事になります。
今回も前回同様曙 AN-675WK、\4,450。
ブレーキローターが薄くなっているのが気になるなぁ…。
車検終わってから結局ローターも交換しました。
純正品番は 40206-AX000。\9,590x2pcs(2018年版NISSAN FAST)。
購入したのは、ヤフオクで落札したテクノパワー製のRN106、未使用。\5,050(左右セット、込々)でした。
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