AIR-SS
written BY神名

バイト万歳!?


往人はなやんでいた
「・・・金がねぇ」
そう、彼は無一文だったのデス・・
「バイトでもするか・・・」
「往人さんバイトするの?」
観鈴だ
「ああ・・・って人の話を盗み聞きするなっ!」
「が、がお・・・だって今食事中・・・」
「・・・そうだった」
ここは観鈴の家。俺いわく、タダの食堂
「こら!居候!そんな風におもうてたんか!」
「はっはっは!その通り!」
「・・・・・」
「・・・・・」
無言になった
「・・・・・冗談だ」
「冗談でも傷つきました」
「キャラが違うぞおばさん」
「おばさんとよぶんやないっ!」
「おっと、こんなことしてる場合じゃない。早速バイト先探してくるか」
「こらっ!居候!まだ話は終わってないで!」
「観鈴っ!あとはたのんだぞ!」
「そ、そんな・・」
「じゃあまたな!」
「二度と来るなーー!!」
「またね、往人さん」
・・・・・・・・・・・・・・
さて、どうするか・・・
「ちょっと、そこのお主」
ん?
ちらりと目だけを向けるとそこには・・・
「・・・・・」
なぜか昔風の巫女服みたいのを着た14あたりの女の子がお手玉をもって立っていた
「・・・・・」
無視しよう
「これっ!無視するでないっ!」
ひゅん
ばこ!
「いてっ!お手玉投げんなっ!」
「お主が無視するからじゃ!」
「だいたいなんで言葉遣いが古いんだよ・・」
「気にするでない」
かなり気になる
「気にするでないというに・・話せば長くなること・・」
「?」
「と、とにかく気にするでないっ!」
余計気になる
「ところで・・なんでお手玉なんてもってるんだ?いまどき流行らないぞ?」
「そう、それじゃ!ちょっとみておれ!」
ひょい
お手玉が中を飛ぶ
ぽて
そして落ちる
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ひょい
ぽて
「・・・・むう」
「・・・・・・」
ひょい
ぽて
「・・・もう一度」
「・・・・・・」
ひょい
ぽて
「・・・・・」
「・・・・・」
ひょい
ぱし
「もういい・・」
おれはお手玉をとった
「ああっ!お主!なにをする!」
「みてるだけ無駄だ!」
「・・・むう、しかたがないのう・・ほれ」
さっと手を出した
「ほらよ」
お手玉を返す
「・・・まだ足りんぞ」
「あ?なにがだ?」
「そこの看板をよく見てみい」
「あ?どれどれ・・・げっ!」
そこには、「一ステージ500円」と書いてあった
「え〜と、四回だから・・2000円じゃ!」
「・・・・マジ?」
「あたりまえじゃ!こっちは商売なんでな・・」
詐欺だ
「ん?なにか不服か?」
「・・・いえ、ないです」
こいつ自体は怖くないんだが・・・後ろにいる侍かなにかがこっちを睨んでいる・・・正直いって怖いぞ
「・・・あいにく今は金が無いからツケといてくれ」
「しかたないのう・・・」
「すまないな・・神尾 晴子の名前でな・・」
「わかった」
「・・・・じゃあな」
「またいつでもこい」
二度といくか
・・・・あとで晴子に謝るか・・・

本日の収入 −2000円


え〜と、言葉遣いに間違いがあるかも・・
?「勉強不足じゃ!」
・・・時間がなかったんだよ〜(泣 ・・・とゆーわけで、多めにみてやってくだせえ(ぺこぺこ

2000年12月23日 HOMEへ 其2へ