kanon-SS
written BY神名


祐一は朝起きたら女になっていた
「・・・なんでやねん」


ありのままの俺がいて・・・



「・・・・はぁ、どうせ夢だろ」
俺はお約束のごとく頬をつねってみた
「・・・・痛いぞ」
そしてお約束のごとく痛かった
「・・・俺なんかしたか?」
昨日のことをふりかえってみる


十分後
「・・・なにもなかったよな?」
思い当たる節はなかった
ふと、鏡をみてみる
「胸がふくらんでる」
ざっと83はある
「・・・がない」
なんか変な感じだ
「髪が長くなってる」
腰のあたりまである
「顔は・・・」
心なしか女らしくなってる
まあ、もとから女っぽい顔つきではあったが
「・・・とりあえず起きるか」
部屋をでると例のごとく名雪の部屋から
目覚し時計の音が・・・
「聞こえない・・」
そうか、今日は学校は休みだったんだ
「ぐあ、だったらこんなに早く起きなくてもよかったじゃん」
しかたない、朝ご飯でもたべるか
「おはようございます、秋子さん」
「あら、おはようございます、祐一さ・・・」
さすがの秋子さんもわずかながら驚いているようだ
「秋子さん、なにか知りませんか?」
「すみません、ちょっとわからないわ」
「そうですか・・・」
俺はてっきり秋子さんの謎ジャ・・・いや、なんでもない
「祐一さん、朝ご飯食べますか?」
「はい、いただきます」

いつもと変わらずに朝食を食べる
食べるには不便はないようだ
当たり前か

「ごちそうさまでした」
俺が朝食を食べ終えると
「おはようございまふぁ〜〜」
名雪が起きてきた
「おはよう名雪」
「珍しくはやいな」
「おはようお母さん、ゆうい・・・・・ち?」
やはり驚いているようだ
「名雪、なにか知らないか?」
「ううん、知らないよ?」
「やっぱりな」
秋子さんが知らなくて名雪が知ってる訳がない
「祐一・・」
「なんだ?」
「カワイイよ」
ぼかっ!
「うう・・・殴らなくても」
「全然嬉しくないぞ!」

ったく
「あら?もしかしたら・・」
「どうしました秋子さん?」
「祐一さん、ちょっと洗面所まで来ていただけませんか?」
「はぁ、いいですけど・・」




二時間後・・・
「はい、完成です」
「・・・・・・」
俺は髪に色々と手を加えられていた
「ちょっと、名雪ー、来て見てー」
「どうしたの?お母さん・・・ってわぁ!」
驚くのも無理はない
髪に手を加えた俺は・・・
「わ、わたしがいるよ?」
名雪そっくりだったのだ


二話へ続く


さて、新シリーズスタートということで
名「なんか短くない?」
なんか書いてたら区切りがよくなったというわけであって、けして

ネタがなくなった!

というわけではないぞ!
祐「怪しいな」
ここでの初登場の祐一君っ!怪しくなんかないぞっ!
祐「つーか、なんでいきなり女になってるんだ?」
ふふふ、それについては後々明らかになるから安心しなさいなっ♪
祐「了解」
と、ゆーわけでこのシリーズは前回のように

失敗!

しないように気をつけますんで〜(ぉぃ


2001年1月31日 HOMEへ