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千町ケ峰の麓の春
長く雪に閉ざされた冬から久々に開放され、水田にキラキラ
と陽光が反射しています。狭い山間の谷川越しに、夫の運転
する耕運機の音が、嬉しそうに聞えてきます。頬被りをした妻
が畔作りに精を出しています。棚田の向こうのトタンで覆った
麦藁屋根の農家の庭先に、赤い柄の布団が干してあります。
森の周りを、煙がのんびりと漂っています。
こんなのどかな風景を見ると、なんとも爽やかな気分になる
のは、澄んだ、静かな環境のせいなのでしょうか・・・
それとも、失われかけている日本の原風景に出会った喜びの
せいでしょうか・・・
今からしばらく、裏山のてっぺんで遊ばせてもらいます。 |
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草木の枝垂桜
下界の桜が咲き終わった頃、道沿いの民家の庭で、
ひっそりと枝垂桜が満開です。
そして、間もなく山々は、眩いばかりの新緑に覆われ
ます。
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ごめんなさい 鹿の花子さん!
林道を散策している花子のところにブーブーブー
と騒音をまき散らしながら4駆が近づいて来る。
運転手 「花子さん、ちょっと通して!」
花 子 「こんなとこまで車で来て、うるさいわね。
また、無線?」
運転手 「はい、この上の小屋まで」
花 子 「いつまでも飽きないのね〜 気〜つけて
上がってピョン!」
運転手 「優しい鹿語、ありがとう!」
この後、花子は森の中の自宅に帰って行く。
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コスモス
狭い休耕田にコスモスが一杯咲いています。谷間の村に一足早く秋を運んできます。
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上千町の大モミジ
小屋に一泊して、午後、林道を下りてくると、正面から午後の陽射しを一杯浴びた、真っ
赤な紅葉が目に飛び込んできます。抜けるような青空をバックに鮮やかな赤です。このモミジの見頃を過ぎると、山行きも終盤を迎えます。
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