僕の記録


獲得したAWARDと交信記録
     交信年月日 AWARD 達成時の相手局QTH 周波数 モード 交信距離 特記No
 1 Sep. 5,1979 AJD                   430MHz SSB         特記No.5
 2 Jul.25,1981 One Day AJD 沖縄県南大東島 JR6SPI 430MHz FM         特記No.1
 3 Jul.26,1981 国内最遠距離交信 北海道室蘭市 JH8OSB 430MHz FM 993.8km         
 4 Jul.30,1983 WAJA 沖縄県南大東島 JR6SPI 430MHz SSB         特記No.1
 5 Aug. 2,1984 AJD                    1200MHz SSB         特記No.3
 6 Aug.19,1984 国内最遠距離交信 北海道松前郡 JH8BVD 1200MHz FM 835.2km         
 7 Aug.19,1984 国内最遠距離交信 北海道夕張市 JH8QNG 430MHz FM 1074.7km         
 8 Jun.11,1985 国内最遠距離交信 北海道稚内市 JH8DYJ 430MHz FM 1267.6km         
 9 Jul.30,1988 One Day AJD                    1200MHz FM                 
 10 Jul.24,1992 国内最遠距離交信 北海道久遠郡 JE8MEE 2400MHz FM 940.1km         
 11 ? WAJA                    1200MHz FM         沖縄待ち
            *上表の記録は日本アマチュア無線連盟の認定。 (2のONE DAY AJDは姫路アマチュア無線クラブの認定。)
  昭和47年にアマチュア無線局JR3MIXを開局し、兵庫県宍粟郡一宮町の山間にルソー製 の16m高の自立の鉄塔を立てて、主に144MHzの運用を楽しんでいました。 周囲を1000m級の中国山脈に囲まれ、交信出来るのは、山並みが少し低くなっている南方 向の香川県の一部と西側の山岳反射で兵庫県北部の豊岡市、京都府北部の綾部市、舞鶴市などのほんの一部分とだけでした。そんな時、神戸市のJA3BD小野OM達が氷ノ山 (海抜1,510m 兵庫県内の最高峰) 移動の度に東北や北海道の各局と交信されているのを聞き、大変刺激を受けました。以来、氷ノ山の近くに住んでいたこともあり、山岳移動の虜になって しまいました。ヘリをチャーターして氷ノ山山頂に資材を運び上げたり、コンディションがいいと聞けば、夜中でも乗用車のキャリアにアンテナを積み、氷ノ山移動を繰り返したりと、まさに「移動症候群」にとりつかれた「ハム患者」そのものでした。それもこれも、移動仲間の兵庫県姫路市のJR3 XWZ豊崎さんと144MHz WAJAの特記No.獲得に必死になっていたためです。そして、最後の47県目の岩手県(花巻市)の声を聞くまでには、何年もかかり、結局、2番の差で特記No.10を逃してしまいました。この時に初めて、兵庫県と東北地方の太平洋側各県との交信の難しさを痛感させられました。
 今から思えば、144MHzの特記No.に手が届かなかったことが、幸か不幸か、430MHzWAJAへの長い、苦しい旅を始めるきっかけとなりました。そして、それ以降のWAJA達成までの全てをお知らせすることは困難ですが、430MHzの足跡の一部をご覧いただき、それらの合間の様子は、皆さんのご想像にお任せします。

山小屋とパラボラ
   千町ケ峰の山小屋(海抜1100m) モデルはJR3VGH

運用地点: 兵庫県宍粟市一宮町千町ケ峰 
              海抜1100m
緯    度:  北緯 35°10′48″  LOC.PM75IE
経    度:  東経 134°42′01″  JCG 27015
         430MHz 25el×2×2
空 中 線:  1200MHz 35el×2×2
        2.4GHz〜10GHz 2mφパラボラ
山小屋 山小屋の徒然草                                  
 
これらの記録や交信実績は、ほとんどがこの山小屋のある千町ケ峰で作られたものです。
小屋は、寝転がって氷ノ山が見え、
瀬戸内海と日本海が眺められるように東西に延びる尾根に立っています。
1986年7月にJA3NDM藤原、JR3VGH吉田の各氏と基礎にする電柱の廃材をはじめ、資材をすべて自分達の手で集め、コンパネを使って2×4工法で作り上げました。
ご覧の通り物置小屋同然の建物ですが、数々の台風などの烈風にもめげず、築後10数年経つ現在でも、建設当初と殆ど変わらぬ姿を保っています。
毎年、3月末には、北斜面の林道の雪解けを待ち切れずに山頂へ上がります。小屋の周囲には、かなり残雪がありますが、馴染みのウグイス達が美しい鳴き声で半年ぶりの再会を喜んでくれます。鹿さん達もどこからともなく面長な顔を見せにやって来ます。こんな人懐こい動物たちと残雪に囲まれながら、小屋からの運用を再開します。
真夏には、下界が30数度のカンカン照りの時でも、小屋の中を冷たく、爽やかな風が吹きぬけます。ついつい、いい気分でFMでラグッていると、窓の外がいつの間にやらほんのりと明るくなっていることもしばしばです。そんな夜明けには、夜露に濡れた熊笹のそばに立ち、朝陽に赤く染まりながら足元を流れる
雲海を見ます。少々寝不足の「千町ケ峰の仙人」も、幻想的な光景にしばしウットリです。MIXの嫌いなマムシも出てきますが、思い出の一杯詰まった小屋です。
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