「日本史を語る」

15.古墳は語る(2)


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 前回に引き続き、古墳について説明します。


 奈良県桜井市のホケノ山古墳(全長約80メートル)は、最初期の前方後円墳として注目されていましたが、埋葬施設の年代測定をしたところ、3世紀前半に築造された事がわかりました。
 これは邪馬台国の存在期間にあたり、今までの定説だった弥生=>古墳時代の転換時期が古くなる発見であります。

 さらに突き詰めれば、近くに箸墓古墳という大規模な前方後円墳が存在しております。今までですと、3世紀後半〜4世紀前半の築造とされてきましたが、にわかに卑弥呼の墓」ではないか?と注目されています。
 以前から箸墓古墳は、邪馬台国大和説を支持する人たちにとって特別な意味を持っていました。
 昔から「卑弥呼の墓ではないか?」と云われていました。  
 この発見で、弥生時代=>邪馬台国=>大和朝廷という流れが綿々と続いているのでは?と思われています。

 邪馬台国が大和朝廷の前身だった。。。なんと衝撃的な話でしょう。
 私が指示する邪馬台国北九州説はさらに苦境に陥ってしまったようです。。。。
     
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