ニューヨーク・ララグタイムオーケストラと                       ラグタイムについて
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Ragtime
ラグタイムとは
ラグタイムって何ですか?と、よく尋ねられる質問です。1890年頃から1917年の間に花開いたアメリカ初のポピュラー音楽で、ジャズの源流とも言われますが形式はクラシック的です。その当時のアメリカの自由で無限の可能性を秘め希望溢れる社会気風を体現したような、 自由闊達な楽しい音楽です。コンサートでは、このラグタイム時代より少し遡った南北戦争以前から、第一次大戦頃までのラグタイムを含むアメリカ・ポピュラー音楽の世界に皆様をお招きしようと思っています。名曲アレキサンダーラグタイムバンドをはじめ多くのラグタイム、黒人霊歌、フォスター、ガーシュインの曲を時には歌や、踊りと共におおくりします。
オ-ケストラ・メンバー
オーケストラ・メンバーはその当時の衣装で登場し、視覚的にも100年前のアメリカにタイムスリップして頂きましょう。メンバーはクラシック、ジャズの各世界で活躍する音楽家です。オペラ歌手であり、ブロードウエイミュージカルでも活躍するリオン・ウイリアムスの黒人霊歌は 皆さんの心に触れることでしょう。歌手でありダンサーのケリーリン・ジェニングスの魅力的な踊りと歌には皆さんが目を見張ることと思います。ヴァイオリンのサンドラ・ビリングスレアは演奏以外 にも、とてもチャーミングな踊りと唄を披露します。チューバのジーン・ニコルスはトローンボーンやのこぎり演奏までお目にかけます。日本では珍しいユダヤ人の音楽、クレズマ音楽を得意とするマーゴ・レベレット等、他にも多彩なオーケストラ・メンバーの演奏や演出をお楽しみ頂けるのも見所のひとつです。
各曲の中に
メッセージ
各曲の中にいろいろなメッセージを込めました。ここでちょっとプログラムの背景にあるアメリカの歴史を簡単にご紹介しておきます。奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人達は長い間苦しみを強いられました。しかし奴隷解放という正義の戦い、南北戦争はリンカーン大統領率いる北軍が勝利し黒人達は自由を得ます。彼らは音楽でその喜びを表現しました。それがラグタイムの基本的精神とも言えると私は思っています。しかし、1917年「ラグタイムの王様」スコット・ジョプリンの死でラグタイム時代は終わりを告げます。その頃、長い間自分の意見を主張できなかった女性達が立ち上がり、選挙権を獲得し、反戦を唱えるようになりました。このように「人類のるつぼ」アメリカで、自由と平和への努力をし続けた時代がありました。現代も争いは絶えず、私たちの努力が必要とされています。世界平和への願いと愛を込め、コンサートをお送りしたいと思っています。  
スクエアピアノについて
“ラヴソディ イン ブルー”のCDの中で使用されたスクエア・ピアノはニューヨーク製のスタインウェイで19世紀後半アメリカで一番大量に生産されました。一般に広く愛用されていたピアノで、スコット・ジョプリンが子供の頃レッスンを始めたのもこのスクエア・ピアノでした。居酒屋Saloon等で1890年代に良く見かけられたこのピアノは、ラグタイムを最初に奏でた楽器なのです。アメリカの古い劇場の舞台裏等にホコリにまみれたスクエア・ピアノをみかけます。チェンバロからピアノの中間にあるフォルテ・ピアノと音や構造が似ており、デリケートでノスタルジックな音色を持っている幻のアメリカン・ピアノです。古き、良きアメリカ音楽ラグタイムを弾くには、まさにスクエア・ピアノがピッタリなのです
ラグタイムのルーツ
ラグタイムは奴隷解放宣言で自由になった黒人達の喜びが原動力となって誕生した、愛と笑いに溢れる音楽です。そして又、既存の様々な音楽の影響の中から、黒人達があみだした新しい音楽スタイルでもあります。ラグタイムは複数の音楽の要素をもっていますが、その1つとして、ハバナ周辺で踊られているのが名称の由来です。19世紀初頭にカリブ海峡の西インド諸島に広まり、当時これらの地域を占有していたスペインを通じてヨーロッパにまでもたらして大流行しました。
グタイム黄金時代
19世紀後半から20世紀初頭のアメリカは、南北戦争の傷跡から立ち上がり、カウボーイや西部劇的イメージの開拓時代から急速に世界の大国としてのし上がり、無縁の可能性と希望、楽観性に富んだ時代でありました。この夢が次々と開花したのがラグタイム黄金時代(1897〜1917)です。 又その前後はアメリカ、いや世界にとってもエキサイティングな時代でした。発明王エジソンが蓄音機や電燈、電話、タイプライターなど後世に残る画期的な発明・改良を成し、チャップリンの無声映画が製作され、ヘンリー・フォードが自動車のV8エンジンを作るのに成功し、ライト兄弟が史上初の飛行機で空を飛んだのもこの時期した。 一方,芸術面では,ノスタルジックな絵画や色豊かなティファニィーのガラス細工が流行した時代でもありました。 アメリカの一般家庭にもピアノが普及しはじめ、一人一人の心のゆとりが出てきた時代となり、紙のロールを用いる自動ピアノが普及し、自ら弾けない人々も自宅で音楽を楽しめるようになりました。リンカーン大統領の奴隷解放宣言で自由になった黒人達はその喜びを音楽に表現し、これがラグタイムのエネルギー源となりました。彼らの作り出した魔力のように美しいシンコペーションのリズムは白人達をも魅了し、1890年代には、瞬く間に全米に拡がりました。そしてその生き生きした時代のポジティブなエネルギーと愛と笑いの声の中から生まれた音楽がラグタイムなのです。

コンサートのご案内 
 
2003年ラグタイムオーケストラ
 来日予定なし

2002年のコンサートは全て終了
10月11日(金) 静岡市民文化会館
10月12日(土) いかるがホール大ホール
10月14日(月) 神戸朝日ホール
10月16日(水) 仙台 電力ホール
10月18日(金) 河内長野市
ラブリーホール
10月19日(土) アザレア大ホール


発売CD

ニューヨーク・ラグタイム・オーケストラ
ライブ'95
ニューヨーク・ラグタイム・オーケストラ
ライブNo.2
ニューヨーク・ラグタイム・オーケストラ
ライブNo.3

 

 


 

 



 

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