1998年 <北米>ジョンミュア・トレール : ビショップ・峠からマンモス・レイクス
1 登山の準備
 1−1 ルートの検討と体力養成
 1−2 航空券の予約
 1−3 食料、装備の準備

 
1−1 ルートの検討と体力養成
  • 全長300Kmの本トレールは、米国の代表 バックパッキングのコースで体力と期間に余裕のある人は、20日程度で一度にトレースするようである。

    自分の実状に合わせて4度目の今回は、後半部をトレースすることになる。山が深いため自分の都合 で適当な所からエスケープする訳にもいかず、また今回を含め2回で最終地のヨセミテ公園に着くためにも、山中のテント泊数を9日間とした。
    その分これまでより食料重量が3Kg程度増える見込みで、これまでの実績で荷合計重量は24Kg程度になる。20Kgを越えると肩の痛み、歩行速度も低下し疲労が増すので、
    1) 装備の見直しをして軽減を計ること
    2) 前回まで余分の食料を途中で処分していたので、量を少な目にする事で入山時20Kg程度にしたい。
  • 2月に4度目のフル・マラソンに参加し、3時間34分のベストタイムが出て、体重軽減の成果も現れ、7月の入山まで故障しないようレース参加をひかえ、スローペース走を主体に月間200Km(約20時間)の目標をほぼ達成し体調を整えた。

  • 入山には、現地関連部門の<入山許可証>が必要のため、2月上旬(入山6ケ月前から受付する)   に申し込んだ。今回は4回の峠越え(高度差1000mから700m)平均行動距離は20km/日で一日の行動時間は7時間前後である。

1−2 航空券の予約
  • 条件として
    1)現地バスの便に間に合うこと。
    2)価格が安いこと。

    各航空会社から成田―ロスアンゼルス間は8便あり、条件に合い予約が取りやすいのは大韓航空のようである。さらに7月の出発便は1割程度安い(往復¥11.3万+諸利用税¥5,000円)のでここに申し込む。 早い方が入手し易いので5月中旬にHISへ申し込んだ。 他社の便を後表に記す。

1−3 食料、装備の準備
  • 主食はα米の焼飯、五目飯、山菜飯の混合を食 分(夕、朝)/1袋として計画した。 量が少ないが、その分ソーメン、ラーメンで補給して1日4食とした。 予定では昼過ぎにはテント地に着くのでホエーブスで加熱料理し、その分行動食(昼食・玉子パン、ヨーカン、ウイロウ、甘ナット等)を5日間分に減らした。

  • コーンフレークに湯を加え食べながらホエースで朝食を作り、胃を起こしてから前夜の飯をおじやにして食べ、食べる総量を増やす。

  • ウイスキーは必需品なので、空港の免税店で500mL入りのプラスチック製ポケット・ボトルを入手する。
  • 現地入手品は、蛋白質のサラミ・ソーセジ(大1本)と果物にオレンジ3ヶ、重量は増えるが従来から不足気味になるので除くわけにはいかない。

  • テントは2人用の新品を使いたかったが、重量が1Kg重いので従来の1人用で我慢することにした。
    (テント内での料理が狭くて不便である)。

  • ガソリンは現地購入だがガロン缶しかなく、あらかじめ1L空缶と0.5Lポリカン(ジョウゴ付)を持参して余分の燃料は処分する。