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- 登山計画の経過
登山者にとって「海外の山へ登ってみたい」と云う気持ちは、ごく自然に湧いてくる事であると思うが、実行するにはそれなりの努力とチャンスが必要である。
小規模ながら過去に4回、海外登山が出来た事はありがたい事で、この経験を更に生かして将来にも継続させたい。 幸い今年、職場移動により5年振りにその機会が来たので、再度トライする事にした。 と云っても、通常登山活動をしている訳でもないので、現在の自分の能力がどの程度か、体力・気力等充分マッチした計画が第1条件と思い、今年1月から<より豊かな充実した登山>をする為に、トレーニングを開始した。 原則として、週1回は20Km/4時間程度山靴で歩き、まず足元から体力の強化をはかった。
一方、山行方式は現状では単独山行の成功率が高いので、今回も初めからこの方式で計画した。 ただし、縦走山行になると「荷物が重くなり単独山行は厳しくなる」この点いかにして食料、装備重量を軽くするかが重要なテーマになってきた。
- 山行地の決定
「より高きを、より困難を求めた登山」の魅力もさることながら「自然の素晴らしさを味わう登山」も良いのではないか。
山が賑やかにいなる以前、ほとんど登山者がいなかった頃の静かな山行。 例えば、新人の頃に登った<南アルプス南部の夏山>は登山者と云えば自分達位で本当に静かな1週間であつた。 そんな山行を目標にして今回設定することが、自分の体力・技術力から考えて適当と思えた。
反面登るからには4000m級の山、出来れば、5000m級と云う気持もあり、何コースか検討したが、やはり総合的な魅力の点で、「北米・ホイットニー山の登頂と、そこから始まるジョン・ミユアートレイル」をトレースする事にした。
幸い資料については、以前1983年(昭和58年5月)にヨセミテ公園に入り、2・3日そちら側のトレースをしていたので、トレイルの内容は他の山より入手が容易であった。 地図やガイドブックについても、不足分は、出版社が解っていたので入手する事が出来た。
ジョン・ミユアートレイルは、本峰より約329Km延々と連ながり、ヨセミテ公園まで続いているトレイルで、米国では有数のルートである。勿論、期間や能力上一度に全トレースは不可能で、そのうち日程が許せる範囲のトレースをして、途中から下山。 次回にそこから再度入山して繋いで行く方法が一般的の様である。 従って、何度も入山する事になるので「それだけの魅力があるのか?」第一回目として非常に興味が湧いてくる。
上記山行地以外には、
1)北米・レイニア山(4,233m): 単独峰なので縦走不適。
2)ニューギニア・ウイルヘルム山(4,720m) : 資料は少ないが、技術上は難しくない最も静かな山。
3)南米・ペルーアンデス・ピスコ峰(6004m) : 雪上技術、ルートファンテイング要 ペルー市内の治安が悪い点問題。
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航空券の予約 (4月8日)
航空券の予約 (4月8日) 夏休みシーズンになるので、早目に予約を入れる。 何種類か航空会社を選び結果、前回利用した同一便にした。
代理店:HIS(秀インター・エイチアイエス) TEL:03-3348-6306
出国:8・3日 成田 入国:8・17 成田
A) N・W \201,000- 予約済
B) 大韓航空 \168,000-
C) マレーシア航空 \164,000-
D) U・A \220,000-
- 食料・装備の準備
主食・副食共に国内購入として、7月第2・3週の日曜日リスト<表1>によって入手する。 これまでの山行時の反省事項を確認し、種類を少なく、料理方法が多い品物を心がける。特に重量軽減を考慮し、「粗食もやも得ず、装備で多少の不便は我慢する」事とした。
重量として最大25Kgとしが、入山時は残念ながらそれを越えてしまった。 その分ペースが遅くなり厳しかった。
計画値:食料 1Kg/1日x10日=10Kg 装備15Kg。 実際には現地で入手した酒(ウイスキー1L)肉類、果物で総重量は27Kgになった。
装備はガソリンの入手がいつも問題になるが、今回は入山口のローンパインの町で容易に入手出来た。 これ以外は全てこれまでの装備を基本にパッキングする。 (7月22・29日)尚、装備軽量化のため、天幕は一人用を購入、ライトも小型のペンライト(単三x2本入)、下着は極力少なくして洗濯することにした。
重量が20kg程度であれば行動が楽だが、それ以上だと肩の痛み、シビレが強くなるので、特製の肩当を用意する。<装備表3>参照。
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