国語指導/学年総合/カードの前後あて(フラッシュカードゲーム)
カードの前後当てゲーム(フラッシュカードゲーム)
家庭で国語の実践を行う人のためのページです
千葉昌之 HIP
◆フラッシュカードについて、基本的なことが知りたい方は、私のHPの「フラッシュカードの楽しみ方」をご覧になって下さい。ここでの実践は、教室で1年生の子ども28名を対象にした実践です。
1.実践する前に
フラッシュカードは、出し方1つで子どもをひきつけさせたり、飽きさせたりします。平成7年頃に見たある幼児教室の実践では、フラッシュカードをゲーム化し、子どもに飽きがこないようにしていました。
ここで紹介するゲームは、カタカナのカードを用いて行ったものです。これは、ひらがなや漢字・ローマ字・英語などにも応用できるかと思います。「楽しく・飽きさせないように」ということがポイントとなります。
次のことをおさえて、実践して下さい。
●全員でカードを「見て」「唱える」という2つの作業は必ず行わせる。
●教師はテンポよく、時間をかけずにゲームを行う。
また、この論文の中に出てくる「事前」「事後」という言葉は、次の意味です。
◎「事前」=フラッシュカードを唱える「前」に。
◎「事後」=フラッシュカードを唱えた「後」に。
2.カードの前後あてゲーム
カードをめくっている途中でストップし、次の(前の)カードを当てるゲーム。 |
10枚程度のカードを次のようにまとめました。
●キ・メ・ナ・コ・ロ・ス・ケ・ラ・ン・イ
まず、1回、復唱させます。そして、2回目です。「ス」のカードを言わせた後に、ストップをかけました。
さて、問題です。このカードの次に出てくるカードは何でしょうか? |
教師の「せーの!」の声の後で、挙手した子ども全員に言わせました。全体の1/2くらいの子どもは、きちんと「ケ」と答えました。
このバリエーションとしては、次のような問題もできます。
このカードの前のカードは、何でしょうか? |
これは、ほぼ全員がわかりました。
このカードの2つ前(後)のカードは、何でしょうか? |
これは、難しいです。「2つ後」となると、わかる子どもは殆んどいなくなります。
◆これは、記憶力のゲームです。バリエーションが色々と考えられます。