Pisces

うお座

2014年9月28日 22:38 南中をすぎた、うお座

秋の星座は暗い星が多いですが、うお座もそのひとつ。画面中央から右上に明るい星が三つ写っていますが、これはペガサス座を特徴付ける四辺形を構成するものです。ペガサス座というのはかなり大きな星座で、それと比較すると、うお座の大きさが分かるでしょう。しかし、うお座で一番明るいα(アルファ)星とη(イータ)星でも、それぞれ3.8等、3.6等です。このため都市部の明るい夜空では見るのが難しい星座です。一方、空が暗い場所や条件が良い時ならば、小さな星がネックレスのように並ぶ姿を見ることが出来ます。

文字などが無い写真は以下

 

 画面下が南の水平線、上が天頂です

   

 

Pisces ピスケス

うお座:黄道上にある十二星座のひとつで、みずがめ座に続く星座です。これに引き続くのは、おひつじ座

ギリシャ神話ではテュポーンから逃げるアフロディーテとエロースだとされているが、実際にはメソポタミアにまで由来をさかのぼる星座で、やぎ座、みずがめ座と続いた水に関連する星座のひとつ。二匹の魚を紐でつなげた形として見立てられているが、魚と鳥をつなげたものなど、幾つか異なる見立てがある。

主な星は以下の通り。暗い星が多いためか、固有名を持つのはα(アルファ)星のみ。

Al Rischa アルリシャー α(アルファ)星 3.8等 アラビア語で”紐”の意味だという。Okada、あるいはKaitainという別名がある。「星の事典」ではうお座の最輝星。

β(ベータ)星 固有名は無い 4.5等

γ(ガンマ)星 固有名は無い 3.7等

η(イータ)星 固有名は無い [Guidebook to the Constellations]によると3.6等で、α(アルファ)星よりもやや明るい判定。

 

 

参考:

「星の事典」鈴木駿太郎 恒星社

[Guidebook to the Constellations ] Patrick Moore's Practical Astronomy Series 2012

 

 

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