Leo
しし座
2013年12月31日 午前4:17 南中したしし座
以下は文字を抜いた画像です
Leo レオ
しし座:黄道上にある十二星座のひとつで、かに座に続く星座です。これに引き続くのはおとめ座
主な星は以下の通り。
Regulus レグルス α(アルファ)星 1.43等 ラテン語で小さな王の意味。黄道に近いので惑星や月が接近することが多い。
Denebola デネボラ β(ベータ)星 2.6〜2.8等 アラビア語ザナブ・アル=アサド:danab al-asad(獅子の尾)に由来する。アラビア語の尻尾(ザナブ:danab)に由来する名を持つ星は多い。
Algieba アルギェバ(あるいはアルジェーバ、アルギエバ) γ(ガンマ)星 2.3等 アラビア語のal-jabha(額)に由来するという(*天幕を意味するal-khibaに由来するという異説あり)。
Zosma ゾスマ δ(デルタ)星 光度2.6等 ギリシャ語で腰布を意味する言葉に由来するという。ズール(Duhr)という別名もあり、これはアラビア語のzahr al-asad(ライオンの背中)に由来する。
Adhafera アダフェラ ζ(ゼータ)星 光度3.6等 アラビア語ad-dafira(編んだ髪の毛)に由来するという。これは本来、かみのけ座の星に使われた名前で、それが間違えられてこの星に使われたものらしい。
Chertan シェルタン θ(シータ)星 光度3.6等 アラビア語kurtan(二本の肋骨)に由来するという。
Alterf アルテルフ λ(ラムダ)星 光度4.3等 アラビア語at-tarf(眼)に由来するという。
Rasalas ラサラス μ(ミュー)星 光度4.1等 アラビア語ras al-assad al-shamali(北の獅子の頭)の意味だという。
その他の天体
より詳しく:星と星座の備考
Algieba γ Leonis
アルギェバ しし座γ(ガンマ)星
2015年10月22日 4:30にスケッチしたアルギェバ
アルギェバはしし座の首、あるいはたてがみのあたりにある星で、レグルスに次ぐ明るさを持つ目立つ星です。以上のスケッチの二つの円はどちらも200倍。ただし大きさを2倍変えています。アルギェバは視野を120とすると、だいたい3の範囲内にある二重星。これを星の間隔とすると角度が22秒となるが、手持ちの資料を見ると実際の間隔はもっと狭くて、角度は4.4秒。ゆれる星には見かけ上大きさがあるように見えるので、二つの星の“大きさ”まで含めて測ると実際の間隔より大きくなるっぽい。明るい二重星で、二つの星は2.4等と3.6等。どちらも黄色、あるいは麦わら色をした美しい二重星です。
参考:
「星の事典」鈴木駿太郎 恒星社
「星の名前のはじまり」誠文堂新光社