Tulipa Monte Carlo
2007年の秋に購入したチューリップ。ブルーチューリップからやや遅れて2008年4月第1週に花が咲きました。花びらとがく片との区別はよくわからず、数も多くて全部で13枚。いわゆる八重咲きの品種でモンテカルロという品種らしい。
雄しべの数は8本。ただしそのうちの2本は花びらと融合していて、さらにその1本は雄しべの形があまりはっきりしません。花びらのふちが分厚くなってひんまがっています。花粉はちゃんと身にまとっていましたが、それが自身のものなのか、あるいは他の雄しべのものなのかは少し不明瞭。ただ、溝みたいな部分に花粉が詰まっていたことを考えると自身のものかもしれません。8本という雄しべの数はスタンダードなチューリップの6本よりも2本過剰です。
また雌しべの柱頭はスタンダードな3放射ではなくてゆがんだ5放射になっていました。花びら/がく片が過剰になるということは色々な器官に影響を与えるものだということが分かります。
植物の高さは25センチ。花の直径は14センチ。葉っぱは全部で6枚あったのですが、2枚は省略。葉っぱのふちはやや波うっています。
香りはブルーチューリップよりも強くて、より、ユリに似た匂いです。