Magnoliid clade (Magnoliids) マグノリッドクレード
あるいは
マグノリッド:モクレン群
マグノリッドクレードとは?:
モクレンやクスノキ、コショウ、ドクダミなどからなる単系統群です。古典的にモクレン下綱(例えば「岩波 生物学辞典 第4版」1996 )とされていた植物のうち、スイレンやキンポウゲ、ケシなどを抜いたもので構成されています。被子植物のざっくりとした系統関係を括弧を用いて示すと以下のようになりますが、
(もろもろの原始的な系統((モクレン群)(単子葉植物)(エウディコット))
系統解析の結果、スイレンはもろもろの原始的な系統の中のひとつとして、キンポウゲとケシはエウディコットの原始的な系統として位置づけられています。
マグノリッドクレードの花は萼や花弁が螺旋状に配置されるなどといった特徴を持っていますが、これは被子植物としては原始的な形質のようです。
共有派生形質:
調査中
マグノリッドクレードの系統:
根________Magnoliaceae:モクレン科 コブシ
| |__Lauraceae:クスノキ科
|____Piperaceae:コショウ科
|__Saururaceae:ドクダミ科