Cnidaria

クニダリア/刺胞動物

カツオノエボシ

Physalia physalis utriculus

鉢クラゲ目

 

 刺胞動物の分類体系:

ヒドロ虫鋼(Hydrozoa)

 ヒドロ虫目(Hydroida)

  |_花クラゲ亜目:エヒドラ・オトヒメノハナガサ・エダアシクラゲ・コエボシクラゲ

  |_淡水クラゲ亜目:マミズクラゲ

 ヒドロ珊瑚目(Hydrocorallina)

 硬クラゲ目(Trachylina)

  |_硬クラゲ亜目:フタナリクラゲ・クロクラゲ・テングクラゲ・ヤジロベエクラゲ

 管水母目(Siphonophora):ギンカクラゲカツオノエボシなど

   

 

鉢クラゲ鋼(Scyphozoa)

 十文字クラゲ目(Stauromedusae):ジュウモンジクラゲ

 立方クラゲ目 (Cubomedusae):アンドンクラゲ

 冠クラゲ目 (Coronatae):クロカムリクラゲ・ムラサキカムリクラゲ

 旗口クラゲ目 (Semaeostomae):アカクラゲミズクラゲなど

  

 根口クラゲ目 (Rhizostomae) :タコクラゲ・エチゼンクラゲ

 

花虫鋼(Anthozoa)

 八放珊瑚亜鋼(Octocorallia):トゲトサカ・ウミエラ・ウミサボテンなど

 六放珊瑚亜鋼(Hexacorallia):ウメボシイソギンチャク・キクメイシ・ミドリイシなど

 

:以上の分類体系が系統を反映しているかいなかは北村個人としては未確認。また代表として上げた種類は北村の現在の仕事に応じた便宜的なリストアップがされていることに注意してください。

 

 クニダリア/刺胞動物とは?:

 クニダリア/刺胞動物とはクラゲやイソギンチャク、サンゴのことです。身体の構造は単純で

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 ↑こんな感じ。

 消化器官は口と胃だけで肛門はありません。他にあるものは触手、網目状の単純な神経、生殖器官、胃からものを運ぶ胃水管系、単純な感覚器官、それぐらいしかありません。

 触手には刺激を受けると針の役割をする糸を放出する刺胞細胞があり、これで獲物を捕まえます。刺胞細胞は特徴的な細胞で、他の系統にこのような細胞を持つものはいません。刺胞動物の名前の由来はここにあります。一部にはこの刺胞の毒が強力で、人間にとっても危険な種類、カツオノエボシなどがいます。

 

 クニダリア/刺胞動物の特徴:

 刺胞をもつことが特徴です。例外的に似たような器官を持つ生物や、刺胞動物を食べて刺胞細胞を自分のために流用してしまう生物(クシクラゲの一種など)がいますが、刺胞細胞は刺胞動物に特徴的です。またしばしば複雑な世代交代を行い、ポリプとクラゲという2つの姿をそれぞれとる場合があります。

 

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