ハーレム・スキャーレム  2002  ウェイト・オヴ・ザ・ワールト・ツアー(4)

 ギューギューになった人波の中で、前の人の肘が私の鳩尾(みぞおち)に当たる形になってしまい吐き気がこみあげて来たのです。私も腕を振り上げて前の人の頭を何回かこづいているので文句を言うつもりは無いのですが、さすがにヤバイ。そこで左腕でお腹を押さえて肘からガードし、5分ほど激しい運動を控えました。曲は続きます…。

 9.ウォーミング・フローズン・アイズ
 3rdからの1曲。「えっ、この曲をやるの?」という感じの意外な曲。3rdからこれをだすなら“ブルー”をすれば良いのにと思ったり。でも“ブルー”は少し長いからライヴ向きではないかも。

10.ハウ・ロング
 再び1stからの曲。さすがに歌詞は忘れているので適当に合せて曲にのる。“ハウ・ロング”は1stのボーナス・トラックになっているアコースティックVer.が絶品。

11.オネストリィー
 再び1stからの曲。ライヴでの定番曲にして不朽のバラード。ライヴごとにアレンジを変えてくるが、今回はピーとのエレキ・ギターとハリーのヴォーカルというシンプルなアレンジ。

 “オネストリィー”が終わるとステージ上にビニールで出来たピンクの犬が投げ込まれました。そこには「Happy Birthday Harry」の文字が。この日7月5日はハリー・ヘスの誕生日でした。自然と会場からは“ハッピー・バースディ”の合唱が起きます。オメデトウ!

12.アウトサイド・ユア・ウィンドウ
 最新アルバムからの曲。重厚なメロディが楽しめる。ここからハードなレパートリーが続く。

13.ペイント・シンズ
 ハーレム・スキャーレムの中で最もスピーディでハードな曲。このころにはすでに体調を立て直しジャンプも復活。ソロがカッコイイ!

14.ソー・ブラインド
 5thを代表する曲。ポップの要素を含みキャッチ-なメロディはシンプルでありながら非常にカッコイイ。最高!

15.ノー・ジャスティス
 へヴィにしてメロディアス、オリエンティックなギターソロが特徴な曲。名盤2ndからの1曲。会場は最高潮に達する!

アンコール
16.ウェイト・オヴ・ザ・ワールド
 最新アルバムのタイトル・トラック。アルバムでは重厚なメロディとハーモニーが聴けるが、ライヴ会場では何が何やら記憶がなく、声を思いっきりはりあげたという記憶しかありません(レポートとして成り立つのかな…汗)

17.セイヴァース・ネヴァー・クライ

 名曲ぞろいの2ndからさらなる名曲。そしてラスト。この曲の間にハリーが彼等の故国カナダの国旗を広げる。そこには何人かのメッセージが書き込まれており、ネットで「彼等の故郷の旗にメッセージを沿えて渡すので見かけたら声を掛けて」というものが有りましたがそれでしょうね。
 さて曲は終わったはずなのにピートのギターはドドドド・ドドドド・…と鳴り続ける。「何?何?」と思っていたらベースのバリーがベースを置いてこっちに向かってきている。そしてステージ上からダイヴ!!客席に飛び込んだ後は数メートルほど人の波にのり、崩れ落ちる。そこでモミクチャにされるバリー、もちろん私も駆け寄ってバリーをバシバシ叩く。ダイヴを経験したのは初めてだったのですがオモシロイ経験でした。
 ハリーのノドの調子が悪く彼らの代表曲“チェインジ・カムズ・アラウンド”が聴けなかったのは残念でしたが、満足の行くライヴでした。

追伸:
 Bさんから「私は人嫌いではない。サングラスも徹夜明けの顔を見られたくないから」という苦情が(MAILではなく)電話で来ました。あ〜…でもアナタはそういうキャラで決定です(笑)。また遊んで下さいネ。ではではッ!

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