これより新しいのはこちら


【大晦日】
 みなさま、良いお年をお迎えください。そして、来年もよろしくお願いいたします。(2010/12/31)


【走馬灯株式会社(菅原敬太)1巻】
 その施設に入ると、自分の人生が収められたDVDを観ることができる。といっても未来がわかるわけではなく、自分が歩んできた過去である。その過去の全てがDVDに収められている。
 帯には「観る勇気、ありますか?」とあるが、そんなもの、見たくもね〜。
 それを見せられるのが、このマンガの物語で、1〜2回で1話完結スタイル、共通する登場人物は「走馬灯株式会社」の主任、めっちゃ美人の神沼という女性だけである。
 一話完結スタイルで、毎回主人公が異なるわけだから、話によっては、めちゃくちゃ面白かったり、突然つまらなくなったりするだろう。作者にとっては毎回が真剣勝負、いつまでも面白い作品を提供してくださいね、と作者サンへエールを送っておきます。(2010/12/30)


【携帯電話】
 年末年始休暇の初日、朝寝坊をしていると、携帯電話が鳴った。
 やっと仕事から解放されてのんびりしてるのに、いったい何事だよ。勘弁してくれ〜。だいたい、休館中の緊急電話で、僕の所までかかってくるとなったら、よほどの大ごとだ。うんざりしながら電話に出ると、宅急便だった。
 やれやれ、荷物の配達か。ほっとしたよ。(2010/12/29)


【もう少し、周囲の状況を見ろよな】
 郵便局の駐車場に3台続けて車が入った。僕がその最後尾、3台目だ。先頭の車は、後に車が続いているのに、一番手前の空きスペースに、わざわざバックで車を入れようとする。その間、後の2台は待たされる。
 おいおい。自分の利便だけ考えているんじゃねーよ。頭から突っ込むか、もう少し奥の空きスペースに止めるかすれば、後の2台も同時に駐車スペースに車を入れられるんだぜ。なんで周囲への配慮がないんだろうな。情けない。
 と思ったら、1台目の車の利己的な判断と行動に、待たされていた2台目までが、同じ行動をとる。そういう行動で待たされて迷惑したくせに、自分の番になったら、今度は自分至上主義、後で待ってる車のことなんか知ったことないっていうのかい?
 ムカついたので、その車が入れようとしている手前の駐車スペースに、先に頭から突っ込んでやった。(2010/12/28)


【絶対可憐チルドレン(椎名高志)24巻】
 なんと、危機に陥った「ザ・チルドレン」と皆本を、フェザーが……。
 どことなく間抜けな「普通の人々」は別として、「パンドラ」は必ずしも「バベル」に真正面から敵対する組織とは言えなくなっているし、「ブラックファントム」も親玉はともかく、構成員各位に至っては、洗脳を解かれたメンバーもいるし、ちょっとなんか微妙である。
 結局、「バベル」または「超能力者」の本当の敵……というか、戦うべき対象は、未来だったり運命だったりするんだろうな。少年誌掲載だからどこまでやれるかわからないけれど、哲学的な領域に踏み込んでいってくれたら、大人の読者としては嬉しいと思ったりする。(2010/12/27)


【グルメ探偵りょうじ(加藤唯史)1巻】
 ザ・シェフの作家(作画)さんが、原作無しで描いた作品。探偵と名が付くから、どう「食」とからめて事件を解決するのかと思いきや、探偵社に努めるサラリーマンが、マズイ飯を食わされたときに文句を言い、料理指南をするというお話でありました。
 え? 探偵ですか? そりゃあもう、浮気調査とか素行調査など、現実の探偵社がやってるようなことが、ドラマの味付けに出てくる程度で、スリルもサスペンスもなく、実際にはB級グルメの漫画なのだ。
 で、グルメの方ですが、実際に、日常の素人料理で実践できるような内容で、おそらくあらゆる食漫画の中で、一番ハードルが低い。自分でも試してみたくなるような内容なのがいいね。
 この作家さんの原作なし作品は初めて読むのだけれど、僕は少年の頃、「龍(ロン)先生の虫眼鏡」を連載リアルタイムで読んでいたわけで、加藤さんって、いったい今、おいくつなのだろう?(2010/12/26)


【君のナイフ(小手川ゆあ)4巻】
 バンバン人が死んでますねえ。ていうか、主人公が殺してるわけだけど。
 その殺し屋が、高校教師だったり警察官だったりするから、まあ衝撃的なストーリーではあるんだけど、「法で裁けない悪者を抹殺する」という物語はいくつもある。万里村奈加の、確か「クリスタルキャンディー」(別の作品だったかも?)では、警察のものすご〜く上層部が依頼主らしいと匂わせていたし、立原あゆみの「ポリ公」では警察官そのものが下手人である。
 さすがにテレビドラマでは、「仕事人」のような時代劇ならともかく、悪人を抹殺まではできないようで、「ザ・ハングマン」や「ジョーカー」のようなのが表現の限界のようであるから、マンガの方が娯楽作品としてはスカッとする。
 この作品「君のナイフ」は、殺し屋はチームを組んでいて、たまたまそこに警察官もいる、という感じなのだけれど、報酬も具体的に札束が手渡されるシーンがあり、アクションや人間模様はもちろん、そういった裏の組織というか命令系統がどうなっているのかにも興味が持てる。どこまで作品の中で明かされるのか? 絵柄や作品に流れる空気感も大好きな作者なので、今後が楽しみだ。(2010/12/25)


【黙って運命に従う】
 職業人としては、褒められた態度ではないのだろうけれど、「人事を尽くして天命を待つ」という潔いのが好きだ。
 だから、プレゼンテーションを尽くして、あとは審査結果を待つだけなのに、わざわざ「状況はどうですか?」と問い合わせを入れて、「お応えできません」と言われ、さらに私に報告してくる上に対して、気持ちはわかるが「カッコ悪いなあ」と思う。
 その一方で、ウチから仕事を受注したい業者が、権力を使って手を回してきたりする。それで心証を悪くするとかそんなことは考えもせず、まあ「なりふり構わず必至」なのだ。やれることは、犯罪でなければ、なんでもやる、それが仕事人の正しい姿なのだとしたら、ただただカッコ悪いなと思う。(2010/12/24)


【屋台シリーズ(2)】
 前日と同じく、高速道路のサービスエリアにある屋台のお話。
「沖縄ドーナツ」と書いてある。サーターアンダギーだろ? と思って、覗き込んだら、やっぱりそうだった。多分、サーターアンダギーで通じると思うのだが……。
 実はあまり通じないのか、それとも、「わかりやすく書こう」と考えた結果なのかわからないが、僕がそう書くなら、「サーターアンダギー(沖縄ドーナツ)」だな。商売は難しい。(2010/12/23)


【屋台シリーズ(1)】
 高速道路のサービスエリアにある「たいやきの屋台」で、「泳げたい焼きくん」がエンドレスで流れていた。
 たまたまその前を通る人にとっては、「たいやき屋」で「たいやきの音楽」という絶好の音楽なわけだが、そこで働いている人にとっては?
 一日中、同じ音楽が流れている中で仕事をしているなんて、ノイローゼになりそう……、と、僕は思うのだが、「仕事とはそういうものです。甘くはありません」って言われちゃうかもね。(2010/12/22)


【計算してる?】
 うちの上司は、周囲に誰が居ようと叱る時は、叱る。私も叱られました。いや、おいらも大勢の部下を持つ身、bQですから、その上司がbPといえど、ちょっと立場ないんですけど?
 と、思ったら、2人きりのときに、さっき叱り飛ばしたことを詫びるような発言……。この人、こういうことよくあるんですよね。
 でも、もしかして、計算ずく? 僕を叱りながら、自分の意向を、僕がいちいち伝達しなくていいように、そして「おまえらがしっかりしないと、お前らの上司(つまり、僕)が、恥をかくんだぞ」と、僕の部下にまでいきわたらせる作戦? そこまで計算してるのなら、すごいな。(2010/12/21)


【どっちがひどい?】
 結婚してもう何年にもなるのに、独身時代に付き合っていた彼女からもらった手編みのセーターをずっと大切に保管している旦那。
 保管しているだけで着用していないのをいいことに、そのセーターをほどいて自分の毛糸の帽子を編む妻。
 さっき、ラジオで聴いたネタです。(2010/12/20)


【12時の大騒動】
 会議のために、いつもと違う場所に出勤。大阪市内の、いわゆるビジネス街である。9時半から始まった会議は予定通り11時30分に終わり、地下鉄の駅へ向かって歩いていたら、カレー屋さんが目に付いたので、入ってみる。
 小さな店だがすいていて、カツカレーに生卵トッピングをカウンターでゆっくり食べていると、ある時を境に次から次へと客が押し寄せ、席がみんな埋まっているのに、狭い店内の背後に立って、席が空くのを待っているのだ。何事かと思ったが、すぐにわかった。12時なのである。田舎勤務が続いていたから、こういうの、忘れていたよ。
 ほんと、日本人てバカだよね。全員が一斉に12時から昼休みになるものだから、競争で店に駆け込み、ギュウギュウ詰めの店内で、あとをせかされながらメシを掻きこむ。こんな昼食で幸せなんだろうかとつくづく思う。毎日毎日こんな不幸な昼食を食べてるんだから、時差昼食くらい思いついてもいいだろうに。
 府庁もそうだと思うけど、昼休み45分間っていうところも珍しくなくて、たった45分で外食なんかするの、大変だろ? 会社出て店に入って注文して待ってメシ食って店を出て会社に戻って席に着く……これが45分? くだらね〜生き方だよなあ。でも、ほとんどの人が「これで良し」としているんだから、仕方ない。
 コンビニで菓子パンとジュースで300円で済ます日があってもいいし、2000円くらいのランチをゆっくり食べる日があってもいい。時間が余れば、散歩してもいいし、読書してもいいし、公演のベンチでボーとしててもいい。仕事でバタバタ走り回るのは望むところだけれど、メシくらいは自分のペースで食べたいもんだよね。あ、僕はゆっくり食べたけれどね。(2010/12/19)


【AKB48】
 あくび48 と読んでみた。
 エーケービー、フォーティーエイトって言うより、呼びやすいし、短いし。ダメかな?(2010/12/18)


【合理化?】
 キムタクがやってるCMだったと思うけど、出勤しようとするサラリーマンが、自宅に戻ってPCの前に座り、いわゆる「在宅勤務」をすることで、エコになりますよってなことをアピールしているものがあったと思う。
 CMだから、メリットをアピールすることで何かを売り込んでいるわけだけれど、その「何か」をちょっと思い出せない。それはともかく、考え方としてそういうのは僕は大好きだ。でも、きっと、多くの人は「対面で話をしなくちゃイカン」とか、「そもそも仕事というものは人と人との……」な〜んて言い始めるに違いない。
 どっちも一理あるんだけど、このクソ忙しい時に、「年末のご挨拶にお伺いしたいのですが、いつの何時ごろがよろしいか」ってなアポとり電話、これには本当に困惑してしまう。こっちが客の立場だから、各業者さんは「ご挨拶を欠かしてはならん」と言うことなのだけど、「忙しいので遠慮してもらえるのが一番ありがたい」なんてことを、言ってしまって、いいものかどうか。
 いやもう、今日だって、3組の来客と部内の打合せ全てを同時進行でやらないとどうしようもない状態になってしまった。部内には「ちょっと失礼」といい、部下には「こっち頼むな」といい、業者さんには「もういいでしょ? あとはそっちでやっといて帰るときに教えて」と伝え……。こんなときに、挨拶だけのために時間、とりたくね〜んだよな。(2010/12/17)


【シグルイ(南條範夫・山口貴由)13〜15巻】
 正直、飽きてたんだけど、「完結した」の情報を得て、ラスト3巻を購入。実は、12巻がまだ入手できていなかったりする。
 ラストだから、それなりの感想を書くべきかもしれないが、まあ、やめておこう。それより……。
 新たに始まる連載が、「覚悟のススメ」の続編って……。う〜ん。僕は「蛮勇引力」みたいな作品の方が好きなんだけどな。(2010/12/16)


【BAKUMAN(大場つぐみ・小畑健)1〜6巻】
 先日から愛読しているマンガが次々完結していったので、久しぶりに新作に手を出した。10巻程度出ているマンガを、ほぼ毎日のように少しづつ買って読み進めていくのは、楽しい。「おおきく振りかぶって」も「JIN」も「ナースあおい」もそんな買い方をしたっけ。
 少年ジャンプの漫画を読むのは、う〜ん、どれくらい振りだろう? 前は確か、「ひかるの碁」だったなあと思ったら、作者同じなのよね。このマンガは書評を読んで、買ってみようとか思ったわけだけど。
 さて、6巻まで読んでの感想。う〜ん。王道。主人公が夢に向かってがんばっていて、いい仲間とも出会えて、様々な障害を乗り越えていく。「なんだコイツ?」と、登場時点ではちょっと反感を持ったキャラクターも、時間とともに、「イヤな奴」ではなく、「個性的な奴」に変わってゆく。あまりにも真っ直ぐな王道なんだけど、やっぱり舞台設定と数々のエピソードがどんなか、というのが、王道成功の秘訣なんだね。意見を戦わせるシーンも多い理屈っぽい漫画だが、よく読ませてくれる。1巻を読むのに、こんなに時間がかかるマンガも、最近では珍しい。「美味しんぼ」に匹敵する。
 それにしても、実在する「少年ジャンプ」を舞台に、よくここまで描いたと思う。人間は基本的に「知識欲」があるから、業界人でなくちゃ知らないようなことを読まされるのは、とても興味を惹くんだけれど、「少年ジャンプ批判」まで作品の中でやっちゃって、それでOKなんだから、ジャンプの懐の広さを感じさせてくれる作品だ。(2010/12/15)


【のだめカンタービレ(二ノ宮知子)25巻】
 完結作品のアンコール連載だったけれど、いよいよこれも終わり。「のだめ」はRSオケで、のだめと千秋の共演を実現させてほしいと常々思っていたのだが、いったい何をどう構想したのか、「オペラ」が始まってしまい、相変わらずのだめは、RSオケに絡めないまま、お話は進んでいく……。
 物語そのものは面白いし、楽しい。クラシックの世界なんて、もともと知らなかったわけではあるけれど、長期連載なのに次々と新しい要素が出てきて読者を飽きさせない。オペラだってその「新しい要素」のひとつだし、もしかしたら作者は、チャンスがあればオペラ編もやろうと構想していたのかも知れない。
 だけど……。このままではのだめと千秋の共演は望めない。そう思っていたのだが……。あとはネタバレになるから、書かない。(2010/12/14)


【マンガ性描写条例】
 東京都のマンガの性描写に対する条例に抗議して、東京アニメフェスを大手出版社など10社がボイコットすることになり、でも都知事は「影響ない」とうそぶいている。
 青少年への悪影響を少しでも減らそうというのが条例の目的なのだろうが、こういう大人どものみっともないやり込め合いこそが、大人の世界の汚さを子ども達にさらしていることに気がつかないか?
 表現の自由などと綺麗事を言っても、本音は「性描写がある方が売れる」である。未経験の人にとって、興味があるのは当然であり、それがましてセックスに関することなら、尚更だ。一方、条例を作るろうとしている(推進したり、賛成する者も含む)側がやっていることは、「責任転嫁」であり、「臭いモノに蓋」以外の何物でもない。
 売り手がどうあろうと、自分たちの教育に自信があれば、条例などに頼る必要はない。個々のマンガに良し悪しの採決を下すのでは無く、きっちりと性教育を行い、マンガはフィクションであり娯楽なのだと理解できる判断力を養うのが本当の教育ではないだろうか。
 所詮、大人なんてのは、自分にとって都合のいいように綺麗な言葉で飾り立ててるだけであることを、子ども達はすでに見抜いている。そして、そんな大人を見て育った未来の大人は、やはりそんな大人になっていくのだ。この悪循環を断ち切ることは僕にはできないけれど、大人同士の下さらない泥試合を、せめて非難ぐらいはしておこうと思う。(2010/12/13)


【年齢と収入】
 あるお方と話をしてて、昨今の雇用状況や給与状況などが話題になった。僕には僕なりの持論があって、例えば「能力第一主義」ではなく、「年功序列」も大切だという思いがある。さほど能力が無くても、出世してなくて(肩書きがなくて)も、年齢に応じて給料は増えるべきなのは、子育てに必要なことであり、例え本人が給料分の働きをしていなくても、会社はその人に給料を払うことによって、従業員を通じて子育てに貢献していることになるからである。
 それはともかく、そのあるお方は、「やっぱり給料は年齢に応じた額が必要だ」とおっしゃった。30歳なら、年収300万、50歳なら、年収500万……、う〜ん、それでは、ちょっと少ないかな? それとも、昨今の不況を反映したら、これくらい厳しくならざるを得ないということか?
 だが、よく話を聞くと、年収ではなく、月収の話であった。30歳なら月収30万、50歳なら50万……。む〜、それは現状ではちょっと無理な金額では? もちろん、そんだけもらえたら、嬉しいけれどね。(2010/12/12)


【新 宇宙戦艦ヤマト(松本零士)2巻】
 コミックGOTTA掲載作品だが、その雑誌自体、いつのまにか見かけなくなった。おそらく休刊してしまったのだろう。だから、連載作品も未完に違いない。この「新宇宙戦艦ヤマト」もこれでおそらく終わりなのだろう。
 もちろん、物語は完結していない。これまでの様々なヤマトのマンガ化作品は、テレビアニメ版ヤマト(30分番組で約半年)に比べて、残念ながらダイジェスト的な印象を拭えない。テレビアニメになっていない映画版のいくつかのヤマトは、ボリューム的には映画版もマンガ版も大差はないのだろうけれど、テレビアニメ版の「地球滅亡まであと○日」というテロップに毎週ドキドキしたあの興奮とは無縁のものだ。
 それにくらべて、「新 宇宙戦艦ヤマト」はきわめて進展が遅く、2巻分かけてようやく壮大な物語の「プロローグ」が終わったという感じ。初期のテレビアニメ版に近い荘厳で壮大なものが感じられる。是非、最後まで読みたいと思わせてくれる作品だ。
 しかし……。ここんところ、松本作品はスケールがどんどん大きくなるものの、雑誌休刊のあおりを受けてなのだろうけれど、途中までになっているものばかりの印象を受ける。「銀河鉄道999」しかり、「ニーベルングの指輪」しかり……。どこかが「松本零士マガジン」でも創刊して、それぞれの作品の続きを掲載、いずれも完結させる、なんてわけにいかないもんだろうかと思ったりするが、そもそもご本人に続きを描く気があるのかどうか、ちょっと疑問でもあるな。(2010/12/11)


【あかつき】
 金星探査衛生「あかつき」の、金星衛生軌道への投入が失敗した。これまでどれだけの経費を投入したか知らないが、「失敗しました」で済むんだから、暢気なもんだよなあと思った。
 同じだけの経費を他の目的に使えば、日々の生活に困窮している人がどれだけ救われたことだろう、とか、金星移住を目指した第一歩であるのならまだ理解できるけれど、「金星とはいかなるところなのか」の範疇を超えておらず、最終的に何を目指しているのかも判然としない「可能性」ばかりの話に違いないんだ、なんて思うと、なんだかな〜と納得しがたい気分になった。失敗しても給料が出るんだから、特別な頭脳と技術を持った人たちって、特権階級なんだな〜とも思った。
 ところが、「6年後にもう一度チャンスがある」とか聞かされると、「がんばれ〜!」という気分になってしまう。やっぱ人間には、眼の前にはっきり見える実利が伴わなくても、夢やロマンが必要なんだね。(2010/12/10)


【市川海老蔵】
 アイドル歌手なんかが同じことをしたら、多分、世間はもっと冷たかっただろうなと思うし、記者会見にもあれだけたくさんの報道陣は集まらなかっただろうし、本人にあれほど発言の機会も与えられなかっただろうから、さすがに伝統芸能だと感じ入ったわけだが、残念ながらそれほどすごい伝統芸能でありながら、今まで触れたことがない。
 市川海老蔵をテレビの画面であんなに長い間見たこともなかった。しかも今回は、何度も何度も頭を下げているから、顔の表面だけではなく、頭の形をまざまざと見せ付けられることになったのだが、ん?
 顔はイケメンでも、頭の形はいびつである。職場の女の子にそれを言うと、「私もそう思った!」とのことでした。(2010/12/09)


【マイ・パワースポット】
 最近、とみに「パワースポット」という言葉を耳にする。いつ、誰が、どのような根拠でそう決めたのか知らないが、思えばパワースポットなんぞという言葉が巷でよく使われる以前から、自分には「マイ・パワースポット」があったなと思い当たる。もちろん、それを「パワースポット」だと呼んだりはしていなかったし、そんな認識すらもなかった。
 気分的に滅入っているとか、疲れきっているとか、おそらくそのどちらもが相乗的に作用して、身も心もグッタリしてしまったときに、良く行く場所があった。その場所は、餃子の王将だ。餃子2人前と生ビールを一杯。それがパワーの源になった。タレを使わず、ラー油だけをつけて食べる。これでなぜか元気になったものだ。
 今は定年退職して何年にもなるが、かつての上司が仕事帰りに1人で立ち飲み屋に寄っていて、何度も連れて行ってくださいと頼んだが、その店だけは部下を伴っていくことはなかったから、その元上司にとってのパワースポットだったのだろう。きっと誰にも煩わされたくなかったに違いない。
 そんなことを考えていると、「他人が決めたパワースポットに有り難がって訪ねて行く」など、なんて心が弱いんだろうと思ったりした。自分のパワースポットは、自分で決める。それができなくなったから、気分転換が下手になり、ストレスに弱くなった。そういうことではないだろうか? みんな、自分が元気になれる場所を持とうぜ!(2010/12/08)


【目には目を、歯には歯を、そして……】
 出勤してみると、書類がポンと置いてあり、簡単な伝言が残っていた。
 いや、しかし、それは簡単すぎるだろ? しかも、内容がよくわからない。
 しょうがないから、わかるところだけ書いて、一部は「鉛筆書き」にして「これでよければボールペンでなぞりなさい」と付箋をつけ、わからないところは放置して返却してやった。
 多いんだよね、最近。「自分はわかってるから、それで相手もわかるだろう?」っていう思い込み。「これで本当に伝わるか?」とどうして考えないのだろうか? 「これで伝わらなかったら、また時間がかかって、余計手間だよな」とか、そういうことまで神経がまわらないんだろうか?(2010/12/07)


【マイガール(佐原ミズ)5巻】
 最終巻。ほどほどの長さで、終わり方もそれなりにまとまっていて、これはこれで良いかな、と思う。実は、もっとバシっと物事をキメルイ! みたいなことを期待したんだけど、主人公の性格が性格だから、この方がよかったんだろうなって思う。バシって決まりすぎると、「あ〜、結局、そんな風にまとめちゃんだ」になっちゃうもんね。
 それにしても、作者サンは勤め人だったんですね。で、土日にコツコツと作品を描いていらっしゃる、と。そういう生き様って、好きだなあ。大変だとおもうけれど、まあどっちも一通りやっていきましょう、みたいな感じが良い。(2010/12/06)


【贅沢カフェラテ】
 インスタントなんだけれど、一杯分が一袋に入って「贅沢カフェラテ」と書いてある。カップにあけて、お湯を注ぐ。いわゆるシュガーやミルクも調合されているのだけれど、なにかそれ以外にも入っているのか、一杯分としては粉の量が多い。で、お湯を注いでスプーンで混ぜると、表面にふんわりと泡が浮かんできたりもする。
 ところが、どういうわけか、粉がダマになったりするんだよね。混ぜ方が足りないんだろうけれど、気にせずに飲んだ。
 すると、そのダマの部分が舌に載り、それを上顎にこすり付けてときのジュリっていう感じと、味の広がりが美味しいんだよね〜。う〜ん、たまらん。(2010/12/05)


【まともな感覚の無いヤツラに政治をまかせておいていいのか?】
 子ども手当、来年度は3歳児以下は増額するって、おいおい? 3歳児以下を増額する必要なんか、なんら無い。子どもは成長とともに金がかかるんだよ。金の無いヤツは中卒で働け、なんて時代じゃね〜んだから、高校生からの方が金がかかるんだよ。だからこそ、高校を無償化、じゃなかったの? やってることの方向性がバラバラ! もっとも、高校だって授業料が無料になっても意味ないんだけどね。それ以外の部分の方が金がかかるんだから。
 それに、金持ちにそんな恩恵はいらないだろう? 金のあるヤツは定価で払えばいいんだよ。問題になっているのは、低所得家庭の子どもは学歴も低くなるから、社会に出た時にやはり年収も低くて、その子どももやはりロクな教育が受けられないという連鎖、この連鎖こそを断ち切ろうというのがベースじゃないのかい? だったら、配偶者控除や扶養控除を年収に応じて段階的に設定したらいいんだし、年収が一定額以下になって初めて授業料無償とかいろいろすればいい。もちろん、年収が一定以上ある人は控除も何もなくていい。金持ちが貧乏人に施す構図でいいんだよ。それが金持ちのステイタスってもんだ。
 高速道路の上限(普通車の場合は)2000円だって、おかしな話だ。たくさん走れば走るほどトクって、どんな発想してるの? 区間・距離に応じて定率で値下げすればいいんだよ。財源は広く集めた税金なんだから、「長距離を走る人だけ」が恩恵を受けるっておかしいだろ? 高速道路なんて完全民営化して、運営会社が勝手に料金を決めればいいんじゃないの? 高くしたら利用者が減る。安くしたら利用者は増えるけれど場所によっては渋滞してクレームになる。それをうまくバランスとるのが民間ってもんだ。国鉄の分割民営化って、そういうことだったろう? もし、エコの観点から、一般道路の渋滞を緩和する、というのが目的なら、一般道路の道路重要をきちんと調査して、もっときめ細かく料金を設定すべきだし、一般道路を渋滞させている大きな原因のひとつは、大型車なんだよ。経済をよりかわすためにも、国が主導してやるなら、まずは緑ナンバー車の無料化だね。(2010/12/04)


【流行語・新語】
 なにやらそういうモノが発表になったわけだが、どうも、ピンとこない。ツイッターを発生源とする「〜なう」、これはわかる。僕はツイッターをしないし、そんな流行り言葉があることも知らなかったが、ツイッターユーザーの相当数の人たちが、「〜なう」と現在の状況を説明するのに使っているというのなら、それは確かに流行語であろうと思う。
 しかし、「ゲゲゲの〜」には違和感がある。「ゲゲゲの女房」が話題になったのはわかるが、別に流行しているわけではないし、「ゲゲゲの鬼太郎」は昔からあるから、今さら「新」でもあるいまい。そもそも「墓場鬼太郎」ではテレビアニメ化の際にキャラクター関連商品が売れないのではないか、例えば「墓場チョコ」や「墓場カード」なんてとても売れるとは思えない、そういうところから「ゲゲゲの鬼太郎」になったと聞いたことがある。
 「AKB48」にしても、こんなのはアイドルグループの固有名詞であって、確かに「新語」かもしれないけれど、日常生活に浸透しているとは言い難い。これが「おニャンコ」なら、入ってもいいと思うが、それだって「おニャンコクラブ」となれば、「それは固有名詞にすぎないでしょ?」と僕は言っただろう。仮に、上手に踊ることを「エグザイる」などと表現するならそれは流行語だが、「EXILE」は芸能人グループの固有名詞にすぎない、とする考えかたである。
 では、どんなのがピンとくるかというと、かつての「花金」などである。いま、「花金」などと言えば、「そりゃあ死語でしょ?」と笑われるであろう。そう、やがての時代にその言葉を使った時、「それ、死語じゃないの」と指摘されるような言葉こそが、流行語なのだと思う。
 なので、今回のこれらセレクトに関して言えば、「ちょっと無理やりだよね」と思うのだ。毎年やってるから、無理やりにでもしなくちゃいけないのかもしれないけれど、国民の多くに浸透して、本当に流行語と言えるような言葉は、世の中があまりにも表面的で軽薄になりすぎたので、もはや滅多に登場しないという事なのかも知れない。(2010/12/03)


【竜巻注意報】
 さっき、テレビでドラマを見ていたら、テロップで「竜巻注意報」なんてのが出た。
 こんなの、初めて見た。
 しかも、「有効期限は○時です」だって。○時になったら、竜巻注意報なるものが自動的に解除されるんだね。ところで、竜巻注意報って、新しくできた注意報、だよね?(2010/12/02)


【実写版ヤマト】
 本日より公開。さっそく観てきた。劇場の大画面で見る壮大で美しい映像、やっぱり映画館で観ると違うねえ。ストーリーや構成は初期のテレビ版アニメからは随分と手が入れてあるのだけれど、以前僕が指摘した「宇宙戦艦ヤマトの矛盾」……すなわち、イスカンダルまで来るための波動エンジンの設計図を送ってくるなら、放射能除去装置の設計図を送ってきたらええやないか、という点については、見事解決されているし、こじんまりとまとまった誰でも納得できる心情や物語、きちんと回収される伏線など、まずまずの出来栄えに仕上がった駄作であった。

 古代進が沖田艦長を殴ろうとして、逆に森雪に殴り飛ばされる場面は、公開前からテレビなどで紹介されていたが、なぜ、古代進が沖田艦長を殴ろうとしたのか? 先のガミラスとの戦闘で、進の兄、古代守が艦長を務める艦をタテにすることで沖田が生き延びたからであるが、仮に現在の松本零士が制作に携わっていたら、絶対にこのようなストーリーにはならなかったろう。
 逆に、古代守を見捨てたことを沖田が謝罪し、しかし古代進は、「兄は役割を立派に果たし、誇りをもって死んでいったはずだ」と、沖田艦長に礼を言ったに違いない。このあたりが、ひとつもふたつも格の高い精神世界を描こうとする松本零士と、凡百の脚本家との違いであろうと思うのだ。

 もし、こういう物語展開であれば、古代進が「退役軍人」が「現役復帰」したなどという設定は不要で、「兄の遺志を継いだ」で済むはずだし、遊星爆弾が地球に着弾するのを防ぐために進路をそらしたために、家族の住む宇宙ステーションに直撃してしまった、などという設定も不要で、もっと他のシーンに時間を割いたり、別のエピソードを入れたりすることができたはずだ。

 娯楽室で喫煙する乗組員がいるのにも違和感があったし、ガミラスの生命体構造には「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズを連想させるものがあったし、ラストシーンは「ジパング」かよ、と言いたくなった。ガミラスはとにかくグロテスクで、敵役として人気のあったデスラー総統など影も形もないし、スターシャも登場しない。音楽的にも過去のヤマトをあちこち意識してるならエンディングは「真っ赤なスカーフ」にすべきだった。イスカンダル星の正体がわかったときのシーンでは、なぜかテレビアニメ版の方がショッキングでインパクトが強かったのは、実写版ヤマトの演出ミスとも言える。なにより実写版ヤマトは乗組員の多くが死に過ぎているとも思う。

 西崎義則と松本零士との確執は周知のことだと思うが、可能な範囲内で松本色を残そうとしたのか、昔からのファンに気を使ったのか、手足が変な風に生えてしまったアナライザーや、猫のミーくん(名前は出てこないけれど)、脆弱な第三艦橋など、中途半端なファンサービス(?)には、微妙な心情を抱かざるを得ない。西崎も男なら、せっかく実写版ヤマトを創ろうという話が出た段階で、松本と和解して、せめてメカニックデザインなどに起用すれば、こんな微妙なことにはならなかったろうと思うが、いかがだろうか?

 そして、最後に一言。人類の運命を背負って航行中のヤマトの中で、どうして古代進と森雪に、セックスさせるかなあ?(2010/12/01)


【生乳ソフトクリーム】
 道の駅にあった「のぼり」に書かれていた言葉である。「生乳ソフトクリーム」
 ソフトクリームを女の子のオッパイに塗りつけてそれを舐める遊びである……な、わけないか。
 しかし、法律で熱処理していない牛乳は販売しちゃいかん、と聞いたことがあるんだけど、その知識が間違っているのかな? 間違っていないとしたら、生乳とは、どういうことだろう?(2010/11/30)


【日帰り温泉での出来事】
 父と子が露天風呂に浸かって会話をしている。
「パパ。ぼく、サンタさんにね、ベイブレードをお願いするんだ。パパは?」
「う〜ん、パパは、アンドロイドが欲しいなあ」
 ア、アンドロイド? 自分に代わって、仕事でもさせようというのだろうか? よっぽどお疲れなんだなあと、妙に同情してみたりする。
「パパ、アンドロイドって、何?」
「う〜ん。まあ、ipodみたいなもんかな?」
「ふーん」
 いや、全然違うだろ?(2010/11/29)


【エクセル・サーガ(六道神士)25巻】
 ギャグマンガとして紹介している向きもあったが、この巻だけで言うなら、マンガらしいギャグは挿入されているけれども、SFジャンルとして扱っていいような作品である。
 一式も二式ちゃんも2体登場して、一式に乗り移っているエクセルはどてっ腹に砲撃を食らって大穴を開けているし、美和教授がどんどん全面に出てきてるかと思えば、ここんとこ影が薄くなっているイルパラはますます登場機会が減っている。このイルパラッツォ、二つの人格を所有しているとされるが、人格どころか、25巻では2人のイルパラッツォが会話をしていたりもする。実は2体あるのか、それとも、脳内会話的なことだったのか、今のところはわからない。
 結局のところ、「誰か」が登場人物たちを掌の上に載せて遊んでおり、登場人物たちはそれに振り回されている……という構図が見え隠れし始めてはいるのだが、明確には明かされておらず、さて、今後、どうなることやら。ソラリアなる古代文明が(作品内にて)本当に存在すれば愉快なのだけど、おそらく蒲腐博士のそういった妄言すらも、「誰か」によって植え付けられたものなのだ、ということになるんだろうな。(2010/11/28)


【アオバ自転車店(宮尾岳)ケイリンチャレンジ編】
 コレコレ! まさしく、コレよ! ご近所商店街ほんわかストーリーも悪くはないけれど、本来は突進していく熱血モノが描ける作家さんなんだから、たまにはこういうのも読みたいね。
 いつものような、1話(あるいは数話)で、綺麗に完結させるための、ちょっと無理やりなストーリーではなく、ガンガン前へ前へと突き進んでいくエピソード、これがなんとも心地よい。
 今回はとりあえず、自転車バカの高校生モリオが、競輪学校にチャレンジするために、現役競輪選手の弟子になることを認められる、というところで終わっているんだけど、この続きも読みたいね。
 基本的に「時間が進まない」マンガだったのを、これにより「時間を進める」と作者も宣言しているし、サブキャラはたくさんいるんだから、いろんな人の人生を読んでみたいって思う。アオバちゃんが中学生になった姿、楽しみにしています。(2011/11/27)


【ナースあおい(こしのりょう)32巻・完結】
 あやや? おいらの声が聞こえたのか、完結しちまったよ。
 完結した作品にあれこれ言うのは野暮だけど、予定調和だなあ……。
 もっと、ガツンと来て欲しかった、とだけ付け加えておこうか。(2010/11/26)


【デカガール(長崎尚志・芳崎せいむ)4巻】
 警察が舞台の作品だし、芳崎さんの作品だし、ということで、もっと事件が起こっては解決していく物語だと思っていたのだが、どうやら「閏年の誘拐魔」の核心へとどんどん突き進んでいく、……のかな?
 それはそれで良いと思うんだけど、いわゆる単発のエピソードをもっともっと読みたいな、という気はする。その中で、多彩なキャラクターが色々な輝き方をしていく、みたいな感じでね。
 ま、それはともかく、主人公マルちゃんの、匂いを嗅ぎ分けるという特殊能力、全然発揮されていないように思うんですけど……、そこはもっと、活躍の場があってもいいと思うぞ。それとも、最初にその特殊な才能は提示してあるから、あとは閏年の誘拐魔の解決のときの切り札としてしか、出てこないという構想なのかなあ。(2010/11/25)


【イエスタデイをうたって(冬目景)7巻】
 恋愛ものであっても、派手にストーリーが展開するものが多い中、こんなにもじれったくて歯痒い進展しかみせない恋愛ドラマも珍しいのではないだろうか? 掲載が青年誌だし、キャラも大学生年齢以上なのに、●子(●は木へんに品)とリクオは手料理を振る舞い振る舞われる仲でありながらキスすらしていない。
 そして、ゆるゆると恋愛を進めるリクオに想いを寄せるハルちゃん、そのハルちゃんにアプローチをかける雨宮さん……。きっと、現実の恋愛なんて、漫画用の派手なストーリーよりも、この作品のような感じの方が大多数を占めているんだろうなって思ったりする。こんなにじれったい恋愛をちゃんと読ませるのは、情感豊かに描かれているからに違いなく、さすが女性作家だなと思う。でも実は、つい先日まで、冬目景さんって男性作家だと思ってたんだよねえ〜。
 それにしても、ハルちゃん、かわいいなあ。(2011/11/24)


【聖モエスの方舟(榎本ナリコ)2巻】
 「世界制服」からの派生作品だが、基本的に1話完結の「世界制服」と違い、物語が連続していく「聖モエス」は、途中で切りにくいのだろうか。元作品の「世界制服」の続きが出ないまま、「聖モエス」の2巻が登場。帯にはなんと、松本零士氏の推薦文が寄せられている。
 自分程度の漫画好き、しかも有名な作品・ヒットした作品の多くを取りこぼしたまま、自分の好みの作家買いを続ける偏った読み方では、「聖モエス」に登場するありとあらゆるパロディを、わからないままやり過ごしているに違いないことが悔やまれてならない。
 ところで、登場人物のひとり、「モエム・レアメタル」は、六道神士の「エクセル・サーガ」のパロディではないだろうかと1巻の紹介時に考察したが、パロディ化して喜ぶ読者がそれほどいるとは思えないマイナー作品であるから、本当にパロディなのかどうか、自信がなかった。しかし2巻において、「穴が開いて床下に落っこちる」というシーンが登場し、かつ「粛清された」なるセリフまで登場するから、やっぱり「エクセル・サーガ」を意識しているのだろうか? ますます混迷を深めていく。(2011/11/23)


【新 宇宙戦艦ヤマト(松本零士)1巻】
 まだ単行本化されていなかったのには驚きだが、書店で偶然見つけた。
 2000〜2001年にかけて「コミックGOTTA」に連載されたとあるが、連載中のモノを書店で1度だけ立ち読みし、その後、見かけなくなったし、どの本に載っていたのかも覚えて無かったし、ようやく出会えたという感じだ。
 相変わらずスケールは壮大だし、1巻まるまるかかって、ようやく「発進」だし、2年ほどの連載でちゃんと完結しているのかどうか、それが心配だ。
 冒頭には最近の他の作品と同じく、「平和ボケ」して、「危機感を失った人類」が描かれているし、差別に対する批判も描かれている。もしかしたら、この1巻に表現されている部分だけで、松本氏のいいたいことは終わっているんじゃないか? そんな気さへするのである。(2010/11/22)


  【酒は辛口 肴は下ネタ(みさき速)4巻】
 抱腹絶倒エンタテイメント。童貞・短小・包茎の男が営む女人禁制の居酒屋「男道」を引っ掻き回すのは、夏休みをいいことに転がり込んできた淫乱色魔の妹(小6)。既に3巻を経過して、4巻目に突入したが、いったい「いつまで夏休み?」と思っていたら、終わってしまった。で、多少のエピソードを挿入した後は、冬休みになるのだと思っていたら、「転校」と来たもんだ。なるほど!
 そのおかげで新しいキャラクターも登場し、以前からのキャラもまた生かされて、物語は賑やかになっていく。そして、こんなギャグマンガなのに、惜しげもなくさらされる料理の薀蓄の多さには驚かされるばかりである。お笑いの基本は「下ネタ」そのものでなく、望むと望まぬとに関わらず巻き込まれていく主人公のその姿。予想の範囲内に落ちていく「お約束」と、想定外にぶっ飛んでいく「裏切り」のバランスも良く、心にジ〜ンと染みるオチも忘れない。4巻もなかなかの出来栄えだ。
 非常にクオリティーの高いエンタテイメントである。(2010/11/21)


【余計なことを言う前に……】
 余計なことかどうかは、本当のところはわからないけれど、つまらないことをイチイチ口にする輩がいるものだ。それがどれだけ他人を不快にさせるか、考えて喋っているのだろうか?
 黙ってちょっと自分が手をかけたら済むことを、アレが出来ていない、コレはどうなってるんだ、などと嫌味っぽい。デキル男というのは、さりげなく物事を片付けてしまうものだ。
 とはいえ、同じ年齢であっても、「余計なことを言う前に自分で動く」「口にするのは、大切なポイントの部分」って人は、件の人物より上の肩書きを持っているのだから、仕事の場ではやはり評価にちゃんと現れるものである。(2010/11/20)


【金田一少年の事件簿(天城征丸・さとうふみや)錬金術殺人事件 上・下】
 これは〜……。ちょっと納得のいかない話でしたね。最初の殺人に使われたバカデカイ剣、この凶器がみんなで捜索したが見つから無かった。この剣は、あるトリックによって消滅させられていたことが後でわかるが、第二・題三の殺人も同じ凶器で実行されているのだ。ということは、バカデカイ剣がトリックで消滅したのは、第三の殺人が行われた後、なのに、第一の殺人の後で見つからないのは矛盾しているのではないか?
 それから、密室。トイレで行われた殺人は、犯人が天井裏に潜んで、天井に穿たれた点検坑から行われたのだが、そういう設定をするなら、各部屋にだって点検坑があるという設定の方が自然ではないか。点検坑とは天井裏にある様々なもの(電線とかパイプなど)を点検整備するためのもので、建築物には必須なのだが、この作品はフィクションだから、「そういう設定は無いものとして密室を構成する」でも、別にアンフェアではないと思う。しかし、都合のいいときだけ犯人が(トイレの天井とはいえ)点検抗を利用するのは、アンフェアである。
 そして、部屋割りのくじ引き。マジックでいうフォーシングの技術が使われたということになっているが、無理がある。あんなに狭い筒状の箱に入れられた「くじびき」の紙片を、マジシャンでもない素人が、何の練習もなしに、一瞬で入れ替えてしまうなど出来るわけが無いし、実行者が一部の紙片をとり逃したり落としたりといったリスクの可能性も高く、完全犯罪を目論む真犯人がそんなリスクの高いトリックに頼るのは不自然だ。ドアすり抜けのトリックにしても、あんなに綺麗に現状復帰ができるとも思えない。高遠が指導でもしていたのなら、また別だろうが……。
 その他、ミステリーの本筋に関わらない部分でも、不満が残る。今回限りの出演者であるレポーターの谷河クリスティーナが作品冒頭、大切そうに抱えていた花瓶(壺?)が何の役割も持たされてなかったこと(だったら、思わせぶりな演出をするんじゃねえよ)や、そもそも金田一が3億円の宝探しに参加する動機(剣持警部のため)が不自然で、たとえば参加が2人一組のために剣持が金田一にコンビを頼んだとかなら納得できるが、金田一が単独で参加し分け前を剣持に与えるなど納得できかねる。それなら最初から金田一がお宝に目がくらんだ、でいいじゃないか。今回の作品は本当になにもかもがダメだ。どうしちゃったんだろう?(2010/11/19)


【罰ゲーム】
 宴席の余興で久しぶりにババ抜きをしたら、見事に負けてしまい、罰ゲームをさせられることになってしまった。
 こういう勝負事は強く、同じ宴席でビンゴでは一位の商品をいただいたし、かつて沢田聖子のファンクラブのお泊りイベントでは、やはり1位の「レアポスターサイン入り額縁つき」もゲットしている。
 そして、罰ゲームの内容は……。幸いなことに、「腕立て伏せ30回」であった。観衆どもは「いつへこたれるか」かと期待を寄せつつ、好奇の眼差しで「い〜ち、に〜い、さ〜ん」とカウントを繰り返す中、僕は平然と同じペースで腕立て伏せを続ける。そして、見事30回を悠々とクリア。
 最初に言うと白けるので、課題を終えた後で白状したのだが、「腕立て30回」は日課なので、苦でもなんでもなかったのである。しかも、日課にしてるのは、結構きついスロトレ式の腕立てなので、普通のスピード(ていうか、むしろ、ちょっと早め)でのカウントなら、楽勝なのだ。罰ゲームの中には、もっとキツイものやら恥ずかしいものが用意されていたので、その中から、腕立てを引き当てたおいらは、やはり勝負運が強いのかもしれない。(2010/11/17)


【人は死ぬために生まれるのではない。生きるために生まれるのだ】
 いやあ〜。実にいい言葉だねえ。呉にある「ヤマトギャラリー零」(宇宙戦艦ヤマトの資料館)のチラシに、松本零士氏のワンフレーズが掲載されていた。
 実に簡単な単語だけを並べた、きわめて単純でわかりやすいフレーズ。痺れてしまうわ。
 小難しいことを難解な単語を使ってわめくことは誰にでもできるが、単純で深いことをサラリと言ってのけるためには、理念と哲学が必要だ。「時間は夢を裏切らない。だから、夢も時間を裏切ってはならない」「男たるもの、負けると判っていても戦わなければならない時がある」しかり。こんな器のデカイ人間だからこそ、商業主義に毒された裁判では負けるのだろう。
 呉市の振興のために、いまだに堂々と松本零士氏と宇宙戦艦ヤマトを結びつけた資料館を運営するNPOにも拍手を送りたい。(2010/11/16)


【固有の領土?】
 北方領土にしても尖閣諸島にしても、固有の領土、なんて表現がなされたりしている。でも、固有の領土って、なんだ? 領土に固有なんてものがあるのなら、いったいいつからそうなってるんだ? 地球誕生のときか? 人類誕生のときか?
 冗談じゃない。領土なんて、その時の為政者が、「俺のもんだ!」と宣言しただけにすぎない。もちろん、力による奪い合いだって、あったわけで、要するに、力の強いものが実効支配したら、領土になるのだ。
 だったら、日本ってめっちゃ不利だよね。ごちゃごちゃゴタクならべてんと、さっさと魚釣島に人を送り込まねばならん。国交省が外郭団体として「財団法人尖閣諸島は日本のもの」でも作って、役人を理事長に天下りさせ、現地に事務局を作って赴任させればいいのだ。
 特権として、理事長は赴任することを条件に3親等までの親族を財団法人の職員にすることができる、とすればいいだろう。もちろん給料は払われる。さらに、輸送される生活必需物資も、輸送のための費用もすべて財団の「必要経費」として認められる……っていうのでどうだろう。
 そして、定年が来たら、次の理事長が天下りして来て、赴任するのだ。公務員なんだから、この程度は、国の役に立ってもらわないとね。(2010/11/15)


【新ナニワ金融道(青木雄二プロダクション)8巻】
 う〜ん、難しい。俺がバカなだけなのか? 金の流れやら法の抜け道やら、結局、何が何だかわからないままに終わってしまった。
 それに、8巻のラスト、灰原が朱美に「サイテー」と罵られてシバかれるんが、急展開すぎないか? これだけのやり取りでは、婚約者をシバくところまで、話の流れが(誤解とはいえ)理解できかねるような気がするけどな。
 残念ながら、何をどうしたらいいのか思いつかないんだけれども、まだまだ手を入れる余地のある作品であることは確かである。(2010/11/14)


【保安官】
 こんな言葉、西部劇くらいでしか聞いたことがなかったけれど、日本にいたんですね。なるほど、海上保安庁の職員だから、保安官、か。
 それにしても、尖閣映像流出の件、件の人物が「(保安庁の建物に)寝泊りしてるのは自分の意思であって、強制されているのではない。マスコミがうるさく大勢の人に迷惑がかかるからだ」と言ってる。
 また、マスゴミの醜悪な姿がさらけ出されたね。考えたらあの映像もマスコミがスクープすべきものなのに、個人が内部告発的にユーチューブに投稿したものを拾ってバンバン流してるんだから、情けないったらありゃしない。(2010/11/13)


【エロ本自販機】
 皆さんは、エロ本の自販機、というのをご存知だろうか。特殊なフィルムが張ってあって、昼間は中身が見えない。夜になって周囲が暗くなると、自販機内部からの照明で、陳列商品を見ることができるのだ。
 久しぶりにソレのあるところを通ったら、特殊なフィルムは既になく、中身もエロ本からDVDになっていた。時代の流れだねえ。(2010/11/12)


【街の変遷】
 梅田の地下街を歩いたのは、どれだけぶりだろうか? 大阪駅前第二ビルに目的のお店があったので通ることになったのだが、驚いたことに、やたらめったらマッサージのお店が増えている。
 もう何年もあんなとこ行ったことがないから、一瞬で変化したわけではなく、じわりじわりとテナントが交代していったわけなのだが、みんな、疲れているということか? それとも、気持ちいいことにどんどん人々が目覚めた、ということか?(2010/11/11)


【社長島耕作(弘兼憲史)7巻】
 実は、1巻から欠かさずきちんと買っているのは、島耕作シリーズでは「社長」だけである。それまでは、漫画喫茶などでつまみ読みをしていたが、わざわざ買ってまでと思えるほどではなかったのである。
 作品がつまらないわけではないし、クオリティーも保っているとは思うのだが、なぜか社長編が一番魅力的だ。
 特にこの7巻は良い。卑劣で野蛮な腐れ中国をギャフンと言わしたところなど、さすがである。しかし、物語の後の展開で利用するつもりなのであろう、曽烈生を生かしておいたのが不満である。こんなヤツは殺してしまうべきだ。その方が読者はスッとする。物語的には、さらに悪辣な人物なキャラ設定をして後継者を登場させればよいのだ。
 ところで、いよいよイブニングでは「係長島耕作」が連載されている。これでミッシングリングが繋がり、島耕作一代記が完成するわけだ。(2010/11/10)


【たすけて〜】
 朝から仕事を始めて、夜中の12時。まだ終わらん……。明日も9時から仕事だというのに……。
 たすけて〜。
 ていうか、せめて、足をひっぱらないでくれる?(2010/11/09)


【交渉人堂本零時(楠本哲)6巻】
 2誌同時連載の作品。「アオバ自転車店」のような厳密な2誌同時連載ではなく、こちらが「昔」の話で、「今」の話は「無敵道」として掲載されていたのだが、こちらがいわゆる悲劇的な終焉を迎えてしまった。
 なので、これもそろそろ、お開きでいいかもしれない。(2010/11/08)


【尖閣映像流出】
 観たい観たいと思っていたから、「よくぞやってくれた!」という想いだ。そしてアレが、なぜ隠されていたのか理解できない、という想いがより強くなった。情報管理の面でいかがなものかという考え方もあるが、組織内の不正が「内部告発」で是正されるのと同じで、アレは国家の「内部告発」であり、私は正義だと感じた。
 アレを隠すということは、日本に非があるとかんぐられても仕方のない話だし、非を隠匿しておきながら口先では正当性を主張するなど、まるで中国のお家芸である。日本は堂々と全てを公開し、世界に対して正当性を主張し、「悪いのは中国である」と胸を張るべきだったのでは無いのか?
 映像流出によって、アレが故意に行われた行為であることが明らかになった。仮に100歩譲って、アレが尖閣ではなく日本の領土外での事件だったとしよう。だからといって故意に船をぶつけてくるという行為が許されるのか? そう考えると、いかに中国がやりたい放題なのかが理解できるし、犯罪行為であることも全世界に向けて発信できたことになる。もしアレが犯罪行為でないのなら、唯一の解釈は戦争行為である。
 日本が戦争を放棄しているのをいいことにやりたい放題の攻撃をしかけてくる国家を許容してよいのだろうか? 戦争を放棄している国に戦争をしかけてくるのは、野蛮で卑劣な行為であり、最大限の非難を全世界から受けるべきであろう。
 それにしても、中国の国家的洗脳、おそるべしである。映像を見た中国人へのインタビューをテレビで観たが、「それでも中国は正しい」と言い張るのだ。いや、何を言おうが、故意にぶつけてきたら、その時点でダメである。主観的に善悪を判断し、法の外で手出しをしたら、もうそれは「国家」のとるべき行為ではなく、単なるテロリストである。(2010/11/07)


【尖閣映像流出】
 観たい観たいと思っていたから、「よくぞやってくれた!」という想いだ。そしてアレが、なぜ隠されていたのか理解できない、という想いがより強くなった。情報管理の面でいかがなものかという考え方もあるが、組織内の不正が「内部告発」で是正されるのと同じで、アレは国家の「内部告発」であり、私は正義だと感じた。
 アレを隠すということは、日本に非があるとかんぐられても仕方のない話だし、非を隠匿しておきながら口先では正当性を主張するなど、まるで中国のお家芸である。日本は堂々と全てを公開し、世界に対して正当性を主張し、「悪いのは中国である」と胸を張るべきだったのでは無いのか?
 映像流出によって、アレが故意に行われた行為であることが明らかになった。仮に100歩譲って、アレが尖閣ではなく日本の領土外での事件だったとしよう。だからといって故意に船をぶつけてくるという行為が許されるのか? そう考えると、いかに中国がやりたい放題なのかが理解できるし、犯罪行為であることも全世界に向けて発信できたことになる。もしアレが犯罪行為でないのなら、唯一の解釈は戦争行為である。
 日本が戦争を放棄しているのをいいことにやりたい放題の攻撃をしかけてくる国家を許容してよいのだろうか? 戦争を放棄している国に戦争をしかけてくるのは、野蛮で卑劣な行為であり、最大限の非難を全世界から受けるべきであろう。
 それにしても、中国の国家的洗脳、おそるべしである。映像を見た中国人へのインタビューをテレビで観たが、「それでも中国は正しい」と言い張るのだ。いや、何を言おうが、故意にぶつけてきたら、その時点でダメである。主観的に善悪を判断し、法の外で手出しをしたら、もうそれは「国家」のとるべき行為ではなく、単なるテロリストである。(2010/11/07)


【アオバ自転車店(宮尾岳)13巻】
 マニアック路線に走り過ぎないよう注意深く作品作りをされているようで、今回も自転車選びハウツーもの的な要素が混在している。
 個人的には、「理解できない」「ついていけない」部分があろうとも、自転車浪漫みたいな部分がもっともっと読みたいなとは思うものの、今回は好きなキャラクターである黒井ワタルの久々の登場にワクワク……。でも、さほど活躍してないか。彼の活躍がもっと見たいぜ。
 それと、じーちゃんの日本漫遊自転車旅行、どないなっとんねん。このふたつ。それぞれ1冊分くらいのボリュームで読んでみたいな。(2010/11/06)


【動物王国】
 いたちが車の前を横切って行ったのが5日前。3日前にはウサギが道路を横断し、このときは無事だったが、翌日、他の車に跳ねられていた。そして昨日は、タヌキが交通事故に。
 そして、今日……。小さめの猪が、道路の真ん中に佇んでいた。ブレーキをかけつつクラクションを鳴らしたら、猪はビックリしたように走りかけ、なのに数歩で立ち止まる。
 うわ〜! ぶつかる。なんで逃げないんだよ! 急ブレーキにクラクション……。どん! という衝撃音は、幸いなかった。やれやれ。(2010/11/05)


【REIJI(楠本哲)1巻】
「無敵道」として連載されていたときの主人公「堂本零時」の後継者物語。
 意外だったのだが、これは一話完結スタイルではなく、物語がどんどん続いて行くのだ。この作者の長編ストーリーものは、久しく読んでいない。「ベンゴスター」も一話完結だったし、続きものとしては「満点の星」しか知らないなあ。
 いわゆるバイオレンスものが主流の作家だけれど、なんていうか、暖かいんだよね。ベースに流れる空気が。(2010/11/04)


【陶器市】
 全国陶器市というのがあって、行って来た。珍しく妻と休日が重なり、妻が行くというんで、一緒に行ったわけだが、基本的には陶器には興味が無いし、まして目が利くわけでもなんでもない。
 でも……。いざ行ってみると、なんと目を奪われることか。普段、100均とかでしか食器なんぞ見ないもんだから余計そうなのかもしれないが、あれも良い、これも素晴らしいと、心を騒がされる品物、いやいや、作品のオンパレードなのだ。
 この器にこんな食べ物を盛ってみたいとか、このぐい飲みで酒を飲んだら旨いだろうなとか、イメージがどんどん広がってゆく。妻に「目の保養になったでしょ?」と言われ、まさしくその通りだと思った。
 残念ながら、予算というか所持金というか、ゼロがふたつばかり足りないので、「これ!」と思うものは買えなかったが、500円のマグを買って、とりあえず満足である。それに、「これ、良いな」と思った作品がバカ高い値段だったのも、「我ながら、見る目あるじゃないか」と、ちょっと感動したりなどもしたのである。(2010/11/03)


【耳かき店殺人事件】
 無期懲役は正しくない。死刑相当だと私は思う。殺されたのは何の罪も無い人。しかも、事故などではなく、明らかな殺人の意思を持って行われた所業である。被害者は殺され損であり、遺族の気持ちを思えば、悔しさもここに極まれりだ。犯人が死刑になったからといって何一つ救われるものはないが、せめて死刑にならなければ、遺族は気持ちのやりようがない。加害者にも人権はあると言うが、故意に殺人を犯しておいて、人権も更生の機会もあったものか。加害者と遺族の気持ちのどちらを大切にすべきか? 罪人と罪無き被害者遺族のどちらの心情を重要視するか? 誰が考えても答えはひとつだと思うが。
 裁判員裁判にも疑問が残る。死刑が求刑された時点で、素人は退場すべきだ。「死刑」の結論が出たとしたら、たとえ相手が重大な罪人であったとしても、法の下であったとしても、人の命を奪う決断をしたという事実は消えないし、死刑にならなかったら、遺族の悔しさがやはり裁判員を責め続けるだろう。そういう苦しい立場に立たねばならないからこそ、裁判官は厳しい試験を突破する必要があるわけで、一般市民に何をさせるねん、って思う。
 とはいえ、私は死刑廃止論者ではある。ただし、一定の条件の上で、だ。それは最高刑を「無期」ではなく、「終身刑」にすること、そして「強制労働」を科すことである。犯罪者の更生も大切かも知れないが、恋が実らなかったからといって相手を殺すなどとんでもない話で、しかも死刑にすらならないなら、いったい何の抑止力になろうか。そのためには、死ぬより辛い「終身刑」、生き地獄を味わう「強制労働」こそ、効果があるとと思うのだが。(2010/11/02)


【ナースあおい(こしのりょう)30巻、31巻】
 この作家の決定的な欠点は、年配者の顔が汚い、ということである。
 もちろん、年齢とともに生理学的にも人間というのは衰えていくものだけれど、現実の年配者を見ても、ここまで汚くないぞ、と言いたい。
 全ての年寄りを、カッコイイ爺婆として描いてくれとは言わないが、漫画なんだし、もうちょっとマシな造形で描いても良いのではないか?(2010/11/01)


【美味しんぼ(雁屋哲・花咲アキラ)105巻】
 1冊計9回分で、「続・食と環境問題」というお話になっている構成。物語中の日常ドラマ(今回は「結婚式」)とストーリーを絡めてご都合主義的に話が進むのは相変わらずで、この点だけは好きになれないが、食に関する綿密な取材と深い考察に問題定義、そして、それだけに留まらず、解決策の提示によって光明まで見せてくれるところは、さすがと唸るしかない。
 内容を一部、紹介しよう。まず「遺伝子組換え作物」。この危険性は一般的にも叫ばれているが、では、何が危険なのかわからない。それに、危険だけでそんなものが研究開発されるわけはなく、そこにはメリットがあるはずだ。そして、遺伝子組換えと品種改良はどう違うのか? それらに回答を与えてくれている。
 また、牛や豚のブロイラー的飼育により何が起こっているのか、何が起ころうとしているのか、警鐘を鳴らし、豚の放牧が、地球環境にとって、また人間の健康にとって、そして農家の仕事にとって、どれだけのメリットがあるのかを説いている。

 ここまで骨太な社会派作品は、あらゆるマスコミの中で、NHKと「美味しんぼ」しか、現在には存在しないと思う。(2010/10/31)


【第3のビール、増税?】
 当然のことだと思う。タバコだけ値上げをしておいて、酒をそのままにするなど、おかしいではないか。350ミリリットル当たりの酒税が28円だが、ビールは77円なのだから、ビール並みでいい。なんなら、ガソリンのように暫定税率を50円くらいをさらに上乗せしたっていいくらいだ。
 酒はタバコ同様、身体に悪いし、周囲に迷惑を撒き散らす人だっている。増税への理屈は同じだ。
 そもそも民主党は、アルコール度数に比例した酒税をと主張していたのだから、第3のビールがどうのこうの言わず、アルコール度数によって課税するように改正すればいいのだ。そしたら、メーカーだって、アルコール度数の低い「エビス」や「プレミアモルツ」を販売したっていいのだ。(2010/10/30)


【正しい体重の測り方】
 まさしく牛歩のごとくだが、2年以上かかって、体重を減らしている。まだ減らさなくてはならないが、正直、壁に当たっている。減らせないまでも、増やさぬ努力だけはしなくてはならない。そこで、気になるのが体重だが、毎日測っていると、嘘みたいに増えたり減ったりする。これはきっと、体重を測るタイミングにも左右されるのだろう。
 そこで! 体重の量るタイミングを決めておけばいいのだと思いついた。では、いつ測るか。
 朝、起きて、大きいほうを出す。そして、朝食を採るまでの間に測る。おそらくこの時点が、一番体重が少ないと思われるからだ。どうせなら、成果が一番見えるときに測りたいしね。(2010/10/29)


【福知山線ATS作動事件】
 報道だと「ATSが作動するような運転をしてけしからん。公表してなくてけしからん」という非難ばなりで、違和感を感じる。
「ヒューマンエラーを防止するために設置されたATSが作動した。おかげで事故にならなかった。大事故の教訓が生かされた結果だ」という報道にならないのは、なぜだろう?
 それを、相変わらず「けしからん」報道ばかり。悪意を感じる。(2010/10/28)


【この世にいらないものシリーズ(1)】
 続くかどうかわからないけれど、この世にいらないものシリーズ第一弾は、「とろけるチーズ」
 だって、美味しくないんだもん。ていうか、なんか独特の変な味がする。特殊な加工をするときに、何か変なモノを加えているのかもしれない。
 そもそも、「とろけるチーズ」って、熱を加えて調理をするときに使うよね? でも、チーズって熱を加えたら、とけるやんか。だったら、あえて変な味のする「とろけるチーズ」なんて、いらんよな。(2010/10/27)


【就職留年? けしからん!】
 大学4年生の3割がまだ就職が決まっておらず、その中の多くの学生が就職留年の道を選ぶであろう、という記事を読んだ。けしからん話だ。
 事情はわかる。多くの大企業は新卒採用はしても、既卒には門戸を開いていないのだ。
 だからといって、留年していいのか? 社会に出て社会貢献してしかるべき立場の人間が、親に学費を出してもらい、昨年失敗した就職活動と同じことを繰り返すなど、あまりにも志が低いし、なにひとつ成長していない。就職できなければ浪人せざるを得ないが、だったら堂々と浪人せよ。わざと留年するなど、姑息で卑劣だ。

 それに、僕が採用担当者だったら、「どうして大学に5年在籍しているのか?」と質問する。何かに夢中になって勉強がおろそかになったとか、何かをするために休学した、ならOKだが、「内定がもらえなかったので留年しました」なら、その志の低さに一発不採用だ。

 就職にしくじったのは、事実である。だったら、その原因を追究し、同時に自分を売り込むために自分をより鍛え、またプロデュースし、既卒採用でリベンジを果たすべきではないか? そのために1年間を使えばいい。また、ダラダラ学生しながら就職活動をするのではなく、社会人としてバイトもせよ。学生として、ではなく、だ。
 そして、新卒にしか門戸を開かない企業などには、自ら背を向けよ。誰もが行きたがるような大企業など、似たような人間が蠢いているだけのつまらない世界だと心得よ。「おまえが欲しいんだ」と社長が熱い視線を向けてくる会社を探せ。そういうことだ。(2010/10/26)


【客商売気質】
 お客様から「おむつを代えるシートのあるトイレはありますか?」と訊かれた。残念ながら、無い。しかし、用意できる個室はいくらでもあるので、無い設備を卑下するのではなく、「それなら、こちらをご利用ください」とお客様を案内しながら、ご不便をおかけすることに恐縮する気持ちはあるけれども、こうしたお客様との交流に楽しさを覚え、施設の不備を接客でカバーしお客様に笑顔になってもらうことに喜びを覚える。まあ僕は根っからの客商売気質だなと感じる瞬間だ。
 でも……。「やっぱり指摘されたな」と、嘆く管理職スタッフに、「だから、それがなんだよ」と思ってしまう自分も同時にいるのだ。
 設備整備の予算が無いんだから仕方ない。設備さへ整っていればと、モノに頼る姿勢も、僕的には違うと思う。設備が良ければその方がいいに決まっているが、接客とはそういうもんではないだろうと思うからだ。(2010/10/25)


【戦慄のサンデードライブ】
 日曜夕方の道路は、地獄だなあ。平日に比べて、巡航速度は遅いし、わけのわからない動きをする車も多いし、マナーどころかルールだって随分守られていない。これ、全てサンデードライバーの仕業だ。こっちは曜日関係無く仕事で車に乗ってるわけで、迷惑極まりない。サンデードライバーを締め出したいくらいだ。
 平日だって、下手な人はいる。いわゆる初心者。でも、そんなのは100台のうち、数台だろう。ところが、日曜の夕方なんて、8割ぐらいがそういう人じゃないだろうか? 運転は初心者並みでも、運転歴はそれなりにあるから、かえってやっかいだ。初心者以下の者も多い。
 そもそも、日曜しか車を使わない人に、車は不要だ。車検に保険に車庫代にと、乗っても乗らなくてもかかる経費はワンサカある。だから、もうサンデードライバーは車を運転するな。車が必要ならタクシーを使ってくれ。(2010/10/24)


【セックスなんて興味ない(きづきあきら・サトウナンキ)1・2巻】
 こんな本が出ていたんですね。こんなタイトルですが、もちろんセックスがテーマの、短編集です。エッチは好きですけど、なんかね、ただヤリまくってるだけの漫画って、夢中になれないんだよね。一方、こういう作品は、好きだなあ。
 ちょっと調べてみると、IKKIとかヤングアニマルとかヤングキングアワーズとかコミックアライブとか、わりと僕の好きな系統の漫画雑誌に掲載されてるのね〜。やっぱ、雑誌に注目せず、コミックの棚を見て歩くだけじゃ、限りがあるんだね。(2010/10/23)


【売れ残り麦茶】
 やっぱり麦茶って季節モノなんですね。我が家では年中あるのだけど、それは僕が必要としているせいである。職場では夏の冷茶が今年から「ほうじ茶」になったので、それをきっかけに2リットルのペットボトルを買って持ち込むようになった。
 で、立ち寄ったコンビニでのこと。最前列にある麦茶ペットがヘコんでいたので、2列目から抜き取った。そして、その数日後。同じ店に行ったら、やっぱり最前列のがヘコんでいる。この間、麦茶は全く売れずに残っていたのか?
 まあ500mlなら、飲みたくなって買うだろうけれど、麦茶なんて家で沸かしたらいいのだから、2リットルサイズなんてそうそう売れるものではないのかもしれないけど、やっぱ季節モノなんだろうなあ。いつ消えてなくなるのかと思うと、寂しい。(2010/10/22)


【出口渋滞】
 初めて、「無料の高速道路」を走った。「ここから先は有料区間」というインターチェンジが「自宅の最寄り」なので、そこまで走ったのだが、う〜ん、出口が渋滞。
 無料になるようなところなので、そもそも田舎。多くの利用者を見込んでいないから料金所ブースそのものが少ない。さらに、すぐその先が信号機で、やたらと赤が長い。信号待ちの車が料金所を超えて並んでいるのだ。やっぱり思いつきの施策では、色々なところに支障が出る。
 無料と有料の境目の本線上に集約料金所を設けて、無料区間は何もかもフリーにするべきだと思うね。一時的に設備投資はいるけど、無料区間にブースがあって係員がいるって、無駄でしかないよなあ。(2010/20/21)


【capeta(曽田正人)23巻】
 物語開始からカート編を除けば、この23巻で描かれたレースが一番面白い。カペタと金田の熱いバトル。もともとこの作品は、バトルそのものが極度に省略されたとしても、男の生き様のドラマとして良い出来だし、逆境を追い風に変えるような、登場人物たちの物事の考え方や視点や取り組みが極めて面白いのだ。
 嫌いな言葉ではあるが、はやり言葉で言えば、「ポジティブシンキング」「前向き」が大いに心を揺さぶってくれる。

 ポールポジションを奪った主人公カペタ、そして2番手スタートの金田の熾烈なトップ争い。金田はカペタのすぐ後ろにくっついて、スリップストリームからの追い抜きを狙う。風圧を防げる利点はあるが、前車の熱い排気をかぶり続けることになるので、連続してこれをやれば、エンジンがオーバーヒートを起こしてしまう。しかし、金田は、資金力にものをいわせ、車本体にこれを防ぐ措置を行っていた。
 1位を奪われたカペタも同様にスリップストリームから奪還を狙うが、そのうちエンジンが不調に陥る。オーバーヒートしないよう折に触れ車間は開けてきたが、何かおかしい。金田は自分の排気をカペタに吸気させるよう、微妙にライン取りを変えていたのだ。
 こうなるとエンジンはもう回復しない。ギリギリオーバーヒートしないようショートシフトと絶妙のライン取りで、なんとかこれ以上引き離されないように必死で走行するカペタ。だが、ついていくのがせいいっぱいだ。そして……。

 ピットにはスポンサーが来ている。カペタの今後のレース活動を支援してもらえるかどうかの瀬戸際。なんとしても一位を取りたい。しかし、一位奪還は絶望的。にもかかわらず、カペタをバックアップする竹森は、こんな時でも食らいついて行くカペタの凄さをスポンサー連中に訴える。彼だからこそ走る価値があるのだ、と。バトルシーンではなく、こういう描写に僕は心を奪われる。好きなんだよね。

 そして、レースは、意外な展開を迎える。金田が周回遅れの車にブロックされてしまい、急ブレーキ&スピン。1回転してそのままレースは続行されるが、そのスピンの間にカペタが再び一位。
 この作品のダメなところは、山場であるはずのこのシーンが、絵的にまるでわからない。周回遅れを避けようとして、どのようにスピンしたのだ? 本当にスピンしているのか? その横をカペタは通過していったのか? まるでわからない。次のシーンでは、カペタがわずかに金田より前にいる。結論しか描かれていない。ここを迫力満点に描かなければマンガたる意味はない。想像せよというのは不親切だ。何度も指摘するように、レース中のマシンの軌跡がわからない、あるいは非常にわかりにくい。ここをなんとかして欲しい。俺が編集者なら、こういう構図、こういうコマワリでわかりやすく描いてくれと注文するだろう。(2010/10/20)


【ミシュラン】
 京阪神のお店を取り上げた2011年版ミシュランが近く発売されるらしい。
 本には興味はあるが、買ってもその本を参考にして食べ歩く、なんてことはできそうにないので、買わない。
 しかし、この本が出たら絶対買うぞ、と思っているのがある。それは、とんねるずがやってる「きたなしゅらん」である。お店は汚いけれども食事は美味い、というお店を取り上げたテレビ番組のひとつのコーナーなのだが、これが本にならないかなあと、見るたびに思う。
 多くの場合は店が古い等で「きたない」に分類されるのだが、中には本当に不潔極まりない店もある。が、興味の対象はそこではない。田舎や下町にある庶民に愛される店や、知る人ぞ知ると言えば格好いいが実は特定の人にのみ愛好されている店、はたまた店主のこだわりがちょっと勘違いしている店などもあって、それぞれに面白い。
 なによりも魅力なのは、そういった紹介でもないと、旅人(よそ者)はとても入れそうにない、または入りたいとも思わない店が登場することだ。そういう店をいつか、旅しながら訪ね歩いてみたい。そんな想いを抱かせてくれるだけでも、楽しい。そう思うのである。(2010/10/19)


【野蛮な国、中国】
 さすが共産主義だ。日本憎しの洗脳教育が行き届いている。現状も歴史も全て曲げられている。おまけに、抗議行動において日系の店を襲うなど暴徒化、理性を無くして暴力によって主義主張を現すのは、野蛮で卑劣といえる。さすがに指導部がダメダメなだけある。力に訴えれば、その先にあるのは戦争だけだ。
 そもそも共産党政権において、学生会は共産党の指導下にあり自主的な政治活動は禁止されているので、国家主導であるという見方もある。
 中国の若者よ、早く気づけ。キミ達がいだいている共産主義の不満でため込んだパワーを、無意味な暴力で発散させられているだけだ。国の掌で踊らされているだけなんだぞ。(2010/10/18)


【漢文】
 僕は基本的に、学校とか学校教育とかがキライなのだけれど、ふと「恨み事」を思い出すことがある。本日は、漢文のお話。
 教科書には、「レ点」とか、「一、二点」とかが振ってあって、それに従って読めばいいわけだけれど、そういう授業しか受けていないのに、テストではいきなり、何の点もない素の漢文が示されて「読め」ときた。……できるわけがない。
 しかしよく考えれば、こんなものは例えば、英文に「日本語的な表示順」になるように記号をつけるようなものだ。そんな英語の教科書は見たことがない。そのかわりに、SVOとかの文章構造を習う。当然のことだと思う。漢文に「○○点」なる記号を振って読ませる教育が間違っているのだ。
 どうしてこんなバカな教育方法を思い付いたんだろう? そして、その後、誰も改めようとはしないのだろう? こういうことに神経質に気配りをせずして、何が文部科学省で、何が教科書検定だ。(2010/10/17)


【金魚屋古書店(芳崎せいむ)10巻】
 今回は一話完結ではなく、1冊で1話の長編。そういえば、先日紹介した「ブラックジョーク」の4巻も、そうだった。一話完結形式を延々と続けるのは、やはり相当パワーがいるのだろうな。
 ストーリー的には、う〜ん、どうだろうか。これまで何度かあった「前後編」くらいの方が、引き締まっていて良かったかもしれない。もちろん、長編ならではの読み応えと充実感はあるのだが。
 しかし、それよりかは、基本的には「1回〜3回」程度で完結し、でも全編を通じてのゆるーい流れがあるっていう方がいいような気がするな。
 それはともかく、冒頭の語りはショッキングである。年間の本の万引き被害総額が192億円だというのだ。万引きのリスク込みで販売されているのだとしたら、僕のような真面目な読者から支払われる本代で、それらが賄われていることになる。これは許せん。万引きは、万死に値する。(2010/10/16)


【ウンコの匂い】
 おいらが書いているからって、別にスカトロの話ではない。誰かが用を済ませた直後の、ウンコの匂い充満のトイレの話だ。
 元々どうしようもなく汚くて臭い講習便所なら別に気にもならないが、自分の家とか職場とか、普段使い慣れていて、清潔で匂いなど微塵もしないトイレだと、これが気になる。この匂いは誰のウンコから発生したのだろうか、と。そして、その空気を吸うと、ウンコの微粒子を肺に吸い込んだような、なんともイヤあな暗い気分になってしまうのだ。
 自宅ならまだいい。なんといっても家族だし、トイレの窓も開く。座って気張ってるうちに空気も変わる。でも、職場のはいただけない。窓が無く、換気扇が一定の速度で回っているだけだからだ。こういうときは、消毒液を振りまいておいて、いったん出直すことにしている。(2010/10/15)


【幅寄せ】
 あ〜、怖かった。1日に3件もあると、さすがに夢に見そうだよね。追い越し車線を走ってて、追い越そうとしたら、その直前で、左側の車線を走ってた車が、ラインを超えてこっちに寄ってくるのよ! 国道26号線に、阪神高速に、国道176号線ときたもんだ。
 ブレーキを踏んで「ええ!」っと思ってると、今度は左にふらふら〜。避けてくれたかと思ったら、すぐに右へふらふら〜。居眠り運転じゃね〜か。
 こんな車の横を通り抜けて追い越すのは怖いけど、後ろにいたら、もっと怖い。さっさと追い抜くに限る。いやもう、3回目はさすがにムカついて、クラクション鳴らしまくってやった。(2010/10/14)


【ケセラセラ】
 何語だったっけ? 「そんなに深く考え込まなくても、なるようになるさ、大丈夫」ってなニュアンスだと理解しているのだが、似たような言葉はあちこちにあるなと、仲間内で話題になった。
 沖縄では、「ナンクルナイサ」。韓国では「ケンチョナヨ」。そして、中国では「無問題(モウマンタイ)」。
 でも、尖閣事件の身勝手な中国の振る舞いに、最近では「無問題」に違う印象を持っている。「気にするな、大丈夫」ではなく、「俺は気にしてないぜ。だって、何が起こったって、俺には関係ないんだから」と聞こえるのだ。そのつもりで、中国の旅行記なんかを読みなおして、この台詞が出てくると、やっぱりそうだなと思えるのである。(2010/10/13)


【ブラックジョーク(田口正之)4巻】
 いやもう、すいません。ずいぶん前に読んだのだけれど、ここに記載するのがズルズルと後回しになってしまって。
 基本、1話完結形式だったのが、今回は長いストーリーになっています。それはそれで面白いし、何話か続いたとしても、ダラダラと続くストーリーではなく、エピソードごとにきちんと完結する「エピソード集」形式なので、読みやすいよね。
「バロン・ゴング・バトル」の頃から愛読しています。決して、「バトルロワイヤル」の頃からの軽い読者じゃあ、ございません。(2010/10/12)


【くしゃみが止まらねえ〜】
 世の中にはいろんなアレルギーがあるけど、自分の場合は、気温の変化が刺激になって、くしゃみが止まらなくなる。とても、辛い。
 温度の変化といっても、寒くなるのは平気。気温の上昇が辛い。だから、冬場の暖房が効いたところとか、苦手。汗も辛い。スポーツとか身体を動かして、ドバドバ汗をかくのは平気なんだけど、なんとな〜く気温が上がって、じわじわ汗が湧き出してくるようなのが、ダメ。服と身体の間に温かい空気が篭って、身体が温められるのも、ダメ。
 それでね、鉄道車両には、「弱冷車」ってあるんだから、冬場は「弱暖車」ってのも、作ってもらえないものか?(2010/10/11)


【いまだに見る夢】
 今日の授業に必要なものが鞄の中に入れ忘れているとか、提出期限をむかえた課題ができていないとか、次の授業の教室がどこだかわからないとか、サボりすぎてもうこの授業は受けても仕方ないとか、学校(大学だったり高校だったり)や、通学途中で悶々とすることがよくあるのだ。
 そして、ふと我に返る。俺って、もう社会人として仕事してるやん、給料を月々貰ってるやん、と。そして、学生しながら仕事してたっけなと思い当たり、だったら満足に授業を受けていなくて当然と納得したりするのだ。
 そういえば、以前、よく見ていた夢を全く見なくなった。海外語学留学に行く夢なのだが、選考から漏れたとか、交通渋滞で空港に時間までに着けなかったとか、パスポートとか入学許可証が間に合わない・紛失した・誰かに預けたままになっていたなど、様々な支障があって、なかなか出発できない。この夢は、テロだか政変だかでフライトキャンセルになり、留学そのものが中止になるという結末で、それ以後、その夢は見なくなったのだが……。
 つまり、学生してる夢も、卒業か退学をちゃんと夢の中でしないと、いつまでも見続けることになるのだろうか?(2010/10/10)


【エロ本の隠し場所】
 クルマでラジオを聴いていると「親に見つからないエロ本の隠し場所は?」というリスナーからの質問があった。思春期の男の子は、いつの時代も似たようなことを考えている(考えざるを得ない)のだなと、思わずニンマリしてしまったが、パーソナリティーの返事が凄い。
 成人してからは彼女に見つからないように、結婚してからは奥さんに見つからないように、男は常にエロ本を隠し続けるものだ、であった。
 そんな回答ではちっとも質問のお答えになっていないのはともかく、親は自分では選べないけれども、彼女や妻は自分で選ぶのだから、「そんなもの隠す必要のない相手、できれば一緒に楽しめる相手を選びなさい」と私なら返事するが、いかがであろうか?(2010/10/09)


【地上アナログ放送 約5年延長!】
 来年の7月で地上波のアナログ放送が終わるからさっさと対応しろと、総務省は国民に出費を強い、またまだまだ使えるアナログテレビを「捨てろ」とエコの観点も何もない無茶苦茶なことを言っているし、その一方で地上デジタル放送にはまだまだ「圏外」が存在する事実をどう解決するのかまるで提示されないのだが、「J・COM」(ケーブルテレビ)に加入すればアナログ放送が約5年間延長されるのだ。
 要するに、J・COMがデジタルをアナログに変換して配信してくれるというだけの話で、テレビを買い替えなくていいから、「加入してください」と営業に回っているのだが、そもそも我が家はもともと難視聴地域で共同アンテナに頼っていて、それがいつのまにかJ・COMになっていたので、事実上なにもしなくてもアナログ放送があと5年くらい観られるのである。
 行政はバカで、民間はいろいろ考える。これの好例である。まあ、5年間J・COMに会費を払い続けるくらいなら、ジャパネットでデジタルテレビを買った方が安いのは目に見えているし、そんなこと消費者は当然思いつくから、光回線によるネットや電話などとセットでお申し込みください色々と節約できますよ、ということなのであるけれど、要するにバカ行政のおかげで民間は商機を見出すのだ、ということである。(2010/10/08)


【JIN(村上もとか)19巻】
 面白いねえ。医学漫画としても、歴史マンガとしても面白い。いわゆるタイムスリップものにありがちな、「歴史が変わる」というSF的面白さではなく、現在(物語からしたら未来)から幕末にタイムスリップした主人公が「語り部」となって、歴史が語られるという構成に、実際にあった歴史を「マンガ」および「タイムスリップ」という手法を使うことによって、過去の物語を読むのではなく、まるで現在進行形のごとく臨場感で楽しめるのだ。
 歴史を小説やマンガや映画などにする場合、史実ももちろん大切だが、やはり登場人物をどのようにキャラクタライズするかが作者の力量とセンスなのだが、この作品ではそれらが見事に成功している。
 ちなみに、自分で買ったわけではないので、ここでひとつ欄を設けて記述まではしないが、「へうげもの(山田芳裕)」も面白いぞ。(2010/10/07)


【カブのイサキ(芦奈野ひとし)3巻】
 幸いにして、デビュー作「ヨコハマ買出し紀行」でこの作者と出会えたが、最後まで主人公がロボットというのに、馴染めずにいた。
 でも、「カブのイサキ」は違う。「ヨコハマ……」と同様、詳しくは語られないが、いったん文明がある程度崩壊したであろう世界が舞台。でも、決して壊滅はしていない。むしろ、人々はアクセク生きるのをやめ、ゆったりと、でもたくましく、そして大らかに生きていて、それは現在ストレス社会の一種の憧れの世界なのかもしれないね。
 そして、この作品のもうひとつの魅力は、イサキが飛行テクニックを徐々に習得しながら「飛行距離を伸ばす」という無理のない設定の中で、どんどん世界観が広がってゆくことになると思う。無限に世界観が広がり続ける作品としては「パタリロ」や「アタゴオル」があるが、いずれもその唐突さに面食らうことがある。けれど、「カブのイサキ」では、あまりにも自然体な物語の中で世界観が広がっていき、もっと知りたいという気持ちにさせられる。それはあたかも、主人公のイサキが飛行距離を伸ばして世界を広げていくのに同期しているかのようである。(2010/10/06)


【ああ、勘違い】  肩甲骨を、「健康」骨と勘違いしていて、ここの状態が「健康のバロメーター」になるのだろうか? どういう測定判定をするんだろうと思っていたのも、今は昔。
 そして、最近わかったのが、「W不倫」。一組の夫婦が男女とも両方が別の相手と不倫していることだと思っていた。でも、正しくは、不倫カップルの両方が既婚者であることを言うんだねえ……。
 でもさ、カップルの両方が既婚者か片方が既婚者かなんて、もうどうでもいいような気がする。そんなもの、既婚者なのに別に好きな人ができてしまったとか、好きになった相手がたまたま既婚者だったとか、そんなのの延長線上の話にすぎないでしょ?
 それより、一組の夫婦が、仲良く普通の夫婦を演じていて、それでいて実は2人とも外に相手がいた、ということの方がショッキングだし、それをもって特別な呼び方があるという方が、納得できるんだけどな。(2010/10/05)


【あいかぎ(犬上すくね)1巻】
 女の子の「穴」に入りたい男の子の話……、なんて言ったら、大いなる誤解を招きますね。
 ま、ちょっとだけ誤解させようっていう意図もあるんだろうけれど、そういう話ではありません。心の鍵穴に入って、カギを開ける男の子(鍵)のお話。短編連作。
 犬上すくねさんの作品に出合ったのは、ヤングキングアワーズだったか、アワーズライト(廃刊)だったか……。あの雑誌の雰囲気とか執筆陣とか、結構好きだったんだけど、それをなんとなく引き継いでいるのが「サンデーGX」なんだよね。それはともかく、「あいかぎ」は短編連作ってスタイルも、ファンタジックで心理的で、かなり好きです。(2010/10/04)


【大人の雑貨・DVD】
 いつも通る国道に、「大人の雑貨・DVD」というドデカイ看板があった。これまで気がつかなかったので、最近できたものかもしれないが、ふう〜ん、最近では、「大人の玩具」ではなく、「雑貨」と称するのか……。
 で、目を凝らしていたのだが、肝心のお店は見つけることが出来なかった。(2010/10/03)


【新ブラックジャックによろしく(佐藤秀峰)9巻・完結】
 え? もう完結? そうなんだ……。コミックの帯に「堂々完結」と書いてあったから、ちょっとびっくりした。そして、つまらない終わり方をしたら、ボロクソに書いてやろうと思っていたが、まあまあ、まとまっていたかなってところだ。
 粛々とラストシーンに向かっているという感じで、「そっか、まとめに入ったか」という印象の強い9巻。研修医終了後のエピソードも軽くあって、各キャラクターの「その後」も描写されており、文句はないが、そのかわりに、強烈な讃辞も送り難い。
 最後の最後は、み〜んな「いいひと」になっちまって、なんだかなあ……。(2010/10/02)


【バカ】
 久しぶりに郵便局から振り込みをした。振込先が「郵便振替口座」ではなく、「ゆうちょ銀行」だったため、システム的に銀行と同じで、郵便振替用紙のように通信欄に書いたことがそのまま相手の手元に郵便では届かない。通帳に名前が記載されるだけで、しかも「カタカナ13文字」の制限があるのだ。
 しかし、こちらが送金するのは、仕事関係。全国の同業者の研究協議会の参加費なので、「所属組織」と「自分の名前」の全てを記載しなくてはならない。
 素性がバレるので詳しくは書けないけれど、それを仕切っているのは国の組織。いわゆるエリートさん方なのだが、「あ〜あ、本当に頭、悪いなあ……」と思った。逃げも隠れもできないんだから、参加費なんか当日徴収で十分だと思うが、事前振込にしようとしたとき、郵便振替では幹事が変わった時に(通知の送り先が変わるので)困るが、通帳だったら引き継ぐだけでどこでも記帳できて便利と考えたのだろう。
 でも、それに伴って発生する新たな「不便」に、考えが及んでいない。想像力が足りないのだ。国の組織で働く国家公務員やそれに準じる立場の人って、結局そうなんだよね。だから、民間に敵わないのさ。(2010/10/01)


【ストレスたまる、有給たまる】
 何かのラジオコマーシャルで、「ストレスたまる、有給たまる」というのがあった。一瞬、考えたけれど、なるほど、満足に休めなくて、仕事仕事で追い詰められて、ストレスも有給もたまると、こういうわけか……。
 でもなあ、満足に有給休暇がとれるのなんて、公務員と大企業くらいのもんと違うやろか? 時代錯誤かもしれんけど、安い給料で女工さんが朝から晩まで工場で働いていたとか、田舎から大都会へ集団就職したとか、丁稚奉公とか、そんな時代って、もっともっと労働環境って厳しかったと思うし、でも仲間どうしで助け合ったり温かい声を掛け合ったり、ストレスなんてそんなに無かったんじゃないだろうか?
 大企業の重役ならともかく、「一介の労働者風情が何を言ってるんだ? 甘えるんじゃねーよ」ってところだと思うんだよな。
 別にCMを批判するわけじゃないし、CMとしての面白さは認めた上で言ってるんだけど、有給がとれなくてストレスたまる人って、有給がとれたってストレス解消されないと僕は思うんだよね。(2010/09/30)


【こんな親に育てられた子供は可哀想】
 テレビで「運動会の親バカベスト5」というのをやっていた。その中に、「周囲の観客を押しのけて前に出て応援するとか、撮影をする」というのがあり、テレビのレポーターが「ほかの人の迷惑とか、考えなかったのですか?」と質問した。
 親バカがテーマなので、「そのときは夢中でつい」程度の返事を期待したのだろうが、返って来たセリフは、「そんなの知ったこっちゃない」だった。なんと……、情けない。こんな親に、「他人の迷惑にならないように」なんて基本的なしつけなど出来るわけがない。こんな親に育てられた子は可哀想だ。社会性の一切ない自分勝手な人間に育って、社会では大変苦労をするだろう。友達やその親に観られていたら、さぞ後ろ指をさされるであろう。本当に気の毒だ。
 しかし、こんな非常識な人間のインタビューを、そのまま公共の電波で流す放送局も、腐りきっている。まさにマスゴミだ。とくだね、とかいう番組だったなあ。(2010/09/29)


【自販機のバカヤロー】
 変な癖なのだが、車を止めて自販機で缶ドリンクを買うとき、なぜか財布を持ち出さず、財布から120円だけをもって自販機へ向かってしまう。
 すると、たまにだが、硬貨が微妙に消耗してたり、歪んでたりすると、ニセ硬貨と認識されて、ガシャーンと返却口に戻ってくるのだ。財布を持ってきていないから、その度に車に戻らないといけない。何度かそんなことが続くと、さすがに自分も勉強する。230円を持ち出すのだ。これで、100円玉だろうが10円玉だろうが、予備を一枚所持していることになる。
 こうして万全の準備をして、本日も自販機に正対した。すると、特売の自販機で100円販売をしていた。手元の5枚(230円)の硬貨のうち、4枚もが不必要なわけで、なぜか打ちのめされた気分になったのである。(2010/09/28)


【ローゼンメイデン(PEACH−PIT)4巻】
 なぜかちょっと薄めの4巻。物語の進み方もこれまでとちょっと違う。なんだかんだ言いながら、複雑な方へこんがらがって行ってたのが、薔薇乙女同士が協調し始めたり、ウサギの化物の持つ敵意が薄くなっているような印象を受けたり、どうも「ネジが巻かれた」ようにお話が動き始めている。
 もしかして、これが最終巻? そう感じた途端、ストーリーは大団円へと向かい始めた。そうか、これがラストなんだ。まいた僕、まかなかった僕がそれぞれの世界へと戻る道筋もつき、元の世界に戻ってからは、引きこもりだったジュンにリアル世界での新しい道筋が示され、いやらしいだけのキャラだったバイト先の書店の店長もちょっとだけいい奴な言動をみせ……。
 ああ、終わったなと最終ページをめくると、その裏に、「to be continued」って、あれ? 続くの? あらまあ、5巻の予告まで載っている。じゃあ、第二部終了、第三部スタートってとこかしら。今度はどんなジュンが登場するのかな? それとも、さらに別の人物が?(2010/09/27)


【矢野選手、お疲れ様でした】
 2軍で、下柳投手とバッテリーを組んでサヨナラセレモニーか。なんか、もの悲しいよね。
 そりゃあ、お情けで、サヨナラ試合だけ1軍にあげて、そんなことをしたら、そりゃあかえって本人も傷つくだろうと思う。でも、長い間、阪神の正捕手で務めあげてきて、最後がこれでは……とも、思うのだ。
 せめて、1軍の最後の試合で、顔見せだけでもして欲しいよね。(2010/09/26)


【日本の弱腰に呆れる!】
 中国人船長釈放って、ほんと、呆れるよ。文句を言われたら、すぐ弱腰になる。こんなんじゃ、日本は海外諸国の奴隷国になってしまう。あんなものは政治と関係なく、日本の国内法に基づいて取り調べを行い、しかるべきことが終わったら「え? 中国さん? 何を大声はりあげてんの? ああ、取り調べ終わったから、釈放すんね。沙汰は追って通知するから」でいいのだ。
 政治判断で釈放するにしても、絶対にそのことを口外したら、アカンよね。
 そもそも、因縁つけるために、船長が命を受けてぶつかってきてるんだから、口を割らさないとダメだろ?(2010/09/25)


【アコニー(冬目景)3巻・完結】
 作家買いをしている作家さん。アコニーも大好きだったんだけど、これで、ラストとはねえ。
 歳を取らないアコニーの不思議について、なんとなく2巻でほとんど読めていたんですが、3巻では「やっぱり」という感じ。しかも、冒頭でそれが明らかに! その後は、なんていうか、消化試合(?) オカルトアパートのエピソード集のような感じで、これが延々と続くならそれもアリなんだけど、3巻で終わるなら、もう少し話の構成考えて欲しかった……。
 3巻冒頭の真相を、その後のエピソード集と混在させながら、少しずつ、ね。っていうのは、贅沢な注文かなあ?(2010/09/24)


【最小不幸社会か、最大幸福社会か】
 菅直人首相首相の言う「最小不幸社会の実現」に対して、ジャーナリストの櫻井よしこは、「最大幸福社会」の実現を目指すべきだと主張する。
 櫻井氏の語る理想はわかるし、あくまで政治が目指すものとしての考え方であるから、それはそれでいいのだが……。
 もし「最大幸福社会」の実現は政治の役割だと、自分自身で何も動かなくなってしまう人がいたら、「お前はもう死んでいる」だ。それでなくても、何事も他人のせいにする風潮が広まり、社会が腐ってきているというのに、この上、自分で何もせずに、「私が幸福でないのは政治のせいだ」と声高に叫ぶような人間ばかりになってしまったら、もう救いようがない。
 だから、政治の役目は「不幸を最小限に抑えること」であり、「幸福を追求する」のは個人の仕事だ、というのが僕の主張だ。
 それはともかく、櫻井氏の言ってることは意味不明だ。「富の再配分や結果平等ではなく、一部の人が富むことが国の富につながり、全体の富につながる」という他人の説を引用しているだけで、それのどこが「最大幸福社会」につながるのかわからない。単に菅首相を批判するために言葉を作っただけじゃないのと思えたりする。(2010/09/23)


【コッペリオン(井上智徳)8巻】
 いよいよ武蔵野電鉄作戦、敢行! この8巻は面白かった。これまではさんざん焦らされた感が強く、どうしてスッキリと先へ進まないんだよと、イライラしたものだが、さすがに走行中の電車が舞台となれば、それなりのスピード感が要求される、ということか。
 でも、ひとつ、ひっかかる。確か舞台は2030年代だったと思うけれど、2010年の現在、老朽化による廃車が進んで既に風前の灯である「201系電車」、2030年代に満足に線路上を走行できるのか? なんでこんな車両を登場させたんだろう? 鉄道マニアから突っ込まれてるんじゃないだろうか?(2010/09/22)


【日本は中国に反省を促せ】
 領海問題を横においといても、ぶつかってきた方が悪いに決まっている。なのに、なんだ? 日本を制裁って? しかも国家だけじゃなく、一般庶民までがいっせいに日本バッシングに蜂起している。どんだけ日本憎しの洗脳教育をしてるねん。
 まずは「ぶつかった」ことを中国は日本に詫びるべきだ。それがない限り、中国がどう言おうと、何をしようと、日本は譲歩すべきではない。交渉のテーブルにつくのは、中国が先に頭を下げてからだ。
 先に問題を起こしておいて、相手の反応を見ながら逆ギレしてみせる。これで自国を有利な状態にしようなど、いったい何世紀前の外交術をしてるんだろうね。(2010/09/21)


【ガンダムを作ろう】
 革命テレビという番組に、ロボットを作っている人が登場した。進行役のタレントが、「これだったら、ガンダムだって作れるのでは?」という趣旨の発言をし、研究者が「3億円くらいあれば」と答え、衝撃を受けた。
 それって、戦闘機の10分の1以下の値段やん。鉄道車両だって、大雑把な値段で新幹線1両3億、一般車両1両1億だろ? 戦闘機1機の購入を中止して、ガンダム10機作ったら、「日本もなかなかやるなあ」と評価を受けるんではないか?(2010/09/20)


【沢田聖子】
 ライブに行ってきた。長坂道憲、岡崎倫典と続いたライブも、沢田聖子でいったん打ち止め。仕事が忙しく、気持ちにも余裕がなく、しばらくライブから離れていたけれど、自分を元気づけなくちゃと復活させたライブ通い。沢田聖子もまた、充実してた。
 ピアノとギターの弾き語りだけだと思っていたら、ニューアルバムをCD音源でやりたかったみたいで、カラオカも結構使用。ああ、バンド編成でやらしてあげたいし、聴きたいなあ。独立したばかりだから、なかなか難しいよね。
 自分のために作ったプライベートオフィスから独立するなんて、どうなってんだって思うけど、そのプライベートオフィスも、今やHYDEやら藤田恵美(ル・クプル)なんかが所属して、いつのまにか大きくなって、等身大というか手作り感覚というか、サイズが合わなくなったのかもしれないね。
 でもまあ独立して良かったのかも。今日のライブも、自分プロデュースのせいなんだろうけど、ノビノビと思う存分喋ってたしね。
 さてさて、ライブの方だけど、ニューアルバムやりまくり。もう少し、色々な曲を聴きたかったのが正直なところ。でもね。でもね……。そのアルバムの完成度がすごく高くて。アルバムタイトルは「宝物」で、テーマは「家族」。これまでのアルバムの中で、最高の出来のような気がする。カラオケだってさ、本人とアレンジャーの二人ですべて演奏したものだし、文句ありません。
 ひとつ、気になるのは、「家族」がテーマなのに、「夫」という文字が出てこないこと……。離婚したんだろうか? 元の事務所の社長だしね……。触れてはいけないような気がして、聞けなかった。(2010/09/19)


【全裸漫画家(桜木さゆみ)】
 表紙にめっちゃ美人の女の子がお澄まし顔して大アップの写真。まさか美女マンガ家の全裸写真集! と思って手を取ったら、中身はエロネタ主体の4コマ単行本。ご本人の私生活エロネタを描いているとかで、なにもかも丸裸に……、という意味のタイトルらしい。
 ところが、読んでいくと、女子高生(処女)の時にエロネタデビューしたからイケイケ女子高生と思われてたとか、今さら「処女です」とはいえず早く処女を捨てたかったとか、初体験が最悪だったとか、貧乏ダメ男とばかり付き合ってしまうとか、10年間にン百万円貢いでしまったとか、別れて男日照りだから5年くらいまともにセックスしてないとか、そんなんバッカリやあ〜!
 ところで、4コマって普段から自らすすんで読むことはないのだけれど、クルマの中で信号待ちしてるときの暇つぶしにはちょうどいいね。新発見。(2010/09/18)


【とんでも渋滞】
 車を走らせながらラジオを聴いていると、交通情報。「新御堂筋、梅新東出口が事故のため出られません。渋滞が2km」って、おいおい。ということは、そこで糞詰まりしてるってことか?
 まあ、おいらは反対向きに走っていたからいいものの、千里インターでも、前部がへこんだ乗用車が横向きに止まって、流れを阻害しとるやないか。
 国道176でも、本線と分岐の間にある構造物に突っ込んだ車がいたし……。事故、多いなあ……。(2010/09/17)


【ギャンブルフィッシュ(青山広美・山根和俊)19巻・完結】
 終わった! 見事に完結した。
 偶然、手に取った、週刊少年チャンピオンで、「なんだ、これ!」と、吸い込まれた。週刊少年チャンピオンは、小山田いく、手塚治虫、立原あゆみ、石山東吉などが連載していた頃は毎週購入していたのだが、バキとドカベンしか読むものが無くなって、やめた。そして、どれくらいの時がたったのだろう? 衝撃的な出会いだったのだ。
 だけど……。世界一ギャンブラー決定戦になって、なんだかイマイチ感が否めなくなり、雑誌での掲載順もどんどん後ろに下がり、打ち切りや変な終わり方になったら、悲しいなと不安になっていたというのが正直なところだ。
 しかし、一冊の本にまとまってみると、かなりよく出来ていることに気づく。苛烈なギャンブルで死んだはずの人間が実は命を取り留めていたりなど、「あ〜、やっぱりな」感はあるものの、それがかえって読むものをホッとさせる。簡単な後日談も掲載されたことで、「ああ、きちんとエンドマークを見たな」という気分にさせてくれもした。見事な完結だったと言えるだろう。
 人気のために「ひっぱられる」のか、かげりのために完結を急がされるのか、どちらが作品にとって幸せかはわからないが、この作品に関してはプラスに出た。
 ただ、不満を言えば、ひとつだけ明かされていない謎があることだ。それは、トムの父親のことだ。ラストで生存は確認できるのだが、じゃあ、獅子堂学園にとらわれていたあの男は誰なのだ? それが本人だとしたら、どうやって脱出したのだ? 8ページもあればそれなりの説明はついただろうし、原作者の中には設定もあったのだろう。最終巻なんだから、増ページして、それらを明かして欲しかったと思う。(2010/09/16)


【岡本真夜をテレビで観た】
 TOMORROWがヒットしたのは、1995年。15年前なのだ。そりゃあ、当時に比べたら、肌も衰えるよな。でも……。
 当時僕は彼女のことを、「ブスとは言えないけれど、なんか変な顔だなあ……」と思っていたものだ。しかし、今日観た彼女は、肌が少し衰えたとはいえ、なんだかすごくイイ女になったなあ、優しさの奥の強さみたいなものを感じるなあと、つくづく感心した。
 きっと、年齢を重ねるって、そういうことなんだろうなって、思ったんだな。下世話な言い方をすれば、抱かれた男の数だけ、イイ女になったのかもしれないね。(2010/09/15)


【あれは、おパンチュだったのか?】
 自転車の前と後ろに小さい男の子をのせた若いお母さん。ローライズのデニムから、おパンチュの紐がはみ出している。
 そうかあ。あれがGストリングスという、小さい三角形と紐だけで構成されたおパンチュなのかあ。サイドからはみ出した紐は、「あたし、こんなエッチなの、履いてるんです〜って、わざと見せてるんだろうなあ。小さい男の子に「お母さん、これ、なに〜?」とかって、引っ張られたりしないんだろうかとか、色気も何にもないことを考えながら、じっくり観察しようと後方へ回ったら、あれ?
 後部中央から真下に伸びているはずの、食い込み紐が、存在しない! ということは、アレは下着じゃないのか? それとも、そういう下着なのか? 下着だとしたら、どんな構造になってて、大切な部分はどうやって覆っているんだろう?(2010/09/14)


【スタンプ・ポイントカード】
 苦手である。最近では、レジで「○○カードはお持ちですか?」と訊かれることも多いが、たいていNOである。「無料ですし、お作りしましょうか?」にも、「失くすので結構です」と、お断りしている。
 よく行くローソンやオークワなんかはカードを作っても良さそうなものだが、言われるままにしていたら、財布の中にはどんどんカード増えていくだけだし、要らないものまで溜まってゆく。だから、散髪屋のカード(病院で言う診察券とカルテみたいなもので、店に保存されている顧客情報と対応していて、髪形や好みなどイチイチ言わなくても「いつもどおりで」で通じる)とか、なんらかの会員制施設の会員登録カードなど、特殊なものを除けば、あとはクレジットカードとキャッシュカードくらいしか持たないことにしているのだ。
 結局、「ポイントが貯まりますよ」という種類のカードは、「客の囲い込みのためのツール」であり、僕のようにカードを所持が負担と苦痛につながっている者にとって、それらは「オメーらの商売のために、なんで俺がイヤな思いしなくちゃならねーんだよ」というモンクにしかならないことに、気づいて欲しい。どうせやるなら、洋服の青山のように「カードを今、お持ちでないようでしたら、電話番号でわかりますから」というサービスをして欲しいものだ。洋服の青山は、電話番号を伝えるだけで、ポイントを貯めることも、使うこともできて、とてもありがたい。(2010/09/13)


【乙嫁語り(森薫)1・2巻】
 メイドものしか描かないのかと思ったら、とんでもないことでありました。この作品もスゲーな。民族衣装の細かい刺繍とか、めっちゃ綺麗やんか。
 19世紀の中央アジア。そもそもその時代の生活なんて知らんから、日常生活が淡々と表現されているだけでも知的好奇心を満たしてくれるし、それが物語仕立てになっていて絵が美しいとくりゃあ、何の文句もありません。
 嫁いだ嫁を返せと、嫁の実家の連中が押しかけてきて、ちょっとした闘争状態になるのだが、無事に追い返し、第一巻第一話で起こった事件は解決し、さてこれからどんな展開になるのやら。楽しみ!(2010/09/12)


【このマンガがすごい2010】
 この本を指標にして、マンガを買うことはないが、立ち読みくらいはする。マンガ作品はゴマンとあるので、自分が贔屓にしている作品がこの中になくても、ガッカリしないし、なんとも思わない。が、自分の愛読している作品が掲載されてたりすると、ちょっと嬉しくなったりは、するものだ。
 ただ、昨年だったか一昨年だったか、「このミステリーがすごい」に『完全恋愛(著:牧薩次=辻真先)』が3位に選ばれた時には、「なんで今頃?」と思ったりしたものだ。過去にはもっと凄い作品だって書いてる作家さんなのだ。ま、脚光を浴びるまでには、それなりの時間もかかるし、運やタイミングといったものもあるのだろう。
 さて、マンガ。個人的には、「小学館漫画賞」とか「講談社漫画賞」なんかの受賞作品の方が肌に合うみたいだ。(2010/09/11)


【半起半寝】
 ま、そんな日でした。時間を無駄にしたような、ちょっと幸せなような……。(2010/09/10)


【待機児童増加】
 認可保育園に入りたくても入れない待機児童、徐々に減りつつあったのが、ここに来て、また増加と新聞に載っていた。資格者が足らないわけではあるまい。施設が足りないのだ。もしかしたら、基準が厳しすぎるのかもしれない。
 施設など、探せばいくらでもある。都会では学校の教室が余っているし、「わたしの仕事館」のように役立たずになった箱物もあるし、風前のともしびの箱物も少なくあるまい。それらの一部を使えばいいのだ。補助がなくては経営的にやっていけないのかもしれないが、まず法を整備して資格者1人に対して補助資格者(基本的な講習を受ければ取得できるようにする)2人までは人員と数えて良いことにし、公務員の仕事を整理して、公務員が出向すればいい。公的な補助金がいくら必要とかではなく、人件費の部分を公務員そのもので賄うのだ。リストラができずに、どうせ出て行く公務員の人件費なら、有益に使えばいい。
 とはいえ、保育園が必要ということは、両親共働きを望む家庭が増えているからであるが、それだけの仕事があるのかどうかの心配が先に立つ。日本国内で仕事を増やすには、関税を高くすることと、日本人が安さに飛びつかず国産製品を買う必要があるんじゃないのか? そうすれば、給料もあがり、共働きしなくても済むように思うけれど。(2010/09/09)


【JIN(村上もとか)12〜18巻】
 結構なハイペースで既刊を集めていたので、その都度、記述することができなかった。一応、現在18巻まで発行されていて、それらを集めきったことになる。
 幕末を舞台に、現在からタイムスリップした医者が、その時代にはまだない技術を用いて医療をほどこす物語だが、歴史と医術と、そしてタイムスリップものには欠かせないタイムパラドックスの要素を見事融合させた最高峰のエンタテイメント。
 楽しませてくれるし、何度も読み返すに耐えるクオリティー。この先にも期待。(2010/09/08)


【天気予報の温度って?】
 いわゆる百葉箱で観測されると聞いたことがある。実際に百葉箱で観測されていないとしても、観測装置はおそらくそれと同等レベルの環境にあるのだろう。だとすれば、昨今の猛暑においても、天気予報で言う「最高気温○度」なんていうのは、アテにならない。ビルの窓の反射とアスファルトからの照り返しがある炎天下で風すらなかったら、いったい体感温度は何度になるのだろう?
 そんなことを考えながら、「今日も暑かったなあ」と思ったりすると、天気予報の最高気温何度という報道に空しさを感じた。(2010/09/07)


【岡崎倫典】
 ライブに行ってきた。たったひとり、ギター1本でのインストゥルメンタルのライブである。それほど有名な人ではないが、押尾コータローの師匠の一人であり、アコースティックギターを趣味とする人にとっては憧れの人の一人であり、名前になじみは無くとも、天気予報や交通情報、旅番組のBGMでは頻繁に流れているから、聴けば「あ、その曲、どこかで聞いたことある」となるだろう。
 優しく温かく、そして時に切なく激しい音色……。ノリノリで総立ちなんてライブとは対極にあるけれど、ゆっくりじんわり、心の中に響いてくる音色だ。ひとつだけ不満を言うなら、曲の後ではなく、前にタイトルを紹介して欲しいと思う。そうすれば、タイトルから連想される風景や人や物をイメージしながら、より曲を楽しめると思うからだ。
 ともあれ、機会があれば、こういうライブに行って欲しいな、と思う。(2010/09/06)


【阪急電車】
 久しぶりに、阪急神戸線に乗った。以前は「特急」と「急行」と「普通」があり、時間や区間が限定された補完的な列車として「準急」があった。今回は「特急」に乗ったが、やたら停車駅が多くなっていて(以前は梅田−三宮間、十三と西宮北口だけだった)かつての「急行」並みだ。特急以外の優等列車は全て補完的な列車になっていて、要するに新快速に負けて都市間輸送を放棄した形になっている。
 阪急京都線にも乗った。こちらも久しぶりだが、神戸線程昔じゃない。「快速特急」と「快速急行」がコンビを組む時間帯と、「特急」と「急行」がコンビを組む時間帯があったように思うが、現在は優等列車は「特急」だけで、停車駅も多く、「急行」の印象。やはり特急以外の優等列車は補完的な役割の列車になっている。勝手な想像だが、要望に応じて停車駅を増やしていくうちに、さらに上位列車が必要になり「快速ナントカ」が生まれたが、通過された駅利用者から文句が出たり、実際にそれで利用者が減ったりして、ある程度停車駅の多い特急で定着させざるを得なかったのだろうと思う。
 いずれにしても、同時に2種類の優等列車が必要な時代は終わったのかもしれない。列車種別は「区間ナントカ」とか「快速ナントカ」など、複雑に種類が増えているけれども、それは時間帯などによるニーズの違いや、きめ細かいサービス、あるいは営業上の(いかに上手に減便するかの)施策であって、用途によって「特急」にするか「急行」にするか「快速」にするか、という選択肢ではなくなってきたわけだ。
 そうなると、南海高野線の列車種別は秀逸である。どこまで急行運転をして、どこから各駅停車になるかで、「準急」「区間急行」「急行」を使い分け、停車駅を一部省略した急行を「快速急行」とし、時間を合わせれば緩急乗継をしなくてもいいようになっている。「特急」は座席指定で、主要駅のみ停車の通勤用と、高野山への観光・参拝用のものを称し、まさしく「特別」な「急行」にふさわしい。都市と都市を結ぶ阪急で同じことは難しいが、要するにたくさん停まる「特急」にガッカリしたのである。
 ちなみに、阪急宝塚線は、特急も快速急行も結局無くなってしまい、準急もどきの「急行」が存在するのみ。せめて昼間時間帯に30分に1本、「特急」(停車駅:宝塚・川西能勢口・蛍池・十三・梅田)を運転してもらえないだろうか、などと思うのだが……。(2010/09/05)


【やっと終わるぜ渡る世間】
 僕のもっともキライな番組、「渡る世間」がやっと終わる。一般社会日常で起こりえるちょっと気分の悪い些細なことを、大きく大きく大きくして、娯楽とは程遠い気分の悪さ重さ黒さを与えてくれる。数回しか観たことがないが、常識とはかけはなれた設定がたまに出てくるのにも驚かされる。
 さて。番組の終了とともに、「えなりかずき」の仕事が激減するのではないかなどと言われているが、その通りだ。魅了して離さない特別な何かを感じないのだ。このあたりが、吉岡秀隆と違う。どうして比べるかと言うと、子役から出てきて印象に残っているからだ。
 吉岡は、たまにテレビでその芝居を観たいなと思うが、えなりは出てこなくてもいい。(2010/09/04)


【香典辞退】
 最近の葬式では、「故人の意思により香典辞退」というのが多いが、実はこれが迷惑だということを理解して欲しい。もともと香典は、互助的な要素もあるのだし、辞退が流行ると辞退しない人がなんか厚かましいようにすら思われかねないのもどうかと思うが、香典辞退が迷惑なのは、「本人とも家族ともお付き合いが無く、遠い関係なのだが、仕事上のつながりなど義理があって、なんらかの痕跡を残しておかねばならない」場合だ。
 香典辞退でなければ、周囲に参列する人を見つけて、「これ、一緒に頼む」と適当な金額を入れた香典袋を渡しておけば済む。最悪、「あの人なら行くだろう」という人に電話連絡をして、立て替えておいて貰うなども可能だ。しかし、「記帳」を代理で頼むわけにはいかないから、香典辞退の場合は必ず通夜か葬儀に行かねばならない。
 これが大変なのである。仕事を早く終えるか、途中で抜ける段取りもしないといけないし、服装にも気を使う。そもそも葬儀は残された者のためのセレモニーなのだから、「故人の意思」なんてどうでもいいのでは? というわけで、お願いだから、香典は辞退しないで頂きたい。(2010/09/03)


【最悪の事態】
 これは厳しい。足の裏が虫さされだ。
 かゆい。かゆいが、掻いても、かゆいところに届かない。足の裏というのは皮膚が厚いのだ。薬もなかなか浸透しない。おまけに、立ったり歩いたりしたら、刺激を受ける。う〜、たまらん……。(2010/09/02)


【SUGOUMA】
 これは、最近新発売になったペットボトル入りのコーヒーの商品名である。ゴールドとシルバーの2種類のラベルがあり、値段は同じだ。どうしてもゴールドの方が格上のような気がして、ゴールドを買った。
 しかし、こういうものの常で、最初は「ウマイ!」と感じるが、すぐに飽きる。そこで、シルバーを買ってみた。すると、ゴールドより味が落ちるということはなく、しかも、風味が違うので、また新鮮な気持ちで飲めた。なるほど、2種類同時に発売したら、客は交互に飲むから、飽きが来ない。他社製品に浮気をされずに囲い込みができるのだ。
 それにしても、どうしてコーヒーは「缶」と「ペットボトル」が別の製品なのだろう? そして、自販機にはペットボトルコーヒーが無いのだろう?(2010/09/01)


【インターンシップの学生の質問】
 インターンシップ学生の実習最終日、面談を行い、質問を受け付けた。いわく「ゴミの分別をもっと細かくしないのはなぜか? 言えばお客様だって協力してくれると思う」。例えばペットボトルを、本体とキャップとラベルに分けて捨ててもらう、などである。
 どこまで現実を語って良いのか悩んだし、純粋な気持ちを壊しても悪いので、「対応が未熟で申し訳ないと思っている」と答えたが、現実はそうではない。家畜飼料用リサイクルのために「残飯」という分別があったが、ここに普通ゴミを必ず混入されるので、廃止したほどである。これほど、一般ユーザーの意識は低いのだ。仮に分別したところで、ゴミ回収業者が対応していないから、自分たちでリサイクルをやっている場所にそれぞれ物ごとに持ち込まねばならず、人手も時間もかかり、その経費を利用料に上乗せすることにも理解をもらえない。
 そもそもリサイクルするためにエネルギーが必要で、必ずしもエコとは言えないし、本当に環境に配慮するならリサイクルではなくビール瓶のようなリユースをすべきだが、洗浄することによる環境負荷はいかほどなものか、わからない。おそらくゴミはすべからく焼却し、それを火力発電の燃料にするのが一番良いだろうと思う。
 バイオ燃料のために食糧不足が起こり、畑の開発で環境破壊が進んだわけだし、いずれにしても化石燃料が枯渇するまでは、原発のプルサーマルも水素発電もろくに進まないだろう。諸悪の根源は石油を売ることで飯を食っているやつらが自分たちの利益を手放さないことだと思う。(2010/08/31)


【未来の寝台列車 夕月号(マサロー・井上いちろう)読切】
 少年画報社発行の「THE鉄道漫画 旅立号001レ」に収録の短編漫画。「鉄子の旅」のヒット(?)のせいか、やたらと鉄道漫画が増えているけれど、増えすぎて全てに手が出せない。そんな中から選んだ1冊、そして、その中に収録の1編である。
 ストーリーは、トラブルがあって機転で解決するという短編漫画の王道で大変読みやすく、また読後感も爽快なのだが、マニア向けなのか一切の解説がない。
 未来の夜行列車に秘めた可能性が随所に取り入れられているのだが、果たしてどこまで伝わるか? 一般人はもとより、サラリーマン化してしまった鉄道マンにすら伝わらないのではないだろうか?

 八王子・千葉・大宮からそれぞれ出発したオールスイートルームの2両編成が東京駅で併結するのは、きめ細かな出発地とターミナルでの乗換え不要という要素によるもので、夜行バスへの対抗策。これは従来からボクが提唱してきたアイディアと同じだ。
 さらに東京駅で鉄道クルージングに不可欠な豪華設備車両(食堂車・ラウンジ・シネマカー等)を加え、これは長崎で切り離し。所要車両の節約が目的で、これは従来から行われてきた手法。さらに、長崎から湯布院へはヒルネ(寝台列車だが、昼間だけの利用も可能とした制度で、区間利用者により売上を確保。これも従来からの手法)で昼間移動の観光客をゲットだ。
 鉄道旅行に必須(?)の懐かしいアイテム「冷凍みかん」が登場するのも嬉しいが、E583系という架空の車両形式も鉄道ファンを意識してのことだろう。
 昼は座席、夜は寝台として変身できる構造を有したかつての583系へのオマージュなのだが、併結や解結のアイディアとともに、作者としては十分なページ数があれば、語り尽くしたかった要素に違いない。長崎に寄ってから湯布院へというコースも、語りたいことがあっただろうになあと思う。

 夜行で移動する需要がたくさんあるのは、夜行バスの隆盛で明らかなのだが、問題は「車両を新造する費用を、車両が老朽化して廃車になるまでに回収できない」という点にある。ただでさえ夜行バスの安さに対抗できないのに、これ以上料金を上げることができないからだ。しかし、エコの観点からすれば、高速道路休日1000円なんてことに金を使うより、鉄道に補助した方がいいのではないのかい?(2010/08/30)


【色即ぜねれいしょん(みうらじゅん・喜国雅彦)1巻】
 やっと出た。連載開始から1巻まで、長かった。気のせいか? さて、待ちに待った1巻であったが、これは、アカン。何がアカンて、時代考証がなっとらんやないか。わし、同世代やから、わかるねん。
 まずはユースホステルの会員証。アレ、今のやんか。当時のものと、ちゃう。原作者の実体験が元なんやから、原作者はこの会員証が当時のものじゃないとわかったはずや。せめて、単行本にするときに、修正せえよな。それから、鉄道の描写。山陰本線になんで電気機関車やねん。
 まあええわ。みうらじゅん、好きやし。(2010/08/29)


【今更遅い? まだ、間に合う?】
 民主代表選に小沢が出る。ご意見色々おありだろうと思うが、私としては、「やっとかよ」という気分だ。「自分は幹事長で」なんて、わけわからないこと言って、裏でゴチャゴチャ引っ掻き回すのだったら、最初から総理大臣になれば良かったのだ。
 以前に、「連立」を批判したこともあったが、せっかく与党になったのに、民主は失敗ばかりしている。過半数であろうとなかろうと、第一党なのだから、単独政権をとり、小沢が総理大臣になり、そして、グイグイ日本をひっぱるべきだったのである。
 それで、日本が良くなるのか悪くなるのかはわからない。だが、少なくとも今のように、「何もかもが中途半端で、支持率がどんどん下がる一方」なんてことは無く、もっと白黒ハッキリついていただろう。(2010/08/28)


【体臭を保持するべきか?】
 熱中症が話題になると、そのついでに体温の維持機能の蘊蓄がニュースで流れることがある。
 要するに、汗をかくというのは体温を下げる働きがあり、汗が蒸発する際に気化熱で体温を奪うから、異常に体温が上昇するのを防ぐ、という理屈なのだが、では、汗はむやみやたらと拭いてはいけないのだろうか?
 体臭の原因は汗が乾いた後に残った成分に細菌が繁殖してうんぬんと聞いたことがあるし、汗を拭わずにかきっぱなしというのはそれだけで気持ちが悪いのだが……。汗は自然蒸発させないと熱中症の危険があり、命にかかわるというのなら、我慢すべきなのだろうか? いやだなあ……。(2010/08/27)


【そろそろ限界か?】
 職場で使っているPCはもう5年目に入っていて、CDの読み取りができなくなっているが、それ以外に特に不調はない。朝、着席と同時にスイッチを入れ、終業までつきっぱなしだし、かなりハードに使いこんでいるのに、だ。
 ところが、プライベートで使っているパソコンはなぜか3年もたない。現在使用中のノートは予備機として運用するつもりだったのだが、購入とほぼ同時に従来機が故障し、以来、ずっと1台での運用だから、いざというときが怖い。
 このノートは購入直後から調子が悪く、だましだまし使ってきたが、そろそろ限界。新しいのを買って、不調なノートが生きているうちに予備機にまわしたいのだが……、お金がないのである。(2010/08/26)


【「さくら」ではなく、「みずほ」】
 なんと、大阪から直通の鹿児島行き新幹線の列車名は、「さくら」の他に「みずほ」というのがあるらしい。
 しかも、「さくら」はひかりタイプ。「みずほ」はのぞみタイプで、「みずほ」の方が上位列車なのだそうだ。う〜ん、びっくり。
 どちらも往年の名ブルートレインに使われた名だが、どう考えても、「さくら」の方が上位な気がするんだけどなあ。(2010/08/25)


【オシッコの色】
 暑さで汗ダラダラのご時勢ですが、当然、喉も渇いて、たくさんの水分を補給することになるでしょう。
 しかし! それで十分な水分が補給できていると思ったら大間違い。汗は体温を下げるために出るのであって、これだけでは体内の老廃物は排出されていない。問題は、ちゃんとオシッコが出るだけ水分を取っているかどうかなのです。これが足らないと、汗で水分が失われてどんどん血液がドロドロになっていくんですよ〜。
 目安は、オシッコの色なんだそうです。薄〜い黄色ならOK。濃い黄色なら、限られたオシッコにたくさんの老廃物が出ているので、水分が不足している。そして、今日の我輩のオシッコは、透明であった。うむ、よろし。(2010/08/24)


【黒執事(枢やな)9巻】
 いっちゃん最初の頃は、「完全ギャグマンガにするつもりかい?」っていうくらい、でも、作品の全体の雰囲気からすると、ちょっと悪ノリしすぎかも……、てな感じだったのだけれど、どこからだろう……、長期連載している探偵者みたいな感じになってきた。
 数話で完結する事件があり、それが終わったら、新しい事件が始まる、みたいな。で、飽きた。
 もう買わないでおこうと思ったけれど、つい、買ってしまう。すると、おや? ちょっと路線がまた変わりつつあるのかなと、左記を期待させてくれましたよ。うん。(2010/08/23)


【消息不明の高齢者】
 100歳を超える人で何人が所在不明だのなんだのニュースが流れていて、役所が訪ねて行って子に聞けば「20年ほど会っていない」だの「連絡が途絶えている」だのの返事が返ってきているらしい。100を超える親を持つ子と言えば、立派な大人なはずだが、親の消息がわからないのにほったらかしって、これで若い人に「年長者を敬え」などといっても、説得力がない。こんな大人が平気な顔をしている日本だから、若い人たちが荒れるのだ。
 それどころか、親が不在なのをいいことに、あるいは死亡を隠したまま、親の年金をネコババしてるって、どういうこっちゃ。お小遣いの足りなくなった子供が、親の財布からこっそり金をくすねるのと本質的に変わらないし、悪質度はそれよりはるかに上回る。テメエらに偉そうに若いやつにああだこうだ言う資格はねえ。こんなヤツらが日本の高度経済成長を支えてきたのかと思うと、なるほど砂上の楼閣にしかならなくて当たり前だ。うすっぺらい繁栄が崩れて、いま、若い人たちが就職すらできずに泣いているのも、当然の帰結だと思う。
 おいこら! 年金ネコババ野郎ども。おまえらこそ、消息不明になっちまえ。(2010/08/22)


【婚活習慣病】
 語源は「生活習慣病」である。なぜかふと、似たような響きのする「婚活習慣病」という言葉がひらめいた。
 いったい、どんな病なのだろう? 例えば、TPOをわきまえず、異性を見たら必ず「結婚の対象になるかどうか」をつい考えてしまう、とか、「あの人と結婚するなら、告白はこんな風で、いつ頃に結納して」などと妄想してしまう、とか。まあこれらは無理やりヒネリ出したんだけど、世間がこれだけ「婚活」で大騒ぎしてたら、習慣病になってしまう人だっているだろうな、ということである。
 ところで、もうひとつ。「就活習慣病」なんてのも、あるかもしれないね。(2010/08/21)


【またクレーム?】
 この記事にまたクレーム(?)が来た。曰く「このブログは、実は1人で書いてるんじゃないだろう? 傾向があまりにも違うものがある」と。だから、これは「ブログ」ではなく「エッセイ」ですよと、以前、ちゃんと言い訳したし、「1人で書いている」だなんて宣言はどこにもしていない。
 しょうがないので、また言い訳をしよう。文章化は、確かに、1人で行っている。でも、ネタ出しは、1人でやってるわけじゃないのですよ。じゃあ、いったい何人でやってんの、と言われても実は困る。「こんなネタ、どう?」と、時々送ってくれる人、たまに送ってくれる人、滅多に送ってくれない人、忘れた頃に送ってくれる人……などなど。
 しかしまあ、細かい事にこだわる読者サンもいらっしゃるものだが、そこまで読み込んで下さっているというのは、こっそり「ニンマリ」したくなるような嬉しさもあったりするのだ。だから、裏事情もバラしてみたり、するわけですね。(2010/08/20)


【高校野球の解説者】
 プロ野球と違って、高校野球の場合、実況中継のアナウンサーの隣に座って、色々と喋る人のことを「解説者」ではなく、「ゲスト」と呼ぶ。概ねどこかの高校の野球部監督や元監督などがゲストとして招かれるようだが、これが皆さん、実にお喋りが上手い。
 プロ野球の解説者の場合、どこかの放送局と年間契約をして、週に何回かテレビやラジオで喋るのだから、上手になって当然だけれども、高校野球のひとつの試合にポンと呼ばれてやって来ただけのゲストが、よくあれだけ流暢に、違和感無く喋れるものだと感心するのだ。
 選手の前で色々と訓示することもあるだろうから喋り慣れているというのもあるだろうし、そういうのが得意な人をセレクトもしているだろうし、アナウンサーの投げかけの技術も優れているんだろうけれども、それでも年間を通じてのプロ野球の解説者に劣らないのだから、凄いなと思うのだ。(2010/08/19)


【昼寝中毒】
 中毒かどうかは知らないが、休日のうち、1/3ぐらいは、一日中寝て、体力回復にいそしむことにしている。
 そして、寝すぎて頭痛がして、仕方ないので、頭痛薬を飲んで、また眠る。(2010/08/18)


【AV中毒】
 フェラして挿入して合計の営み時間3分で果てた男に、呆れる女。やがて女は、彼氏がAV中毒だったと知る。
 ……そんな記事を見つけたが、おいおい、いったいそんなAVがどこにあるんだよ。しつこすぎる前戯、しつこすぎるフェラ&クンニ、よく持続するなと思うほどの体位を様々に変えてのピストン。それがAVだ。だって、3分でフィニッシュじゃ商品にならないやん。
 AVは視聴する男を喜ばせる商品だから、あの通りにすれば女性たちがみんな満足すると思ったら大間違いだぜ、ということはよく言われるが、3分で終わったりなどしない。多分、ネット上での「販売用見本動画」だけを見てるんだね。最近の草食系男子はAVすらまともに見ておらず、下手なセックスを責められたらAVのせいにする。これじゃ、女の子たちも満足せんわ。(2010/08/17)


【7SEADS(田村由美)18巻】
 巨大隕石の衝突でいったん崩壊した後の地球近未来サバイバルストーリー。いや、ただのサバイバルではない。人類の種を絶やさないためにあの手この手が打たれ、その「手」によって未来に送り込まれた人間たちの、謎解きの物語でもある。あの手この手によって、未来の地球には様々な物が残されていた。それをどう解釈し、どう生かしていくのか?
 しかし、過去からいろんな物が残されていても、それを使いこなしたり、メンテをする技術者がおらず、それらは崩壊していくばかり。やはり、サバイバルで一から人間はやり直すしかないのでは?(2010/08/16)


【夜行】
 お盆の里帰りちゅうやつを、社会人になってはや20年を超え、初めて経験した。渋滞を避けるために、交通情報を携帯で確認しながら、パーキングで仮眠を取りつつ、夜間走行。
 全部、微妙に回避したよ。回避、しようと思えば、できるんだね。わざわざ渋滞の中に突っ込んでいく奴の気がしれん。(2010/08/15)


【あまんちゅ!(天野こずえ)3巻】
 のほほんとしたマンガだ。もちろん、ストーリー展開も山谷もあるんだけれども、ドキツイものを感じさせず、ふんわりしている感じ。だからといって、面白くない、つまらない、というのでもない。全体として、BGMのような心地よさを感じさせるマンガ。こういうスタイルの娯楽もあるんだな、と思わせらる。
 しかも、感動のセリフまである。「昨日と他人は変えられないが、明日と自分は変えられる」。うん、まあ、多少、説教臭いかもしらんけど、ま、こんなもんだ。(2010/08/14)


【まじめで頭のいい人ほどウツになる?】
 まじめ、というのは、良いことだ。頭のいい、というのも、良いことだ。しかし、「まじめで頭のいい人ほどウツになる」なんぞというと、まるでそれが良くないことのように聞こえてしまう。そういう傾向があるにしても、もっと別の言い方をした方が良いと思う。
 まじめで頭が良いということは、何事も深く真剣に考え込んでしまう、ということなのだろうが、だからといって、そういう人が全員、ウツになるわけでは、なかろう? ふまじめで頭の悪い人だって、ウツになるだろう? ってことは、まじめで頭が良い、というのがうつの本質的な原因ではあるまいよ。
 つまり、これもマスゴミの情報操作のひとつなのだ。こういう表現をした方が、耳目を集めるからに、他ならない。だから正しくは、思いつめて考えすぎる人、気分転換が上手にできない人がウツになりやすい、と言うべきなのだ。(2010/08/13)


【JIN(村上もとか)8〜12巻】
 ちょっとずつ買い集めていたのだが、ここに書き込む機会が無いままに、いつのまにか、こんなに溜まってしまった。
 内容が濃い話なので、5巻分まとめて何かコメントをするのも、なかなか骨が折れる。
 そこで、ひとこと。ストーリーもさることながら、このマンガの楽しみの一つが、カラーページである。何より美しいし、時代の色を感じさせてくれる。それだけで完成品のイラストとして見惚れてしまうほどだ。この作品を所持されている方は、あらためてじっくりとカラーページを鑑賞されると、作品の奥深さのいったんに触れることができるだろう。(2010/08/12)


【原稿用紙】
 テレビドラマを見ていると、雑誌の編集部かなにかで、原稿用紙が登場した。う〜ん、今時、プロの現場で原稿用紙なんていうものを使うのだろうかと、ふと、疑問に思った。
 しかし、学校の読書感想文など、そういう課題では相変わらず原稿用紙は現役らしい。文房具店にも売っている。
 プロのお仕事として、僕はまだかろうじて原稿用紙を使っていた人間だ。でも、途中からどんどんワープロ原稿に代わって行った。様々な大きさの活字を組み合わせて紙面をレイアウトしている現場も、かろうじて知っている。しかし今は、原稿はデータ提出だし、紙面のレイアウトも画面上でポン、である。そういえば、ワープロで提出してきたライターさんの原稿を、原稿用紙に張り付けて、校正記号を入れて、デザイナーさんに渡した時代もあった。過渡期というのは、今から思えば、笑えるね。(2010/08/11)


【野ざらし家具屋さん】
 鉄板にペンキで「家具屋」となぐりがきした看板があった。目の前に空き地があり、その奥にプレハブが建っている。プレハブといっても、家や事務所ではなく、ヨドコウかイナバかというような、物置である。
 そして、空地には、家具どころか、野ざらしになったどでかい壺(人間の身長の半分くらいある)がズラリと並んで置いてある。車で通りかかっただけだからよくわからなかったが、壺にはひとつひとつ紙が張り付けてあり、値段でも書いてあるのだろう。これのどこが、家具屋なんだ?
 そういえば、近所には、「古着」と書いた店もある。店の外にも、ジーンズなんかが20着ほど吊ってあるのだが、肝心の店は、3〜4枚あるシャッターが1枚を除いて締めてあり、開いているシャッターも半分までしか開けていない。こんな店で、商売になり、飯が食えるのなら、仕事が無くて泣いている人たちが可哀想だ。(2010/08/10)


【フリー素材集】
 ネット上には、「自由に使ってもいいですよ」というイラストなんかの素材集がある。時々利用させてもらっている。
 著者にお断り無く、利用料も払わず、使わせてもらっていて文句を言うのもなんだが、いつも思うのだけれど、このフリー素材集というのが実に使いにくい。せっかく自作をサイトに発表してるんだから、もっと工夫しろよなと思う。肝心の素材を掲示している本道ともいうべき道筋のリンクが、文字が小さかったり、わかりにくいのにもほどがあるってなもんだ。しかも、どういうわけか、フリー素材集のページって、どんなサイトもみんな判で押したようにわかりにくい。本当は他人に見せたくないのか?
 さんざん探した揚句、必要とするものが結局、無かったりするのは仕方ない。なにしろ、個人のページである。だが、せめて、そこに必要とするものがあるのか、ないのか、その判断が即座にできるようには少なくともしてもらいたい。ま、結局は素人なんだよな。(2010/08/09)


【甲子園の不思議】
 高校野球、甲子園のでの本戦が始まりました。そして、耳にする「○回目、○年ぶりの出場!」という決まり文句。
 そりゃあ、球児たちは、学校の名前や誇りを背負って出場しているわけだけれで、これは間違いのない事実ではあるんだけれど、でも、3年以上、間が空いていたら、3年生にだって関係ない話しだし、もっと期間があいたら、監督や顧問だって変わってるかもしれん。
 学校やクラブの歴史、そりゃあ確かに大切かもしれん。でもさあ、今を必死になっている高校球児本人に、もっともっとスポットをあてていいんじゃないの? 過去の栄光よりも今の汗だぜ。と、おいらは思うのだけれどな。(2010/08/08)


【君のナイフ(小手川ゆあ)3巻】
 面白い! 民間人が、謎の機関から依頼されて高額な報酬と引き換えに殺人を請け負う……という話かと思ったら、最初の殺人と2番目の殺人が済んだところで、物語が大きなうねりに巻き込まれていく。
 3番目の殺人は意外や意外、請負側から「こんな酷い男を殺してしまいたい」というターゲットのリクエストが認められ、そしてこの第3巻では、これら3つの殺人がどんどんつながっていく。人気が出て連載が長期になると、それまでとはつながりのない、ストーリーのためのストーリーが作られ、繰り返されるというパターンに陥るのだが、全体としてつながっていくこの感じは、とても嬉しい。多くの登場人物が群像劇を織り成していく。
 この民間人の殺し屋の本業が、「警察官」に「教師」ってんだから、こりゃまた奇想天外だね。(2010/08/07)


【許さん! 横入り】
 いやまあ、基本的な社会のルールとしてはそうなんだけど、仕事の場合、そうも言ってられないんだよね。
 昨日は、ほんま、次から次へで、死にそうになったわ。
 ぶったおれております。(2010/08/06)


【GW分散化】
 ネットでの調査では、なんと70%近くもの人が「メリットを感じられない」と答えたそうだ。
 でも、逆に言えば、まだ実施もしていない、どんな現象が起こるかわからないそのアイディアに、30%もの人がメリットを感じているとは、ある意味スゴイと思う。
 僕は賛成だ。あの大混雑を思えば、盆や正月やGWや連休などに、何かしたいという気にちっともならない自分としては、少しでもアレが緩和されるなら、それだけですごいメリットだと思う。(2010/08/05)


【2D or 3D】
 2Dだの3Dだの言っても、画像や動画のことではない。駐車場のことである。大型ショッピングモールなどでは、建物の正面の「平面駐車場」と、建物の中や隣の「立体駐車場」がある。そして、なぜか「平面駐車場」から埋まっていく。平面駐車場が満員になって初めて、仕方なく立体駐車場に行くといった按配だ。かくいう私の親父も、平面駐車場ばかり使っていた。
 しかし、僕にはこれがわからない。
 平面駐車場から店舗へはたいていそれなりの距離がある。立体駐車場ならタテ移動。エレベーターもエスカレーターもある。屋上は別だが、立体駐車場なら夏の暑い日でも日陰だから車内猛暑状態が避けられるし、雨の日も濡れない。なのに、なぜ平面の方が人気があるのか? 傾斜路をぐるぐる車で昇ったり降りたりが面倒なら、最初から歩いていける範囲のお店に行けばいい。まったくみんな理性的でないよなあと思う。(2010/08/03)


【ライブをしよう!】
 自社イベントで、インディーズのアーティストさんをお呼びして、ミニライブをするんだけど、「オープニングアクト(前座)で、俺達も出ない?」と、後輩に声をかけたら、直前まで別の業務があるとか、イベントでも役割がふられているとかで、断られてしまった……。
 いや、イベントの楽しさってのはさ、裏方にこそあると僕は思っている人なので、前座で出演しようとしまいと、それはどうでもいいんだけど、う〜ん、使命感だけで業務を遂行するってのも、どうなんだろな〜と考え込んでしまった。
 もちろん使命感は大切だし、プレッシャーがあるのもわかるが、自ら楽しもうって気持ちを、もっと持って欲しいな〜。それを煽るためのお誘いだったんだけど、そういう余裕って、年齢を重ねないと、出てこないもんなんかな〜? 年齢が原因だったら良いんだけど、もしそれが性格に起因するもので、一生そういう楽しみに縁のないまま過ごす、なんてことになるんだったら、彼がちょっと可哀想だ。(2010/08/02)


【ザ・シェフ新章(加藤唯史)16巻】
 主人公、匠の、性格が少し変わってきてるような気がする。
 主人公に依頼をする人が、あれこれ語ろうとすると、以前はもっと「私には全く興味のない話ですな」みたいにツッケンドンだったように思うのだが。実際には料理に熱い想いを込めていて、それが少々教訓臭かったりもするのだが、表面的にはクール、あるいは冷酷と言えるほどの態度だったので、その臭さが目立たなかった。しかし、表面的にも温かい感情がこもってくると、説教臭い漫画になってしまうように思う。
 ただし、僕はキライじゃない。匠の人格者っぽいところが見えてくるし、そういうエンタテイメントがあってもいいからだし、エンタテイメントだからこそ「そこまで冷たい態度に徹しなくてもいいんじゃないの?」と思うこともあったからだ。しかし、一般的には、どちらがウケるだろうか?(2010/08/01)


【アコーディオンなライブ】
 長坂憲道さんのライブへ行ってきた。アコーディオンのインストのソロライブ。夕食とワンドリンクがついて4000円。観客は25人くらいだったけど、これでほぼ満員。この距離感の近さがたまらない!
 とあるきっかけでこのアーティストさんの存在を知り、ライブの前にユーチューブでも観たけど……う〜ん、やっぱ生の迫力は全然違うわ。CDも買ったし、CDにはアコーディオン以外の楽器も重ねてあるけど、アコーディオンだけでも、やっぱ生は違う!
 アンコールで「リクエストありますか?」に、「リベルタンゴ!」と叫んでしまったのは、私です。すいません。どうも、本日のライブでは、一番難易度が高かったような気がします。次は、「戦場のメリークリスマス」か「ボレロ」をお願いしようかと思っていますが、いかがでしょうか?(2010/07/31)


【アオバ自転車店(宮尾岳)12巻】
 購入して随分になるのだが、他の作品のことをアレコレ書いているうちにどんどん後回しになってしまい、今頃になってしまった。
 ほぼ一話完結の話を原作も無しで、月に3話(月刊誌と、月2回刊誌の同時連載)で、よくもまあこれだけ次々アイディアが生まれるものだと感心する。たまに無理やりだったり、ナンセンス過ぎたりするのもご愛嬌、ハードな内容にグイグイ引き込まれるのもあれば、ほのぼのしちゃうハートフルストーリーもありで、作者の頭の中はどうなっているのだろう?
 でも……。前にも書いたが、2誌同時連載するんなら、この作者のハードSFも読みたい。(2010/07/30)


【カニ蒲鉾の偽物】
 カニ蒲鉾の偽物に出会った。そもそもカニ蒲鉾といえば、カニの偽物のようなものだが、「カニ蒲鉾の偽物」とは、いったい……? でも、私が見たアレは、まさしく「カニ蒲鉾」の「偽物」だったのだ。
 それは、スーパーの海鮮コーナーにあった。カニの剥き身が発泡スチロールのトレイに並べられており、ラップがしてあって、やたらと安い値段がついている。「めっちゃ安いやん」と思わず手を伸ばしたのだが、よく見ると、「カニ蒲鉾」と書いてある。
 カニ蒲鉾ってのは、本来円筒形で、いかにも偽物然としていて、裂けるチーズみたいに縦にラインが走ってるから、「ああ、カニ蒲鉾なんだな」とわかる。しかし、こうもカニの剥き身そっくりに整形してあったら、そりゃあ、アカンやろ。騙される人も多いはずだ。だから、カニ蒲鉾の偽物なのである。当然、カニとしても偽物だ。(2010/07/29)


【不思議なカレースパイス】
 カレー専門店の卓上に、辛さを増すスパイスが置かれていた。そして、「ひとふり1倍」と書いてある。
 ん? 1倍? つまり、「×(かける)1」か? だったら、ちっとも辛くならないじゃないか。それに、ふたふりしても、みふりしても、「×1」をくりかえすだけで、全然辛くならないってことだろ? なんか、表記方法が間違ってないか?
 このことを息子に言うと、「アホやなあ。それは×(かける)じゃなくて、+(プラス)1倍やろ? ふたふりしたら、+2倍」。なるほどなあ。(2010/07/28)


【おまわりさんがイッパイ】
 昨日のことであるが、有馬街道を走っていると、あちこちの交差点におまわりさんが立っている。有馬街道だけでなく、その周辺の道路にもいた。
 その時間にそれらの道を走ることはほとんど無いので、「実は毎日そうなんだ」なのかもしれないし、たまたま重点的に立っていたのかもしれないが、暑い中、ご苦労様、である。一人でいたから、取締りではなかろう。小さい子供達だけで横断歩道を渡ろうとしているときも、一緒に付き添ったりしていたしね。
 こんだけあちこちの交差点に警官が立っていたら、さすがにドライバーも無茶な運転をするヤツはいないだろう。是非、続けて欲しい。本当にご苦労様。そして、ありがとう。(2010/07/27)


【Dr.コトー診療所(山田貴敏)25巻】
 主人公一派に対立する人物やグループが出てくるというのは、ストーリー作りのひとつの黄金パターンである。
 「コトー」も、その例外ではない。しかし、コトーの場合、その敵対側があまりにも……酷い。腹が黒過ぎる。読んでいて、気分が悪くなりすぎる。もっとも美しいのはスポーツ等におけるライバルという形だが、そうでなくても、例えば「政敵」であろうと、「戦争の相手」であろうと、普通はここまでひどくない。コトーの敵対者の、なんて腹黒く、意地汚く、卑屈で卑劣で、歪んでいることだろう。
 これまでも何度も受けた印象だが、もう十分だ。ここまで読んだから、完結まで買い続けるが、このパターンのものは、もう読みたくない。黒い人間を出さなくても、物語は盛り上げられるはず。それができないなら、そろそろ最終回にして欲しい。(2010/07/26)


【肘に違和感】
 う〜ん、何かしただろうか?
 思い当たるのは、ドラムスティックを変な向きで振った……? いつもと変わらないつもりでやってたんだけどなあ。そういえば、スティックではなく、ブラシを使った曲で、空調の効いたホールなのにやたらと発汗したから、むやみに力を入れていたのかもしれない。
 まあ、次のライブまで2ヶ月あるから、なんとかなるとは思うんだけど、でも、数ヶ月前にやった手首の捻挫が、まだどうもスッキリしないし、歳をとるって、ヤダねえ。(2010/07/25)


【ギャンブルフィッシュ(山根和俊)18巻】
 どうもストーリーに丁寧さと綿密さが希薄になっているのではないかと、心配になっていたのだが、18巻は面白かった。週刊誌を読んで「あれ?」と思ったのは、さらにこのあとの部分だ。
 巻末に「次号、最終巻」とある。なるほど、単行本1冊が9話分だから、それにあわせてピタリと終わるために、ストーリーを急いでいたのだ。これも、人気に翳りが出てきたせいに違いない。人気が沸騰していたら、クライマックスに近づいていたとしても、「さらにもう1冊分、ひっぱってくれ」ということになるだろうから。
 それにしても、最終話。週間少年チャンピオンを逃してしまった。いつも、こうなんだよなあ。(2010/07/24)


【後のクルマ】
 信号で停止中に、バックミラーを見ると、後のクルマがなぜかいつも以上によく見えた。
 運転席に座っているのは、ロンドンブーツの淳によく似た「女性」だ。男であの顔だと、いかにもチャラそうだけれど、女性だと全く印象が違う。“うわあ〜。気の毒に……”と、思わず心のつぶやきが。そして、助手席。カバというかゴリラというか、まあ、そんな女性だ。これもまた気の毒だ。それがまた、世の中の全てがうっとおしいというような表情をうかべながら座席にふんぞり返って、でも、口はずっと動き続けている。読唇術ができなくて良かったと思った瞬間だ。
 美しさに思わず目を引かれることは、運転中にも、電車に乗っててもあることだが、その逆というのもまたインパクトの強いものだと思った。(2010/07/23)


【間違ったラノベの作り方(松林悟)全1巻】
 タイトルを見て、作者にもなじみは無かったが、思わず買ってしまった。
 ……つまらない……。
 こんなに面白くないマンガを買ったのは、本当に久しぶりだ。(2010/07/22)


【曽野綾子も産経新聞も……】
 7月21日付け産経新聞オピニオンに曽野綾子が「天下りは必ずしも悪くない」「低給与で退職金なしなら良い」と書いている。よく読むと、公務員を定年退職した後に、培った経験を元に民間で活躍するのは、有能な人材の有効活用でもあり高齢化社会においても有益、などと書いてあるのだが、こんな論文を書くほうも書くほうなら、掲載する新聞も新聞だと思う。
 それは定年退職者の再雇用・再就職である。いわゆる第二の人生である。天下りじゃない。
 天下りが非難されるのは、同僚の誰かが一人先に上の役職についたら、出世しなかった同僚が一斉に中途退職し、行政が出資している外郭団体の役員に就任、公務員として退職金を受け取るのはもちろん、天下り先でも高給および高額の退職金があり、しかもそこへは毎年、税金から高額の補助金が流れ込んでいたり、入札などを経ずに高額の公共事業を受注していたりするからである。「天下り」の実態や非難の本質を理解せず、想像だけで原稿を書いているのか?(2010/07/21)


【臓器移植法・改定】
 テレビや新聞などでは、それぞれの立場で様々な人が色々言ってる。おそらく、これで完璧、という決着のつかない問題だが、思うに、いきなり「臓器移植」という大きなところへ飛びつくから議論が本質から離れていくのではないかと、素人ながらに思う。
 基本はふたつ。ひとつめは、「人は誰でもいつかは死ぬ」である。ふたつめは、病気や怪我など、治るものなら人間の本来持つ治癒力で(後遺症が残る場合も含めて)命をとりとめるし、ダメなら命を落とす。
 その上で、「人智の及ぶ範囲内」で、「助け合うことが可能」なら、「謙虚な気持ち」で取り組めばいい。もちろん移植にはドナーも技術も設備も必要だが、ドナーと技術と設備があるから、やります、ではダメだと思う。しかし、「基本法」ではないのだから、法の条文に謙虚な気持ちを組み込むのは、さぞむつかしかろうと思う。(2010/07/20)


【聖モエスの方舟(榎本ナリコ)1巻】
「世界制服」からの、派生作品。「世界制服」に出てくるヲタヒッキーが収集しているフィギュア達に新たなキャラが大量投入されて展開する、地球を守るための戦士たちを養成する学園が舞台なのだが、その舞台は宇宙を旅する戦艦……微妙に宇宙戦艦ヤマト?
 とても全部は理解できないのだけれど、きっとキャラたちも何らかのパロディなんだろう。表紙なんかは「最終兵器彼女」に間違いなかろう。キャラの一人、孟永麗は、冬目景の「黒鉄」かなあ? 多くの女性キャラの名前の一部には巧みに「モエ」が入っていて、「モエナ・ジェラシード」とか「燃世・本能寺」とか「友絵・アンジェラス」とか、多国籍に集めた生徒に2世も混じって、リアルに地球規模の物語なのも愉快。
 しかし、なんといっても女の子たちがみんな華奢でカワイイんだよね。彼女の女性キャラ、大好き……。たっぷりのパロディに塩漬けされながらも、ストーリーも秀逸で面白い。遊び心満載ながら描き手が渾身の力を込めてるのがわかって、それが質にも反映してる。次から次へと読みたい作品だ。(2010/07/19)


【気安く話かけてんじゃね〜よ】
 前日の遅番から宿直を経て、さらに早番を終えて、帰宅の電車へ。仕事を無事、やり終えた充実感と開放感ですっかり油断し、昼間のすいた電車の座席にヘロヘロになった身体を沈めると、あっというまに眠ってしまった。
 座席の背もたれ……というか背後の窓に頭をもたれかけさせて、顔は上向いた状態だったので、かろうじてヨダレは垂らさずに済んだようだが、口をポカンと開けて全身脱力のだらしない状態。普通、こういう時に、起こしてまで話しかけるか? 見ると、職場の近所の常連のお客様だ。朦朧とした意識の中で愛想笑いを浮かべるが、怒り心頭だ。
「気安く俺に話かけるんじゃね〜!(怒)」
 少なくともこっちはマジで寝てるんだ。非常識にもほどがある。あまりにも面倒臭いので、それ以来、電車の中では髪型を変え(分け目を逆にした)、サングラスを着用することにした。しかし、そっちの方がより面倒臭いのですぐにやめたけど。(2010/07/18)


【君のナイフ(小手川ゆあ)1・2巻】
 この作家さん、引退したのかと思っていたら、新刊コミックが出てた! 「おっとり捜査」の頃から、静寂と戦慄を感じさせる絵柄に独自性を感じていた。キャラの表情もあまり大きな変化をせず、感情表現は微細、でも確かに伝わってくる。そして女性が強烈に美しい。
 実は彼女の「妹」(姉だったかもしれない)さんには、1度だけお会いしたことがある。なんかのサイト(個人運営)を通じて開かれたオフ会でのことだ。そして、「姉(妹だったかも)が『おっとり捜査』という漫画を描いている」と。
 その作品は知っていたが、掲載雑誌を手にする機会があれば目を通した、という程度。しっかり読み込んでいれば話も盛り上がったのにと後悔した。実はスンゲ〜美人。彼女の描く女性キャラに通じるところがある。その姉妹なのだから、小手川ゆあさんご本人もきっとすんげ〜美人だろうし、ちゃんとお話ができていたら、漫画家さんに知り合いができかもしれないのに、残念である。(2010/07/17)


【とおり過ぎてゆく過去】
 ノーパン喫茶なるものが流行ったのは、はるか昔。そんなところがあるのなら、一度は行ってみたいものだと思ったのも束の間、いつのまにか消滅してしまった。
 そして、メイド喫茶。メイドが受けて、その派生物であるメイドリフレや、執事喫茶なるものもでき、さらに客の嗜好に合わせて細分化していったが、その類のものはまだ一度も体験していないし、既に話題にもならない。きっと、いつしか消えていくのだろう。いつのまにかとおり過ぎて、過去になるのだ。
 鉄道模型のジオラマがあって自由に走らせることができる飲食店は、昔から細々と存在し、そして今もある。思い出したように話題にもなる。それどころか、鉄道趣味がブームに……。爆発的流行物は話題性だけですぐに廃れ、細々と息づいているものはいつまでも続く。世の中、そんなものなのかもしれない。(2010/07/16)


【ジパング(かわぐちかいじ)43巻・完結】
 42巻までは継続して買っていたが、いつの間にか忘れていた。知らぬうちに完結して、そして書店から消えており、そのうち忘れてしまっていたのだ。最終巻は発行部数が少ないし、いつ書店から消えてもおかしくないので、発売時に買いそびれると、せっかくのラストがわからないままになってしまう。
 ようやく見つけた。そして、読んだ。が、う〜ん、きっとこれは、1巻から何度も何度も読み返さないと、物語の本当の味わいには到達できないんだろうな、と思った。42巻でクサカがカドマツに残した言葉、それはおそらく、43巻で戦後を生きるカドマツによって実現されていると解釈するべきなのだろうが、危うい救命ボードで、ほんの短い時間で伝えられたクサカの言葉そのものを、僕は読みたかったと思う。読者に任せるというのは、不親切だ。(2010/07/15)


【ファストフードと合コンの違い】
 ファストフード店では、「お持ち帰り」と「お召し上がり」は異なる。
 で、合コン。そろそろお開きにしようかという段になって、話が弾んでいつのまにか隣に移動してきた女性が、言った。「ねえ、このあと、どうする? “お持ち帰り”? それとも、“お召し上がり”?」
 ほんの一瞬考えて、「それって、同じやないか」と答えた。そして、もう少し考えて、ファストフードショップで買ったものも、結局、食べることには変わりがないのだと気がついた。
 「デザートは別腹だけど、キミはデザート扱いでは、満足できないんだろう?」と、本人は気の利いたセリフを言ったつもりである。(2010/07/14)


【参議院選挙】
 投票の締切が8時で、なんであんなに早く、当選者がわかるのだろう? ていうか、「即日開票」する必要が、どこにあるのか? 夜中に人を雇って電気を煌々と照らして、それこそ大いなる無駄じゃないのか?
 開票率が0.数パーセントで当選確実だのなんだの出るんだから、それだったら翌日の午前9時から始めたって、午前中には大勢はわかるはず。その後は作業員が延々と消化試合をこなすだけなんだから、18時に終わらない場合には翌日回しにすればいい。
 どうせ原資は税金なんだからと、残業手当だとか夜間手当てだとか、ダラダラ支出してるんだろうな。(2010/07/13)


【このコーナーへのお便り(クレーム?)より】
「こんなのブログじゃないです」というご意見を頂いた。確かに、更新できなかった日は「過去の日付」で後から書いたりもしてるし、そのへんは「申し訳ないな〜」とは思うものの、そもそも筆者は「ブログ(日記)」のつもりはない。では、なにかと言うと「随筆」である。
「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ」(徒然草)である。
 WEB上で見れる吾妻利秋氏による現代語訳によると、「ムラムラと発情したまま一日中、硯とにらめっこしながら、心の中を通り過ぎてゆくどうしようもないことをダラダラと書き残しているうちに、なんとなく変な気持ちになってしまった」だそうである。まあ、そういうことだから、そのあたりを察して読むように。(2010/07/12)


【夢の対談】
 ふと思いついたのだが、阪神の下柳投手と、ボクシングの内藤選手が対談をしたら、どうなるだろう?
 全く話が盛り上がらないか、それとも、シャイ同士で、えらい盛り上がるか……。司会の手腕しだいだろうけれど、「俺はこうなんだよ!」と身を乗り出して大声で主張したりしない2人だからこそ、絶妙に愉快な対談になりそうな気がするのだが。(2010/07/11)


【負けない喧嘩に負けたとき】
 耳障りな電子音で目が覚めた。折りしも、電車の揺れに気持ちよくウタタ寝していた時のことである。ぐるりと見回すと、いかにもケンカに弱そうな30代くらいの男が携帯ゲームに熱中している。携帯電話でのお喋りすらマナー違反とされる日本だが、これは止むを得ない時だってあるだろう。しかし携帯ゲーム。音を消して楽しめばいいものを、わざわざ音を立てて平気でやってるなんて、けしからん。
 勝てない喧嘩はしないが、このひ弱な男に負けるなど万が一にも無さそうだ。「ゴオラア! テメエ! やかましいんじゃ! ここをどこやと思てんねん! (ちょうど、電車が止まって、扉が開く……) オラァ! 降りろ! 降りんかい! なにしとんじゃ、おんどれェ!!」
 男は無視して、隣の車両へ移り、再びゲームを始めた。完敗であった。(2010/07/10)


【祈り】
 七夕の短冊だが、これまで毎年「世界平和」と書いていた。初詣のお祈りも、いつも「世界平和」だ。こういう何かを願う場面では、もう10年以上ずっと「世界平和」である。しかし、今年の七夕は、変えた。「勧善懲悪」である。世界平和のためには、それよりも先に「善を勧め、悪を懲らしめる」のが先だと思ったからだ。
 世の中には絶対の正義などありえない。そういう考え方もあろう。しかし、本当にそうか? 国家や宗教の対立にしても、「立場が変われば正義も変わる」といさかいを容認していいのか? いさかいを起こすことそのものが「悪」ではないのか? 歩み寄り、認め合い、譲り合うことが「善」ではないのか? 最近、そう思うようになったからだ。
 結局、いさかいとは、「エゴ」から起こる。黙っていれば済むのに、いちいち問題視して、コトを起こす。その先には必ず、自分(達)がより良い立場や場所や境遇に居たい、という願いがある。だから例外なく本質はエゴなのだ。エゴそのものは悪くない。しかし、そのためにいさかいを起こすのは「悪」だ。というわけで、これからの祈りは「勧善懲悪」なのである。(2010/07/09)


【テニスコート】
 雨上がりの土のテニスコートを見て、中学校時代を懐かしく思い出した。
 雨上がりの日は、朝練が中止になり、みんなで「お水とり」というセレモニーをした。水はけの悪いコートだったので、全員でバケツとスポンジを持ち、スポンジで水たまりの水を吸っては、バケツの上でスポンジの水を絞るの繰り返しだ。これをしておかないと、その日が晴天であっても、授業を終えた後のテニスコートが使えないからだ。
 今時の学校のテニスコートは、きっともっと環境がいいんだろうな、とか思う。だけど、プロスポーツ選手じゃあるまいし、便利で快適な環境が何よりベストなのかどうか、僕には疑問だ。精神論を語ればキリがないし、ウザがられるだろうけれど、中腰での「お水とり」は鍛錬にもなるし、同時に、いつも使っている筋肉の休養にもなったんじゃないだろうかと、今なら思える。(2010/07/08)


【ギラギラの度合い】
 人間誰しも、終着点や到達点が見えると、力が抜けてしまうものなのだろうか。
 定年退職後のいわゆる「再雇用」の人が数名、我が社にはいるのだが、バイタリティーに溢れ、モチベーションも高く、ギラギラしている。我が社で定年を迎えた人もいれば、他社でリタイヤの年齢を迎えたがその実績を高く評価して我が社に迎えた人もいるが、例外なくギラギラしている。
 その点、近く定年を迎える人は、モチベーションが低く、ギラギラが足りない。そういえば、定年とは関係なくても、「あれ? こいつ何かパワーが落ちてるな」と感じた人材は、みんな間をおかず辞めている。その結果、最後には「惜しまれずに」去ってゆくことになるのだ。僕は惜しまれたいとは思わないけれども、最後までギラギラしていたいと思う。(2010/07/07)


【唾】
 小便をしながら、唾をペッと吐いたら失敗し、あろうことか、自分のモノにベトっとかかってしまった。思わず「ゲゲ〜!」と叫びそうになったが、ぐっとこらえ、幸い誰もいなかったので、小便を済ますと、そのままモノをしまわずに個室に駆け込み、トイレットペーパーで拭きとった。
 しかし……。女の子に唾を垂らされて手で擦りつけられる愛撫は大好きだし、それどころかフェラなんか無上の喜び。自分だってクリやヴァギナを舐めるし、クリに唾を塗りつけて愛撫したりもする。
 そう考えると非常に矛盾しているのだが、やっぱり自分の唾がモノにかかったまま放置するのは、いやだなあ。(2010/07/06)


【内閣支持率】
 39%って、落ちすぎ。まだ何にもしていないのに、こんなに落ちるわけがない。評価するされるべき事柄など、まだ何もない。
 消費税アップの議論にしたって、マスゴミが自分たちがニュースにしやすいよう、発言や発表の一部だけを取り上げていて、全てのニュアンスが伝わっていない。そのマスゴミによって調査される内閣支持率なんて、完全なでっち上げだ。
 これまで自民党によってさんざん食い物されてきたニッポン。目の前のことで単純に評価せず、もっと長い目で見るべきだ。どう考えたって、これ以上悪くなるわけがない。(2010/07/05)


【財政再建シリーズ(3)】
 さて、公務員の頭数を減らすのにもっとも簡単な方法は、採用の抑制である。毎年、新卒採用をするわけだが、その数を半分にすればいい。
 それではますます就職難になる、と批判を浴びるかもしれない。現役の公務員が多忙を極める、下手をすれば行政サービスができなくなる、などという指摘も受けるだろう。
 答えは簡単である。民間でできることは、どんどん民間にやらせればいい。そして、民間で採用すればいいのだ。特に○○館なんてハコモノは民間にやらせて採算が取れるように運営させれば済む話である。経費が受益者負担になるので、入場料や利用料が高くなるかもしれないが、その方が経済が回る。補助金が必要であれば、施設や施設運営組織に対して出すのでなく、利用者の年収や状況により、利用者個人に金を渡せばいいのだ。(2010/07/04)


【財政再建シリーズ(2)】
 公務員の給与削減などとよく言われるが、両刃の剣である。かつてほどではないが、公務員給与の増加率が民間給与の参考にされるからだ。それに、業績と関係なく与えられるのが、公務員給与。これが削減されれば、庶民の可処分所得が減り、景気が後退するおそれがある。
 ならば、公務員には、給与のかわりにチケットを配ってはどうか? 給与の90%をチケット制にして、有効期限を1ヵ月とする。ボーナスチケットの有効期限は6ヵ月だ。期間内に使い切ってしまわなければ、無効になる。こうすれば、公務員は必死になって金を使うだろう。不要な消耗品など買っても仕方ないし、食料品なんて腐らせてしまうから、どうせ必要で買うなら「高級品」になるし、蓄財のために買うなら土地や貴金属となるだろう。これで再び景気が上向く。
 なお、禁止事項を慎重に検討せねばならない。形のないもの、すなわち株や先物取引など、投資には使わせてはならないし、チケット屋等での換金も禁止、月々の貯蓄額(貯蓄型保険も含む)が給与の10%を超えれば刑事罰処分とする。購入は国産品に限る。チケット使用時には身分証の提示も必要とする。国家公務員は国民の僕(しもべ)なのだから、これくらいの制限は当然だ。(2010/07/03)


【ミニスカ】
 デートの時には生足、ノーパンをお願いしてるんだけど(決して無理強いはしていないよ)、僕のような男とセックス前提で付き合ってくれる女性は、たいてい応じてくれる。自ら性的刺激を求めるような子だから、という理屈をつけることはできるが、同時に僕が喜ぶから、というのも大きいと思う。
 しかし、デートでもなんでもない、所用により外出しているとしか思えない単独行動の若い女の子が、お尻の上にふわりと布がかぶさっているだけの、足の付け根まで露出したミニスカを着用しているのは、どういう心理からなのだろうか?
 ハミケツしそうな短いパンツなら、まだわかる。しかし、スカートである。あんなもの、簡単に捲れあがってしまうだろう。露出が好きなのなら、ぜひ、あの下はノーパンであって欲しいものだが、それ以上に、「見られる覚悟」をもって、不格好な「隠しだて」をせずに、町を闊歩して欲しいものだ。しかし、それで不埒な輩に襲われても自業自得である。(2010/07/02)


【財政再建シリーズ(1)】
 財政再建のカギは、無駄を減らすこと。不要は箱物のことや、天下りと天下り先への金の流れなど取沙汰されているが、それ以外のことをここでは語りたい。
 まずは公務員の人数だ。減らせというのは簡単だが、そのためには、仕事を減らさなくてはいけない。公務員は無駄な仕事が多い。我が社は地方行政の委託を受けて施設運営をしているけれども、実に「調査モノ」が多い。辟易するほど多い。日常業務が停滞するほど多い。何しろ、あらゆる部署から「調査モノ」が出てくる。そして、その内容は似たり寄ったりなのだ。これらを集約するデータベースがあれば、調査など「国税調査」なみの5年に一度で済む。つまり、これらに関する仕事は単純に考えても5分の1、共通する項目は少なく見積もって半分はあるから10分の1、確実に5つ以上の部署から同一内容を含むそういう調査があるから50分の1。これだけ仕事が減らせるのだ。
 仕事が減らなければマンパワーは減らせない。公務員は、自らの仕事を確保するために、平気で無駄な仕事をしているのである。ここを是正しなくてはなるまい。(2010/06/01)


【デカガール(芳崎せいむ)3巻】
 やはり、こうなるか……。3巻続くと、仕方ないかなと思うのだけれども、主人公の特殊性(1巻では、実家が蕎麦屋なので“得意技の出前”を装って、立てこもった犯人にアツアツの汁ものをぶっかけるというシーンがある)や得意技(匂いを嗅ぎ分けるたぐいまれな才能がある)を生かして事件を解決するのだが、だんだんと普通の刑事ものになっていくのだ。
 どうせ芳崎さんの作品なんだから、休載したりとか、シリーズ連載とかになってもいいから、ずっと特別な作品であって欲しいと思う。凡庸な刑事ものにはならないで欲しい。例えば、山口よしのぶの作品に昆虫にこだわった刑事もの『オサムシ教授の事件簿』があったが、あの作品は最初から最後まで昆虫にこだわり続けた。
 そのこだわりこそが、今の漫画界では大切だ。だって、作品数がやたらと多く、でもほとんどが初版で消えていき、連載が終了したら(場合によっては連載中でも)あっという間に書店から消えていく使い捨ての時代だ。こだわりがなくなり、定番・無難・大衆受けへ走ったら、もうその漫画は存在価値がない。(2010/06/30)


【いまだけの早口言葉】
 ブラゼル・ブラジル・ブブゼラ……。
 3回繰り返しね。(2010/06/29)


【携帯電話の卑劣な販売戦略】
 この夏の携帯の宣伝を見ていると、「全機種防水」というのが目についた。携帯は登場当初から「水濡れ」でパーだとか、濡れたら保障がきかないとか、濡れても保障がきく特約とか、いろいろ経緯はあったけれども、腕時計なんか、大昔から防水が当たり前になっている。最初から、防水の技術が無かったとは言わせない。
 水濡れは保証対象外として儲け、防水技術の小出しで儲け、水濡れ保障の特約で儲け、バックアップ機能で儲け、水濡れが携帯の決定的なウィークポイントだとユーザーに印象付け、そしていよいよ完全防水機種の発売で儲ける。あまりにも、あさとい商売だ。どうして最初から、「防水機種は少し高いですよ」と素直に発売できなかったのか? 技術が無かったとは言わせない。
 セコイ商売をしていたら、長い目で見て、絶対に失敗する。既に携帯電話など不要な世の中になりつつある。携帯型多機能端末がこれからの主流になるからだ。今頃、全機種防水にしたって、遅い。(2010/06/28)


【大きく振りかぶって(ひぐちアサ)15巻】
 甲子園地区予選に負けた直後のエピソードが収録されているこの15巻。これが、また見ものだ。
 1年生だけの新しいチームが、いきなり甲子園に出場したら、あまりにもご都合主義。地区予選のどこかで負けてこそ、リアリティあるストーリーだと思っていた。春・夏、合わせてあと4回あるんだから、ストーリー構成としてもここは負けておくべき場所だ。大切なのは、そのタイミングと負け方、そして、その直後の様子だ。そここそが作品の良し悪しを決めると思っていた。
 そういう意味でも、最高の出来栄えだ。既に描き尽くされた感のある野球漫画に、「まだ、こんなアプローチの仕方があったのか」と驚かされる漫画として定評あるが、試合や練習以外の部分でここまで楽しませてくれる作品はこれまでに存在しない。(2010/06/27)


【ええ加減にせえ! JR西に激怒!!】
 ダイヤが乱れるのは仕方ないが、その後の対応には頭に来る! 昨日のことである。運行に支障があったのは、JR神戸線(山陽本線)甲子園口−立花間なのに、どうして無関係の福知山線の列車が「運休」するのだ?
 該当したのは、高槻発・大阪経由・新三田行の普通列車。しかも、高槻−大阪間は通常通りに運行し、大阪から先が運転打切って……、酷すぎる。複雑な乗り入れダイヤを組んでいるから、相互にダイヤが狂うのは仕方ない。しかし、運行支障から2時間も経過していて、しかも該当列車は支障のあった区間をそもそも通らない。
 実は、良くあることなのだ。だから、余計に腹が立つ。ダイヤが乱れたら、たいてい「福知山線は後回し」なのだ。後回しはともかく、JR京都線・神戸線のダイヤを回復させるために、正常な福知山線をわざわざ犠牲にするのである。福知山線利用者を馬鹿にするのも、いい加減にして欲しい。重要な線区を優先し、福知山線を切り捨てるなら、いっそのこと福知山線なんか廃止して、阪急阪神にでも近鉄にでも譲渡していただきたい。(2010/06/26)


【ドイツワイン】
 10年近く前に買って残っていたドイツワイン3本が冷蔵庫に収まった。当時はドイツワインをたまに買っては、たまに飲む、ということを繰り返していたが、いつの間にかやらなくなって、放置されていたのである。
「そろそろ、飲まないとマズイんではない?」と妻が思い出して冷やし始めたのだ。そして、昨夜、それを飲んだ。
 美味い……! 本場で飲んだアイスワインには及ばないにしても、アイスワイン独特の蜂蜜のような甘さとブドウの風味、それに相当近い味わいで、年月が経過した分、さらにやわらかくなっている。アイスワインは酔いが回り始めるまではアルコールであると気づかせないほどだが、我が家にあるのはそこまではいかない品質のものなので、逆にアルコールを味わっているという実感すらある。こちらの方が僕の好みかもしれない。(2010/06/25)


【釣りキチ三平・平成版(矢口高雄)12巻】
 11巻がなかなか出ないと思っていたら、カムチャッカ編の途中で、この12巻に収録された話を描き、いずれも終了後に、11巻と12巻が連続発売という段取りだったらしい。
 作者のストーリー作りは見事なものがあるので、釣りにこだわらなくても漫画として面白いのだが、それでも12巻の「タコ釣り」に関しては、物足りない気がした。1冊分くらいけけて、三平君のいろんな試行錯誤や、タコ釣りの奥深さなど、読んでみたかったなと思う。(2010/06/24)


【JIN-仁-(村上もとか)6・7巻】
 既に10巻以上発行されていて、現在も連載中、2度目のテレビドラマ化も計画されているというのに、欠品が続いていた6巻と7巻。漫画の在庫管理が極めて悪い○塚市の26号沿い「ツ○ヤ」はともかく、どこに行ってもなぜか手に入らない。
 やっと手に入れたのは、篠○市のツ○ヤだった。しかし奥付を見る限り増刷されたものではなく、売れ残っているようにも思える。中抜けで続きを買う気がしなかったので、ヤレヤレだ。
 そして、ふと気づいたのだが、ジパングをかなり長い間買っていない。どうなってるんだろう。あんまり見かけないような気もするのだが。(2010/06/23)


【ライバル撃沈】
 ライバルといっても、人ではなく、会社。我が社にとってのおそるべき相手で、向こうが土俵に上がってきたら、ガチで勝負するしかなく、油断ならない相手。抱えるスタッフ数は我が社の6倍、年商にしたら40倍と、勝てる要素は「アイディア」以外にない。
 しかし、その会社が自ら地雷を踏んだ。我が社との直接対決は、数年間はなかろうと思われる。他人の不幸を喜ぶようで気が引けるが、ビジネスとはそういうものなんだなあと、あらためて怖さを実感する。(2010/06/22)


【Landreall(おがきちか)16巻】
 ライトノベル愛好家が涎を流しそうなファンタジー漫画であるが、いわゆる生粋の「剣と魔法の物語」というわけでもなく、独自の世界観を展開している作品だ。だから、他にもどこかにありそうな作品、だなんて感じさせる部分はただの一ヵ所もない。
 しかし、独自の世界観や設定、そして展開が次から次へと新しく登場し、その暴走具合は「アタゴオル」や「パタリロ」に匹敵する。よくまあここまで好き勝手にやってくれるよなとは思うものの、だからといって、「うえ〜、また新展開、新設定かよ」とうんざりさせられることもなく、全て「ふう〜ん、そうなんだ」と妙に納得させられてしまう。
 かといって、ちゃんと物語世界が理解できているわけでもない。実はよくわからない。だけど、読ませる。この魅力はなんだろうと考えた結果、この作者の語彙の豊富さに気がついた。漫画なんだから絵で表現したらいいのに、言葉で表現している部分がいっぱいある。絵で見せる部分と言葉で読ませる部分が見事に両立しているのだ。(2010/06/21)


【死に至る病(朝田光・瀬口たかひろ)1・2巻】
 原作付きとはいえ、瀬口たかひろが、こ・こんな作品を描くとは……。
 カウンセラーを目指して心理学を学ぶ主人公は大学1年生。彼の下宿先の高校生(辞めてるが)の女の子は、「絶望」に苛まれていて、カウンセリングを必要としていた。やがて、2人は愛し合うが、主人公が愛した彼女は、4歳のときのある出来事がきっかけで芽生えた別人格だった……。
 カウンセリングが成功すれば、別人格である彼の愛したその子の人格は消滅してしまう。でも、彼女を「絶望」から救うには、カウンセリングを成功させるしかない。そして2人は切ないハッピーエンドを迎える。(2010/06/20)


【ipadブラインドタッチ】
 必要に応じて、ディスプレイ上に表示されるキーボード。しかし、これでは、ブラインドタッチが出来ない。ホームポジションを示す凸凹がないからだ。この問題が解決されて、ipadでブラインドタッチができるようになったら、買ってもいいなとか思う。
 ディスプレイの「F」と「J」の位置が膨らむとか、そういう技術は出来ないだろうか? あるいは、そこに指を置くと微弱電気が流れてビリビリと感じる……とか?
 でも、それだけじゃ、無理だ。キーボードの各キーは、中央がへこんでいて、それぞれの指がそれぞれのキーに確かに載っていることが触覚でわかるから、ブラインドタッチができるのである。ということは、ディスプレイ上では無理で、ボタンを押すとピョンとキーボードが下に飛び出してくるとか、そういう機能になるのかなあ?(2010/06/19)


【ペットショップにて】
 金魚の餌を買いに、近所のペットショップに行く。ここでは、いつも触れるワンコを何匹か用意してくれてるんだけど、今回は店員さんに「抱いてみますか?」と声をかけられた。
 ワンコは冷やかしで、本命は200円もしない金魚の餌なのだけど、ワンコ大好きなので、抱かせてもらった。ミニチュアダックスとトイプードル。
 ダックスを抱いていると、足元でトイプーが騒がしく動き回る。「順版を待ってるんですよ」と、店員さん。かわいいなあ。犬、飼いたいなあ。(2010/06/18)


【ジャパンのおっさんが……】
 以前、ここで、「ジャパン」の看板のオッサンと、「がんこ寿司」の看板のオッサンがよく似ていると書いた。
 でも、今日、ジャパンのとある店の前を通ったら、看板が変わってる!
 オッサンはオッサンなんやけど、顔がめちゃカワイイ描写になってて、しかも全身イラストになっとる。ここを読んだんだろうか? まさかな。(2010/06/17)


【コッペリオン(井上智徳)7巻】
 電車を動かして新宿に向かう、というミッションに対して、あまりにしつこく続く困難。面白いしハラハラドキドキするから「飽きた」とは言わないが、いいかげん次の展開に進むべきじゃないですか? たとえて言えば、時限爆弾のカウントダウンの最後の瞬間、青線か赤線のどちらかを一か八かで切断し、その結果、なんとか爆発を回避する。それが5回も6回も続くような感じだ。
 主人公側に敵対していたはずの白い外套の男は、味方になるのか? それはそれでいいけど、結局みんな、主人公側に心を動かされて同調するなら、あまりにも黄金のパターン。これで小津姉妹まで改心したら、どうしようもないね。小津姉妹には華々しく心で欲しいが、いかがだろうか。(2010/06/16)


【病欠】
 度々病欠するスタッフA君がいる。直属の上司は私ではない。A君には、上司Bが別にいる。部署は違えど、執務室は同じなので、色々と目や耳に入る。明らかにBの対応のマズさ伝わってくる。
 ちなみに私とBは同格。さらに、私とBの共通の上司Cを加えてディスカッション。A君の度重なる病欠の原因はメンタル面もあるはずと上司Cは見抜き、どういうことが起こっていたのか同格Bに聞き、Bは自分のマズさを上手く隠しながら報告をする。結論は、僕がとりあえず「体調はどうだ?」と電話をすることになった。職場の誰かから電話がかかってくるというのは、「必要とされている」「心配してくれている」「自分の居場所がある」と感じてもらうのには良いことだと思うが、俺、関係ないやん? Bはどういうつもりなんだろうね?
 ま、上司Cにはうまく取り繕いつつも、Bは責任を感じてるようであるから、電話くらいしてやってもいいけどさ。
 でも、結局は本人の問題だと思う。メンタル面で潰れるも乗り越えるも本人次第。もし、潰れるなら、潰れなくても済む程度の仕事の内容と立場でやるしかないんちゃう? 僕がそういう専門の部署にいるなら、A君のためにいくらでもがんばるけど、僕は僕で結構な仕事を抱えているし、まして部署違うし、こんなことしてたら俺が潰れちまうよ。
「オメエ、心が弱いんだよ。強くなれ」と言ってやりたいね。本当は簡単なんだよ。前にも書いたけど、「他人のせいにしたら、理不尽さに腹が立つ」ってヤツ。自分のせいにしたら、楽になれるし、自分の中に原因を求めて自分を改善したら、自分が上昇できるんだ。でもね、プライド高い人って、他人のせいにするんだよな。メンタル原因で休んでしまうことだって、自分のプライドが実は許さない。で、最後の最後まで無理をする。プライド捨てて、自分の中に責任を求める……ができるのが先か、潰れるのが先か。
 せめて「がんばれよ」と言ってやりたいが、「ダメなら辞めていいよ」というのが僕の本音。ついてこれない&がんばれないヤツに付き合ってたら、俺が潰れちゃうんだよ。(2010/06/15)


【なぜにワールドカップ】
 ワールドカップに出るチーム(国)の基準が、実はよくわからない。もしかしたら、僕が知らないだけで、本当は常識なのかもしれないが……。
 FIFAランキング45位の日本が、32チームしか出場できないワールドカップにどうして出場できるのだろう?(2010/06/14)


【ヒストリエ(岩明均)6巻】
 相変わらず、岩明均の作品は、すごい。面白いし、わかり易いし、長さも適切に感じる。何度でも、読み返したくなる。
 残念なのが、寄生獣以降しかなかなか脚光を浴びない点だ。「風子のいる店」を持っている自分が幸せだと思う。これはおそらく、今となってはなかなか入手困難な作品なのだ。しかし、これだけの作家だから、また印刷されて出回ってもいいのになと思うが、なにか事情があるのだろうか?(2010/06/13)


【老害】
 亀井さんのことはキライじゃないが、身を引いてくれて良かった。さすがに今回は老害だ。しかし、連立からも手を引くべきだったね。そんなにまでして与党になりたいか? だったら、主張するべきを主張したあとは、多数決で「諦める」態度が必要だったろう。そもそも国民は、「多数決」によって、国民新党なんか指示してないんだ。
 今の日本をガタガタにしたのは、社民党と国民新党のゴリ押しだ。安易な連立を行った民主の責任が一番大きいのではあるが、小さい党は部をわきまえて、与党の隅っこに座らせてもらっているという謙虚さが必要なのだ。民主のやり方がおかしいというなら、野党になって、自民や共産とともに「反対」すればいいだけなのである。
 民主は連立をやめない限り、高い支持率を維持しながら、日本のリーダーとして日本を引っ張ってゆくことはできないだろう。(2010/06/12)


【電話口の向こうで】
 携帯電話がかかって来た。実はトイレに座っていて、ウンコをしている最中だった。手の届くところに鞄があったので、手を伸ばして鞄の中から電話と取り出した。排便しながら喋り、やがてウォシュレットで水流をあてながら喋り、そして、ペーパーでお尻を拭きながら喋っていた。
「あのお、もしかして、お風呂かトイレで喋ってます?」と、相手が言った。
「どっちも正解。スーパー銭湯に来てて、今、トイレにいる」と、答えた。なぜわかったんだろう?(2010/06/11)


【こどものじかん(私屋カヲル)8巻】
 アニメ化になったとき、小学校が舞台で性的な内容があるからと、多くの局で放送中止した作品である。中身を吟味せずに締め出してしまうこういう風潮は、いかがなものか。
 とても、いい作品だ。確かに、この8巻にも、小学5年生の女の子が担任の男性教諭のチンコに興味を持ったり触れたりというのはあるのだが、小学生を男性教諭が犯すわけなどなく、性的な興味が強い小5の女の子とどのように対峙していくかという苦悩や心の触れあいなどがあって、全体としてとても温かいトーンに包まれた作品なのだ。
 このような作品を締め出すよりも、本質を見極める能力も無いくせにヒステリックに「ダメだダメだ」と叫ぶ大人どもを、世の中から締め出した方が良い。(2010/06/10)


【ローソンの仰天おにぎり】
 なんと、ローソンに「のり弁おにぎり」なるものがあった。標準的なのり弁の具を入れて、ひとつのオニギリにしてしまっているのだ。
 そんなもの食いたくない、それくらいならホカ弁屋で普通の「のり弁」を買う、という人は、そうすればいい。そして、それがおそらく普通的な発想だから、「のり弁おにぎり」なんて、普通は作ろうとは発想しないだろう。
 それを発想した人もすごいし、そういう発想にゴーサインを出して商品化してしまったローソンもすごい。しかし、考えてみたら売れる商品だよな。こんなのイヤだと言う人は普通のオニギリが別にあるんだし、こんなの食べたかったって言う人がきっと必ずいるんだから。(2010/06/08)


【試用期間ってなんだ?】
 具合の悪い社員を、試用期間ならいつでも辞めさせられるとか、試用期間中ならいつでも退職を申し出ることができるとか、双方ともにお試し期間のようなイメージを抱いている人が多いようだけれども、法的には試用期間もクソもない。本採用となんら変わらないそうだ。
 しかし、1回から数回の面接や筆記試験、それに適性検査等で、実にあっさりと採否を決めなくちゃならないんだから、「採用」とはなんともリスクの高いことか。辞める方も「何日前までに言う」と法律では決まってるが、出てこなきゃそれで済むんだし、そんなことになっても雇用側は日割りで給料は払わないといかん。
 いっそのこと、法的に「試用期間」てのを定めて、いつでも首を切れる、辞められる期間として定めたほうがいいんじゃないの、と思う。(2010/06/07)


【ツナ缶つくり】
 まぐろの缶詰作り体験のできる施設があるらしい。体験料が1500円……って、おいおい。
 せっかく漁港へ行って1500円払うんなら、新鮮なまぐろをその場で食いたいぞ。要するにツナ缶を作って1500円って、そんな企画、売れるんだろうか? 一瞬、飛びつきたくなるが、ちょっと冷静に考えれば、「その場で新鮮な刺身を食うほうがいい」に決まってる。
 どうせなら、「鉄火巻き体験」とか、「中トロ握り体験」にして、それに魚のアラの味噌汁やちょっとしたおかずをつけて1500円の体験定食の方がいいんじゃないだろうか?(2010/06/06)


【カペタ(曽田正人)22巻】
 ストーリー展開は面白いし、キャラクターたちの個性溢れる会話がまた魅力なのだが、いかんせん絵が下手だ。
 肝心のレースシーン、抜きつ抜かれつのバトルで、車がどういう動きをしているのか、なぜそんな動きになるのかが、さっぱりわからない。
 魅力的な絵柄なので、絵が下手というのは当たらないかもしれない。言い方を変えると、不親切なのである。わかる人にはわかるのかもしれないが、僕にはわからない。もうひと工夫ほしいのだが。(2010/06/05)


【想定外】
 わが社に仕事のできない男が二人いる。そのうち一人が現在の私の部下だ。想定外のミスをする。お互いにミスをしないように、また仕事の詳細を知らない担当外の人がいかにミスなく、ソツなくこなせるようにと仕事の手順を組み上げたのだが、担当の彼がその手順の取扱でミスをするのだ。
 想定外である。もう、どう指導していいかわからない。仕事の出来ない男をなんとかしてくれると私の下に送り込まれてきたりするのだが、私も限界である。
 彼より5年も10年もあとから入った人が、追いついてきている。追い越されるのも時間の問題だが、本人が自覚して奮起しないと、無理だろう。(2010/06/04)


【ギャンブルフィッシュ(山根和俊)17巻】
 危機的な状況である。僕の大好きな作品なのに、掲載誌である「少年チャンピオン」では、ずいぶん後ろの方での掲載になっている。つまり、人気が無いのだ。
 なるほど、確かに色々なことが露骨になっている。生死を賭けたギャンブルが用意されるが、常に何か助かる方法がある。ギャンブラー世界一決定戦も初期の頃は、困難な課題でも解決策がコッソリ用意されていて、それをいかに見破るか、という楽しみがあった。生死を賭けないまでも、イカサマトリックとその種明かしという「あ!」が凄かった。
 だが、17巻では最初から「助かる方法はある」と宣言されているし、18巻に掲載される金魚鉢麻雀ではそもそも負ければ死ぬしかなく、それを強引に助けている。ストーリー展開が雑になってきていると言えるだろう。麻雀という読者層に馴染みが薄いであろうギャンブルがふたつ続いたのもいただけない。主人公が女にモテすぎるというのもワンパターンだ。連載打ち切りにならずに、オーラスまでいけるのか?(2010/06/03)


【カップラーメンの瞬間】
 3分やそこらで食べられる状態になるカップラーメン。すなわち、簡単に「伸びる」わけである。なので、もし、食べるのに5分かかったとすると、最後の方など、ベストな状態(お湯を入れて3分)から遥かに遠ざかっており、麺は延びきって、マズ〜イ状態になっているとはいえまいか?
 ということは、カップ麺は出来上がったら可及的速やかに流し込むように一気に食べきる。ベストな麺の状態で食べるにはこれしかない。結構、過酷である。
 そこで一計を案じた。3分で出来上がるカップ麺なら、2分あたりからもう食べ始めるのだ。食べている最中に最適の状態になり、そして、「マズくなる」までに食べ終えるように頑張る。これしかない。(2010/06/02)


【チーズの時間(山口よしのぶ)5巻】
 続いてこちらも最終回。最初から、そんなに長い話だとは思っていなかったが、10巻くらいは読みたかったなあ。
 これでまた、山口よしのぶの作品から、お別れになってしまう。「LOV−HO(ラブホ)」のような作品がまた読みたいと思うのだけれども……。(2010/06/01)


【おしがま】
 おしっこを我慢することを、そういう愛好者の間では「おしがま」と呼ぶらしい。
 健康のため、一日2リットルの水分摂取というが、本当にそれをやってみると、おしっこが近くなっていけない。1リットルぐらいおしっこが貯められたら、一日2回の小便で済むわけだし、とりあえず我慢する癖をつけようとか、どれくらい貯められるのかとか、ネットで調べていて、いきついた。
 ふう〜ん。そういう趣味人がいるのか。そういえば、僕も、膀胱が内側から外側への圧迫でキーンという痛みに似た感覚とか、今にも漏れそう、というのを我慢するシビレるような感覚とか、結構好きだったな、と思いだす。(2010/05/31)


【社民党離脱】
 やっとかよ……。国民新党も含めて、今回の連立は完全な失敗だよね。イデオロギーが違うんだから。自民と連立した公明のように、ただ単に票数が欲しい、与党になりたい、なんて連中とは違うんだから。
 そもそも、与党と野党第一党の2大政党が過半数に至らず、この2党が対立しながら、その他の少人数の党が政策ごとに是々非々で国政を決めてゆく。決断までのスピードは鈍るだろうけれど、そうしないと日本は良くならないんじゃない?
 そして現状なら、民主と自民の両方が賛成する政策であるならば、大多数の国民が選挙で選んだ通りなんだから、本当の意味での多数決になるし、少人数の党に入れた人は「それでも、ここの部分は反対してくれるはず」と期待し、公約に従って実際そうするだろうし、そしたら過半数に至らないなんてこともあるわけだから、さ。勝手に連立なんかされたら、国民はたまったもんじゃないよ。(2010/05/30)


【いぬばか(桜木雪弥)22巻】
 な、なんとビックリ、最終巻である。よく見ると帯に「完結巻」と書いてあるのだが、それには気づかず、ページをめくった最初のお話がペットショップ「わっふる」の新装開店であり、いきなり2年半の歳月が流れている。これは「第二部スタート」でなければ、概ね「最終回」である。ところが、そのあともお話は続く。22巻には全部で5話が収められているのだ。
 でも、各お話は、ひとつひとつが「まとめ」に掛っているなという感じ。いきなりラストではなく、結局、伏線なんかも拾いながら、1巻分かけて完結編を描いたという感じで、好感がもてた。
 ひとつ気がかりなのは、「医療福祉犬総合研究所」。なんか、もっと「裏」があるお話になるのかな、と思っていたんだけども……。実際のところ、どうなんだろう?(2010/05/29)


【爆走彼女(むつきつとむ)】
 基本ロリなエロ漫画家むつきつとむの最新単行本。オカルトあり、半陰陽ありで、全部が一話読み切りの短編集。たいてい貧乳。男のはデカイ。見事に初体験で思いっきり中出しな1冊でした。
 むつきさんの作品は連載ものでも1〜2巻。しかしさすがに一話20ページになると、しんどいなあ。エロシーン抜きにすることができない制限があるから、ストーリーがね、読み応え無くて。読みきりなら水原賢治の方が名手だよな。
 むつきさんのHP見ると、新連載が始まるようで、そこに出てくる女の子の絵は、ちょっと今までとタイプが違うような気がする……。単行本しか読んでないのに、アレコレ言うなと言われそうだね。(2010/05/28)


【橋下知事、さすが!】
 僕は大阪府民じゃないし、彼の言っていること全てに「是」と感じるわけではないが、沖縄基地問題に関する発言は「さすが!」だと思った。
 ニュアンスは色々受け取り方があるが、ぶっちゃけ「日本の問題なのだから、沖縄だけに大きな負担を強いるのは間違いであり、大阪は受け入れる用意がある」と言っているのだ。他の知事がこんなことを言えば、地元に帰ってから避難轟々なのは目に見えているから、知事としての立場でこういう発言はできないのだろうが、それ以前に「やっかいごとはご免」とヘタレ根性丸出しであり、橋下さんのように「信念をもって個人の考え方」が言えないのなら、直接投票で選ばれた知事の資格はない。
 もっとも、兵庫県民である僕は、神戸空港を拡張し、旅客と貨物を廃止、米軍基地にすることに賛成だ。関空は反対。やっぱり軍民分離がよろしいと思うし、神戸空港に関空のかわりはできないしね。沖縄だけに押しつけたらアカンというのなら、どっかが引き受けないとダメだろう?(2010/05/27)


【ホンマに誰も気がつかないのかなあ?】
 デスクトップパソコンのキーボードのテンキー。あれ、絶対、具合が悪いよね? どうしてカンマ「,」が無いんだろう? カンマがあれば、数字入力は右手の位置を変えずにできるのに。
 しかも、キーを配置すべき場所が無い、というわけではない。2文字分の場所をとってるキーだって、あるんだから、さ。カンマは入力しなくても自動的に記入されるものもあるけど、そうでないものもある。カンマのキーがテンキーのところにあったら、便利なのになあ。
 設計をする人が、どうしてそんなことに気がつかないんだろうか? まあ、世の中には「気がつかない」「気の利かない」設計者がゴマンといるんだけどさ。(2010/05/26)


【仕事人が評論家になったらだめだね】
 「あんなところに、あんな物が置いてある。アカンやないか」
 こらこら、それで済ませるんか? 誰が置いたのか、片付け忘れたのか知らんけど、「アカンやないか」やったら、誰でも言える。
 給料もらってる仕事人なら、口にする前に自分で片付けろよ。それがイヤなら、自分で誰かに「片付けろ」と指示をしろ。しばらく見ていたが、言うだけで次の行動を起こさないので、もちろん僕は、黙って自分で片付ける。これが仕事人のあるべき姿だ。(2010/05/25)


  【雨で通行止め】
 国道176号線、雨で名塩−生瀬の間が通行止め。実際は、それをはさむもっと大きな区間で、交通規制をしてたんだけどね。で、じゃあ、こっちの道だと行ったら、そこも通行止め。じゃあ、こっちと行ったら、そこも通行止め。要するに、通行止め区間に流入する県道とか軒並み止められてて。そこに行くまでの途中に目的地がある場合だけ、通してくれてるみたいだった。
 結局、有料道路が1本だけ通行可能な状態で、そこへ行ったんだけど、あれだけ通行止めで迂回させられてた車はどこへ消えたんだろうね。で、宝塚でようやく176号に入ったんだけど、なぜか通行止めの方から車がガンガンやってくる。どこから来た車なんだ?
 それはともかく、無駄な高速道路を作る金があったら、こういう脆弱な道路を、なんとか改修して欲しいものだ。(2010/05/24)


【わからん、橋下構想】
 道州制の次は、大阪都構想。わからん、どんなメリットがあるんだか……。
 道州制になっても、市町村は残るんだから、国・道州・市町村の3重行政の無駄は一緒なんだよね。大阪都になっても、その下に、特別区か市町村があるわけだから、これも3重行政にかわりはない。東京以外の政令指定都市なんか、市の下に区があって、4重行政の超無駄無駄やんか。
 失くすんなら、市町村だろう? 都道府県が一番小さな行政の単位にするのが、一番現実的なんじゃないの?(2010/05/23)


【酒は辛口、肴は下ネタ(みさき速)3巻】
 この作品は、稀に見る傑作エンタテイメントだ。基本、コメディーなのだが、心にじんわり染みるハートフルヒューマンストーリーでもあり、つまらない誤解で混乱したり、その誤解が解けたりという物語の起伏もあって、きちんとオチらしいオチもある。エロで笑いをとるツボも押えている。
 主な舞台が「女人禁制、男が静かに酒食を楽しむ店」で、主人公の料理の腕はバツグン。……という設定で、料理の描写や説明が丁寧でごまかしが無く、しかも次から次へと登場し、読者を「う〜ん」と唸らせる。
 これに匹敵する出来栄えのコメディーは、そうそうないだろう。……しかし、いつまで夏休みなのだろう?(2010/05/22)


【心に残る言葉】
 馴染みの銭湯(温泉で、食堂もマッサージもあるいわゆるスーパー銭湯的なとこだが、入浴料が410円と普通の銭湯と同じなのだ)に久し振りに行ったら、漫画が新たに設置されていた。同じ敷地内にあって(多分、同じ経営者)潰れたマンガ喫茶からの流用なのは本のカバーでわかったのだが、前から気になっていた「僕等がいた」があったので、読んでびっくりした。
 一言一句覚えているわけではないが、「他人のせいにしたら、理不尽さに腹が立つが、自分のせいにしたら、“仕方ないと思える”ので楽だ。つまり俺はズルいんだよ」という趣旨のセリフに驚いたのだ。
 自分のせいにしたら、楽である。僕もこのことには気づいていた。でも、それが何故か、というとこまで考えたことはなかったのだが、これで氷解した。そういう心に残るセリフがいっぱいあるんだろうなという予測は実はカバー絵だけでわかっていたのだが、これ以上、漫画に手を出しがたく(資金と場所の問題)躊躇していたのだ。
 それにしても、15歳の少年にこんなセリフを言わせるなんて……。いや、作者は大人なんだけれどさ……。(2010/05/21)


【連立政権に疑問】
 参議院選挙が話題になることが多くなり、それで思うことも多くなるんだけど、よく考えると、そもそも連立政権というものが存在するのは、おかしいよね。民社党は選挙によって選ばれたいわば「民意」によるものだけど、国民新党や社民など、少数にしか選ばれなかった党の人間が内閣にまで入って、ああだこうだと言うのはおかしいではないか。
 やっぱ、選挙の結果に従い、単独政権でいくか、もし連立をするなら、自民党と連立しなくちゃ。もし、民主と自民の連立で国会が紛糾するなら、それは認める。でも、社民や国民新党のせいでゴタゴタするなら、ゴメンだよ。(2010/05/20)


【釣りキチ三平平成版(矢口高雄)11巻】
 カムチャッカ編がいよいよラストを迎えた。「釣りキチ三平」には、1話読み切りの短編もあれば、長編もあって、それぞれに読ませてくれるのだが、この章はおそらく昭和版を含めても最長のものだろう。青年誌コミックサイズ(B6版)で7冊(しかも厚め)だから、少年版コミック(新書版)にして、9〜10冊程度にもなるのではないか?
 そしてこの「長編釣りキチ三平」が実に読ませてくれる。昭和版で印象に残っているのが「サーモンダービー」の章だが、あれも実に心に残っている。購入して読んだわけではなく(誰かに借りたのかな?)手元にないし、ストーリーを覚えているわけでもないが、いろいろなシーンがまだ記憶に残っているのだ。
 釣りキチ三平は、間違いなく作者の代表作であるし、ライフワークでもあろうと思うけれども、これだけの作品を読まされると、もっと別の長編作品を読んでみたいと思う。(2010/05/19)


【新・ブラックジャックによろしく(佐藤秀峰)8巻】
 絵もストーリーも、すごく力が入っている。作者の想いもキチンと込められていて、作者にしても存分に描き上げたという実感があるのではないだろうか?
 でも、内容が薄い。1冊かけて、これだけしかストーリーが進展しないのか? そんな思いを抱いた。ページ数をかけて、絵も物語りも力を込めれば、そりゃあ良い作品にはなるだろう。だけど、印象は薄くなる。
 インパクトの付け所を工夫して、強弱・緩急入り混じり、という状態にすれば、多分、1/3〜1/4くらいのページ数で、もっと強烈な印象を与える作品になったはず。と、私は思うが、いかがか?(2010/05/18)


【バスローブ】
 ラブホでシャワーを浴びたあとに羽織るバスローブやパジャマ、あれってラクでいいよね。
 ほぼ下半身丸出しの裾の長さも微妙で、手を伸ばせばお互いにすぐ性器愛撫ができてしまうのもオツなもの。男なんて、普通に座ってたら、モノがベローンてはみ出して、その不格好さが許される場所ってのが、良い。
 こんな話題してたら、またシタくなってきた。こないだシタばかりなのに。(2010/05/17)


【エクセル・サーガ(六道神士)24巻】
 核(コア)がふたつ……? 物語の核心に迫りそうで、なかなか迫らない、おそらく迫ったらもうエクセル・サーガでなくなるかもしれない、危険な部分。
 なにもかも中途半端にギャグとしてテキトーに終わって欲しいような、ハードなSFとしてきちんとした結末を見たいような、どっちかというと僕は後者なんですけどね。
 イルパラッツオの影が薄く、美人にますます磨きがかかる美咲。この人の描く美女は本当に美女だよなあ。(2010/05/16)


【天候不順で野菜高騰】
 東北や北海道では積雪! 野菜や果物農家がピンチとのテレビ報道があり、○億円の損害などと言っている。落ち着きつつあった野菜の価格がまた高騰するかもしれない、とも。
 しかし、変だ。生産量が減っても農家の経営を成り立たせるために価格が上昇するのなら、わかる。しかし、生産地では金銭的な損害が出ている。なら、高騰した分の金はどこへ消えたのか、ということだ。もちろん、流通過程で搾取されているのだ。
 現在の“越後屋”が暴利をむさぼり、現代の“お代官様”にお目こぼししてもらうためにワイロを送る。結局、泣くのは「生産者」と「消費者」、すなわち庶民であり、資本主義の搾取の構図がここにある。働かない者、モノを右から左へ動かすだけの者とそれらを取り締まる者がいつの時代も儲かるのだ。(2010/05/15)


【プロセスチーズの怪】
 チェダーチーズ100%のスライスチーズを買ったら、品名が「プロセスチーズ」、原材料が「ナチュラルチーズ」となっていた。チェダー100%ならナチュラルチーズでいいはずなのに、加工しているからなのか?
 そういえば、そもそもプロセスチーズはナチュラルチーズから作られると聞いて、驚いたものだ。プロセスチーズは、牛乳を原材料に工場で一定のラインにより、定品質のものを大量に安定的に作るもので、ナチュラルチーズは手作業を中心に自然の力を借りて作るものだと思っていた。
 プロセスチーズがナチュラルチーズより手間がかかるのならそんなものはやめて、ナチュラルチーズだけにしたら良いじゃないか。チーズを味わいたいと思ったらナチュラルチーズの方が断然美味しいんだから。(2010/05/14)


【「防御率」って、おかしくない?】
 野球で言うところの防御率。投手の1試合当たりの自責点を現した数で、数値が低いほど優秀な投手といえるわけだが……、「防御率」って用語、おかしくないか? 「防御」はすればするほど優秀なのであり、「率」という限りは、「100%防御した」というのが一番優秀なはずだ。しかし、実際は防御率は「0」に近いほど良い。でも、「防御率0」だなんて言われたら、「まったく防御できない無能の投手」みたいだ。
 どうして「平均自責点」じゃだめなんだろうか?(2010/05/13)


【お尻の診察】
「壁側に向いて、お尻を出して下さい」と言われ、ベッドの上で、セックスの時に女性がするいわゆる「バック」のポーズをとった。
「いえ、ベッドに横になって、お尻をこちら側に……」
 指やら器具やら突っ込まれて、結果、痔であった。内痔核といって、お尻の中に出来るんだそうだ。それより奥に違う病巣が無いとは言えないので、念のために大腸ファイバーの予約をして帰る。(2010/05/12)


【浮気を見破る方法】
 さっき、テレビで、浮気を見破る方法というのをやっていた。飼ってもいないのにペットの毛をつけて帰って来たら、浮気してるんだって。
 ちょっと待てー。おいらは通りすがりのワンちゃんをしょっちゅう撫で撫でしてるぞー。だから、妻に言った。「犬の毛で浮気だと思わんとってや。通りすがりの散歩犬にいつも触らせてもらってるから」と。(2010/05/11)


【あまんちゅ(天野こずえ)2巻】
 どんな事態が起ころうと、大事に発展せず、のんびり・ふんわり・やわやわ〜な、心和む作品を描く天野こずえ。もちろん、ストーリー展開のメリハリはちゃんとあるんだけど、そのメリハリを感じさせず、ぽわわ〜んとした気分にさせてくれるのは、なぜだろう? 絵も繊細で綺麗でカワイイしね。
 しかし、天野こずえ作品を読むと、「軽井沢シンドローム」を思い出す。通常キャラと2頭身キャラの存在だ。軽シンでは、2頭身キャラの区別がつかないのは最初だけだったが、天野作品は、いつまでたっても区別がつかん……。「あまんちゅ」はまだわかるけど、アリアには困惑したなあ。読解力がないんだよね、おいら。(2010/05/10)


【尻から血】
 痔の場合は、鮮血が出るという。切れ痔はやったことがあるので、その感じはわかる。しかし、今回は違う。出血してしばらくし、固まりかけたようなドロっとしたものまで混じっていた。
 これはヤバイ。最悪、大腸ガンの可能性がある。病院へ行く覚悟を決めた。何の覚悟って、そりゃあガン宣告される覚悟に決まっている。(2010/05/09)


【上海万博】
 7000万人の入場者を見込んでいるとか。でも、急激に入場者数が落ち込んで、10万人を切る日もあって、このままだと、3000万人程度に落ち込んでしまう、とか。
 あのさ〜! 始まったばかりで、何を言ってるんだよ! 7000万人は無理かもしれないけど、そんな始まった数日で、入場者数が増えたの減ったの大騒ぎして、頭、おかしいんと違うか?
 ま、頭がおかしいのは中国人ばかりじゃない。日本人だって、同じ。内閣支持率の話だよ。発足直後、まだ何も実績がないときは強烈に支持率が高くて、いざ、動き出したら、どんどんどんどん下がってゆく。しょっちゅう支持率を調べるマスコミもマスコミだけど、その数字に踊らされる内閣も内閣。色んなことをもっと長い目で見て、大局で判断するようにしないと、不幸になるぞ。(2010/05/08)


【夜通しセックス】
 お泊りしてきました。持ち込んだお弁当やお惣菜で晩御飯にして、お風呂に入って……のはずが、僕がすぐに手を出して、彼女が感じ始めるものだから、なかなかお風呂場へ移動できないんですよね〜。
 入浴のあとは、即、エッチ。夜が遅かったので、後戯でイチャイチャしながら、眠ってしまいました。
 気が付いたら、朝の6時前。隣には、裸の女の子。僕がモゾモゾするから、彼女も目覚めて、ぼんやりと目を開けています。乳首に触れると、「アン」っとすぐさま反応。朝エッチに突入です。しかし、本格的に起きるにはまだ早いし、チェックアウトは12時なので、お腹の上に出した後は、またまどろんで……。そして、9時頃に目覚めて、またエッチ。やっぱ、お泊りは、いいねえ。(2010/05/07)


【ノーパンミニスカ】
 お風呂上がりに、汗が引くまでの間、タオルを腰に巻いただけでくつろぐことは、よくある。そして、今日もそうしていたんだけど、ハっと気がついた。これって、ノーパンでスカート履いてるのと、同じ状態だよなあって。
 くつろぐ、という気分になっているんだから、ラクチンなのは言うまでもないことだが、ノーパンでスカート状態なのだと思った途端に、下半身を包んでいる衣服(意識した時点でもうタオルではなく、衣服なのだ)の、いかに頼りなく、そして「ほとんど下半身を人前にさらしえるのと同じやんか」なのに気がついた。
 デートの時に、ノーパンノーブラをお願いして、応じてくれる女の子がいるわけだけど、しかもミニスカだったりしたら、「あたし、アソコ晒してます」な気分でいるんだなあ、とか考えたりしてしまった。そりゃあ、興奮したり濡れたりするよなあ。(2010/05/06)


【おおきく振りかぶって(ひぐちアサ)14巻】
 部員10名、1年生だけの新設チーム。弱小であるはずのこんなチームが、地方予選を勝ち上がってゆく……。もちろんこれで、地区予選優勝で甲子園出場などしようものなら、あまりにもご都合主義すぎる。技術の習得も、メンタルのトレーニングも、どんどん勝ち上がってゆくこのチームの説得力として十分な描写がされているけれど、さすがにどこかで「負け」の物語が必要だろう。
 そう思っていたら、ベスト16の一員となった次の試合、5回戦で敗北を喫した。これもまた説得力があり、ストーリー作りが上手いなあと感心した。
 2年生で甲子園出場、1または2回戦敗退、3年生で優勝または準優勝ってところだろうか? あるいは、3年生で地区予選優勝、甲子園出場決定、というところで最終回になるかもしれない。それまでに、まずは新人戦や秋の大会がある。選抜に選ばれるかどうか、というのもある。ヘンな選ばれ方をしたらご都合主義になるし、21世紀枠ででも拾ってもらうようなことになるのだろうか? 春が来たら、新入生も入るわけだし、物語の展開はまた広くなるだろう。
 4月に部が創設されてから、夏の予選で敗北するまでに14巻を要している。今後も同じペースで丁寧に、そして彼らが引退するまで、じっくり描いて欲しい漫画だ。相当のボリュームが必要と思われ、それが実現するなら、作者のライフワークになるかもしれないね。(2010/05/05)


【オッサンがカワイイ子を人前でお姫様だっこ】
 うらやましい! うらやましすぎる! あ、あんな、オッサンが、あんなカワイイ子を。いいなあ〜。ミニチュアダックスフント、かわいい〜!(2010/05/04)


【福知山線脱線事故から5年(6)被害者は死傷者だけではない】
 当時、私は通勤に福知山線を利用していた。事故列車に乗ることは稀だったし、当日は休日シフトだったため、そもそも列車を利用していないが、そんなことは関係ない。事故列車の問題ではなく、事故を起こした運転士の乗務列車に、それまでも乗る機会はあっただろうし、今回事故が起こらなくても、いつか乗ることにはなっただろう。事故はそのとき、起こったかもしれないのだ。
 事故には遭わなかったが、その後の通勤は地獄。長期にわたる宝塚−尼崎間の運休。大幅な減便。快速運転休止による所要時間の増大。そして、阪急宝塚線への乗り換えによる様々な支障。これらの肉体的・精神的苦痛および金銭的損害に対して、いまだに何の補償もされていないし、未来永劫、されることはないだろう。お詫びのポスターを見かけただけだ。これでいいのか?
 事故現場は、尼崎駅と塚口駅の間である。そして、尼崎にも塚口にも、折り返しのための設備がある。だったら、運休すべきは、この一駅間だけでよかったのではないか? 采配への不満がいまだに残っている。(2010/05/03)


【福知山線脱線事故から5年(5)デタラメな安全対策】
 安全対策におけるATSの設置の有用性は認めよう。しかし、そんなもの無くても、どうとでもなる。列車にリミッターを装備し、ホーム係員または列車添乗員が区間ごとの最高速度に応じてリミッターを切り替えればいい。つまり、人がいれば、それで済む話なのだ。列車添乗員がいれば、装置などなくても管理できるし、運転士資格者が添乗すれば、急病などの際にも対応できる。
 制限速度を抑える措置もとったが、無意味だ。そもそも制限速度を守らなかったから事故ったのであり、制限速度に問題があったのではない。制限速度ギリギリで常に走らないとダイヤを守れない余裕の無さは、以前と変わらず、あるいは酷くなっている。大切なのは、制限速度ギリギリで走らなくても間に合うダイヤを作ることなのに……。(2010/05/02)


【違和感】
 車を走らせながらラジオを聴いていると、今でも時々かかるのだが、ドリカムの「大阪ラバー」、これには違和感アリアリで、耳を覆いたくなる。なんといっても、中途半端な大阪弁に「誰がこれにOK出したの?」てな感じだ。
 USJのアトラクションのひとつのために書き下ろされた曲らしいのだが、ドリカムに依頼するところが、USJの良識の無さを物語っているよな。人気と話題性があれば、なんでもいいというもんでは、なかろう。やはりここは、大西ユカリあたりに登板してもらうべきだったろう。
 まあ、それだけUSJは全国区であるということ、すなわち、大阪の地に根付いたものでは無い、ということなんだろうな。(2010/05/02)


【福知山線脱線事故から5年(4)人格者の不在】
 不適格な者を運転士にしたから、事故が起こったと書いた。
 視力だの身長だのといった、測定数値で現せるものならともかく、とかく人権にうるさい昨今、「鉄道が好きで運転士を希望するキミの気持ちはわからないではないが、キミの性格では無理だ」とは言いにくいだろうし、下手な言い方をしたら、訴訟でも起こされかねない。
 しかし、適性を見極める能力をもった上司、そして、不適格と判断された場合に、「駅要員も保線要員も、鉄道現場を離れて営業活動をするのも、鉄道を支えるために必要な立派な仕事だ」と、キチンと説得できる人格者がいないのではないか? これもまた事故の原因である。(2010/04/30)


【福知山線脱線事故から5年(3)分割民営化のひずみ】
 分割民営化による人員削減で手がまわらなくなり、慌てて新人を採用、促成栽培をした。JR西からベテランが消えたのである。JR西の「営利優先」を糾弾するなら、この部分である。ベテランは給料が高く、新人は安い、という側面もあろう。これにより、不適格な者も通り一遍のトレーニングで運転士にせざるを得なかったのではないか?
 運転士だけではない。ダイヤが乱れてもベテランの列車指令がいないので、いつまでもダイヤが復旧しない。ホーム係員もいないから、適切な乗客の誘導や発車等の指示もできず、ますますダイヤは混乱する。
 この部分を指摘しているマスコミは、少ない。(2010/04/29)


【のだめカンタービレ(二ノ宮知子)24巻】
 23巻で完結かと思ったら、24巻が出た。番外編なのだとか。番外編というより後日談なのだが、これを番外編と称して、しかも続きの巻数で出る、というのは、田村由美のバサラと同じやり方だ。
 バサラは本編のラストが、これでもかこれでもかというぐらいに、徹底的に完結していて気持ちよく、その後のお話も出てきて大満足だったのだが、のだめも同様に後日談で大満足させてくれるだろうか?
 以前、「ラストに不満。やはり最後は、ライジングスターを千秋が振り、のだめがピアノを」と書いたが、ライジングスターを千秋が、の部分はこれで実現した。さて、のだめとの共演はどうなるかな?(2010/04/28)


【福知山線脱線事故から5年(2)事故の原因】
 事故の原因は明らかである。車の交通事故でよく言われる「スピードの出しすぎで、カーブが曲がりきれなかった」だ。それ以上でも以下でもない。
 死者に鞭を打つことになるが、要するに運転士の責任だ。当該運転士はしょっちゅうオーバーラン等を起こしていたらしい。ダイヤ遵守の厳命や、上司からの叱責、そして日勤教育の恐怖により、ストレスやプレッシャーに押し潰されていたようだが、「列車が遅れたのは、余裕のないダイヤと、乗客の乗降の手間取りによるもの。俺の責任じゃないし、安全のためにはダイヤの遅延も仕方ない」と開き直れるタフな精神が、運転士には必要だ。
 つまり、彼の性格は、「運転士不適格」だったのだ。JR西の責任を問うなら、不適格な者を、本人が希望したから、試験に合格したから、と運転士にしたことである。(2010/04/27)


【福知山線脱線事故から5年(1)マスゴミ】
 マスゴミは相変わらず事故の本質に迫っていない。4/25付け産経新聞の「主張」(いわゆる社説)には、「営利優先の過密ダイヤ」が事故原因のひとつと書かれている。
 「安全を怠り、営利優先」と書けば、JR西を糾弾する立場が鮮明になり読者にウケるのは確かだ。じゃあ、新聞社は「営利を優先していない」と言えるのか? もちろん社会貢献も従業員の労働環境も優先事項であるが、営利だって優先事項のひとつではないか。これを怠ったがために、JALはえらいことになっているのではないか?
 「過密ダイヤ」と言えば、儲けるために「無理をして列車を走らせた」ような印象を与えるが、少ない列車に無理やり人間を詰め込んだほうが儲かるに決まってる。沿線人口の増加に対応するのも公共交通の使命だし、列車本数の増加もスピードアップも乗客のニーズだ。福知山線ごとき、過密ダイヤでもなんでもない。他の都会の線区と比べればすぐわかることだ。わかりやすいJR西叩きに終始していたのでは、事故の本質は、見えない。(2010/04/26)


【原付って、この世に必要なの?】
 本当に邪魔だ。
 交差点で停まっていたら、必ずすり抜けシテ、前へ前へと行きたがる。でも、走り出したら、車と同じようには走れないんだから、すぐ後ろに車がたまってしまう。ようやく、苦労して抜かしたと思ったら、また前へ出やがる。結局、車のスムーズな進行を阻害しているだけの危険な乗り物だ。
 バイクが必要なら、ちゃんと自動二輪の免許をとれ。そして、せめて小型自動二輪(これなら、車と同じスピードで走れる)を買え。ペーパーテストだけのせいもあるし、価格が安いというのもあるだろうけれど、「どうぞ、交通事故で死なせてください」と言わんばかりの走り方をする輩ばかりだ。(2010/04/25)


【ローゼンメイデン<ヤングジャンプ版>(PEACH−PIT)3巻】
 絵がかわいくて、綺麗。ストーリーも決して悪くはないし、ヤングジャンプ版になってからの、劇団の絡みなんかは僕好みではあるのだけれど、どちらかというと、あの絵の見たさに買っている、と言う感じ。
 でも、絵は上手だと思うけれども、漫画は決して上手ではない、と思う。戦闘シーンの動きが、よくわからないのだ。「今の若い人は、わかる。わからないのは、オマエの感性が古いからだ」と言われるかもしれない。けど、漫画は所詮2次元だし、静止画なのだから、そういう切り取られた場面において、どう動きを表現するかということになると、それは決して効果線や残像をバリバリ描き込むことじゃないと思うんだよな。シンプルな表現こそ、ダイナミックな「動」を現せると僕は思う。(2010/04/24)


【ムシコナーズ】
 ムシコナーズのCMで、おばさん二人が踊っている。
 いかにもタレントっぽい若くて綺麗なお嬢さんが、それなりに踊っていても何度も思わないが、あんな普通のおばさんが、2人が左右対称で合わせながら、しかも歌いながら踊るとなると、「いや〜、がんばったんだろうなあ」とか、なぜか賞賛したくなるのだ。まあ、相当ブキミだけど、インパクトはあるから、CMとしてはOKなんだろうな。(2010/04/23)


【高速道 迷走】
 国家的詐欺と書いたとたんに、上限2000円、見直しときた。全くアホだ。よく考えてやらないから、こんなことになる。
 答えを教えてあげよう。全ての割引制度はいったん廃止する。その上で、毎年20%ずつの値下げ(割引ではない)を行う。しかし、国からの補てんは常に20%分。1年間は面倒を見てあげるから、その間に、経営努力をしなさい、ということだ。いつまでも税金が高速代補てんに使われたら、たまったもんじゃない。そもそも、現行の定価が高すぎるのだ。
 最終的に、無料まで持って行くかどうかは、3年目(料金は40%にまで下がっている)に改めて検討すればいい。しかし、少なくとも、緑ナンバー大型車は無料にして欲しいね。物流経費が安くなり、諸物価が下がるから、全ての庶民が恩恵を受ける。(2010/04/22)


【国家的詐欺】
 高速道路の割引を私はずっと批判してきた。「割引は誤魔化しだ。定価の値下げをしないと、意味が無い」と主張してきた。案の定、勝手な思惑で安易に料金がコロコロ変わって、6月には事実上の値上げになる。「割引」に諸手をあげて喜んでいた国民がいかに馬鹿だったか証明された。
 それとは別に、首都高と阪神高速(以下、阪高)の値上げは、国家的詐欺である。距離制はひとつの方法だが、ETCの無い者は最高金額を払えなど「ヤラズぼったくり」の詐欺であり、一般の高速道路のように出口にも料金所を設けるのがまず前提だ。区間制も廃止し、中間地点の料金所も撤廃してもらわねばなるまい。
 そして、ETCも現金も同じ料金にした上で、ETCには割引が必要だ。元々あった回数券がプリペイドカード式(いずれも割引有)になり、ETCと引き換えに無くなったのだから、割引は必須。そもそもETC設置費用はユーザーだって払ってるのだから、プリペイド時代以上の割引率があって当たり前だ。どさくさにまぎれて割引までやめてしまおうというのだから、詐欺としか言いようが無い。(2010/04/21)


【制服】
 我が家の子供達は制服が好きなのか面倒くさいだけなのか、帰宅しても着替えない。これが不思議だ。肩は凝るし、暑苦しいしで、僕は制服が大嫌いだった。もちろん、帰宅したらすぐに着替えたものだ。
 そもそも僕は、学校が定めるアレコレが子供の頃からキライだったように思う。多分、「ランドセル」のせいだろう。重いし、背中は暑いし、硬くて痛いし、フタが簡単に開くので前屈みになると中身が全部出てしまうし、形が固定されてるから考えて入れないとキチンと収まらないし、なんでアンナモノを背負わなくてはならないのか理解できなかった。小1では義務だったが、小2からは自由になる学校だったので、すぐに手提げ鞄に変えたものだ。
 そういえば、中学校は男子は丸刈りだった。さすがに丸刈りは無くなったが、それ以外は今も昔も変わらない(制服のデザインは変わったけれど)。ユニフォームや作業着は別として、大の大人が相も変わらず「ビジネスマンはスーツ」な世の中だから、きっとこれからも何も変わらないんだろうなあ。良くならない世の中を象徴している、と言えば、言いすぎだろうか?(2010/04/20)


【のだめカンタービレ最終楽章・前編】
 後編の映画上映にあわせて、前篇がテレビで流れたが、なかなかの出来栄えだった。ドラマもアニメもオーケストラの演奏シーンが短すぎて感動が伝わらなかったのだが、それが見事にクリアされている。おまけに、イメージCGを使って、初めて触れた者ではわかりえないクラシックの良さや、会場にいなければわからない臨場感なども、工夫された演出になっていた。
 しかし、不満があるとしたら、「のだめ」の話とは言えなかった、ということである。あれでは、「千秋カンタービレ」である。誰が主役かわからない。後編に期待しよう。
 とはいえ、もともとのだめの終わり方には不満があるんだよね。なんで、ラストシーンがライジングスターオーケストラでの、千秋とのだめの共演ではないんだ?(2010/04/19)


【つまらないお笑い番組】
 その筆頭にあげられるのが、「レッドカーペット」であろう。芸人が悪いのでは無い。番組が悪い。あの短さは何だ? と、思う。
 さっき画面に登場して、そして意識がそこに集中し、その芸人のペースに巻き込まれて馴染み、いよいよこれからだ、という時に、不発なオチで終わってしまう。短さを芸風とする芸人ならそれで良いが、漫才やコントなどはもっとじっくり味わうものだ。
 かつて、漫才と言えば、一組で10〜15分。いわゆる職人芸を堪能させてもらったものだが、1〜2分のお笑いなら、中高生の学際でも、やれる。(2010/04/18)


【同じ顔?】
 「がんこ寿司」の看板にもなっているトレードマークの「がんこオヤジ」と、ホームセンター「ジャパン」の看板のオヤジ、この二人って、なんだか似てない?(2010/04/17)


【イエスタデイをうたって(冬目景)EX(エクストラ)巻】
 同名作品の番外超短編と、初期作品を集めた短編集。インタビューやキャラファイルも掲載。実はこの作品、うっかり「完結」したと思ってたんだけど、まだシリーズ連載中とのこと。間があくので、忘れちゃうんだよ。すいません。好きな作家さんなのですが。
 しかしまあ、ハルちゃんが主人公と思ってたら、リクオの方が主人公だったのね。我ながら、作品への愛情が足らない……。
 ところで僕は、「ユースホステル(YH)」の登場するマンガを色々チェックしているのだけれど、最近ではヤングチャンピオンの「色即ぜねれいしょん」がモロYHを舞台にした作品で、その他にはヤングキングの「並木橋どおりアオバ自転車店」に稀に登場する程度、そう思ってたら、EX収録の短編「サイレンの棲む町」(エクストラビージャン掲載)にも、登場。シーズンオフの平日のYHの姿があまりにもリアルで、この作者、かなり使ってるのかもな、と思うのであった。(2010/04/16)


【さよなら群青(さそうあきら)2巻・3巻】
 先日、2巻を買ったばかりなのだが、もう3巻が出ていた。2巻が出ていることに、しばらく気づかなかったってことだよね。
 さそうあきらは、ある種の天才だと思うし、好きな作家の一人。どうして「バンチ」から、ネットの「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載場所が移籍するのかわからないけど、ネットの漫画連載はまだまだ不安定だからなあ。
 ちゃんとラストまで行ってくれればいいが(2010/04/15)


【クースー(あおきてつお)2巻(完結)】
 なんか、本が太いし、もしかしたら、これで終わり? そう思いながら読んだら、やっぱり終りだった。打ち切り? それとも、予定通り?
 打ち切りだとしても、まずまずまとまっていると思う。ただ、カクテルコンテスト、どうしてもご都合主義を否めない。その場で出される「お題」に応じてオリジナルカクテルを作らなくてはいけないはずなのに、事前の仕込みがモノを言ったカクテルが出てくるのは、いかがなものか? せめて、前日、いくつもの仕込みをしておいて、「この中から使えるものがあるといいなあ」とか「使えるようなお題が出てくるといいなあ」などという伏線を張っておいてほしかった。(2010/04/14)


【ホーリー・ブラウニー(六道神士)6巻(完結)】
 神様のしもべである2人(2匹?)の妖精による、ブラックメルヘン最終巻。続けようと思ったら、脚本を外部に依頼して、いつまでも続けられないこともないであろう世界観なんだけど、とうとう最終話。
 オチを語るのは遠慮しておくけど、結局は全て、神様の掌の上、ってことなんですよね。それなりに最終回にはなってるものの、う〜ん、ちょっと予定調和的で、どうなんだろうか。(2010/04/13)


【中国の麻薬政策】
 中国では、麻薬の使用に関してはその刑罰は甘く、商売に関しては重いらしい。なるほど、それらを売りさばこうとしている者を死刑など厳罰に処せば「元から断てる」し、言葉巧みに誘われたり、騙されたような状態で常習使用者にしたてあげられたりなどの場合、むしろ「被害者」と言えなくもない。
 使用者に対して甘すぎるのはいかがなものかと思うものの、とにかく麻薬の製造・販売・運搬などに携わった者(実行者・指示者・経営者など)は全て死刑でいいんじゃないだろうか? 麻薬は多くの人間を不幸にし、生活を壊し、精神的・肉体的な健康を奪い、場合によっては命を奪うのだから、当然である。(2010/04/12)


【名も無き果実】
 柑橘類を頂いたのだが、名前がわからない。小さいのは冬蜜柑よりちょっと大きく、大きいのはハッサクくらいな感じである。
 食べてみると、こりゃあすごい。オレンジほど甘すぎない。グレープフルーツほど苦すぎない。ハッサクほど渋すぎない。全てが程よくバランスが取れているのだ。しかも、大粒柑橘類と違って、中の小袋が薄く、冬蜜柑のようにそのまま食べられる。最高の味わいだ。以後、柑橘類はコイツがあればあとは何もいらないくらいなのだが。だが、名前がわからない。(2010/04/11)


【今年の桜】
 寒さのぶりかえしや中途半端な温かさのせいなのか、今年の桜は変だ。満開にならないのに葉が出てきたり、いつもはもっと鮮やかなピンクの花びらになるはずなのに、色が薄い。
 僕が好きなのは、満開から散り始めの時期で、かつ緑の若葉が出始めて、鮮やかなピンクとグリーンのランデブーする姿だ。ここに生命の力強さと美しさを感じるのである。が、どうも若葉の緑までなんとなく色合いが薄いような気がして、イマイチな今年の桜なのである。(2010/04/10)


【エロスの極致(宮崎摩耶)1巻】
 書店の新刊コミックコーナーに平積みにされていた。同じ作者の別の作品の2巻も隣に平積みされていて、それなりの評価を得ている作家なんだろうなと、この作品を購入。
 ……つまらない……。
 エロ系ストーリー漫画は元々難しい。1話分のスペースに、一般作品と同等の濃さのストーリーと、エロシーンの両方が必要だからだ。しかも、元が携帯コミックというから、読者がより手軽に読めなくちゃならん。雑誌を買う人ほど真剣にのめり込んでは読まない。携帯コミックでもハードなストーリー性で売るならともかく、エロ目的なのだから、作者の力量の問題ではなく、これが限界なのかと思うものの……、もう一味、何か欲しい。(2010/04/09)


【高規格幹線道路(4)その他のスペース】
 道路スペースは8車線分ある。しかし、道路は通常、中央の4車線分しか使わない。その両側には橋脚があるが、橋脚と橋脚の間は空き地である。さらにその外側は、高架と地上を結ぶスロープ道路の無い場所では、やはり空き地である。これら空き地は緑地帯とする。適度な間隔で背の高い木を植え、木と木の間は灌木を垣根のように配置しておく。
 車がバンバン通る道路の両サイドに十分な緑地帯を設けて環境に配慮してるのはもちろんだが、ここまでブロックされてしまったら、道路の両側に店舗などを作れない。狙いはそこにある。高速道路を新しく作るかわりなのだから、両側に店舗は無くていい。店舗がなければ、違法駐車も、左折入庫のための減速もなくなり、交通の流れはスムーズになる。(2010/04/08)


【高規格幹線道路(3)高架と地上の接続】
 では、僕が提案する2階建て高規格幹線道路の高架本線と地上道路との接続はどうするか? 簡単である。新御堂筋は(鉄道部分を除いても)8車線のスペースがあるのに、この構想では4車線分しか道路がない。外側には橋げたの橋脚が来るが、それでも6車線分あればいける。そのさらに外側に、高架と地上を結ぶスロープ道路をつくればいいだけだ。
 そして、高架と同じ高さになったら本線と合流または分岐を行えばいい。地上の場合は、いちばん外側にその道路が来て、次に橋脚、そして地上道路となるので、いちばん外側と地上道路の接続は、橋脚と橋脚の間を使えばいい。その部分は、橋脚と橋脚の間隔が長くするか、または接続道路1車線をさらにまたぐように橋げたと橋脚を設置すれば問題ない。(2010/04/07)


【高規格幹線道路(2)地上道路は2車線でいい】
 (1)で、高規格幹線道路は2階建てにすべきだと書いた。本線は4車線(片側2車線)で、その真下に新御堂筋なら側道にあたる地上道路を設置、橋げたは地上道路をまたぐように設置すべしと提案した。さて、その地上道路だが……。
 4車線分のスペースは確保するが、実質片側1車線でいい。どうせ新御堂筋の側道だって、2車線のうちの外側1車線は違法駐車で道路の役目を果たしていないのだ。最初から1車線なら、違法駐車も起こり得ない。そのかわり、交差点の手前では、右折・直進・左折の3レーンにする。全部で4車線分のスペースがあり、対抗車線は交差点を直進通過してくる1車線分だけでいいのだから、可能な話なのだ。
 多くの交差点では、右折レーンはあっても、左折レーンのないことが多い。ここで、直進車が左折車のスピードダウンに巻き込まれて、渋滞の原因になる。また右折レーンが短いために、そこからはみ出した車が直進レーンまで止めてしまう。だから、右左折レーンはめいっぱい作る。交差点と交差点の中間地点を境に、そこまでは1車線、その先は3車線にするわけだ。(2010/04/06)


【高規格幹線道路(1)2階建て道路】
 新しい高速道路ではなく、バイパスとしての高規格幹線道路こそ必要だと以前書いた。その構想を語る1回目。
 モデルは、大阪の新御堂筋。本線の4車線は高架で、両側に基本2車線の側道がある。高架本線には信号がない。これは、いい。だが、側道がダメだ。本線の上下線の間には複線の鉄道まであり、側道はさらにその外側だから、交差道路は結局、上下それぞれの側道に対して別々の信号が必要となり、結果として3段式になるため、赤信号が極端に長くなる。これが渋滞の原因になっている。
 だから、本線に分岐・合流する地上の道路は、外側(側道)ではなく、高架本線の真下に作ればいい。こうすれば、交差点は通常のスタイルとなる。
 高架本線の橋脚は真下に設置できないが、地上道路をまたげばいい。もともと8車線分のスペースの所に4車線分しか道路を作らないのだから、地上の4車線をまたいで橋脚を設置する場所は十分ある。(2010/04/05)


【何がアカンのか回転寿司】
 店に入ると、空席があるのに、待合コーナーで待ってる人がいる。機械に登録しないと、案内すらしてもらえない。入力すると、「お1人でお待ちの○番様、カウンターでもよろしいですか?」と訪ねられる。「カウンターでいい」にチェックを入れてるんだから、聞くまでもなくサッサと案内して欲しい。10席ほどあるカウンターには2人しか座っていないのだ。テーブル席も7つや8つは空いてるが、いくつかは片付けが間に合っていない様子。
 席に座っても、回ってくるのは「見本」ばかりで、寿司が全然来ない。注文用のディスプレイには「10〜15分待ち」と書いてある。注文して待ちながら、まれに流れてくる寿司をつまむ。
 食後の支払も、やはりレジで待たされる。何がアカンのか? 何が足らないのか? お店はよく考えた方がいい。(2010/04/04)


【ドライブエッチ】
 ハイソックスに生足。助手席の彼女の太腿に手を伸ばし、ミニワンピの中に手を伸ばすと……。直に指先が陰毛に触れた。ノーパンやんか〜!
「だって、前、そうして来てって言った……」と、彼女は恥ずかしそうに……。
 僕の右手はハンドル、彼女の右手は僕のチンコ、そして僕の左手は、彼女のアソコと、ノーブラの胸を行ったり来たり。ああ、忙しい。(2010/04/03)


【新世紀エヴァンゲリオン(貞本義行)12巻】
 やっと出た〜。とりあえず、新しい雑誌ヤングエースでは、休載せずに連載が進んでるみたいだし。ゲンドウが生身でATフィールド展開したり、化け物じみてきたな。目指すは神って、結局、エヴァの壮大なプロジェクトって、ゲンドウの個人的な動機で動いてたんかと思うと、なんだかなあ。
 それはともかく、アシスタント一覧を見て、びっくり。水原賢治の名がある。そっか、仕事が無いと、アシさんに戻るって手があるのか。業界から去ってなくて、良かった。いつかまた、連載のチャンスがあるよ。楽しみに待ってる。「紺碧の国」、大好きだった。最後まで読みたかった。エロ系のお話も好き。全てのお話が詩的で好きな作家さんなんだ。(2010/04/02)


【あっぱれ! ココイチ!】
 何度かドライブスルーを非難した。はみだした車が路上にまで並び、無関係な車を渋滞に巻き込むからだ。しかし、ココイチはすごい!
 チェーン全体でやってるのか、その店だけのアイディアなのかは知らないが、客は事前に電話で注文し、駐車場に着いたらまた電話をする。すると、店員が商品を車まで持ってきて、その場で会計もする。よいシステムだ。
 電話代はかかるが客は楽だし、店はドライブスルー設置のための投資はいらず、人手はかかるがその分、客の印象もいいだろう。こういう創意工夫ができる店は、伸びる。ドライブスルーで大勢に迷惑をかけながらなんのフォローもない店とは天と地の差がある。(2010/04/01)


【パラリンピック】
 いつのまにか閉幕していたようだが、僕はパラリンピックなるものに、疑問を感じる。
 例えば、柔道やボクシングは、体重による階級別になっているが、肉体的なハンディキャップもそれと同じではないのか? そろそろ、通常のオリンピックの一部として、一緒にやったらどうなんだ、と思う。(2010/03/31)


【セックスフレンド、そんなに欲しい?】
 セックスフレンド、という響きには、確かに憧れというか、そういう人がいたらいいなあ、なんて想いが、きっと多くの人にあるだろうなあと思う。
 恋人とか配偶者以外にエッチする関係のお相手がいる、あるいは、恋人も配偶者もいないけれどセックスする人はいる……。ひとつの理想だよね。
 でも、告白したら始まるかもしれない恋人関係よりも、ある意味、成立は難しいかも、ね。ちなみに僕は、セックスフレンドではなく、婚外恋愛、あるいは恋愛ごっこ、または仲良くなりすぎてセックスするしかなくなった男女の友達。そんな関係だと考えています。(2010/03/30)


【センチュリー交響楽団の危機】
 大阪府からの支援が打ち切られて、間もなく存続の危機に陥る「大阪センチュリー交響楽団」、11年度から年間4億円が不足するのだという。そこで、現在、スポンサーを探しているというが、もし僕が黒字経営をしている大企業の社長でも、「文化のために寄付してください」では、絶対に金など出さない。本業の興行収入で経営を立て直す努力をしない連中に、いったい誰が支援をするというのだ?
 企業に金を出させるなら、その企業のための貸切公演を行い、企業側は社員やその家族やお得意様が無料で(企業が金を出すんだからね)クラシックが聴けるような企画を持ちかけるとか、思いっきり編成を小さくしてキャパ大き目のライブハウスで、カジュアルな服装OKの3000円くらいのコンサートをして裾野を広げる努力をするとか、カラオケでなく本物のオーケストラをバックにポピュラーを素人が歌えるとか、現役のオケ奏者講師による音楽教室とか、コンサートの前に1時間ほどのクラシックの薀蓄などを講義をするような企画をするとか、やれることはいっぱいある。世間のサラリーマンくらいには知恵を絞っていただきたい。(2010/03/29)


【伊丹空港を廃止するくらいなら……】
 法的拘束力はないが、大阪府議会は「伊丹空港廃止」を議決した。バカじゃないかと思う。黒字経営をするに十分な利用客がある空港をあえて廃止する意味がわからない。伊丹を廃止するくらいなら、神戸を廃止した方が良い。
 僕の意見は、こうだ。神戸空港を廃止して、そのまま米軍基地に転用、これで関西3空港問題も、基地移転問題も一挙解決だ。(2010/03/28)


【安売り合戦、終結か?】
 ドンキホーテの680円ジーンズを、以前ここで厳しく批判(=非難)したが、ユニクロから3000円台のジーンズが登場している。昨日書いたローソンの高目のスィーツもそうだが、ここに来てようやく庶民のお店で、「良いものを少し高目の値段で」という考え方が徐々に浸透してきたように思う。
 エスカレートする安売り合戦に巻き込まれるのがいかに馬鹿馬鹿しいか、ちょっと遅すぎる気もするが、ようやく経営者達も気づき始めたのだろう。これで不景気脱却のスピードも少しだけ速くなるかもしれない。もっとも、コンビニ商品はもともと安いわけではないし、ユニクロだって独自のコンセプトで商品開発をしているだけで、安売り競争に巻き込まれているわけではない。
 今、安売り競争の渦中であえいでいる所は、早く「ウチはこうだから、高いんですよ。価値あるでしょ?」と方向転換をしないと潰れてしまう。JALはそれ(パッケージ商品用の無茶苦茶安い航空券とか、狂気としか思えない複雑怪奇な各種割引制度)で潰れたんだから。(2010/03/27)


【ローソンのスイーツ】
 ローソンで、「スプーンで食べるロールケーキ」など、スプーンで食べるスイーツシリーズが出ている。値段は高目で、高級路線なのだが、僕はその中で、「シュークリーム」と「エクレア」が好き。文句なしに美味しいと思う。小腹がすいてローソンに寄ったとき、これまでは何を買うか思案していたが、もう迷う必要がなくなったとさえ感じるのだ。
 しかし、なぜか、「ロールケーキ」と「モンブラン」が、美味しくない。同じシリーズ、同じコンセプトで出しているのに、なぜこんなことが起こるのかわからないが、どうせ高いんだから、もう少し値段をあげてもいいから、美味しくして欲しいと思う。(2010/03/26)


【サザンオールスターズがいっぱい】
「SAS」と書いた車がいっぱい走っている。要するに、自動車教習所の教習車なのだが、最初のSが地名なのだ。例えば、滋賀自動車教習所なら、S(滋賀)A(オートモービル)S(スクール)というわけだ。我が家の近所(滋賀ではないけど、Sで始まる地名)の教習車には「SAS」のマークが付いている。
 ところが、今日! 全く違った場所で、違ったデザインの「SAS」マークの教習車を見た。こちらの最初のSは、どうやら「吹田(すいた、と読む)」らしい。
 サザンオールスターズにあやかり、「SAS」と掲示しといたら、目を引くだろうと安易に考えた結果だろう。きっと考えた人は、「どや!」と思ってるに違いないが、こっけいだ。(2010/03/25)


【郵貯限度額2000万円へ】
 今時、ポンと2000万円貯金できる人って、いったいどれだけいるんだろう? そんな特定少数の人のために、国会議員が貴重な時間を費やして、云々してたのかと思うと、呆れるよな。それより、今日明日の生活が危うい人への対策を急いだほうがいいのでは?
 それに、貯蓄額の増加を容認するって、時代に逆行してない? 金持ちがお金を貯め込むのも不景気の原因のひとつ。金持ちはドンドン金を使えよ!(2010/03/24)


【女体の進化】
 女性と肌を重ねていると、驚かされることがある。これまでソコ(アソコじゃないよ)に触れたことが無かったとか、そういう触れ方をしたことが無かったというのは、僕(つまり、男性側)の至らない点なのだけれど、女性側もソコがイイとは自覚しておらず、たまたま何かの拍子でソコにとても感じる方法で触れた途端に、予想外の官能に包まれたりする。
 しかも、それをきっかけに、それまでダメだったところまでが、性感帯化してしまうのだ。その点、男はそういう新規開発の楽しみがあまりない……のか、それとも、これも女性との共同作業で得られることになるのか。
 それはともかく、女性の感度と反応が上昇すると、男もアソコがビンビンになってしまうね。(2010/03/23)


【ツバメと共存】
 わが社の軒下などには、年々ツバメの巣が増え、最近は「ツバメアパート」になっているのだが、なんと人間とツバメは共存共栄の関係なのだと、ラジオで知った。人間がしょっちゅうウロついていると、ツバメに敵対する鳥が寄り付かず、人間はいわばツバメアパートのガードマンなのだとか。なるほど、カラスは追っ払っても、ツバメに対しては「あ〜、子育てしてるなあ」と、見守ってるもんなあ。
 一方ツバメは、農作物などには手を出さず、害虫を食べてくれる存在なのだ。(2010/03/22)


【またドライブスルーかよ】
 3車線道路で、一番左の車線にいたのだけれど、信号が青になっても、自分のいる一番左車線だけが全く進まない。左折後の道路が混雑していて前に進まないのか、それとも、左折車が歩行者の横断待ちをしているのか、はたまた左車線でなにかトラブってるのかと思っていたが、結局、ひとつ右側の車線に移動して走行する。結局、原因はM印のドライブスルーだった。なんと、信号を超えてまでドライブスルー進入待ちの車が影響して渋滞しているのだ。
 前にも書いたが、実にけしからん。自分の店が儲けるために、無関係な者を大勢巻き込んで、貴重な時間と財産を奪っているのだ。客だって、そうだ。自分の食い物を確保するためなんだから、きちんと駐車場に停めて、店内でテイクアウトしたら済む話だろう?
 いずれにしても、自分の店が作った設備なのだから、無関係なものに迷惑をかけないよう、誘導の人員を出し、混雑時は駐車場に案内するとかすべきだし、それが出来ないなら、ドライブスルーなんか廃止すべきだ。(2010/03/21)


【水出し紅茶】
 水出しコーヒーというのがあるし、日本茶だって、水を使って時間をかけて……という淹れ方があるらしい。そこでふと思いついて、カップに紅茶のTバックを放り込み、冷蔵庫に冷えていたミネラルウォーターを注いでみた。
 1時間後、確かに、色は付いている。さて、お味の方は……。イケル! キンキンに冷えていたはずの水も、常温に1時間さらされて優しい冷たさになっているし、紅茶の方も、渋みや苦味のない、まろやかで爽やかで鮮やかな風味であった。
 ストレートもいいが、砂糖を入れて、ゆっくり溶かしながら……も、イケル。紅茶は水出しに限る、かも?(2010/03/20)


【800m先を……】
 運転中に眠気や疲労を感じたとき、ネカフェ(漫喫)は重宝する。どこか近くにないかなと探していると、「○○○○(←店舗名)800M先、左折」と大きな看板。そのチェーン店なら会員証を持っている。そこで休憩しようと決めた。
 ところが、肝心の「この交差点で左折」という案内が一切ない。見落としたかもしれないが、800Mとはこの辺だからと左折し、とうとうその店は発見できなかった。後日、同じ道を走っていたら、道沿いの左側にあった。それは「800M先、左折」じゃなくて、「800M先、左側」だろ!(2010/03/19)


【一番の財産は人だと思うが】
 日本郵政は約43万7千人の従業員のうち、なんと約20万人が非正規雇用らしい。亀井郵政改革相の要請を受け、正規雇用を希望する人の中から10万人を正規採用することになり、年間最大3000億円の経費増になるらしく、このニュースを知った時には、大英断だと思った。
 しかし、09年3月期連結決算の経常利益は8305億円に及ぶとかで、だったら20万人全員を正規雇用にしたってまだ黒字。大英断どころか、今度はそのケチさに呆れた。
 本当の財産は、金ではなく、人である。なのに、従業員を軽視し酷使し、使い捨てる。そうしてあぶく銭を稼ぎ、いったい何が残るのか? 経営が傾いたとき、再起する唯一の財源は、人が出し合う知恵や力や情熱である。なのに、非正規雇用者だからと切り捨てたのでは、気が付いたら金も人も無くなっているのだ。どうして経営トップはそれが理解できないのか?(2010/03/18)


【大人はろくなことを考えない】
 朝日新聞の記事だが、東京都条例で、漫画の性的描写に規制をかけることを検討しているらしい。
 記事によると著名な漫画家達が反対運動をしているとかで、コメントも掲載されているが、同時に、PTAとかそういったところの声も掲載していて、当然のように「是非やってくれ」的な声しか載っていない。どうしてこう臭いものにフタ的な発想しかないのだろう? いまやネットで無料で、サンプル的なものとはいえ、性器丸映りの性交動画がじゃんじゃん手に入るのに、何を寝ぼけたことを言ってるんだろうね。
 漫画には対象年齢層というのがあり、出版社や編集部には自主規制のラインがあるから、それで十分だ。ゴルゴ13の性描写に誰も文句は言わないが、のび太がオナニーしたり、ルフィーがセックスしたりしてたら苦情がゴマンと届くだろう。そういう自然な良識の働きを無視して、なんでもかんでも規制してしまうのは、阿呆な大人のすることだ。自分の良識に自信がない連中が言葉を荒げているに過ぎない。そもそも、ほんのごく一部の例外を除いて、誰だってセックスくらいする。みんながやっていることを、規制でしか教育できないのなら、それは子どもに「挨拶」すら教育できないのと同じことなのだ。(2010/03/17)


【生ハムきゅうり】
 僕は「生ハムメロン」という食べ物に、もうひとつな印象を受けている。そもそも、メロンを普通に切ったその上に、生ハムをペロンと載せただけで、何の工夫もないし、別々に食べた方が美味しいと思うのだ。柳沢きみお画伯の漫画「大市民シリーズ」に、「焼きハムパイナップル」というのがあって、それは工夫がされているなと思うが、どうして生ハムにメロンなのかがわからない。
 ところで、我が家には生ハムをトッピングしたサラダというメニューがあるのだが、思いついて、スライスしたきゅうりに生ハムを巻いて食べてみた。これが思いのほかに美味い。なるほど、生ハムは塩気が強く水分が少なくネットリしているが、対してきゅうりは水分が多く、ドレッシングも塩も無しの状態であれば、生ハムと非常に相性がいいのもうなづける。みなさんも、おためしあれ。(2010/03/16)


【値切らないで、安く買う】
 海外旅行中の「値段交渉」が前提の買物などなら別だが、基本的に僕は特に国内では値切らない。普段からギリギリの採算点を見極めて値決めをしているのに、それを理解せず値切ってくるような人は客になって欲しくないし、値段が納得できないなら他所へ行けばいいのだ。
 ところで、いつまでも冬用のジャンパーやコートというわけにもいかないから、早春用のジャケットが欲しくなって、紳士服の「青山」を訪ねた。値ごろなジャケットは春から初夏用で生地が薄く、もう少ししっかりしたものはと訊ねて案内されたのが、2万円ほどのもの。う〜ん。ちょっと手が出ないなと悩んでいると、「50%オフ」の札が目についた。もう季節外れ扱いで安売りなのだ。
 これでまず、半額。しかし僕は、さらに3000円の割引券(DMで送ってきた)を持っている。さらにさきほどチケット屋で、全国共通百貨店のギフト券3000円分を換金してきた。都合、現金の出費は、さて、いくらでしょう? 安い買い物ができた!(2010/03/15)


【ラ・スィート神戸】
 優待価格で泊まれる機会に恵まれたので、行ってきた。神戸、中突堤の付け根に建つ、全室スィートの豪華ホテルである。なにぶん、2人で1泊したら5万円ほども取ろうかというホテルである。2食付きなら10万円は覚悟せねばならない。女性向けにはエステとかそんなんもあって、万冊に羽が生えて飛んで行くようなバブリーなホテルだ。
 であるからして、部屋の豪華さやインテリア、アメニティーなんかもまるで別世界なのだけれど、こんなものは、実はお金をかければ出来ることだし、逆に言えば、いくらお金がかかっていても、使わなければ客にとってはただの無駄である。だから、「お金をかけてますから、料金も高いんですよ」では、客は納得しない。
 しかし、このホテルなら納得だ。何が違うかというと、スタッフの配置とスタッフの動きなのだ。サービスとホスピタリティーってやつだ。なお、宿泊と朝食は優待価格だったが、夕食は別なので、モザイクに夕食は食べに行ってきた。朝食はホテルで食べたが、肩が凝ったので、まあ外食で正解だったろうな。(2010/03/14)


【みたび、チェリー亭】
 根性、純情、こってり営業中、男のラーメン「チェリー亭」について、3度目。なんだか店主がラーメン一筋で童貞っぽくてヤダなあと書いたが、恐いもの見たさで行ってきた。結論から言うと、逆で、客に「童貞男」を想定していたのである。
 普通盛で太麺ガッツリ200g。こってり背油。ようするに、男子中高生を狙った店だったのだ。店主は童貞どころか、めっちゃ可愛くて綺麗なお姉ちゃんがいて、たぶん奥さんなんだろうな。店主と思われる人も、シュっとした男前であった。
 肝心のラーメンは、醤油味。僕は醤油味ラーメンでロクなのに出会ったことがないし、たいてい吐き気がするんだけど、ここのは違う。スープがギトギトしてるのに、味わいスッキリでコクがある。ラーメンにモヤシを入れるのは、太さで麺が負けるから嫌いなんだけど、ここのは太いから大丈夫。オッケーなお店でした。(2010/03/13)


【民主党にまたガッカリ】
 高速道路の料金制度が改革されないことになった。割引や無料化のための資金で、高速道路をまだ作るんだってさ。んなもん、もういらねー。必要なのは、高規格バイパスだ。どういう道かというと、大阪の新御堂筋にさらに工夫を凝らしたものだ。新御堂筋は良い道だが、残念ながらまだまだ改良の余地があるし、欠陥もある。
 一般のバイパスでは、ダメだ。せっかく2車線以上の良い道を作っても、すぐ沿線にショップが立ち並び、左折車がスピードを落とすから、スイスイ走れない。土休日など駐車場からはみ出して、道路上にまで列が伸びて迷惑この上ない。右側車線は、右折車が多すぎて右折レーンからはみ出した車が、やはり流れを止める。全てサンデードライバーだ。こういった車が目的地とするショップのために、歩いて行ける範囲の商店の商売が成り立たず、どんどん閉店していく。だから、余計に車で道は混雑する。悪循環なのである。
 だから、必要なのは、高規格バイパス。最初から無料で建設された高速道路と言えないこともない。何回かにわけて、高規格バイパス構想を語りたいと思う。(2010/03/12)


【追いつかない】
 一冊ずつ感想なりなんなり書いていたら、追いつかなくなってきた。そこで、一気にリストを掲載しておく。
 サマーウォーズ(杉基イクラ)2巻、新・鉄子の旅(ほあしかのこ)1巻、マイガール(佐原ミズ)4巻、いぬばか(桜木雪弥)21巻、海街diary(吉田秋生)3巻・陽のあたる坂道、7SEADS(田村由美)17巻、アオバ自転車店(宮尾岳)11巻、、ブラックジョーク(田口雅之)3巻、カレチ(池田邦彦)1巻。(2010/02/11)


【民主党の失策と挽回】
 民主党の現時点における最大の失策は、連立政権を組んだことである。民主党だけでは参議院では過半数にならないとはいえ、衆議院で再決議すりゃあいいんだし、そもそも国会で色々と揉めることこそ2大政党制の良いところだとも言える。
 少なくとも与党としての統一方針が出ずに揉めるよりよっぽどいい。もちろん、与党各党では様々な議論をせねばなるまいが、各自が勝手なことをその場その場で言ったら、支持率もそりゃあ低くなるだろう。そうではなくて、このような議論を経て、こうすることにしましたと発表すれば、「議論もしてる」し、「方向性もきちんと出してる」というアピールになるはずだ。
 現実は、国民新党と社民党に足を引っ張られて、民主党が思い通りの舵取りができていないように僕は思うし、そのために支持率は下落、次の参院選すらもかえって危なくなってるような気がする。まあ、とりあえず第二次事業仕分けをがんばってもらいたい。政府系公益法人の一部にしかメスが入らないという批判もあるが、やらないよりマシだし、全部を適当にやるより、一部だけでもキチンとやって欲しい。ていうか、批判してる連中には「いっぺんに出来るわけないやろ、バカ野郎」と言葉を贈っておこう。(2010/03/10)


【阿呆列車(内田百閨E一條裕子)2巻】
 小学館から出ている漫画で、IKKI掲載作品。ハードケースに入っている。特別扱いの漫画なのである。
 さて、内容だが、実にうらやましいことが書いてある。朝に出て、夕方目的地に着く列車があって、時間的に都合が良いので、その列車には乗りたい。しかし、朝が早いので、そんな時間には出かけたくない。そこで、筆者がとった手段が、前の日の昼頃に別の列車で出発して、適当なところで1泊する。そうすると、本来乗りたかった列車が、昼頃の時間にやってくる。要するに、早起きしたくないから、1泊するという贅沢をやってのけるのだ。
 これくらいの我侭と余裕が生きていくうえでは大切なんだと思う。(2010/03/09)


【美味しんぼ(雁屋哲・花咲アキラ)104巻】
 非常に勉強になった。無駄で無意味……というか、むしろ害悪しかない公共事業。行政と業者の癒着や利権などが全てで、国や国民のことなど置いてけぼり……。これまでは、そんな風に思っていた。しかし、この構図には、もうひとつ悪者がいたのだ。
 それは、行政側に寄った御用聞き学者。漫画に教えられるまでも無く、少し考えればわかりそうなものなのにと、考えが至らなかったことを反省する。何かを行政がなそうというとき、外部に検討会議がもたれることがあるが、そういうところに学者が入る。だが、御用聞き学者が言うことなので、「学者さんが言うことだから」と安易に信用してはいけないのだ。じゃあ、誰を信用したらいいんだろうね。(2010/03/08)


【生物多様性EXPO】
 ふ〜ん、そんなものがあるのかと思ってチラシを見ると、3月20日と21日のたった二日間。グランキューブ大阪かなんだか知らないが、どこでやろうと、テレビ番組放映一発に叶うわけが無いと思う。もちろんイベントは悪くない。けど、それをベースにして、テレビで流さないと、多くの人に伝わらない。結局、会場型イベントは興味のある人しかわざわざ出かけないからだ。
 つまらない娯楽番組をするくらいなら、こういうことをやって欲しいものだと思う。(2010/03/07)


【アタゴオルは猫の森(ますむら・ひろし)15巻】
 ビートルズとキヨシローに捧ぐと帯にあって、なんのことかと思ったら、扉でヒデヨシがキヨシローになっていた。4万人もが参列に訪れたとあとがきに書いてある。そうだろうなあ……。キヨシローはもっと生きたかったに違いない。
 さて、合計4回にわたる長編(というか中篇?)作品は久しぶりだ。相変わらずメチャクチャな世界観がどんどん加わっていくのだが、それがアタゴオルの魅力であり、破天荒なヒデヨシそのものと言える。ギルバルスがヒデヨシに説教されて、謝るところなんかは、ヒデヨシの夢の中とはいえ、違和感を感じた。が、もしかしたらもう2度と見られないシーンかもなと思うと、貴重だ。
 ところで、フーコちゃんは、もう登場しないのかなあ?(2010/03/06)


【ギャンブルフィッシュ(青山広美)15巻】
 ギャンブル世界一選手権の真っ最中。主人公の1回戦の対戦は終了しており、いわば「脇役vs脇役」が、この巻では描かれている。
 脇役であっても対戦のひとつだし、勝者はいずれ主人公と戦うかもしれないのだから、丁寧な描写が必要である。が、主人公ではないのだから、冗長ではいけない。しかも、対戦ごとにギャンブルの種類が変わり、どの試合もほぼ命がけだ。
 これだけの緊迫した数々のギャンブルを考え出し、物語の展開もまさに手に汗握る……。この原作者って、すごいな……。もっと評価されていい作品だと思う。(2010/03/05)


【銀行ってサービス悪い】
 あれやこれやで、15万円ほど支払わないとアカンので、お金を算段して、ようやくパソコン振込をしようと思ったら、「一日の限度額が10万円を超えるからできません」ときたもんだ。そして、10万円以内にするか、上限額を引き上げる手続きをしろ、と。
 15万円振り込みたいのに、10万円以内にしろとは、なんたる捨て台詞。おまけに上限額なんぞ設定したつもりはないし、上限額を引き上げるには「第3暗証」が必要とかで、そんなもん覚えちゃいない。忘れたらカード再発行の手続きをとれ、という。つまり、結論としたら、「どうしようもない」のだ。
 仕方ないから、今日と明日に別けて振り込むしかないのだが、振り込み手数料が2回かかる。銀行は、こうやって儲けているのだ。他人の金を扱って商売してるくせに、なんたる横暴! だが、気に入らないからといって、銀行とお付き合いしないわけにいかないのが今の世の中のシステム。悔しい。(2010/03/04)


【国家支援の差】
 中国や韓国と比べて、オリンピックの日本のメダルの数に差があるのは、国家支援の差である、という記述を読んだ。なるほど、国が資金を拠出し、アスリート達によりよい環境を提供すれば、メダルの数は確かに増えるのかもしれない。関係者の中には「他国に比べて日本のスポーツ環境は劣悪だ」と言う人もいるだろう。
 世界トップレベルのアスリートが「日の丸」を背負って世界の舞台で競い、優秀な成績をおさめるのは、確かに夢があるし、心も沸き立つ。だが、そんなことに金を割く余裕が日本にあるのだろうか? 僕は無いと思う。今日のご飯もなく、明日の仕事も無い。生活保護も申請をなかなか受け付けてもらえない。貧乏人から詐欺のようになけなしの金をむしりとる貧乏商法がまかり通る。そっちを先になんとかすべきだろう。
 トップレベルの選手が大活躍して脚光を浴びれば、国は明るくなるし、スポーツの裾野も広がるだろう。しかし、それだって税金の使い方、教育の方法しだいで、メダルが無くたって国は明るくなるし、スポーツの裾野は広がるはずだ。先進国には国威発揚はもはや不要であり、日本に今必要なのは、底辺の底上げではないだろうか。(2010/03/03)


【絶対可憐チルドレン(椎名高志)20巻】
 椎名高志による久々の長編。「GS美神 極楽大作戦」が全39巻であるから、その半分くらいは続いた、ということになる。
 超能力レベル7(一番強い)の主人公3人のチームが所属する「バベル」には、いくつかの対抗機関が出てくる。「普通の人々」、「パンドラ」、そして「ブラック・ファントム」なのだが、20巻でブラックファントムが大きく作品内世界を揺さぶってくる。「ほう! そう来たか!」という感じ。ストーリーがまた新たに発展・展開していく予感。
「美神」や「ジパング」のように、途中で作品の「核」が変わってきてるよな、という感じはいまのところ、ない。(2010/03/02)


【大警報】
 チリの地震による津波情報……、テレビを観ていると、「津波注意報」「津波警報」、そして「大津波警報」という3種類が出ていた。前に「大津波警報」が出たのは17年前だそうだが、記憶に無い。ふ〜む、そんなものがあったのか……。
 強さの順は、「大津波警報>津波警報>津波注意報」だというのは容易に想像が付くが、「警報」とは普通、「注意報」の次に来るものなので、ならば「大津波注意報」というのがあるのだろうかと、ふと思った。もしあるとしたら、序列はどこに来るのだろうか? 津波警報よりも上なのか、下なのか。よくわからない。まあ、「津波警報」のもうワンランク上という意味なのだろうから、「大津波注意報」なんてないんだろうな。
 しかし、「大雨」には「警報」も「注意報」もある。でも、「雨警報」とか「雨注意報」なんてのは、ない。むう。ややこしい。(2010/03/01)


【息子の嘆き&溜息】
 はあ〜、もう2月も終わりだよ、あっという間だったなあ……。
 息子にそんなことを言われて、親父としてはナンと答えればよいのだろうか? まあ、「そうだね〜」でいいのかもしれないが、まだ成人もしていない男の子が、月日の流れをしみじみと言葉にするなんて、いったいどんな世の中やねん、と思ってしまうよ。全く。そういうオヤジは、最近……ここ数年だろうか、月日の流れにいちいち感慨を抱かなくなってしまった。淡々と過ごしているよ、毎日を。(2010/02/28)


【チーズの時間(山口よしのぶ)4巻】
 全体としてのゆったりとしたストーリーの流れの中で構成される一話完結形式の漫画。チーズの専門店を開きながら世界トップクラスを目指すフランス料理店で、チーズの専門家としても働くレミが主人公。
 人情話の合間に挿入されるチーズの数々の蘊蓄がこの作品の魅力。ちょっとこじつけというか、独特の展開で想いを伝えていく手法や、「そんなにうまく丸く収まるわけねーだろ」なご都合主義で、でも心がちょっと温かくなるラストシーンの迎え方は、僕が昔、オンラインで書いていた「風の予感」という推理もどきの小説に空気感が似ていて、お気に入りなのだ。まあ、作家買いしてるんだけど、発行元の芳文社、ここのコミックスって、なかなか書店に出回ってないんだよね。偶然、見つけてラッキーだったと言うほかない。
「たびてつ」も「ダブル」も「オサムシ教授の事件簿」もみんな好き。おしむらくは、「ラブホ」が古書店で時々しか手に入らず、全巻が揃っていないこと。(2010/02/27)


【キャッツアイ】
 ショッキングだった。宝くじのCM。森三中が、レオタードに身を包んで、キャッツアイ……。いやもう、強烈ですね。はい。何も言うことはありません。(2010/02/26)


【クレイジーケンバンド】
 昨夜、NHKで、クレイジーケンバンドの横山剣を紹介する番組をやっていて、偶然に、観た。“SONGS”という番組だ。「♪俺の話をきけ。5分だけでもいい」という歌(タイガー&ドラゴン)、これは有名だけれど、僕もこの曲しか知らなかった。が、テレビ番組で、メドレーとして次から次へと湧き出してくる曲の全てが、あまりにもご機嫌で、あまりにも肌に合う。クレイジーケンバンドって、こんなグループだったんだ!
 いっぺんにファンになった。こんなに好きだな〜と思ったのは、他には沢田聖子(しょうこ)しか、いない。
 それにしても、さすがNHKだ。人と音楽をこんな風に取り上げて、人の魅力を語りながら、歌もタップリ味合わせてくれる演出。民放のダメさ加減が、また露呈した。視聴率がとれるだけの軽薄な連中をチヤホヤと出演させ、しかしせいぜい1〜2曲、表面をツルリと撫でるだけの番組構成で、音楽のいったい何を楽しめるというのだろう?(2010/02/25)


【酒は辛口、肴は下ネタ(みさき速)2巻】
 連載が始まって2巻にもなるというのに、いまだに夏休みのまま。料理一筋、童貞の主人が、男の安らぎの場として、良い酒と旨い肴を出すことを旨として経営する「女人禁制」の居酒屋なのだが……、エロにとことん毒された小6の妹が、夏休みをいいことにやってきて、住み込んでしまい……。
 まあ、そういう設定だから、いつまでたっても夏休みなのだけれども、基本、一話完結の僕好みの構成。しかも料理漫画ではなく、下ネタのギャグマンガなので、料理がメインでクローズアップされて延々その薀蓄で紙面を使うなどということはなく、どんどん話が進んでいく。にもかかわらず、「へ〜、こんな料理があるんか!」というのがジャンジャン出てくるのだ。美味しんぼで単行本1冊かけて「カレーライス」を扱うのとは、大きな差だよね。その潔さがまた心地よいのだ。(2010/02/24)


【しつこくエッチ】
 一連のエッチを終えて、ベッドでまったりしているときのお話。モゾモゾと彼女の手が伸びてきて、そして、おチンチンを触ってきたら、アナタなら、どうする?
 一応、「ちょい休憩」とかなんとか、一休みすることを相互に確認しあっていて(つまり、その後にまたやりましょう、ということなのだけれど)、ゴロ寝状態なのだけれど……。
 僕のバカ息子は、僕的にはまだ「休憩中」なのに、勝手に反応してしまって……。すぐに延長戦が始まるのであった。(2010/02/23)


【缶コーヒーファン倶楽部】
 コーヒーメーカーがあっても、あるいはインスタントコーヒーが用意されていても、ついつい缶コーヒーに手が出てしまう。
 別にコーヒーをいれるのが面倒とか、そういうことではないのだけれど、ムショウに缶コーヒーが飲みたくなるのだ。実は職場の仲間にも同じような人がいる。訊いてみると、やっぱりそうなのだ。クセになる何かがあるのかもしれないね。(2010/02/22)


【眉毛の散髪】
 村山元首相の眉毛をご記憶の方はおられるだろうか? 散髪屋さんに行ったら、顔剃りで眉毛の形を整えるということはしても、眉毛そのものをカットすることは、これまで無かった。眉毛は通常、必要以上に伸びないのだそうで、それが村山さんみたいにボーボーになるのは、年とともに、眉毛の適切な長さを身体が判断できなくなるからなのだそうだ。
 そして、あるときふと、自分の眉毛が「あれ? 伸びてるやん」と気づき、ショックを受けた。適当に切っていたが、とうとう散髪屋で、長い眉毛をカットしておきましょうか、と言われてしまった。確実に年齢を重ねているボク。でも、齢相応の貫禄がないのは、なぜ?(2010/02/21)


【カレーショップの不思議】
 追加料金いくらで、辛さを増加させることができますよ、とメニューに書いてある店があるけれど、そういう店で同時に、辛さがどんどん増して行く香辛料のフリカケを卓上に置いてある店がある。ならば、お金を払って辛くしてもらわなくても、そのフリカケをじゃんじゃんかければ、いくらでも辛くなるはずである。
 同じ辛くするのに、有料か無料かとなれば、無料の卓上ふりかけをかけるだろう。どうして両方の方式が並存しているのか、私にはわからない。(2010/02/20)


【射精のあと】
 人によるのだろうけれど、僕の場合も射精の直後に先っぽを愛撫されると、くすぐったくて逃げ出したくなってしまう。そして、同様の話を時々、聞く。
 ところが、そんなことはお構いなしで、続けざまに激しいフェラをされてしまいました。くすぐったさによる微弱な苦痛が間断なく襲ってきて、逃げないでいたらどうなるだろうと耐えていると、これが同時にものすごい快感! 体験したことのない感覚に脳みそが痺れてぶっとんでしまいそうになりました。この年齢でこんな新しい体験をしてしまうとは……。(2010/02/19)


【性同一性障害】
 この障害に対して、小学生が在学途中に性転換を認められたという記事を読んだ。それはともかく、この「性同一性障害」って、なんだ? まったく意味がわからなん。要は、肉体の「性」に対して本人が違和感や不快感を抱き、同一でないと感じることなのだと思うけれども、それなら「性非同一障害」じゃないのか?
 このような言い換えに対する憤りが私にはどうしても、ある。人権への配慮とかで色々な言い換えが発生しているが、それでかえって、物事の本質から遠ざかっているんだよな。差別は偏見は、言葉で発生するんじゃない。人の心におこるものなのだ。(2010/02/18)


【痴漢の冤罪】
 やってもいない痴漢で、女性に騒がれたらどうすべきか? 飲み会のときに、こんなクイズ(?)を出された。実は、この回答を僕は知っている。そういう話が「ミナミの帝王」という漫画にあったのだ。
「とりあわずに、『俺はやってない』と主張して、その場を立ち去る」と返事をすると、「正解! 逃げるしかない」と言われた。マンガによると、駅員に通報されて事務所に連れて行かれたりしようものなら、その時点で「私人による現行犯逮捕」が成立しているのだそうだ。恐い世の中だねえ。言っておくが、おいらはそれほど女に飢えてないし、自分に対して喜んで股を開いてくれる女とシテこそ楽しいと思っている。(2010/02/15)


【再逮捕】
 テレビのニュースなどで、「○○の疑いで再逮捕」などという報道を聞くけど、用語としておかしいんじゃないの? と、ふと思った。たとえば、強盗で捕まって、取り調べをしているうちに、殺人容疑が固まって再逮捕とかって言うじゃない。でも、これって、「追逮捕」じゃないのかな、って。
 再逮捕っていうのは、昔、詐欺で捕まって、服役を終えて、その後また犯罪を犯した、っていうイメージを抱くんだよね。まあ、どうでもいいことではあるんだけど、捕まってる最中に新たな容疑で逮捕されるのは、「追逮捕」だと思うなあ。(2010/02/16)


【洋食屋】
 街の洋食屋さんに、久しぶりに入った。カウンター越しに狭い厨房が見え、マスターが1人で調理をしている。オムライスだの、ハンバーグ定食だのを、注文を受けるたびに調理する。
 ファミレスや回転寿司などのようなチェーン店ではなく、また店を大きくしようなどという野望もおそらくないのだろう、マスターはその小さな店を守るために、黙々と仕事をしているという感じなのだった。それが何とも言えず、良い感じなのである。店の隅々までマスターの目が行き届く規模だからだろう。自分もそういう仕事をしてみたい。人に使われるのも、人を使うのも、疲れる。(2010/02/15)


【日本一の交差点】
 ひとつの交差点に集中する道路の数の、最大規模とはどれくらいなんだろうか? 僕の知る限りでは七叉路。大阪府河内長野市にある。
 しかし、日本中を探したら、もっと凄い交差点があるのではないかと思ったりするのだ。そして、そういう所では、信号機なんかはどんな風になっているのかなとか、色々考えてしまう。11叉路とかどこかにあったら面白いのだが。(2010/02/14)


【ガソリンスタンド閉店の瞬間】
 初めて、見た。店員が車列の切れ目に店を出る車を誘導したと思った途端、店の証明が一斉に落ちた。時計を見ると、午後7時を過ぎたところだ。24時間営業のセルフスタンドが増える中、こういう見せも珍しい。
 きっと、「閉店時間も回ったし、このお客が帰ったら、すかさず消灯・閉店して、新しい客が来ないように(来たら、閉店できなくなってしまう)」という態度がアリアリ。まあ、気持ちはわからんではないが……。ま、必死になって1件でも多くの売上をとアクセクするより、「時間が来たから閉店します」の方が、健全でいいかな?(2010/02/13)


【チェリー亭 再び】
 以前、「根性 純情 男ラーメン チェリー亭」というラーメン屋の看板を紹介した。「根性 純情 男ラーメン」は、その道一筋という感じがしてとても良いが、そこに「チェリー」とくれば、汗臭くて女に縁がない童貞男を連想させるので、店名としてはどうなんだろう、というようなことを書いた。
 先日、その看板を見ると、看板の下に「こってり営業中」と書いた短い垂れ幕まで確認してしまった。うわ〜、さらにこってり営業中なのか……。むう〜。行ってみたい様な、怖いような……。(2010/02/12)


【ちっこいシュークリーム】
 標準的なサイズの60%くらいの大きさしかないのだけれど、100円と安く、美味しい。行列ができていたんだって。なるほど、小さければ、いろいろな種類が食べられるし、結果、たくさん買うので、客単価も大きくなるかもね。
 そういえば、昔、1/3くらいのサイズの丼の専門店があった。女性でも2個は食べられ、男性なら3個は固い。いろんな種類が味わえるから、いいなあと思ったことがある。残念ながら、開店チラシを見ただけで、行く機会がないままに潰れてしまった。まあ、「いいかも」と思った自分ですら行かなかったんだから、それが潰れた原因なんだろうなあ。(2010/02/11)


【ジャンクメール】
 タイトルからして英語で送ってくる、相手も見定めていないメールなんぞ、即効ポイだけど、日本語のジャンクメールで、「本当にこれでひっかかるヤツがいるの?」と思う信じられないようなものがある。それが、逆援助交際。男に飢えているので、エッチしてくれたら、謝礼を払います、というやつだ。
 そこからどういう過程を経て出会い系サイトだかなんだかに引っ張り込んでポイントを買わせようとしてるのか不明なのだけど、謝礼金が1万2万ならともかく、何十万、何百万となっているのよね。これでは、引っかかるヤツも引っかからないと思うが……。(2010/02/10)


【くすぶり症候群】
 燃え尽き症候群、なんてのを聞くけど、さすがに俺はまだ燃え尽きてはいないよな、と思う。でも、燃え盛ってもいない。今の職場は、その規模や人員構成、そして自分の立場など、やむを得ないとはいえ、突っ走ることができない。やりたいことは色々あるんだけどね。
 そのくせ、周囲が突っ走るのを抑えなくてはいけないし、でも、モチベーションが下がるようなこともできない。好き勝手なことを言って、僕が環境を整えてくれるのを待とうとしている。誰が人様のためにそんなことするかよ。自分でやれ! 邪魔はしないし、自ら動くんなら、環境なんていくらでも整えてやる。
 まあ、そんなわけで、くすぶっています。くすぶっている状態というのは、楽といえば楽だけど、つまんねえ。だから、精神的に疲れる。(2010/02/09)


【デッドマンワンダーランド7巻(片岡人生・近藤一馬)】
 日本初の民間刑務所、そこでは恐るべき人体実験が行われていた。これに抵抗するため、看守達と囚人が手を組み、レジスタンスが始まる……。
 びっくりした。まさか、こんな展開が用意されていたとは……。(2010/02/08)


【顔面騎乗位】
 顔面騎乗位って何だ? と思ったら、仰向けになった男性の顔の上に女性が腰を降ろして、アソコを舐めてもらうワザだったんですね。そうか、そんな名前がついていたのか。いっつも「顔の上に女の子が跨るやる」って呼んでいた。
 一方的に男(僕)が舐めてもいいし、シックスナインでもいいんだけれど、「恥ずかしい!」って、これをしてくれる女の子が少ないんですよね。性器結合して快感を貪り合っているのに、今さら恥ずかしいもなんだかな〜とは思うものの、恥ずかしいものは仕方ない。けど、その恥ずかしいことをするのがいいんじゃない。愛液が垂れて顔に落ちるのもいいし、さあ、みなさん御一緒に。(2010/02/07)


【ハプニングバー】
 ハプニングバーに警察が乗り込み、客が「公然わいせつ」で、店員が「公然わいせつ幇助」で逮捕された。なんで? こんなんじゃ、安心して性を楽しむこともできない。スワッピングや乱交パーティーはおそらく限られた人間で行うから、人前でエッチしてても「公然」ではないのだろうが、そういう意味では「ハプニングバー」も、それと知ってて店に入るんだから、構わないんじゃないの? 性癖まで官憲が取り締まるって、違うような気がする。交差点の真ん中でセックスしてるんじゃないんだからさ。
 いずれにしても、エッチを楽しんでいたら突然、逮捕。これがホントのハプニングバーってか?(2010/02/06)


【昔の交通標語】
 最近はとんと見かけなくなったけれど、「スピードか、死か」というのがあった。道路とかによく掲示されてたんだよね。「死」という文字にインパクトがあって、一瞬はドキリとするんだけど、よく考えると、おかしいんだよ。
「スピード」か「死」かと、問われれば、スピードに決まってる。最近、見かけなくなったのは、誰かがそのことに気づいたんだろうけれど、設置する前にどうして気がつかなかったんだろうね。正しくは、「スピードか命か」だよね。(2010/02/05)


【放し飼い】
 僕たち夫婦のことを、第三者に話したりすることがあるのだけれど、その反応とかによると、どうやらお互いに「放し飼い」状態らしい。
 都合がよく、心地よい関係って、自然とできていくのかな? 特に、努力みたいなことを、したつもりは、ない。どこまで制限して、どこから解放するか。その位置によって、関係性って決まるのかもしれないね。(2010/02/04)


【無茶な公約と公約違反(4)高速道路無料化】
 一部地方路線のみの無料化ですか……。そんなの、いったいどれだけの国民が期待していたのでしょう? 社会実験と位置づけ、徐々に範囲を拡大するとのことのようですが、最終的に都市部や大幹線は渋滞を理由に無料化されない可能性が高くなってきたわけです。つまり、恩恵を受ける地域の住民や利用者は絶対的に少数で、恩恵を受けない人の方が大多数になるわけです。
 経営努力でそうするならともかく、財源は税金ですから、そんな不公平なことでいいんですか? 渋滞状況や公共交通機関への影響を見ながら、全ての高速道路で徐々に値下げしていく方が、絶対的にありがたいんですけどね。一般道の渋滞緩和や環境への影響を言うのなら、まずは商用大型車を普通車なみにしてもらいたいですね。流通経費が安くなれば、庶民の財布にも優しくなるしね。
 もっと色々と考えてくださいよ、国民を代表するリーダーの皆さん。お願いですから、頭をちゃんと使ってください。無料化にまわす道路用財源を、参議院選挙を睨んで、「高速道建設」にまわすとか、そんなことにばかり頭を使ってないでさ。(2010/02/03)


【エッチ】
 してきました。早めに挿入して、それから本格的にキスや愛撫をハメながらする派の僕ですが、とあるアドバイスを拝見して、念入りに前戯し、まずイってもらってからの挿入にやり方をしてみました。
 イったあとの状態は人それぞれで、まるで男の射精のように急激に冷めてどんどん乾いていく女性もいるのですが、この方はイってからの方が締まりが良くなるから、そうして欲しいと普段から言われてました。
 そしたら、……スゴイ。指一本でも、ギュっと締め付けてくる。そんなだから、肝心のモノは、挿入にも抵抗があり最初は力強く押し返されるような感じだが、挿れてしまえば、その後は……まあ、なんということでしょう。素晴らしい締まり具合です。前戯も念入りなので、こちらも相当愛撫されていることもあり、1時間程度で射精に導かれてしまいました。(2010/02/02)


【ラパンって、優秀な車やね】
 キューブが車検で、代車を用意してもらったら、僕の趣味を車屋さんが理解していたのか、それとも偶然か、「ラパン」が回ってきた。形状だけを見ると、軽自動車版キューブとでもいうべき、四角い車体である。実は、この車も気になってたんだよね。
 さて、乗車。キューブにあってラパンにないものもあるが、普通車から軽自動車にランクダウンだから、それは仕方ない。だが、キューブになくてラパンにあるもの、これについては、ラパンを褒め、キューブを糾弾せねばなるまい。まず、エアコン吹き出し口。ラパンのそれは、完全に閉鎖できる。夏はいいけど、冬はドリンクホルダの吹き出し口から温風があたって、生暖かくなるんだよね。これがイヤだったがラパンはこれを解決できる。
 そして、運転手の左足の逃げ場。キューブは運転席と助手席の間が完全に閉鎖されていて、左足を前に伸ばしてリラックスさせたとき、左側に壁があって、邪魔なのよね。ラパンは空間があって、そこへ足先を突っ込める。長時間同じ姿勢というのを幾分かでも回避でき、ラクなのだ。特許や実用新案などでどこまで抑えられているかは知らんが、どうして他社他車種を研究して、いいものをどんどん取り入れていかないんだろう?(2010/02/01)


【ウォームビズ】
 行政の話題をお届けする、というラジオ番組が毎週日曜日の朝にあるんだけど、今朝のテーマがウォームビズをはじめとする「ウォームシェア」。そして、目標暖房温度が、20℃だというのだ。普通、そんなに暖房、効かすかなあ? 家庭用エアコンの表示温度を20℃を超えて設定することはあるだろうけど、そこまで温度、高くならないし。業務用エアコンを使って、執務室が20℃を超えたら、めっちゃ暑くて不快やと思う。
 同じくクールビズの28℃も不快だ。28℃を目標に設定したら、絶対28℃まで下がらんしな。それにしても、ウォームシェア。温かい飲み物を飲んで、身体を内側から温めて、暖房を節約って、暖かい飲み物を作るのに、エネルギー使うやろ?(2010/01/31)


【新幹線、立ち往生】
 3時間半、止まったらしい。架線の事故だから、電気供給も当然ストップ。いやあ、冬で良かったね。窓が開かず、エアコンも効かず、換気扇すらまわってない……。これが夏だったら、僕は完全に倒れてるな。(2010/01/30)


【新ホームページ】
 新しいホームページをブログ形式で提供されているテンプレートを使って作り始めた。さて、成功するか、しないか。今のところ、一日に5〜6名の訪問しかないが……。(2010/01/29)


【関西の悪習】
 僕は関西生まれの関西育ち。特定の府県を言わないのは移動しているからなのだけど、関西大好き人間なのだ。とはいえ、ここは好き、ここはちょっと……というのはあるけれど、そんな生易しいものではなく、「関西のこの悪習は許せない」というのがある。
 それは、節分の「巻きずし丸かぶり」である。あんなもの、丸かぶりしたって、食べにくいだけで、いったい何が美味しいのだ? その風習に両親が従った時、自分もひとくち食べて、「ウエッ」っとなった。そして、母親に切ってもらうよう頼んだのだ。
 当時はありふれた具材のノーマルな巻きずしだったが、今では豪華な太巻きが主流。ますます食べにくいじゃないか。どうしてもやりたければ、あんなものカッパ巻きでよろしい。(2010/01/28)


【ちょっと……な、ラーメン屋】
 ラーメン屋の看板を見つけた。別に誹謗中傷する気はないし、営業妨害する気もない。しかし、「根性 純情 男ラーメン」とまず煽り文句があって、ここまではいい。ラーメン一筋の純情男が、根性入れて旨いラーメンを作ってます、という感じかと思う。しかし、店の名前が……。
 なにしろ、「チェリー亭」である。「チェリー」に「根性 純情 男」と来たら、連想するのは、汗臭くて女に縁がない童貞男ではないか。そりゃあ、さっきまで女性を愛撫してた指で調理して欲しいとも思わないが、このネーミングセンス、みなさんはいかに評価されるか?(2010/01/27)


【あ〜ん、ソコじゃなくて、ココ】
 エッチな話ではなく、道路工事のことである。道路の下に埋設している管の工事なら仕方ないが、「補修する必要、ないんじゃない?」というのがよくある。最近、酷いのは、白線や黄色線ではなく、車線幅を示すそういうラインの内側に、短い白の破線の増設が増えていることである。注意喚起を目的としているのだろうが、見た目、車線幅が極端に狭くなるし、白破線に乗り上げた時は乗り心地が悪いし、雨天時にはスリップしやすくなって、特に2輪車には危険である。そんな改悪工事のために、道路規制されて渋滞って、認められないなあ。
 一方で、ほとんど消えかけている白ラインがあちこちにある。交差点でレーンが交錯しているときなど、大切な走行場所の目安になるのに、放置されている。道路行政、どこか、おかしくないかい?(2010/01/26)


【それが商売?】
 ペットショップへ行ってきた。必要なのは、金魚の水槽のフィルターなのだが、金魚とか小鳥とか爬虫類とかげっ歯類関係は2階で、1階はもっぱら犬猫関係である。
 特にワンコは、いつも2〜3匹外に出ている。たぶん、在庫の中でもとりわけ人懐っこいのが選ばれているんだろうけれど、いやあ、なつくこと、なつくこと。カワイイ!
 買いもしないのに、ワンコとさんざん遊んで、1000円足らずのフィルターを一袋買って、店を出る。申し訳ないような気もするが、こういう客を好きなようにさせておいたら、きっと将来のワンちゃん購入につながるだろうから、そうしているんだろうなあ。(2010/01/25)


【騙された】
 滅多に通らない道は、信号とかの連動とかも覚えていないんだけど、先日、騙された。カーブの手前に「予告信号」というのがあって、黄色から赤にかわりつつあったんだよね。カーブを終えた途端に「赤信号」では、急ブレーキを踏まなくちゃならないし、燃料ももったいない。こういうシステムがあちこちで整うといいなあと思いつつ、カーブを終えて、本番の信号が目の前に……。
 青やないか! スピードを落としつつあったけど、再びアクセルを踏んで、加速。ふざけるなよ、と怒り心頭しながら……。予告信号を信じて、スピードを落としながら向かっても「青」って、どんだけサバ読んで予告してるんだよ。こんなことするから、「まだイケる」と、アクセルを開けて、かえって危ないんだよ。
 そういや小学校の頃、「青信号では渡ってはいけません。いつ信号が変わるかもしれないので、いったん赤になって、もう一度青になるまで待ってわたりましょう」と習ったことがあるけど、そんなわけのわからない発想をしているから、こんな予告信号もできちゃうんだろうなあ。(2010/01/24)


【新なにわ金融道6巻(青木雄二プロダクション)】
 6巻もかけて、あの結末かい!? 6巻かけて、複雑に絡み合い、腹の読み合いをして、いったいどないなんねん、どういう結末を迎えるねん、灰原に起死回生のチャンスはやってくんのか? それとも、読者をアっと言わすすごいドンデン返しがあるんか? と期待させ、引っ張るだけ引っぱっといて、ラストたったの34ページ。まるで粗筋を説明するかのような結末に、超ガッカリだ。
 やはりあれば、34ページ(実質22ページやな)ではなくて、もう1冊使うべきやろな。細い細い綱渡りを、読者にハラハラドキドキを与えながら、見事に渡り切りながら、小さな光明、トンネルの出口がどんどん広がっていって、スカっとした気分にさせてくれんとアカンわ。やっぱり、故青木雄二先生ご本人のストーリーテリングには、とても叶わないということやね。(2010/01/23)


【みっともないハイエナ】
 JAL株がとうとう1円だそうで、でも、まだ上場廃止されてないんで、売買が成立してるんですよね。要するに、利ザヤ狙いのデイトレーダーとかが、瀕死の企業にハイエナのように群がっているというわけ。
 いい大人がみっともないねえ。そもそも、株だのFXだの先物だの、錬金術目的で手を出すのは、みっともな話なんですよ。自らは何も生み出さず、他人の土俵、他人のふんどし、力士まで借り物で相撲をとってるわけだからね。援助交際してる女子校生の方が、尊いのではないでしょうか。(2010/02/22)


【ラブホ籠城】
 また、ラブホでエッチしてきました。独身時代はラブホなんてほとんど経験がなかったんだけど、結婚後の方が使う機会が多いです。考えてみれば、高校生や大学生には、おいそれと手が出る値段じゃなかったんですよね。最近では、90分1800円なんてショートタイム設定のあるトコもあって、「ああ、とにかく一発やりたい学生向けなんだ」と妙に納得したりして。
 でも、僕は大人なので、ゆっくりしてきました。エッチして、お風呂に入って、のんびりしながらイチャイチャしてるうちに、またしたくなって、エッチして。さすがにキリがないので、その後はズボンを履いて自制。パートナーちゃんはずっとバスローブでしたけど。それから、お茶のみながら、おしゃべり。全部で6時間コースでした。くつろいでしまったな。(2010/01/21)


【JAL株5円】
 安いなあ。これを51%取得するには、いくらかかるんだろう? 全発行株式数がわからん。どうせ上場廃止で紙屑になるんだろうけれど、51%取得したら、社長になれるよな。いや、別に社長になったからどうこうということでもないし、なりたいわけでもないけし、そもそもお金があっても、売ってもらえんだろうしな。
 だけど、利用者数を回復するために打つ手は、いくらでもあるんだけど、どうして気がつかないんだろう? 訊きにきたら、教えてあげます。もっともそれで、社全体の経営状態がどの程度回復するかは、わからんけどな。やらんより、ましだろ……。素人(客の素人であるJALの幹部・経営陣のこと)が下手な手を打ったら、見当外れのリストラをして、客離れを加速するぞ。(2010/01/20)


【マクド80時間残業過労死】
 これは過労死として遺族補償給付を支給するかどうかの裁判で、結局「支給」とした東京地裁の判決を受けて書いているんだけど、「病気を発症するまでの6ヶ月間、深夜勤務を含む不規則な勤務で、自宅でのパソコン業務を含め、月80時間を超える残業が相当月数あった」とのこと。
 これは、嘘だな、と思った。僕個人の経験を言うと、1年にわたって月130時間を超える残業をしたこともあるし、2ヶ月間だけのことだったけど200時間を超えたこともある。その間の、一番キツイときは、10日間ずっと泊まり込みで、合計睡眠時間は20時間もなかったのだ。
 80時間残業が半年くらいで、普通は死なない。記事によると、「正午から翌朝5時半まで働き、その後、同日正午に出勤し、間もなく倒れた」とのことだが、こんな勤務が常態化してて、「残業80時間」なんて、ありえない。軽く200時間を超える。悲惨な実態は死の裏にまだ隠されているはずだ。(2010/01/19)


【犬CM】
 以前、ヤクルトシーズーのCMで、「シーズー犬が珍しくテレビに出てると思ったら、作り物じゃないか」と叫んだことがあったが、最近はビション・フリーゼやらテリアやら色々出てますね。
 抱き犬の代表格であるビション・フリーゼは、さすがにカワイイ! それはともかく、テリアのCMは笑った。インテリアだかエクステリアだかのCMで、「なるほど、だからテリアなのか!」と。でも、ヤクルトシーズーと同じ発想だよね。なんでシーズーだけ作りモノなんだろう? 芸を仕込みにくいのかな?(2010/01/18)


【布団の上から】
 結局、もう一日、寝込むことになってしまった。しかしまあ、昨日よりかは、少し元気。布団の上に座って、多少はパソコンもいじれたしね。あ〜あ、せっかくの休日なのに。
 でも、エッチなことを考えて、免疫力が増したかどうかは、結局、わからなかった。それでも、勃つことは、勃つんだよなあ。(2010/01/17)


【布団の中から】
 そんなわけで(前日分、参照)、布団の中で過ごす一日。デートの約束もキャンセル。たまに目覚めては、水分補給。そして、仲良くしてくださっている女性からのメールが届いてたりするので、返信。
 エッチなこと(気持ちのいいこと)を考えると免疫力が増すはず(持論)なので、エロ妄想をするが、いつのまにか眠っている。明日は良くなって欲しいな。(2010/01/16)


【下り坂】
 思えば、前日の夜中からおかしかった。やたらと喉が渇いて目が覚める。お茶を飲んでも、た高くて甘いコーヒーを飲んでも、冷たい水を飲んでも、ダメ。夕方くらいからフラフラし始め、帰宅して熱を測ったら、37.7度。喉が痛い。
 僕は扁桃腺が弱く、手術で摘出してるが、完全にとれるものではなく、残った部分が腫れることがあると医者から聞かされていて、それは疲労がたまったり体力が落ちているときになるそうなので、気を付けていたのだが。
 発熱は身体が病気と闘っている証拠。38度にならないなら、解熱剤を使うのは逆効果。治癒を遅らせるので、黙って、寝る。(2010/01/15)


【冬でも大切なこと】
 それは、麦茶である。私には年中、麦茶が必要だ。我が家には当然、常備してある。今もパソコンの傍に、でかいマグカップがあって、麦茶がなみなみと……あ、もう空っぽだ。
 こんなことを書いていると思いだした。以前、勤務してた宿屋では、冬でも自販機には「アイス」を相当数用意していた。私のこだわりなのだが、暖房の効いた館内では、アイス缶コーヒーが飲みたくなることがある。逆に夏でもホットを絶やさなかった。冷房の館内で、朝や深夜などホットコーヒーが飲みたくなる。
 マネージャーが私から次の者に代わって、自販機管理はメーカーに任せっきりになったが、今や街中の自販機でさえ、冬場もわずかながらアイス缶コーヒーがあったりして、私の考えが間違っていなかったことを証明している。さすがに夏にホットはないけどね。というわけで、冬も麦茶だ。(2010/01/14)


【仁−JIN−2巻・5巻(村上もとか)】
 2巻だけ店頭になかったのだが、見つけたので、5巻と合わせて買った。既に十数巻出ているのを、ちまちまと買い揃えていくその過程が好き。
 さて、5巻の乳癌手術やら、そこに押し掛けてくる連中やら、それを阻止する咲さんの行動やら……。テレビとは微妙な違いがあって、テレビは時間の経過を視聴者が選べない(マンガは読むスピードを読者が決める)という特性を十分に生かした緊迫感のある演出になっていた。ストーリー展開も、変えてると言うほどではないが、テレビ用に構成してある。
 そう、コレなのだ! これが出来る人をスタッフにそろえてこそ、漫画のテレビドラマ化は成功する。同じく成功した例は「め組の大吾」であり、失敗例は「ブラックジャックによろしく」であった。(2010/01/13)


【ヤフー知恵袋】
 ヤフー知恵袋に限らないが、ネット上で閲覧者が質問をし、閲覧者がその回答を投稿するスタイルのものでは、よく「質問する前に、同様のものがないか検索してからにしろ!」という「回答」を、投げ捨てるように書き込んでいるものをよく目にする。
 しかし面白いことに、アダルトカテゴリではそういうのは滅多にない。似たような質問が並んでいても、誰かが回答をつけていたりする。みんな、性知識や性体験について、語るのが好きなんだな〜と理解しているが、はたしてどうだろうか?(2010/01/12)


【カペタ21巻(曽田正人)】
 それほど絵が上手な作家ではないと思う。いや、上手じゃないといっても、プロの漫画家レベルの中での話である。ていうか、マシンにしろ、人物にしろ、非常に魅力的な、読むものを虜にするような画風で、遥かな高みを目指して頑張る人物を描写するには、彼の画風もまたそれにふさわしいもののひとつであろうとは思うし、そういう意味では上手い。
 ただ、残念なことに、カーバトルのシーンでの、マシンの動きがよくわからないのだ。文字で「後続車をブロックした」とか、「インから強引に抜き返した」などと書いてあるからわかるものの、絵からは理解できない。わかりやすい人の絵は、効果線その他の演出を最小限に抑えているにも関わらず、あるいは全くそういうものがないにも関わらず、そして、コマの中の絵そのものは静止しているにも関わらず、鮮やかに動きが蘇る。(2010/12/11)


【コッペリオン6巻(井上智徳)】
 設定は素晴らしく魅惑的なのだが、飽きてきた。物語の進行が急激に遅くなっており、イライラする。近未来の東京で原発のメルトダウンが起こり、東京が死の街になった後の世界が舞台。放射能に耐性を持つ遺伝子改造人間が汚染区域に残された人を救いに行くが、そこにはかつて救助に向かって全滅したことになっていた自衛隊の一部隊が存在しており、メルトダウンした原発を使って死の灰を世界中にばらまくテロ計画が進行中だったのである。
 残された被災民の中に妊婦がいるとか、救助用のヘリがサミット開催中の首相のわがままで回ってこないとか、いろいろややこしいことになってるが、そういう状況から一歩も6巻は進んでいない。連載を長引かせるよりも、主張すべきことをしたら、スカっと終わって欲しいものだ。(2010/01/10)


【雪用タイヤ】
 舞鶴から小浜へ向かう高速道路を走っていると、「雪用タイヤ規制」にひっかかって、途中のインターで降ろされそうになった。係員がいて、スタッドレスであることをチェックし、「証明書」をもらってダッシュボードにおいておくよう指示されて、Uターンして本線上に戻る。チェック要員が2名、Uターンの誘導員が3名。安全確保のためとはいえ、手間がかかってる。これで休日ETC1000円だなんて、申し訳ないと思った。
 ところが、小浜から敦賀まで下道を走り、あらためて乗った北陸自動車道では、電光掲示板で雪用タイヤを指示するだけで、なんの対策も取られていない。入念すぎるチェックはうっとおしいが、何も無いと今度は不安になってくる。はたして、どっちが良いのやら。(2010/01/09)


【絶対可憐チルドレン19巻(椎名高志】
 読み始めて、「あれ? これ、どんな話だっったっけ?」と思った。前巻からの続きなのだが、記憶がないのだ。18巻を改めて読むと、やはり記憶がない。実は18巻は、間違って2度も買っていて、2冊持っているのだが……。
 なるほど、買うだけ買って読んでなかったから、2冊目を買ってしまったんだろうな。漫画があふれかえっているのも問題だ。(2010/01/08)


【おでかけ】
 兵庫県から石川県まで、急遽、おでかけすることになったのだが、その用務が葬儀の参列である。開始時間の関係で、始発列車では間に合わず、さりとて夜行列車ではまだ未明についてしまう。
 そこで、サービスエリアで仮眠を取りながら現地へ向かうことにしたのだが、ちょっとした旅みたいな感じで、心がウキウキ。もともとあっちこっちほっつき歩いてたタチだし、おでかけが好きなんだね。でも、繁華街へとか行こうとは思わないんだよね。旅的な要素がからまないと、ダメみたい。(2010/01/07)


【複雑化する社会】
 現代社会は高度に複雑化してしまって、色々なことがややこしくなってきている。
 今日は車を運転していて、随分小さなダルメシアンに出会った。もしや、「ミニチュアダルメシアン」なる新しい犬種が開発されたのか、と色めき立った自分であったが、車が徐々にその犬とその犬を連れている老人に近づくにつれ、真相が判明した。
 ポメラニアンにダルメシアン柄の服を着せているだけだった。ご丁寧にフード付きだ。ああ、ややこしい。(2010/01/06)


【エッチの余韻】
 余韻といっても、別に頭の中がポワンポワンしてるわけでは、ありませぬ。なんだかわからないけど体調も機嫌も良く、おまけに、息子さんがやたらと元気なのだ。性欲も旺盛。
 どうなっちまったんだろうと思ったが、心当たりはひとつしかない。3日の初エッチだ。シテいるとき以上に、今になって思う。「すんごく充実したエッチだったんだな」と。
 年々、回数は減ってきているけれど、時間は伸びている。当然、触れ合ってる時間も、挿入している時間も長くなるし、色々な体位で色々な挿入具合を味わい、様々な快感に浸るわけだから、そりゃあ充実もするよなあ。つくづく自分はエッチが好きなんだな、と思ったりする。(2010/01/05)


【メールとカキコ】
 年末年始はやはり特別な期間らしく、迷惑メールも若干少なめ。迷惑カキコなんかは激減していました。
 多くのところでは、今日は仕事始め。そろそろ日常に戻ってゆきます。(2010/01/04)


【お説教】
 新年早々、息子と、連れて来た息子の彼女にお説教をしてしまいました。
 まあ、別になんということもないんですが、僕が子供のころは、誰彼となく叱られたものですし、近所には必ず「恐いオッサン」とかいたものですが、最近ではそういう人もいませんし、僕もよその子を叱るだなんてことはありませんが、息子の彼女なら、お小言も言ったりしてしまうもんなんだなあと、感じ入った次第。(2010/01/03)


【おみくじ】
 おみくじは、「吉」でした。元旦の0時30分ごろに、引いたものだけど、実は今日もこれから、別の神社に行きます。そこで、「大吉」狙いで、もう一度チャレンジするか、それとも、下がるとショックだから、やめておくか。さあて、どうしますかね?(2010/01/02)


【謹賀新年】
 あけましておめでとうございます。皆様にとって、今年がこれまでの中でもっともステキな一年になりますように。(2010/01/01)


この続きはこちら