1. 木賊山への道には踏み跡無し。足跡は甲武信小屋の巻き道に    あるのみ。しかし、時間的に見て、甲武信岳に登ることは無理。    まっすぐに進み、木賊山頂上を目指す。 |
2. 14時31分、戸渡尾根分岐に到着。しかし、折角 木賊山のキツ    イ斜面を登ってきたのだからと、頂上を目指すことにする。    ここからは雪の上に踏み跡が多数。14時39分、頂上到着。 |
3. そして、さらに甲武信岳の姿を見ておきたくなり、先に進む。    14時46分、樹林帯の出口に到着。甲武信岳の姿を確認する。    その時、滑ってしまい、カメラが濡れたので手当に手間取る。 |
4. かなり遅くなっている。急いで来た道を戻る。戸渡尾根分岐には    15時5分に到着。太陽が沈んでしまわない内にできるだけ下っ    ておきたいところである。写真は途中の岩場から見えた富士山。 |
5. 樹林帯の中を大急ぎで下る。    やがて樹林帯を抜け、シャクナゲの目立つ斜面の下りとなる。    右を見れば、鶏冠尾根が見える。 |
6. 左方を振り返れば、樹林越しに西破風山の姿が見えた。    苦労した下りは、あの左側の稜線の部分。    時刻は 16時6分、沈みゆく太陽との競争となる。 |
7. 16時9分に近丸新道、徳ちゃん新道の分岐に到着。時間的に    焦っていたが、7分程休んで腹ごしらえをする。    ここからの下山道は、比較的歩きやすい徳ちゃん新道にする。    下り斜面から富士山が見えたが、雲が頂上を覆っている。        岩場を下り、歩きやすくまっすぐな尾根に到達した時には、既に    かなり暗くなってきた。支尾根に入り、さらに下る。        もうすぐ下り終わるという時、足を滑らせてしまい足首を捻る。    幸い歩くことができたし、さらには すぐに平坦地にでることに    なったから良かったものの、一つ間違えば遭難であった。        これは、暗闇となったにも拘わらず、ヘッドランプを取り出すのを    面倒臭がったために起きたこと。大いに反省である。     |
8. 足を引きずりながら、西沢山荘 横の登山口に 17時21分に    到着。ここから西沢渓谷入口まで林道を歩く。    この林道歩きも長い。昨年の皇海山を思い出す。    18時前には西沢渓谷入口に着いたものの、周辺の店は既に    閉まっており、誰もいないようだ。        雁坂みちに出てからは、暫く塩山方面に戻り、途中にあった雁坂    嶺登山口の標識に従って、左折。釣り堀の横を通って、山の方に    入って行く。    そして、立派な登山口の標識の所から山に取り付き、暫く登ると    林道に飛び出した。ここまで来れば、一安心である。    上り勾配の道を歩き、駐車場に着いたのは 18時12分であった。        今日を振り返って見れば、意識の中に、どこか山を舐めていた所    があったに違いない。大いに反省である。 |