レッスンを受けるということは、自分を映す鏡を持つと言うことだと思います。
他人の忠告を受け入れて、自分をより良くすることを学ぶのだと。
おうちでのおけいこでは、毎日少しずつ努力を積み重ねるという大切なことを学びます。
お子様にとってはレッスンより大事かもしれません。
以下は私見ですが 保護者の皆様に手助けしていただきたいことです。
練習のスケジュール
練習はスケジュールを立てて行いましょう。
「練習しなさい」の叱責より、「練習の時間だよ」のお知らせの方が楽しいからです。
最初は1回5分程度で充分です。毎日が良いですが、無理のないペースからでかまいません。
毎日同じ時刻でなくて良いので、この曜日はこの時間とか、このテレビ番組を見たらとか、
お子様と相談して時間割表を作ってください。
決めたスケジュールが守れなければ、原因を考えて計画を立て直します。
カレンダーに「出来たよシール」を貼るだけでも結構意欲が湧くものです。
お子様の方から「もっと吹きたい」と言い出されるまで、気長に参りましょう。
楽譜立ての用意
成長期の身体にとって姿勢はとても大事です。
必ず丁度良い高さに楽譜立てを準備して上げて下さい。
身長もどんどん変わりますから、立てっぱなしにせずチェックしてくださいね。
楽器の組立と片づけ
楽器の組立、片づけは幼稚園児一人では絶対無理です。
必ずお家の方が手伝って上げて下さい。
そして、出来ることから少しずつやらせてあげるようご指導ください。
練習への口だし
これはガマンしてください。用意が出来たら立ち去ります。聞いて頂くのは歓迎です。
フルートの上達で最も重要なのは良い音、好ましくない音を聞き分ける力です。
いちいち回りの観客が善し悪しを批評していては、聞く力が育ちません
とはいえ、気になるのはよく分かります。先生に特に注意するポイントを尋ねられて、
それ以外はガマンされるのはいかがでしょう。
もちろんお子様の方から助言を求めてこられた場合はどうぞ一生懸命教えて上げて下さい。
合奏のできる課題をいただくと無理なく関われます。保護者の方がピアノ伴奏をされれば素晴らしいですが、一緒にカスタネットを叩くだけでも充分楽しいものです。