クラブ活動

    近頃ではクラブ活動にフルートを取り入れる小学校も増えました。
    合奏こそ、音楽をやる上でもっとも楽しいことです。
    意欲も高まりますし、ぜひ参加をおすすめしたいです。
    ただ、問題のある例も経験しましたので記しておきます。
    前向きに対処して、ぜひ、子供達に素晴らしい合奏を経験させて上げたいです。

    U字管への理解について

    クラブ活動の指導者がフルートに詳しいとは限りません。U字管への正しい理解が得られず、
    無理にストレート管を使用させる例や、本人が自分だけ子供用フルートだということを恥ずかしがる例があるようです。クラブ活動と個人では楽器を持ち替えるなど消極的対応が多いようですが、早くもっと広くU字管へのご理解がいただけることを願っています。
    もし、私のサイトや、私がメールを差し上げることがお役に立てる例がありましたら、
    遠慮なくご連絡下さい。

    技術指導力の不足について

    上級生が指導することも多いので、誤った情報もあるようです。間違った指使いで統一されている中で一人だけ正しい指使いで吹き、音程がずれて叱られるという例がありました。
    一人の指導者が、すべての種類の楽器の技術に精通することは難しいですからやむを得ないのですが・・・。これは全国の小中高生合奏クラブ共通の大きな問題だと思います。

    難易度のずれについて

    対外的活動も多いですから、聞き映えのする曲を選ぶことになります。フルートパートは装飾的なメロディを担当することが多い楽器なので、そうした選曲では大変高い音や込み入った楽譜を演奏せねばなりません。難しすぎる課題を無理にこなそうとすると、持ち方や音色に障害が出ることも多いです。個人レッスンでクラブの曲も指導していただくべきでしょう。

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