フルートえらび

    レッスンを始めるには、当然ですがフルートが必要です。7〜12万円程度です。
    身長145cm位までの場合はぜひU字頭部管モデルをご購入ください。
    楽器をU字形に曲げることで体格が小さくても無理なく楽器を持てるように作られています。
    買い換えがもったいないと感じられるかも知れませんが、
    成長期の身体に無理な負担をかけないことが第一だと思います。
    購入される前に先生とよくご相談の上 ぜひ試奏をお試しください。
    子供用フルートには 大別して2種類あります。

    1.幼児用モデル

    身長 約90〜120cm対応
    価格 11万円程度
    概要 軽く、短く、鳴り易く作ってある 一体型なので他の製品と組み替えは出来ない
    長所 体への負担が軽いので 4才程度から使用可能
    短所 一般のフルートより高価
        ストレート管へ切り替えるまでに U字頭部管タイプへの買い替えが必要
    製品例 ◆三響 Child Flute Model 115(幼児用モデル115)

    2.U字型頭部管モデル

    ●U字型頭部管のみのタイプ

    身長 約110〜145cm対応
    価格 7万円程度
    概要 胴体は普通のフルートと同じ物を使用し 頭部管のみU字型となっている
    長所 買い替えは頭部管のみで良い(2万5千円程度)
    短所 身長100cm以下のお子様にはまだ大きい
        お子様の扱いの場合楽器の傷みが速いので
        ストレート管への切り替え頃には 胴管部以下が傷んでいる場合がある
    備考 キイに補助プレートを付けたタイプもある
    製品例 ◆Pearl Prest PF-501EU

    ●ストレート・U字型頭部管セットタイプ

    身長 約110cm〜対応
    価格 7万円程度
    概要 最初からU字頭部管とストレート頭部管がセットになった製品
    長所 買い替えの必要が無く 総合的にもっとも安価
    短所 U字頭部管タイプに同じ
    備考 切り替えまでの期間が短い場合におすすめ
    製品例 ◆YAMAHA YFL-221U

    ●スタンダードフルート+U字型頭部管単品

    身長 約110〜対応
    価格 11万円程度〜(フルート7万円程度〜+U字管4万円程度)
    概要 普通のフルートとU字頭部管を別々に購入して組み合わせる
    長所 グレードの高い楽器と組み合わせることが出来る
    短所 U字頭部管タイプに同じ
    備考 すでに普通のフルートをお持ちの場合には合理的
    製品例 ◆三響 Curved Head Joint(U字型頭部管のみ・ 4万円程度)

    私見ですが お子さまの場合 国産大手メーカーの製品(新品)をおすすめします

  • お子さまの扱いでは故障が多いため 速やかにメンテナンスが受けられることが重要なので 国産大手がよい
  • 最初に手にする楽器の響きはかなり強く意識に残る また楽器の不備か自分の技術の未熟かがお子さまには区別できにくいので 標準品質以上の楽器がのぞましい
  • 中古品はメンテナンス費用がかかるため 入門機種レベルの楽器はあまり安価にならない

フルート以外の横笛を導入にする方法

    フルートは向き不向きのある楽器です いきなり高価な楽器を購入するのが不安でしたら
    比較的安価な他の横笛を持たせてあげて様子を見るという方法もあります。
    代用になる笛の例を挙げておきます。

    ファイフ:小学校のたてぶえを横にしたようなプラスチックの横笛 1000円程度 指使いがフルートとほぼ同じになるように工夫されている

    クリスタルピッコロ:ガラスの筒に穴が開いただけのシンプルな横笛 9000円程度

    サムピー:真ん中に歌口の空いたただの筒 両端を親指で開け閉めして音を作る
    12.95ユーロ 吹き口がフルートとそっくりに作ってあるので鳴らし方は大変近い

他に必要なもの

    指導者の先生のお考えによりますが 譜面台・教則本は必要でしょう
    他に メトロノーム・チューナーがあると良いです。それぞれ2〜3千円から購入できます

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