クラシック漫画の話題作
二ノ宮知子作 講談社KISS連載
音楽やってる人間に変人は多い・・かもしれない。 世間の常識が通らない人が多い・・かもしれない。 我が道を求めすぎて、まわりが見えなくなる・・のかもしれない。 自分も音楽やってる「はしくれ」ではあるが、しかしながら、 そういう方に、そうそうお目にかかれるものではない。 きっとそういう‘変人’は、とても才能がある方だけなんだ。 が、ひょっとして自分が自覚してないだけだろうか。 「アナタの階段降りる音(トタッ トタッ トタッ)って、おもしろいね」 と言われた事がある。 気分がノッてる時にやってますが・・・やっぱおかしいでしょうーか? 最近ヒザを痛めてからあまり出来なくなりましたが、 気が付いたら娘も同じ音をたてていた・・・・・(白目)。 |
一気に大人買い・・・!
‘ゴミ屋敷’の中で超絶技巧のピアノを弾く主人公、‘のだめ’こと野田 恵。 ・・・ヘンな声は出すし、風呂に入らずクサイし、オタクだし、ピアノは技術はスゴイがムチャクチャだし、 およそ少女マンガ・・じゃなかった、レディースコミックの主人公らしくないヒロインの彼女が、 音大の王子様、千秋真一に恋をするという、実に少女マンガらしい物語のはじまり。 ヴァイオリンもピアノもバリバリ、でも指揮者を目指して日々努力する千秋先輩に恋する故に、 自分の世界に安寧し、好きなようにピアノを弾いていたのだめの世界が少しずつ変わってゆく・・。 「のだめカンタービレ」の存在は一年ほど前から知っていたが、手に取って読んでみようと思ったのは 「月刊 教育音楽 5月号」(おもいっきり業界誌です)のインタビュー記事から。 毎回今話題の人にインタビューする「ワタシ×音楽×教室」というコーナーで、‘リアルのだめ’との出会 いからこの作品が生まれる経緯まで、そしてご自身と音楽の関わり(ギョーカイ誌なので、学校時代の 音楽の授業の思い出までアリ)について。 BOOK○FFでいくら探しても無いので忘れ去っていましたが、ネット友達の薦めもあり、本屋さんに平積 みになっているのをためしに1巻買ってみたのは9月に入ってから。で、それから1週間で出版されてい る10巻全部買ってしまいました。 |
フツーの方はあまり見る機会のない雑誌と思いますので・・。
左:9巻の終わり、のだめ実家で千秋のあいさつ(違)の場面の原稿が・・
右:二ノ宮先生の仕事場写真&8巻のブラ1演奏の場面の紹介(さすが教育誌!)
他にも様々なメディアで紹介されていますが、最近では週刊朝日(10/15号)で取り上げられてます。 ・・・この人気にCD業界がほおっておくワケが無く、タワーレコードでは売り場でコミックス全巻売って いたり、昨年には東芝EMIからマンガに登場する8曲を収録したCDも発売されているとか。2千枚限定 で即座に売り切れたそうだが、今ではネットオークションで高額取引されている・・・。 買う気はさらさらありませんが、自分が知らない曲(たとえば、一巻に出てくるモーツアルトの二台の ピアノのためのソナタ K.V.448 とか)は、すんごく気になります。 でも、マンガに出てくる曲すべてデータを調べ上げ、midiまでUPしているサイトもあるんですよねー。 (ひたすら尊敬しますわ〜) コミックスは娘も率先して読みましたが、とっても有り難かった事は、PCで遊んでばかりの娘が、 マンガに出てくる曲に興味を示してくれた事。 ピアノやってるくせに合唱部入ってるくせに、クラッシックにあまり興味が無かったのは、ひとえにオヤの 責任でありますが・・・。時々オーケストラ・アンサンブル金沢の公演などに連れて行くものの、 家で聴きたいなど、口にした事がなかったのです。(オヤが家で聴いていなかったら当然ですわな) それが、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番のCDを聴いたのを手始めに、「コシ・ファン・トゥッテ」を 見に行きたい、とまで言ってくれるように! こうなりゃ、本人が聴いていようとなかろうと、スキあらばマンガに登場した曲をかけよう、と画策して おります。 クラッシック好きな人、今現在音楽に取り組んでいる人、かつて楽器に取り組んだ人、いや、クラッシック に何の興味もなかった人たちまで取り込んで、「のだめカンタービレ」の人気はうなぎのぼり! さ、アナタも読んでみません事? (と、同業者に声をかけたら、ご子息は「のだめカンタービレ」の監修をしていらっしゃる大澤徹訓先生 の教え子なんだとか。物語の舞台、桃が丘音楽大学は、某武○野音大がモデルなんだそうです。) |
イタKISS?ーーいつポケ?ーーガラかめ?ーーのだめ! 〜カップリング考察〜 |
クラッシックを題材にしたマンガと言えば、‘いつもポケットにショパン’、 ダメヒロインにスーパーヒーローの取り合わせと言えば‘イタズラなKISS’といったところでしょうか。 天才少女と、その才能を認め尽くす‘紫のバラの人’の取り合わせといえば‘ガラスの仮面’だし。 「のだめ・・」はマジメ路線とギャグ路線に、変人奇人な音楽家達のマジメなエピソードを交える事でレベルアップ させてます。(そういや、某仏人指揮者は‘ミルヒー’を連想させr・・以下自粛) 似てない・・えらく童顔になってしまった・・ ‘のだめ’には実際のモデルがいらっしゃるそうですが・・・。近頃、秀でた才能を持つのに、整理整頓が 出来な い方が増えているらしい。(某地元医科大で施設管理の仕事をしている義弟が、女医さんで宿舎のお部屋がゴミ 屋敷状態の方がいる・・・と話していたっけ。) 飛び抜けた才能故に(か、紙一重?)、社会人としてのルールがまったく身に付かないのでしょうか。 もっとものだめの場合、お母さんもゴミ屋敷ビルダーなので、生育歴の方が問題なのかもしれません。 もう一つ、彼女が抱えたトラウマ・・・小さい頃受けた厳しすぎるレッスンが原因で、ピアノは好きだけど強制され て練習するのは拒否するようになってしまった。 結果、超絶技巧で楽譜を無視して好きなように弾く‘のだめ’のできあがり。 幼稚園の先生になるのが夢、だけど千秋先輩の側にいたいのだめの成長譚が物語の柱。 が、 あまりに特異な才能&性癖で、主人公のだめの立場でマンガを読んでいける読者はいるのだろうか ・・と思う。(ハッキリキッパリ、私はムリ) 「イタズラなKISS」もダメヒロイン琴子の成長譚であるが、琴子の成長の遅さはカメのごとし。 なぜなら、ヒーローをGETするための彼女の武器は根性と愛嬌だけだったのだから。 読む人によってはかなりイライラさせられるし、又、あまりの琴子の愚鈍さを上の立場から安心して見ている、 なんて読み方もあるかもしれない。 が、夫の手助けをしたくって看護婦(今じゃ看護師)になる決心をする琴子は実にすがすがしい。 作者の絶筆の回で、ようやく自立した姿を見せた琴子はホントにカッコ良かった。 「いつもポケットにショパン」の麻子は、複雑な人間関係の中でいつも悩みながら、実にマジメ路線で 成長していく。(音楽モノとはいえ、根底はスポ根である。) 彼女のひたむきな姿勢はすごいが、いまどきの作品の中では読んでいてしんどいかもしれない。 が、麻子の鍵盤をつかむ大きな手、困難から逃げない姿勢はどうしたって感動するでしょう。 根性も愛嬌もない、音楽へのひたむきな姿勢もないのだめが、ようやく千秋先輩の側のいるための手段を 見いだすまでにコミックスで8巻費やす。(イタKISSは14巻・・・う) コンクールに挑戦するのだめの姿は実にカッコいい。 練習シーンは‘根性路線’とは何か違うし不気味だし、あまりに急激な進化ぶりは白目状態だけど許す。 一度は夢破れて、再び立ち上がる姿もすがすがしかった。 やっぱりマンガの‘ヒロイン’はこうでなくっちゃ!・・・と9巻になってようやく思わせる。 (不覚にも泣いてしまった・・9巻) ヨーロッパ留学編となっても、まだまだフツーの人間生活にはほど遠いのだめである。 (フツーの人間生活はきっと一生自分だけでは出来ない、と断言しよう。彼女はまわりの援助をちゃっかり 受けるという、サバイバル術を身に付けているので・・・爆) ごくごく狭い世界に閉じこもっていた状態から、ようやく回りが,「世界」が見え始めたばかりなのだ。 技術的な問題を(おそらく)克服したその次は、‘音楽性’‘芸術性’という教え込むにはあまりにもやっかいな 問題が待っている。 ここで思い浮かべるのは、バレエマンガの名作「アラベスク」でしょう! 「アラベスク」のように美しくは絶対行かないでしょうが、今後の展開に興味津々です。 寝癖の王子様・・・そういや白目シーンも多いっすねぇ ‘俺様’なヒーロー千秋真一は、「イタKISS」のヒーロー入江直樹に比べれば、ずいぶん人間的である。 「いつポケ」のきしんちゃんみたいな恨みを抱えたお母さんがいるワケでもなく、薄暗い性格なワケでもない。 「ガラかめ」の英介さんみたいな義父はいないが、実に甥っ子思いの叔父さん(アゴは割れている)がいる。 が、彼は小さい頃に遭遇した事故が原因で飛行機に乗れない、翔び立てない音楽家志望だ。 豊かな才能に恵まれながら海外へ留学する事も出来ない千秋は、閉塞感で荒れている時にのだめと出会う。 隣の‘ゴミ屋敷’からの臭いにキレた彼は、イキナリ部屋の掃除をしてしまった。(週刊朝日にここのカット有り) 掃除に飽き足らなく(?)ピアノのレッスンに、‘餌付け’に、のだめのシャンプーまでしてしまう。 いくらのだめの天性を認めているとはいえ、ここまで世話を焼いてしまうヒーローって何なんでしょうね。 のだめに付きまとわれた(‘憑く’なんて表現もありましたが)事は、千秋の一生の不覚のようである。 が、彼はのだめの、ほんの思いつきの行為で運が向き始める。 それは人との出会いであったり、オーケストラを振る機会であったり。 しまいには、飛行機恐怖症まで治してもらったり。 のだめの方は‘幼稚園の先生’を目指しているハズが、千秋の音楽故に人生の方向を180°変えてしまう。 ヒロインはひたすらヒーローにあこがれ、ヒーローは高いところからヒロインに尽くすのかと思えばさにあらず、 二人が‘持ちつ持たれつ’の関係であり、互いをたかめ合う存在である事が面白い。 「いつポケ」はともかく、「イタKISS」や「ガラかめ」では望めない関係だ。 音楽の世界で、いずれは彼らは同等の立場に立つのだろう・・・かな?(期待) ずいぶんのだめに気を許し、‘自分を好きでいるのがアタリマエ’と思っている千秋だが(ここのところ、イタKISS 入江くんの自信過剰に同じ。‘外堀’から埋められているところも。)、いざ‘恋愛’となると、のだめはあまりに陥落 してしまいたくない相手だ。そう簡単にはレディコミ的展開になる事はなかろう。 ・・・でも、そんな展開を何年だって待ってやりましょう。(「ガラかめ」よりは絶対早い気はしますが。) |
おまけ
〜我が家の‘のだめカンタービレ’音源〜
ウチにあったLP,CD動員という安易なコーナー。
そのうち増殖するかも・・・「マタイ受難曲」は別の機会に。
ブラームス交響曲集 サー・エードリアン・ボールド指揮 ロンドン交響楽団(1970〜72録音) LPですよ、LP!コレを聴きたいが為に、プレーヤーの上に乗ってる荷物 を除け、スピーカーのコードを繋ぎ、数年ぶりにLPをかけました(爆)。 がっしりと好きな演奏です。 ブラームス交響曲第1番は8巻でR☆Sオーケストラで千秋が振る 曲です。メロディも素敵、重厚な雰囲気も好き、盛りだくさんなお腹いっ ぱいになる曲ですよね。ブラームスは1番と4番が好き。なぜなら、1番は ブラバンで終曲のテーマを、4番は大学のオケでやったから。1番の4楽 章は泣けます!クラッシックファンでない方も4楽章だけは是非とも!! |
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ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ 「春」作品47(&「クロイツエル」) vn.ヨゼフ・スーク pf.ヤン・パネンカ(1977 録音) 1巻で、のだめは峰のテストのために「春」の伴奏を弾きますが、 風邪で千秋がピンチヒッターに。峰の人生を変えてしまった1曲。 スークはドヴォルザークの子孫に当たる方ですが、学生時代ナマを聴き に行くくらい好きでした。レコードの保存状態が悪く、雑音だらけ・・涙。 ちょいときまじめな「春」かもしれません。「クロイツェル」の方が好みかな。 ウチには他にジノ・フランチェスカで1楽章だけの録音もありました。(よく 探したら出てきた・・ってアンタ)名曲集なもので、テンポが速いのはいい があっさりした演奏・・・。 |
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ベートーベン:交響曲第7番イ長調作品92 ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団(1959 録音) 岩城宏之指揮 オーケストラアンサンブル金沢(2002 ライブ録音)&運命も のだめの機転で千秋が初めてオケで振った曲。あえなく玉砕する も、2年後R☆Sオーケストラできっちりリベンジする。千秋にとって 運命を変える曲だった。 ベト7はとっても好きな曲!リズムがかっこよく、初めての方も楽しんで聴 けると思います。マンガでは3番「英雄」も出てきますが、ウチには残念な がらありません。 ブラームスもこれも、結婚祝いに友達からもらったもの。(20枚ほど買って もらった)その後すぐにCDが出回るようになり、LPは聴かなくなっていきま した。故にこのLPはあまり痛んでない・・・久々に聴いてたまに聴いてあげ ねばとは思ったんですが。でもホコリを払ったりするのがやっぱり面倒で すよね〜。 |
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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35 vn.アイザック・スターン ムスティスラフ・ロストロポービッチ指揮 ナショナル交響楽団(1977 録音) 千秋が指揮者コンクールで決勝で振る曲。大学入学までヴァイオ リンやってた彼にとってとても有利な曲だった模様。 この曲の超絶技巧もいいけど、ねばねば〜っとしたところが好きだぁ〜! 2大巨匠そろい踏みの録音。当時スターン59歳、円熟の極み&元気いっぱ いの演奏。これぞチャイコン!てやつですか。生スターンを金沢市観光会館 で聴いた事アリ。ヴァイオリンが小さかった・・・。 ウチには 他にアルテュール・グリュミオー&ベルナルト・ハイティンクでLP があります。スターンのはおまけに入っている瞑想曲作品42-1「なつかしい 土地の思い出」を聴くために買ったような記憶が・・。 チャイコフスキーと言えば、5巻に千秋がお父さんに「悲愴」をレッスンして もらう回想が入るんですが、ピアノとヴァイオリンで一体「悲愴」のどこをみ てもらったんでしょ?(「悲愴」はカラヤンvsベルリンフィルのLPあり。ピアノ 協奏曲と2枚組。高校時代に兄に買って貰った。) |
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(&第3番) pf.イエフイム・ブロンマン エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1990 録音) 千秋がミルヒーことマエストロ;シュトレーゼマンの指揮のもと、ソリ ストを務める曲。感銘を受けたのだめが4日間ひきこもって練習、 千秋の伴奏で弾く。のだめにとっての運命の曲。 このCDを買ったのは「いつもポケットにショパン」を読んでから。ヒロイン 麻子(高校2年!)が演奏会で弾くのだけど、前にも書きましたが何でこの 曲なんでしょうね。確かに日本人好みの劇的な曲ですけど・・。 ラフマニノフは精神を病んでいて、催眠治療で立ち直ってこの曲を作った そうです。(それ故、この曲は治療した医師に捧げられています。)それに しても、3番の協奏曲は映画「シャイン」(実在のピアニストがこの曲を演奏 後、精神を病む)で話題に上ったし、‘劇的’と言おうか、ロマンをかきたてる と言おうか・・。いつかナマで聴きたいものです。 |
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ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版全曲) ズビン・メータ指揮 pf.ポール・ジェイコブス ニューヨーク・フィルハーモニック(1979 録音) CDの出始めに買ったもの。なんつーか、強弱の差が激しくてひとりお部屋 で聴くにはかなりウルサイので、棚の肥やしになっていたのですが、ひっさ びさに取り出して聴いてみました。テーマは結構かわいかったりしますが始 めっから終わりまで不思議な曲、としか言えませぬ。バレエの方はちらりと TVで見たことあり。 この曲をピアノソロにしたもの「ペトルーシュカからの3楽章」をのだ めがコンクールの本選で弾くわけですが、どんな感じになるんでしょ うね?CDあったら聴いてみたい・・。 のだめは演奏の途中でアタマに別のメロディ(NHKきょうの料理)が浮かん でしまって途中で止まってしまい、1楽章をアドリブでやりすごします。それ って思いっきり山岸涼子の「アラベスク 第1部」を連想させますね〜。 絶望したのだめは長らくフリーズしてしまうのですが、審査員のオクレール 先生に認められ留学の運びとなるわけで、ま、運命の曲とも言えるでしょう。 |
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フランク・ヴァイオリンソナタ イ長調 vn.ジャン=ジャック・カントロフ pf.ジャック・ルヴィエ(1982 録音) レコードジャケットって、きれいですよね・・・。これはゴッホ,上のA・グリュミ オーのチャイコンのはドガの踊り子。シングルCDが消えちゃったのもわかる。 フランクのヴァイオリン・ソナタは、のだめの中では会話程度(峰の試 験曲)しか出てきませんが、とても好きな曲なので。 初めて聴いたのは、確か海野義雄のナマだったのですが、カッコよかった! 終楽章で、ソロストの準備が整わないうちにピアニストが先に出ちゃって、 やり直しになりましたがね。プロでもそんな事アリですか・・と変に感心。 ウチには、チェロ(J・デュプレとバレンボイムの夫婦デュオ)で、フランクとショ パンとブラームスのソナタ・・と言う盛りだくさんのCDもあります。映画「ほんと うのジャクリーヌ・デュプレ」の中に、デビューコンサートで弾くシーンが出てき ますが、エルガーのチェロ協奏曲と並んで得意な曲だったのでしょうね。 |
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そのうち出番があるかもしれないショパンの音源たち・・ やっぱりCDよりLPのジャケットは出張ってますね〜!若き日(19歳!)の ブーニンのLPは、音楽クラブのお子様たちのプレゼントでした。表も裏も 中身まで気恥ずかしくなるほど思いっきりミーハーなジャケットです。1番の 協奏曲とモーツアルトの23番の協奏曲が収録。・・のだめも話が進めばショ パン・コンクール出場、って事にもなるんでしょうかね。 梯 剛之はノクターン(遺作)や英雄ポロネーズなどの名曲集。これは同じ CDを2枚買ってしまった同僚から買い取ったものです。M・ポリーニはソナタ の2番3番(「いつポケ」読後に購入),V・アシュケナージュはバラードとスケ ルツォ集です。 ‘ピアノ名曲小品集’という3枚組CDに、S・フランソワとA・ルビンシュタイン の古〜い録音で‘別れの曲’やら‘雨だれ’やら‘子犬’やら雑多に入った ものが。4巻の特別編「リカちゃんの楽しいバイエル」に出てくる‘幻想 即興曲’は、ルビンシュタインの演奏で。中間部のタメが好きかも。 そういや練習曲集を持っていません。気が付いた時にでも買ってこよう。 のだめがコンクールで弾いたのはエチュードOP.10-4ですが、どんな 曲だったっけか?・・とよそ様のHPのmidiを聴きに行ったワタシ・・・よかった、 知ってた曲だった(ナサケナイ)。一体のだめはいくつの時、この曲を練 習したのでしょう。リカ先生のところに行く前だったら小学校低学年? (あんびりーばぼ〜!) |