ワタシ的にガラスの仮面
21世紀になってもまだまだ終わるどころか再開もされない連載、
なんの因果かとっぷりつかった自分がうらめしい。
お〜い、美内すずえ先生、何とかして〜!!


第一章出会い
私の二つ目の勤務校での事。
「せんせ〜い、このマンガに先生とそっくりの人出とるし、読んでみて。」
見れば私の斜め前の机の同僚の所に、彼の教え子の女の子たちが、紙袋一杯のコミックスを持ってきている。
N先生は身長180以上、体育系(ハンドボールの選手)、明朗快活、加えてハンサム、私とは同じ歳。
「いったいどんなマンガじゃぁ〜?」と、図工の先生と覗いてみたら、それが
「ガラスの仮面」だったのだ。
『先生とそっくりな人』というのは、もちろん、あの
速水真澄の事。
彼氏はついに読まなかったが、代わりに私と図工のM先生と、ヒマを見つけては何十冊もあるコミックスを読破した。

「え〜!美内すずえって、こんなの書いていたの〜?!」
久々のマンガだったせいもあるが、もう夢中で読んでしまった。
続きは!お、これはなつかしの
「花とゆめ」連載か。
そういえば、「花とゆめ」は
「アラベスク」の連載が終わってから全然読んでいなかったっけ。

私は大学受験から就職4年目のこの時まで、ほとんどマンガを読まない生活をしていたのだ。
マジで本の虫。テレビもあまり見なかったし。(だって、下宿にはテレビがなかった・・。)
大学時代に読んだ記憶があるモノと言えば、サークルの部室にころがっていた、
「ブラックジャック(医学生の必読書?)」と、「カムイ伝(法・文系学生の必読書?)」
兄が借りてきた「三国志」くらいしかない。

美内まんがを最後に読んだのは、彼女のオカルト物の中では名作中の名作!
「白い影法師」
ホントに怖かったー。
授業中に回ってきたマンガを机の下にかくして読んだものだったが、その机の下からユーレイがぁぁぁ!!
そのため
「日本一のマンガを探せ!(別冊宝島316)」では、美内すずえは【謎と恐怖】ジャンルに分類されている。
その前に読んでいた「白ゆりの騎士」が、私にとってはいまいちつまらない作品だと思っていたのだが、
なるほど、オカルト物だと思えばそれなり面白いのか。・・・あっ、ファンの皆さん、石投げないでね〜!

少々脱線した。
あれからみごとに私は、再びマンガを読む生活に戻った。
昔親しんだマンガ家達が懐かしくなり、「アラベスク」をそろえてみたり、
手塚治虫を読みたくて「ビックコミック」を買い続けたり・・。
(彼の死で「グリンゴ」が未完に。ショックで買うのやめたけど。)
土曜の勤務終了後は、マンガを立ち読みできる書店でたっぷり時間を過ごしたり。
(もちろん、子供が来ない店、チェックして。)
N先生の教え子たちは、今じゃもう人の親になっている事だろう。
N先生の方は、その年に前任校での同僚と結婚し、他市町村へ転出した。
もうお子さんも高校受験の歳じゃないかと思う。
だけど「ガラスの仮面」は終わらない・・・。

それから10年、いや12年くらいたって現在の勤務校2年目。
同僚達と手持ちのマンガを回し読みをする話が持ち上がる。
「それ、ウチの娘と一緒に読んでたのよー。」と、私より一回り上の同僚から、ガラカメが回ってきた。
(ちなみにウチからは
手塚治虫の「陽だまりの樹」&「ブッタ」合掌。)
「あれ、前に見せてもらった所からたいして進んでないじゃない!」
どうもお話の進行が滞っているらしい。(と言おうか、この時完全に止まっていた)
そういえば、コミックスが発売される時、新聞でガラスの仮面だけのために、どえらくスペースを取って宣伝していたっけ。
このマンガのコミックスの発売って、そんなに重大なのか?!
私が立ち読みしたあたりまで(亜弓さんの目がだいぶ見えなくなってくる所)はまだまだ出そうにない・・・。

現勤務校6年目、あれから1.2度コミックスの発売はあったが、やっぱり連載はストップしたまま・・・(白目)。


                             
第2章出会いその2
あの頃、故多田かおる関連のサイトを行ったり来たりしていた。
パソコンを買って2年ほどは、ネット出来るものの、別にとりわけ見たいサイトがるわけでなく、
PCにさわるのも仕事関連くらいだった。
そんな時、ハマっていた「イタズラなKiss」の作者、多田かおるが急死、作品も未完のままになってしまった。
それでネットに首をつっこむようになった事は、
「イタズラなKiss」ページで述べたとおり。

そんなある日、
てでぃさんの『イタKissADDICTION』のリンクから、『がらかめADDICTION』を見つけた。
そこには、まだコミックスには収録されていない部分のパロディ小説が!
「何、ホテルマリーン?!わたしゃそんな所しらん!!いったいどーなてるんじゃあ〜」
立ち読みでは所々エピソードが抜け落ちていて、丁度一番人気の所を抜かしてしまったようだ。
そして、肝心の連載は、平成四年でストップしたままだと言うこと、
既にコミックスで収録された話と連載されていた話が、違ってきている、なんて事を知る。
そのサイトを読破するや、次はリンクを辿り出す。
丁度夏休みだった事もあり、これでもか、これでもかとたくさんあるサイトを見て回る。
夏休みの終わり、出来たばかりの
ノリアキラさんの『大都芸能薔薇殿下』に行き着く。
見事な小説のサイトだった。
その頃、合唱での友人が突然亡くなり、自分も二度目の流産をし、気持ちも体も最悪の時だった。
読んでいて、パロディ小説なのだけど、作者の真剣に人の生き方や命を描こうとしている姿勢に、
何だかつらかった気持ちにつっかえ棒をしてもらったように感じた。
つまり、ハマってしまった。
なんと、今度は‘同人誌’なるものを買ってしまった。
(同人誌といえば、中学時代の友人が短大時代に作ろうとして、準備号を買わされた記憶が。
・・・準備で終わってしまったらしいけど。)
今では数冊の同人誌が本棚に・・・・・。

それからあちこちの掲示板にカキコをするやら、メールのお友達が出来るやら。
その何ヶ月かの間に、私のPC生活が一変してしまった。
また、ガラカメ関連掲示板に出没する人たちの、なんと文才&創造力にあふれている事か。
その方たちが、またそれぞれにHPを立ち上げ、素敵なサイトが増殖していく。
ぜひぜひ、リンクページに紹介してあるHPに行って来ていただきたい。
特に交流のあったお友達のHPだが、リンクの先にはまた新たなリンクがつながっているのだ。
どっぷりと‘ガラカメ’につかってしまうこと、うけあいである。


そして、何より、自分がHPを作ってしまった事。
ちょうど研修で学校HP作成講座を受講し、「自分もあんな風にHP作れたらなあ」と思っていたのだが、
新聞で80歳のおじいちゃんがホッケーのHPを開設した、という記事を読んで、
やってしまった、清水の舞台から飛び降りてしまった・・。

正直なところ、3分の1は自分の職業訓練。
次の3分の1は、人とのつながりを広く大事に(かなりムズカシイけど)持ちたかった事。
残りの3分の1は、書きたい、見たい、自分の好奇心を満たしたい、
とにかく自分の「やってみたい」を睡眠時間けずってでも大事にしたかった事。
それって、何歳であろうが、忙しいとかヒマだとかは全然関係ないのだ。
(あっ、でも睡眠時間は・・・やっぱダメですわ。^^;)


                            第3章に続く・・・たぶん(^^;)
 
             がらかめADDICTION  http://yokohama.cool.ne.jp/momocha/
                大都芸能薔薇殿下   http://www04.u-page.so-net.ne.jp/sc4/r-sawa/