コロ・フェスタ2004新潟へ行って来ました


コロフェスタ新潟パンフ(万代橋やね) 11/27(土)・28(日)
新潟市民芸術文化会館


2002金沢2003大社

1ヶ月前に起こった新潟中越地震,多くの犠牲者と大きな被害で、開催は到底ムリなのでは・・・
と思っておりました。が、新潟の実行委員会の皆様の、「今だからこそ!」と言う多大な熱意と努力
で予定通り開催の運びとなり、全国の合唱仲間が集いました。
私たちグリーンウッドも、有志5名(横浜から+1)で出かけました。
ムスメは中間試験が目の前と言うのに、親より先に「行く!」と言いやがって〜!
昨年は2泊で半分(以上?)観光がてらでしたが、今年はまるっきり聴いて歌うだけでした。
・・・観光と言っても、新潟市は普段から観光地って感じじゃないんですけどね。
新潟市は金沢と違って都会なんです。
11/28朝、朝食取りにホテルを出たところ、ひとつの交差点にマックとミスドとスタバとケンタが、
ビルのテナント店では無くそれぞれ独立した店舗でありましたものね〜。

金沢から新潟市への交通機関は、開催当時道路以外まだ繋がっていませんでした。
(終わったすぐにJR在来線が復帰・・)
よって自家用車ではるばると。5人が普通自動車、ワタシは後部座席真ん中でツラかった・・。
さすがに北陸自動車道路の中越付近では、車窓から見える家々にはずいぶんブルーシートが。
これを書いている12/22には、本格的に雪が降っているようです。まだまだ大変な状態が続くようで
すが、一刻も早い復旧をお祈りします。

今回はスーパーバイザーの三善 晃先生が体調不良で残念ながら不参加
先生の新曲がなくてそれも残念でしたが、全部の出演団体の演奏が聴けて、みんなで「唱歌の
四季」を歌い、ガブリエリの3重合唱を歌い、お腹いっぱいでした。


新潟市民芸術文化会館・・・歩いているのは私ら  新潟市民芸術文化会館

 石川県立音楽堂より前に出来たのかな?
 900席の劇場に能楽堂,1900席の音楽ホール
 などの複合施設です。ご覧の通りのガラス張
 りで夜は明かりが漏れてとってキレイでした。
 ただ、中心部からのアクセスがいまいち悪い
 かもしれません。
         展望ラウンジから 
 

カフェがあって軽食が取れます。 
大きな窓からは、信濃川が見渡せます。 
なぜかカップルで勉強している中高生達が 
何組か・・・。おまえら一体?!        
中間試験前なのに参加したムスメは、 
一人でこちらで1時間ほどお勉強。 
展望ラウンジから信濃川を眺める



11/27(土)合唱講座(in劇場)
     野本立人先生の発声指導&片山みゆき先生のグレゴリオ聖歌講座etc.

開催時刻からちょいと遅刻で到着、野本先生の発声指導にすべりこみセーフ。
普段から短時間に出来る発声練習ですぐ役立ちそう・・・と言うより、さっそくやってます!
続いての片山先生のグレゴリオ聖歌講座はなかなか面白かったです。
楽譜は見た事があっても、読み方もわからず歌った事無いワタシでしたが、コツを教えていただくと
案外簡単。片山先生の指揮に合わせて即、歌えました。ノドがすっとして(と言うか、そんな発声で
ないと歌えない)、時々取り組めるといいな。
翌日のコンサートでは、「女声アンサンブル碧&きなりね」が片山先生の指揮で2曲グレゴリオ
聖歌を披露しましたが、ホントによかった。こちらのホールにぴったりの曲でした。

合唱クリニックに続いて、明日のクロージングステージの「唱歌の四季」の全体練習。
(指揮 栗山文昭先生 伴奏 浅井道子先生&斎木ユリ先生)
まともに参加するのはオープニングとクロージングだけなので、気合いを入れて・・・
でも、前に歌ったのは10数年前(まだムスメが生まれてなかった・・)。
あの頃はまだ手書き譜をコピーした楽譜だったので、今回はじめて楽譜を購入。
なのになのに、あの頃も違っていた3曲目「もみじ」の歌詞が訂正してないじゃないか?!
まわりはみんなわかっていて歌っていらっしゃるのだが、ひっさびさに歌うワタシは暫し迷子状態。
出版されてからずいぶんたつと思うのだが、いいかげんに直してよ!


そんでもって恒例の交流会(ちょっとだけ)

実行委員長は合唱の他にギターやリコーダーもする  オープニング

 新潟実行委員長の田辺伸五郎さん自ら
 のソプラノリコーダーソロステージ。
 ・・幅の広い方ですねぇ。(体じゃなくて)
来年の開催地から 
 
来年は北海道岩見沢市です。 
「コールアイリス」のみなさん、 
会場みんなで「北の国から」。 
岩見沢のみなさん
るふらんさんのタカラズラ過激団  トリはもちろん・・・

 「るふらん」のタカラズラ過激団。
 これを見ないとコロ・フェスタに来た気が
 しない・・・(オマエはおっかけか?)
 もっと前に陣取りたかったよぅ。
 つくづく思う、芸達者っていいよね。


11/28(日)コンサート(in音楽ホール)

12時のオープニングに始まって、18団体の演奏、クロージングで17時過ぎ!
全部お客さんとして聴いているには、かなりの根性がいります。

午前中にオープニングのG.GabrieliのKyrie(3重合唱)がありました。(指揮 藤井宏樹先生)
この日の朝にようやく楽譜GET、初見で練習参加。(ま、なんとかするさ)


音楽ホール正面  携帯で撮ったボケた写真ですみませんが、
 ホールの雰囲気は十分わかるかと。
 オープニングkyrieの練習風景です。
 客席と舞台の3カ所に分かれて演奏。
 このホールの特徴を生かした選曲でしょう。

 音楽ホールはサントリーホールをちょいと
 小さくした感じ。一人で歌う声もふわっと 
 響いてなかなかの音響です。

こちらは私が参加した第2合唱からの眺め。 
第3にはなぜかアルトが無いので、 
ムスメとSさんは第3へと分かれて参加。 
こんな曲をこんな大勢で歌うのは初めて。 
本番はちゃんとズレずに歌えた模様。 

クロージングの後で見たホールの舞台袖、 
壁には今までこのホールで演奏した 
アーティストのサインがいっぱい。 
時間があったらもっと眺めたかったです。 
・・・いっぱいになったらどうするんだろ? 
音楽ホール


気合いの入った曲ばかりのコンサート、どれがよかったか?と問われても困ります。
ただ、子ども(小・中・高校)の団体の参加が無いのは寂しい。次の岩見沢はどうでしょう?
(ひょっとしてウチのムスメが最年少かい?!)

印象に残ったところをちょいと

合唱団ゆうか  Friede auf Erden 地上の平和(A.シェーンベルク)
                   ・・・すごすぎ、難しすぎ!絶対私ら歌えない!!(おい)
                   無伴奏でここまでの曲を歌えたら・・・ため息。

うつのみやレディースシンガーズ《晶》 
女声合唱とピアノのための 君死にたもうことなかれ(与謝野晶子 作詞 寺嶋陸也 作曲)
   ・・・寺嶋先生の‘おっかけ’としては聞き逃すわけにはいかない。本日の演奏をもって、
   「君死にたもうことなかれ」のタイトルとなった、新しい曲集です。今日の世界情勢を考える
   ために作曲された、と寺嶋先生のメッセージが。胸にせまってくる演奏でした。


女声合唱団木声会 風と薔薇の神話(アメリカインディアンの詩による連作合唱曲)より
       ハイダの子守歌 ペヨーテの神に捧げる歌(金関寿夫 訳詞 吉川和夫 作曲)
                     ・・・不可思議な曲です、はい。でもなんだか残りました。
  本番では聴けなかったのですが、CMCC&kuukaiの内蒙古民謡「牧歌」も、前日の合唱
  クリニックで聴いて、ハーモニーがなんとも魅力的でした。



クロージング、舞台いっぱいに並んで三善先生の「唱歌の四季」を歌う・・・
260名以上の全体合唱とは言え、決して気が抜けないのがコロ・フェスタです。
気持ちよかった・・・・。

さて来年は北海道岩見沢市・・・・なんだかそこまで遠いと1泊で行くのってもったいない。
あ、その前にムスメは受験生じゃないかい!!(なのに行く気でいるバカムスメ・・・)