管理人について


名前など

名前

有沢翔治 (ローマ字表記Shoji Arisawa)

経験

小説、ボイスドラマ脚本、ゲームシナリオ(サウンドノベル、アドベンチャーゲーム)

企画、ディレクター

学歴

愛知淑徳大学 文化創造学部 文化創造学科 表現文化専攻

好奇心が大事

 同人ゲームで社会を変えたい。そう本気で思っています。

 例えばイスラム教徒などへの偏見があとを絶ちません。他人への好奇心が欠如しているんでしょう。

 9.11テロの時、僕はコーランを図書館で借りました。イスラム教が果たしてどんな宗教か、果たして巷間囁かれているような残忍な考えなのか、果たしてキリスト教徒を否定しているのか……。確かめて情報を発信しようという正義感ではなく、ただ純粋に好奇心が湧いたのです。

 次に海外のチャットでイスラム教徒を探して、メール交換を始めました。つたない英語でしたが、意思の疎通はできていたようです。

 僕がイスラム教のことを知りたいと言うと、彼は親切に教えてくれました。今でも彼とはfacebookでつながっています。彼のおかげで僕の偏見は少しだけ薄らぎました。

 異文化を知り、いかに独りよがりな世界に住んでいたかを知りました。ゆっくり自己を見つめてこそ、本当の意味で成長できるのだと思っています。

 しかし今は短期間での成果が強いられるようになってきました。これは世界を歪め、狭め、世界への興味を失わせ、そして差別を助長しています。哲学者のバートランド・ラッセルもこう述べています。「実利的でない研究ができない世の中では、文明の利益を守るには適当でない」と。

 功利主義が行き着く先。それは……。

伝えたいことはあるけれど

 さて上の文章を読んで、どう思いましたか? 大事だとは解るんだけど……、と反発心を覚えませんか? ご高説を垂れている、という皮肉すら聞こえてきそうですが。

 答えは簡単。僕の価値観を押し付けているからです。しかもバートランド・ラッセルの引用で権威づけしながら。衒学的な文章を書いて、わざと鼻に付くようにしましたし。

 中高生の頃、「勉強しなさい」と親から言われて反発しませんでしたか? 親の言い分が正しいと解っていても、勉強を押し付けられると反発してしまうもの。たとえ正論でも関係ありません。

 今振り返ってみれば、親に自分を変えられたくなかったのでしょう。親の言いなりにならないと強がっていました。まぁ、よくある中二病の光景ですね。

 そのころ、評論も書いていたのですが、いかんせん中高生。文章力や論理展開、そして何より僕自身が未熟で、上手く伝えきれませんでした。

「物語」の意味

 あ……、この方法じゃだめなんだ、と書いているうちに気が付きました。ちょうど「勉強しなさい」と連呼して、煙たがらている状態。

 そこで、僕は物語として表そうと思ったのです。例えば先生が面白おかしく勉強の大切さを語っていたらどうでしょうか? 「さぁ、ここで留年、あとがない!」などと講談風に自分の失敗談を交えて……。そうしたらきっと印象は違いますよね。

 人間は本能的に物語を求めているのだと、僕は考えています。誰かの恋愛物語を熱心に聞くのも、誰かの成功談が気になるのも、そしてこれだけアニメが流行るのも……。

 大学生の時、そんな思いを胸に小説を書いていたのですが、ちょうど「ひぐらしのなく頃に」というゲームが流行していました。柳の下のどじょう、ではありませんが、同人ゲームを作れば一人一人の意識を変えられると思ったのです。そして一人一人の意識が変われば、今の社会が変わっていく……。安直ですが、この思いは今でも揺るぎません。

これだけは譲れません!

 作風は正統派な文学に近いと思います。ライトノベルを読んでいると、次のような文章を時々見かけます。

 僕はこういった表現を好みません。どうしてか。厳密に言えば「 」は台詞を示していないからです。引用符です。はぁ? 小説で台詞として使ってるじゃないか、と思うかもしれません。

 しかしこれは発言の引用だからです。例えば「こんにちは」と文章があったとしましょう。この文章は次のように解されます。「こんにちは」と誰かが発言していて、それを引用しているのだ、と。だから台詞に引用符が使えるのです。バートランド・ラッセルの本を引用したときに、僕は「 」を付けましたよね。それと同じです。

 これを踏まえて「ッ!!」「……」を見てみると、僕は非常に違和感があります。引用する言葉がないのに、引用符を使っているわけですから! 同じ会話でも、チャットの場面で使う分には違和感がありません。文字列を引用していますので。

「ハハハハハ」も同じこと。実際に「ハハハハハ」と言っているのならともかく、笑い声が〈語り手〉にそう聞こえているだけですよね。つまり鳥の鳴き声と同じで、擬声語なのです。

 「うん♪」の「♪」は発言していませんし、そもそも日本語の正書法として認められていません。

こんな分野が得意です。

 推理小説、SF、日常の一コマ、幻想小説などが得意です。

 こんなものものを読んでいます。総じて往年の作家が多め。

ごめんなさい、このジャンルは書けません!

 本当にいたらないのですが、このジャンルは苦手です

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