初めての出産
男の子とばかり思っていたケケがなんと2000年年明けに出産、あわてる飼い主をよそに、ちゃくちゃくと卵を産む準備をするケケ・・・さて、どうなりますやら・・・

  • 2000年1月21日、ケケがとうとう卵を産みました。
    12月ぐらいからその兆候はありありで、今から思えば、布の鞄を見たときから、
    ケケはなんだか変でした。
    1歳2ヶ月の冬、寒い中の出産で、飼い主もかなり気を使いました。
    ケケは、若かったせいもあって、無事出産したのですが・・・・
    春まで、出産を待たせることが出来なかった情けない飼い主の、反省入りの
    記録です。


    ケケは、紙切りがとても上手でした。
    生後まもなくから上手に切っていました。
    初めは腰に差すことも出来ませんでしたが、一年ぐらい経つと上手に腰に差せるように なっていました。
    調子のいいときは5本ぐらい腰につけられるのですが、
    飛び立つと落ちてしまいます。
    運良く落とさなかった紙を巣の中で、細かく裂いて巣材にしていました。



    1999年12月ころのケケです。
    一生懸命に紙を切り、腰に差しています。
    これが発情のきっかけでした、
    でも、このころのケケは、男の子ポーズしかしなかったため、
    まさか女の子とは思ってもみませんでした。
    情けない飼い主の最初の失敗でした。
    これ以後、失敗の連続で、ケケの発情は暴走していくことになったのです。


    ケケは私がお財布入れに使っていた鞄を巣にしました。
    12月の中頃だったでしょうか、この布製の鞄が気に入ったらしく、
    初めは出たり入ったりを繰り返していましたが、そのうち中に紙を持ち込むようになり、
    気が付いたときはきれいな巣が出来ていました。
    以前、小桜インコをたくさん飼っていらっしゃる方に、
    紙切りと、腰差しが出来る子は、まず女の子よ、と教えていただいていました。
    しかし、この時点でもケケは男の子のポーズしかしません、
    のんきな私は、ケケが女の子ということについては、まだ半信半疑でした。
    (この写真は、ケケの産卵後とったものです)



    2000年に入ると、ケケのお腹がだんだん大きくなってきました。
    それと同時に、体重がだんだん増えて、
    ずっしり重くなっていました。
    ケケの体重は、52グラムぐらいです。
    それが、15日を過ぎる頃には、58グラムを越え、
    60グラムになっていました。
    あるひ何気なく見たかごの中で、ケケは女の子のポーズを取り、
    固まっていました。
    「やっぱり」、と言う気持ちと、「えっどうしよう!」、という焦りが、
    私の頭の中でぐるぐる回っています。
    そして、この数日後、1月21日、ケケは卵を産みました。



    1月21日
    体重:産卵前60グラム
       産卵後55グラム

   午前10時ごろ産んだようです。

卵を温めている時間より、外で遊んでいる時間の方が長いように感じました。






1月23日

体重:産卵前60グラム
   産卵後55グラム

   午前11時ごろ産んだようです。
 

ケケが卵を温めはじました



1月26日
体重:産卵前60グラム
   産卵後55グラム

明け方産んだようです、この日を境にケケの体調がおかしくなってきました。
抱卵のため、ご飯を思うように食べられないようなのです。
巣から出て来ませんし、がりがりに痩せていました。
無理もありません、ご飯を運んでくれる夫がいないのですから。
昼頃には体重が52グラムまで落ち込んでいました。
先生の、卵を産み切るまで産ませるという、指示がまもれそうにありません。
卵を捨ててしまおうか、迷ったのですが、ケケに強制給餌をして、
様子を見ることにしました。
午後から2回強制給餌をして、2回差し餌をしました。
ケケはよく食べてくれました、よほどおなかが空いていたのでしょう。
まだお腹には卵があります。
とにかく産んでしまうまではと、差し餌をすることにしました。
差し餌は、ブリーダータイプのペレットを砕いて、オリジナルフォーミュラと混ぜ、
暖かいお湯で練って、食べさせました。
 横の写真はそのころの巣の中のケケです。
 誰も教えないのに、一生懸命に卵を守っていました。
 偉いぞケケちゃん!!! 
 




この後、28日の未明に、4個目の卵を無事産みました。
差し餌していたのが良かったのか、体重はあまり落ち込んでいませんでした。
55グラムぐらいはあったと思います。
お腹を触ると、卵の材料は無くなっていました。
骨盤もだんだん締まってきているようでしたので、産卵も終わりかと、ほっとしました。
この日は一日、卵を抱いていました。
差し餌を一日4回しました。
29日、友人の薦めで、巣ごと撤去しました。
ケケは最初、巣を探していましたが、30分もすると忘れてしまったのか、
おしゃべりを始めました。
いつものケケにもどったようでした。
ケケの始めての出産で、気が付いたことです。
女の子をおもちの皆様、過剰産卵にならないように、
気をつけましょう。
卵を持っている時は、便秘がちで、うんちの回数は少なく、一回の量が多くなりました。
卵は、産んだら取ってしまう方がいいかもしれません(私の個人的な意見ですが)
友人などの意見を聞いても、産み続けると言うことにはならないようです。
卵は2個産んだあたりから抱き始めます、最初の卵を産んだときは、
遊んでばかりで、温めませんでした。
卵はだいたい一日おきに産みます、また産む時期は明け方、午前中が多かったです。
卵の材料がお腹の中に無くなると、骨盤が締まってきました。


[小桜インコの瞳に戻る][ホームページに戻る][前に戻る][次を見る]