作品9 「牛舎に帰る牛たち」
Cows Coming Back
to Their Barn P100号
道北(北海道北部)のどこかは忘れたが、国道沿いに絵になる牛舎を見つけた。近づくと人の気配もない離農跡に建つ牛舎であった。牛舎は重くたれ込める雲の下で寂寥たる
構築物として取り残されていた。ものの哀れを感じたのか、無性にこの牛舎をモチーフに離農前の人とウシの生活を描いてみようと思った。それがこの絵である。手前の馬は近くの牧場の観光馬、ウシとキタキツネはKiyoが働いている職場の出身、そして後ろ向きのつなぎの牧場主はKiyoその人をモデルにしている。
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