湯遊楽 「温泉日記」
温泉の簡単な分類の一例
温泉を分類するには温泉を分ける諸要件があります。一般的に、水素イオン濃度(pH)で酸性泉、中性泉、アルカリ泉と分類する方法がよく用いられている。 pH7.0が中性ですので、pH1.2ですと強酸性泉、玉川温泉となります。次にpH2.5那須湯本温泉などです。 一方、pH11.3ですと強アルカリ泉、都幾川温泉、白馬八方温泉となります。次にpH10.6桃源天恵泉などです。 温泉に入っての皮膚感や出た後の皮膚感はひとによっても違ってきますが、酸性線はサラサラとしている感じがしたり、中性泉やアルカリ線はヌルヌル、ツルツルと感じたりする。お湯から出た後はスベスベとした感じや温泉の成分が皮膚に残った香りががつづきます。満足させてくれます。
硫黄泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉の温泉というのが三大美人泉質と言われていわれ、草津温泉、蔵王温泉、那須湯本温泉、玉川温泉などの硫黄泉(酸性線)は、毛細血管を広げ新陳代謝を促進するため、シミの排出促進などデトックス効果があります。また、お湯から出ても肌に残っていれば美白や紫外線の防止にもなります。 炭酸水素塩泉は、炭酸水素塩泉というのは古い角質や毛穴の汚れを落して肌をなめらかにしてくれます。 硫酸塩泉は、炭酸水素塩泉と同じく肌をなめらかにしてくれる泉質です。 「たとえば酸性泉は、人間の体内は弱アルカリですからカラダの中に酸性のものが入ってくると外へ排除しようとします。だから酸性泉のお湯にはいるとカラダに酸性のものが取り込まれてきますから、老廃物とともに外へ出そうとします。」 「たとえばアルカリ泉は、人間は物を食べると酸性になるそうで酸性になっている人が湯のアルカリイオンが身体の酸性を吸収してツルツル感じる。ですから酸性になっている人ほどツルツル感じるそうです。」 そのほかにも重曹泉、塩化物泉、二酸化炭素泉などがあります。といわれています。 お好みの温泉に入って、自然から心と身体に元気を分けていただきましょう。
温泉を分ける諸要件 ☆水素イオン濃度(pH)による分類 (湧出した時のpH値) ○強酸性泉pH2未満 ○酸性泉pH2以上pH3未満 ○弱酸性泉pH3以上pH6未満 ○中性泉pH6以上pH7.5未満 ○弱アルカリ性泉pH7.5以上pH8.5未満 ○アルカリ性泉pH8.5以上pH10未満 ○強アルカリ性泉pH10以上 ☆泉温による分類 (湧出した時、又は採取した時の温度) ○高温泉42℃以上 ○温泉泉34℃以上42℃未満 ○低温泉25℃以上34℃未満 ○冷鉱泉25℃未満 ☆浸透圧による分類
○低張泉等張液より浸透圧が低いもの(溶存物質総量8g/s未満) ○等張泉等張液と同じ浸透圧を持つもの(溶存物質総量8〜10g/s) ○高張泉等張液より浸透圧が高いもの(溶存物質総量10g/s以上) ☆含有成分による分類 単純温泉(泉温25℃) 食塩泉(ナトリウム塩化物泉) 重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)単純炭酸泉(単純二酸化炭素泉) 硫酸塩泉(芒硝泉
石膏泉 正苦味泉) 鉄泉(炭酸鉄泉 緑礬泉) 硫黄泉(単純硫黄泉 単純硫化水素泉) 重炭酸土類泉(カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉) 明礬泉(みょうばんせん) 酸性泉(酸味があり、肌を刺激する温泉。酸性明礬泉、酸性緑礬泉など) 放射能泉(水1リットル源泉にラドンの量100億分の30キューリー単位(8.25マッヘ単位)以上を含む。俗にラジウム泉)
|