氏名 北野武(俳優のときは、ビートたけし) 作品名
監督 でーれーえぇが 「その男、凶暴につき」(’89)、「3−4×10月」(’90)、「あの夏、いちばん静かな海。」(’91)、「ソナチネ」(’93)、「キッズ・リターン」(’96)、「HANA-BI](’98)、「菊次郎の夏」(’99)、「BROTHER」(’00)
  どっちでもねーわ 「みんな〜やってるか!」(’95)
  おえりゃあせんのぅ  
主演 でーれーえぇが 「その男、凶暴につき」(’89)、「3−4×10月」(’90)、「ソナチネ」(’93)、「HANA-BI](’98)、「菊次郎の夏」(’99)、「BROTHER」(’00)
  どっちでもねーわ  
  おえりゃせんのぅ  
助演 でーれーえぇが 「戦場のメリークリスマス」(’83)、「JM」(’95)、「みんな〜やってるか!」(’95)、「GONIN」(’95)
  どっちでもねーわ 「夜叉」(’85)、「ほしをつぐもの」(’90)、「教祖誕生」(’93)、「御法度」(’99)、「バトル・ロワイアル」(’00)
  おえりゃあせんのぅ  
略歴    1947年、東京・足立区出身。1970年代後半、漫才コンビ「ツービート」の「ビートたけし」として漫才ブームの立役者の一翼を担う。映画俳優としては、大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」(’83)でデビュー。映画監督としては、「その男、凶暴につき」(’89)でデビュー。
総評    よく、彼の映画は暴力的な描写が多すぎると非難される。たしかに、彼の作品のほとんどがヤクザ物だし、不意をつくように圧倒的な力での暴力シーンが現れる。ただ、その目先のことにばかりこだわってはいけないような気がする。不意の暴力と同様、彼の作品の特徴として、不意の笑いというものがある。この静から動、動から静というのも彼の作品の魅力だろう。
 今回、「BROTHER」では、とうとう日本という制約を脱してアメリカでのロケに成功し、その暴力の陰にあるもの(哀しみと自己破滅願望と己の意地)を存分に表現したと思う。
 また、「菊次郎の夏」でも新境地を拓いたところだし、まだまだ引き出しはたくさんありそうだ。

 

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