邦題「BROTHER」
原題「BROTHER」
評者 |
評価 |
ひとこと |
ほーく |
4 |
破滅願望と己の意地、これがキタノワールドだ。 |
<コメント> |
北野武の映画は、いつもこうだ。と思ってもいいぐらいじゃないだろうか。すくなくても、己の意地というものはいつも強烈に伝わってくる。己の意地と保身とを秤にかけると、迷わず意地を通す。たとえ、その先に破滅が明らかに広がっていようとも・・・。そういう北野武の世界観には、とても強く惹かれる。なぜなら、ぼくらはどうしても計算してしまうから、打算ぬきでは動けないから。 キャストに関しては、文句なし・・・といいたいところだが、一点だけ。渡哲也親分だけはどーもねえ(笑)。それ以外は最良。もはや北野作品には必須アイテムな寺島進&大杉漣。キレてる加藤雅也。なんといっても最高なのは、やはりオマー@デニー。ラストシーンの彼の口からでた「BROTHER!」。これがこの作品の総てを語る。 最後に。なーんか変わったスーツだなと思ったら、そうですかヨージ・ヤマモトですか(爆) |
主演 | ビートたけし |
共演 | オマー・エプス@デニー、真木蔵人@ケン、加藤雅也@白瀬、寺島進@加藤、大杉漣@原田、石橋凌@石原、渡哲也@仁政会・組長、ロイヤル・ワトキンズ、ロンバルト・ボイヤー、ジェームズ・シゲタ、タティアナ・M・アリ |
監督 | 北野武 |
脚本 | 北野武 |
衣装 | 山本耀司 |
美術 | 磯田典宏 |
撮影 | 柳島克己 |
照明 | 高屋 齋 |
録音 | 堀内戦治 |
音楽 | 久石譲 |
編集 | 北野武・太田義則 |
助監督 | 清水浩 |
キャスティング | 吉川威史・ロビー・リード |
OST | 未購入。 |
2000年作品 | 114分 |