邦題「BROTHER」

原題「BROTHER」


評者   

評価  

ひとこと

ほーく

破滅願望と己の意地、これがキタノワールドだ。


<コメント>

 北野武の映画は、いつもこうだ。と思ってもいいぐらいじゃないだろうか。すくなくても、己の意地というものはいつも強烈に伝わってくる。己の意地と保身とを秤にかけると、迷わず意地を通す。たとえ、その先に破滅が明らかに広がっていようとも・・・。そういう北野武の世界観には、とても強く惹かれる。なぜなら、ぼくらはどうしても計算してしまうから、打算ぬきでは動けないから。
 キャストに関しては、文句なし・・・といいたいところだが、一点だけ。渡哲也親分だけはどーもねえ(笑)。それ以外は最良。もはや北野作品には必須アイテムな寺島進&大杉漣。キレてる加藤雅也。なんといっても最高なのは、やはりオマー@デニー。ラストシーンの彼の口からでた「BROTHER!」。これがこの作品の総てを語る。

最後に。なーんか変わったスーツだなと思ったら、そうですかヨージ・ヤマモトですか(爆)


主演 ビートたけし
共演              オマー・エプス@デニー、真木蔵人@ケン、加藤雅也@白瀬、寺島進@加藤、大杉漣@原田、石橋凌@石原、渡哲也@仁政会・組長、ロイヤル・ワトキンズ、ロンバルト・ボイヤー、ジェームズ・シゲタ、タティアナ・M・アリ
監督 北野武
脚本 北野武
衣装 山本耀司
美術 磯田典宏
撮影 柳島克己
照明 高屋 齋
録音 堀内戦治
音楽 久石譲
編集 北野武・太田義則
助監督 清水浩
キャスティング 吉川威史・ロビー・リード
OST 未購入。
2000年作品 114分
 

http://www.cs-tv.net/pia/200012/m001232.html

http://www.office-kitano.co.jp/brother/