エンジン始動準備・1
<エンジン始動に向けてキャブを掃除しましょう!>
バモスをイジるのは今回が初めてなので、 チョット緊張です。 荷台のエンジンフードを外すと、このように キャブレターがカバーされた状態で現れます。 カバーは(+)のビスでとまっています。ミゾを ナメないように慎重にドライバーで緩めます。 緩める前にCRCなどの潤滑剤を吹いておく とチョット効果あり!です。 |
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カバーを外して現れたキャブはこんな感じで す。 ん〜っ!さすがに10年以上放置されて いた、って感じですね〜。見た目は悪くても、 ちゃんと作動すれば問題ないのですが・・・。 とりあえず、キャブは分解、清掃といきまし ょうか? このままガソリンを入れるのも気が 引けますし・・・。 |
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まぁ、問題なくキャブは外れました。初めて イジるクルマでもどうにかなっちゃうところが 面白いトコですね。この時代のクルマは・・・。 NやZをいじった経験がありますから似てる って言えば似てるんですけど・・・(っていうか、 ほとんど同じ?) こーゆー構造が簡単なクルマに慣れちゃう と最近のクルマはいじれません。ボンネットを 開けただけで「はい、ご苦労さん!」って閉めち ゃいます! |
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外したキャブです。インシュレーターは大丈 夫のようですがドレンのホースなどは硬化が 進んでカチカチです。これは要交換ですね。 今度、ホームセンターに行った時に買っておき ましょう。内径寸法をメモしておきます。 |
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こちら側から見ても、かなりの年季の入りよ うです。(当たり前か・・・) ジェット類が詰まってなければいいのですが ・・・。まずは外観の掃除からいきましょうか。 |
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今回、洗浄にしようしたのは”KURE”ブラ ンドの”CRC フォーミング エンジンクリー ナーです。 ホームセンターで700円弱でし た。 初めて使うケミカル剤ですが、果たして 効果があるかどうか・・・。この手のケミカル剤に は何度も裏切られているのでチョット心配です。 吹き出すと同時に泡状になります。すぐに流 れ落ちる液状タイプに比べれば期待ができそう な気もしますが・・・。 |
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反対方向からもまんべんなく吹き付けておき ます。このまま5〜10分程度置いておきます 。何だかSF映画にでてくる異星人を連想させ ます。 待っている間にエンジンバラし中の、 MDのエンジンにも吹き付けておきました。 10分程経過したところで、ブレーキクリー ナーを吹き付けてみると・・・ |
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あの汚かったキャブがここまで綺麗になりま した。1度吹き付けただけでこの状態です。 なかなか、効果あり!です。新品状態、とまで はいきませんが、綺麗なアルミ地が蘇えりまし た。ブラシ等でゴシゴシやらなかった分、自然な アルミ地だと思いますが・・・いかがでしょうか? |
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反対側もこの通りです。金色の亜鉛メッキ部 分も本来の色を取り戻しています。 |
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インシュレーター部もツヤツヤになっちゃい ました。まぁ、この部分は一時的なモノかもし れませんけどね。 このくらい綺麗になれば、 バラす気にもなります。 このケミカル剤、わたし的には”買い”です。 |
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まんべんなく吹き付けたおかげで、ダイヤフ ラム部もこのように綺麗になりました。 |
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作動は良好のようです。 右下のピンを外してポンプロットを外さないと フロートチャンバーが外れません。 外したピ ンは新品に交換です。 |
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バキュームシリンダーを外すと、バキューム ピストンスプリング、サクションピストンが、 現れます。 |
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サクションピストンからジェットニードルを抜 きとります。 曲げないように丁寧に扱います。 ここでジェットニードルに”曲がり”があれば 即交換ですね。 |
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ジェットニードルの汚れが目立ったのでやさ しくお掃除です。 間違ってもペーパーなど かけてはいけません。 私は細目のコンパウ ンドをウエスに少量だけつけてかる〜く拭い てあげました。 これだけ光れば充分でしょ う。 |
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今度はフロートチャンバーボディーを外しま す。 ビス4本で止まっていますので(結構硬 く締まっている・・・)、ネジの頭を痛めないよう、 慎重に外しましょう。 |
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フロートチャンバーボディーを外すと、この ようにフロートが顔を出します。 |
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各部のコンディションをチェックしながら、慎 重にバラしていきます。幸いどの部分にもダメ ージは見られませんでした。 右下のフロートアームのピンを抜く時にキズ |
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ニードルジェットを外す際、普通のマイナス ドライバーだとナメてしまったりしてNGです 。 私はむか〜しホームセンターで買った、 8本セットのドライバーの1本をニードルジェ ットの(−)に合わせて削って使用しています。 各部の詰まりを点検してOKならば、また組 <つづく> |